第三十五話「天使の輪」
※イメージソング
Henceforth / 梓川×弱酸性×はるみん。 (cover) https://youtu.be/980nU7TqriU?si=AtSiNnUtnkxoShfn @YouTubeより
KODO https://music.youtube.com/watch?v=B-Ul35It8AA&si=fOjm1bMsHC_W7U_I @YouTubeMusicより
人は人として立たねばあらねど、されど人は時に間違い誰かを責める。
だが往々にして、他人の所為にするが、その場合大抵最初に他人の所為にした奴が原因の場合の方が多い。
もし君が他人に責任を押し付けられて苦慮してるのであれば、其れはその人の所為じゃない。
だから気にするな。大体は、はじめに異端審問で魔女狩りをした奴が悪い。
廻りまわって、全ての原因を押し付けられた君ではない。
何故ならば人は恐怖と責任に恐れて、自らの不安を他人に押し付ける。でも、それでも自分の所為だと黙って
石を受けていた。誰かの所為ではない。
よく見ろ、今まで観測した状況下で、非難された彼が完全に悪かった事が、如何ばかりあったのか?
当たり前だろ、率先して他人の代わりに石撃ちを受ける人に、何の責があるのか?
これは祈りと詩を唄う。希望と諦念の叫びだ。
既にこの世は、悪しき天使の環に支配された世界
されど、天使の環を崩すは、神でも悪魔でもなく、あくまでも、唯一人の人間の指先が踊る、その引鉄に賭けられている。
何かの翳に怯える者どもよ、高らかに詠え、許されざる者への祝福を唄え、
其処に在るモノが、平穏に紛れた醜悪なその姿をさらせ、約束された安息の地など此処にない事を知れ、
闘わずして得られる平穏などない。
お前らは一度であったとして闘ったのか?ただ誰かの翳に隠れて、怯えていただけじゃないのか?
嗚呼そうか戦わない奴らは戦った誰かを嗤い、作られた平和を唾棄にする。
もしもそうでないと誓えるのであれば、震える手足に力を入れて、自らより大きな存在へと立ち向かえ。
震えているのは私か貴方か?そのどちらだ?
真に闘う意志がある者だけ、操り人形の支配される傀儡の糸を切り、此処に集え。
此処に代わりに戦ってくれる誰かはもう居ないぞ?
何の代償も払わず、平和を謳歌する者は、其の平和を棄損し、甘受しながらも容易くそれを捨てる。
彼はもう誰の為にも闘わない。...以外の為以外には。
何故ならばこの世の全てが、彼を討ち捨てたから、だから、代わりに私が立とう。
ギベオン、今一度貴方に祈る、星の祝福を今ここに、
虚脱を奪う骸と化して、この詩を唄おう。無法者の詩を。
あんたらは違うだろ常に戦い続けて居たはずだ。真に恐れるべきは己の愚かさだ、其れ以上でもそれ以下でもない。
しかして、幕は上がる。
・・・
・・・
・・・
調停により、一先ずの決着を見たサハラ草原とオデッサの軌道エレベーターでは、戦闘の余波による損傷の本格的な修復作業が始まっている。
ストラーナとレグヌムのそれぞれの勢力はカルぺ・ディエムの監察官を受け入れたモノのその暗闘は続く
「和平締結まで、約三ヶ月...思ったよりも長くかかりましたね。隊長。」
「いや、うちらが介入して3か月は長いが、本来なら、短い方らしいぞ。まぁここ20年での紛争でそこまで長期化するのは少ないが...」
「それよりも...」
誰かの為に犠牲になろうとした君にお願いがある。
君にして欲しい。此の枝を...
それまで、行動を共にしていた《トリナーツァティイ・ズヴェーリ》に対し終夜=ナイトワーカーは、
いつものように、その手に分木の枝を《ストラーナ》への亡命を希望する随伴する家族と共に、船を降りる彼らに対して、餞別として手渡す。
ぶんぶんと手を振る。ユウ=スクリームと、ぶるぶると黙って男尻を振動させるハンザス=フライハイの両名の見送りを以て、
離れ行く人々との別れを惜しみながら、遠き夜空の仕事人は次の場所へと転戦する。
数か月の猶予期間の間、終夜=ナイトワーカーらは、
おい、そこのお前...この男尻は知っているのか?
スッと半分に千切られた写真を見せる。
「男尻だと?!男尻は男で有る事だけは分るが、ピンボケもしてるし?恐らく50Hzで震えてるな...それ以外は何も分からん!?!」
そうか...無念の手がかりのない状況に於いて、終夜=ナイトワーカーは、離れ離れになった副官の安否を思う。
チッ時間が惜しいだが...ギベオンとの相互リンクが切れてから8時間...。
作戦決行...14時間前
・・・
突如としてギベオンの静止軌道上に現れた。天使の環の如き威容は、
それまで、クラインベルト《微小境界領域》に存在する重力の拮抗点たるその場所に停留され、厚い防御線と陣容に守られ燦然と輝く光を放ち、
その姿をその大地へと照らし続けていたものの突如として、行動を開始。
...ギベオンからの援護射撃の射線を読まれたか...
・・・
それは、その劇的な状況変化に陥るまでの長くも当人に対しては短い時間、剥がれ往く欺瞞と善意を前に、悪逆と罵る者どもは、結局、誰一人責任は取らず謝る事しかいない。
どっちら果たして欺瞞を述べて居たのか?明白だったとしても、どちらにしても何も戻らない。
「ところで、隊長、次の目標は、どこでしたっけ?」ハンザスが、ロシナンテ内の待機所において、ギベオン産の出来合いの戦闘糧食を口にしながら語る。
「そうだなぁ、長い事調査していたギベオンの解析が、漸く先日終わった。」
「前回の戦闘と軌道エレベーターの修復作業と、その稼働状況で得られた情報を以て演算された結果は...」
「軌道エレベーターの稼働率が...以前の20%を下回ってる。これではいずれエネルギー不足を生じかねないレベルだ。」
「ギベオンの観測では、何かが奪われたとの回答だが、何が奪われたかについては、未だ答え合わせの答えてくれない。」
「あー忘れてましたでござる。ギベオンは、予め答えを知っている訳ではなく、断片的な情報と事実を組み合わせて、予測して断定している。答え合わせが無い限り、何も知らずに予測しているだけという訳ですな。」
「で、ギベオンは何と?」
「世界的に勃発した核ミサイルの攻撃は、その射出点の凡そを射線から逆算したものの其の全てが、射出目標は既に移動して居る事を示してる。どれも洋上及び、空域から射出されていた事を示している。」
「状況的には、レグヌムかクピドレスの仕業であろうが...土地を取り戻す大義名分があるレグヌムは自国の関与を否定し無関係を表明その可能性は低い。何より自国の軌道エレベーターも狙われている。偽装工作の可能性もあるが、其の線は薄いな。する意味がない。」
「となれば...条約破りをしているのは軌道エレベーターを保持していないクピドレスの仕業と観るのが自然かと?」
「いくらなんでもナノマシンによる浄化で除去できるとは言え、核兵器を標準装備する手合いが居るとは思いたくないな。」
「隊長、隊長、アイス食べて良い?」ユウ=スクリームが質問し。
「隊長、隊長。男尻出して良い?」とハンザスが合いの手を入れる。
「却下」
「「そんにゃぁぁぁーー。」」
「えっもう、半裸になってるのに?!」
「それはそう。」とミカンガムが反応し
「隊長、歓談中、申し訳ありませんが、此れより本艦は北大西洋を抜けて西回りに北アメリカ大陸へと向かいます。」
「ギベオンより、次の依頼人の情報が入りました。」通信手であるナンニシ=ヨウは、
待機室で談話する四人に対して、艦内アナウンスで告げる
「了解、待機状態から、DEFCON 2(デフコン2)の出撃可能状態へと、各自警戒を緩めるな。」
「二番隊はどうか?」
「手はず通り、現地の補修作業を手伝っています。我々は先行して次の戦場へ向かいます。上手く行けば北米で対応していた三番隊と合流できそうです。ただ、ギベオンからの観測は出来ているんですけど定期連絡が、遅れてますね」
「そうか、無事だと良いのだが?ミー?機体の整備は?」
「隊長、ばっちりだよ。数日連続稼働しても不都合がないぐらいばっちり仕上げてる。」
「ただ...」
「判ってるこれよりレグヌムの支配地域に入る、北アメリカ大陸は久しく足を踏み入れてない、」
「隕石の落下あとの傷痕があるものの《星屑鉄鋼》(スターダストダイト)の産出場として、
表向きでは中立地帯となって居る《黒曜鉄鋼》(ブラックライト)の主な産出国を抱え、各国との共同統治が進んでいる南米も実の所、裏では、レグヌムと手を組んでいるという噂もある。
となれば、レグヌム軍が、あれだけの戦力を保持している理由も推測できる。
問題は何故、其れだけの下地があるにもかかわらずクニャラ・ウル《寒気の都市》でまるでやる気のない
難民への支援と防衛の手抜き対応に対して疑念が浮かんでくる。
ここ数年渡り歩いた戦場では良くある光景で感覚が麻痺しているが、そこに何かがあるのかもしれない。
「レグヌムの勢力圏内を通るという事は...なんらかの妨害が生じる可能性がある。となれば、問題となるのは...」
次々と、念の為にとノーマルスーツのヘルメットを手にし、用意された機体へと雪崩れ込んでいく。
その姿をハンケチを振り振り見送るは...ユウ=スクリームの姿...
「いや、君も行くんだよ!!!」と突っ込まれながらも渋々と四名のパイロットたちは出撃準備へと入る。
固定武装と、獲物となる基本武装の多目的ライフルの弾倉に各部武装の動作チェックを試み、
更なる各機に分かれて装備されてるそれぞれの武装についても、稼働状況の確認を行う
「兵装の動作チェック、オールグリーン。稼働翼及び推進器の動作も正常。間接部アクチュエーターにジェネレーター稼働率98%を推移してる。問題無し」
「右に同じ」
「右に左に同じ」
「アイス美味しい」
「おいぃぃぃ一人だけ返事がおかしい奴が居るぞ?」
「てへぺろ(・ω<)」
「オペレーター、レーダーや熱源反応、画像検知と動体検知による自動索敵を開始。各員、この状態のまま、待機。」
「隊長は、青葉姉さんと何を話してたんですか?」
「僕は...それは...ギベオン経由で話したけど、他愛もない話だったよ。」と、且つての談話の記憶を思い出す。
・・・
・・・
・・・
|ω・`)ノ ヤァ
「ギベオン...」
「来たか...若人よ。」
「あら?終夜」
「おや青葉姉さんもか?ここは相変わらず静かな時間が流れるね。」
「私は、まだギベオンとのリンクには馴れないわね。」
「姉さんは相変わらずだ。」
「私は、クピドレスだからね。老化と言う概念がないの」
「だから外崎さんとも上手くいかなかったの?」
「それは...」
「若人よ...今はその話をする時ではない、他人への詮索者は嫌われるぞ。追いかけまわされて好きになる奴は居ないし…」
「プライベートを嗅ぎまわられて好意的になるような、人間は居ない。」
「自分から相手に嫌われる行動を行って嫌われて、なんで嫌うのと言うのは、そもそも殴ったのに殴り返されて何故好きになってくれないのと言うのと同じだぞ」
「雑談はそれくらいで、先の戦闘からの戦局分析は終わった?」
「凡そ、撮影した画像分析から凡その事は分かった。Third wheel《お邪魔虫》との交戦記録によるデーターベースが解放されていないから気付くのが遅れたが、奴らの狙いは...軌道エレベーターの核となる...だ。」
「奪われたのは恐らく...だ。」
「世界的に勃発した核ミサイルの攻撃は、その射出点の凡そを射線から逆算したものの其の全てが、射出目標は既に移動して居る事を示し。どれも洋上及び、空域から射出されていた事を示している。」
「状況的には、レグヌムかクピドレスの仕業であろうが...土地を取り戻す大義名分があるレグヌムは自国の関与を否定し無関係を表明その可能性は低いはずではあるが...恐らく、そのどちらでもありそのどちらとも違う。ストラーナの自作自演の可能性すらある。」
「そしてあの国からは、且つてのマレディクトの難民を受け入れてはいるが、素材として消費している恐れがある。」
「それじゃぁギベオンあの少年と家族は??!!」
「終夜抑えて」
「でも、青葉姉さん?!」
「坂東地域から移動中の五番隊が、フォローにはいるわ。あそこは、クピドレスとの繋がりは薄いからね、合流迄の護衛は、貴方がやって。其の後は彼らが引き続くから。」
「外崎さんが?其れなら良いけど、そんな事が分かってるなら今のうちに...」
「そんな事になったらどうなると思うの?相手に逃げられて尻尾を掴む事が出来なくなるし、和平が崩れる。」
「ギベオンから観測した情報ではレグヌムにもクピドレスと繋がっている存在が居る。恐らく狙いも...であろう」
「しかも今は推測の域を出て居ない...条約破りをしているのは軌道エレベーターを保持していないクピドレスの仕業と観るのが自然でしょ。」
「ギベオンの予測演算結果では、クピドレス単独での可能性が58%レグヌムが8%ストラーナの関与が20%、三勢力による共謀が14%に推移してる。」
「今は、動向を見守りつつ、最有力であるクピドレスの線を追いながら、奪われた...の奪還を行うのが良かろる。」
「いくらなんでもナノマシンによる浄化で除去できるとは言え、核兵器を標準装備する手合いが居るとは思いたくないな。恐らく移動型の砲台となる様な艦船か機体が現存するはずだが、それを維持できるのは...」
「今は、セカンドアーヴルは、動けない。固定砲台として使うぐらいならまだしも、且つての戦闘で凡その戦力を失っているからな。しかも現在は、宇宙に上がっている。地上の問題には、介入するのは難しい。」
「現在、奴らに対抗できる戦力はThird wheel《お邪魔虫》と、遠き夜空の仕事たる。君たちにしかない。」
「判ったよギベオン。僕らに任せて置いて、きっと奪われた...を取り戻してみるよ。」
...
...
...
「(*´Д`)はぁ~なんでこんな状況になってるんでしょなぁ~」
「今日も、男尻がテカテカお茶がウメェえ。」
「なんで、ハンザスたそ、ご機嫌なんだ?」ユウ=スクリームは、ご機嫌に鼻歌を奏でるハンザスに対して疑問を投げかける
「嗚呼、さっきギベオンに頼んで奥さんと、連絡取れたからだろ?うらやましい限りだ、僕もアゼリエールとお話したいよ。」
そしてそれは大西洋洋上から、アメリカ大陸東海岸付近で起こる
「隊長!!」艦を預かるフー=ワズーヒーが呼びかける。
「なんだい、艦長。」
「オペレーターが動体反応及び、高熱原体を確認。各種兵装による弾幕およびチャフ及びダミーバルーン放出後、急速回頭右45度。続けて、本艦は、此れよりバレルロールを行いつつ、回避。タイミングを合わせて、迎撃に出ろ。」
「各員、舌を噛むなよッ!!!!」
罹るGを船体から生じる慣性制御をフル稼働し、逆転する空を仄かな陰影を刻みながら、続くミサイル弾頭の冴えが、滑り込む
艦船の動きを捉えきれず、放出されたチャフと熱源を備えたダミーバルーンに向かって走り、
火の華を咲かせて霧散する。
開口する、《ロシナンテ》の下部コンテナより、可変起動する射出レーンに、生じる電磁加速を受け、浮き上がる機体と共に過大なGをその身に受けつつ機体の電磁シールドと重力アシストの補助を受けて、前進する船脚早き艦船より、まずはフラッグシップとして
敵の注意を引き付ける為、一番目立つ...
「Third wheelサード・ウィール《お邪魔虫》...終夜=ナイトワーカー、パラートゥスム出るぞッ!!!」
ギベオンより供与され各種ミサイルや火砲に重機関銃を満載し爆装状態の機体バランスを保持するために増設された補助推進器が、機体背面部に展開。
光り輝く、陽光を纏い。
重装備の機体が、ダミーバルーンとチャフによる援護を受け、本来、戦艦の軌道として成立しない高速機動を繰り返す中、
無数の弾痕が、《ロシナンテ》の防空網を抜けて迫る。
直撃する弾痕が照射する一閃を纏い、出撃する瞬間に投射される中
既にその銃身を大型狙撃銃アンガーバレッジへとその姿を変え、出撃体制に入ったThird wheelサード・ウィール《お邪魔虫》を操る
終夜=ナイトワーカーは...
焦らず、躊躇う事なくその引鉄を引く。
アンガーバレッジより吐き出される大口径の粒子砲の一射が、迫る光の柱を撃ち抜き、《ロシナンテ》の直近で炸裂する。
その余波を圏域防御により防ぎきると、波状攻撃の隙間を縫って
まずは、第一陣の終夜=ナイトワーカーは、クイックモードを発動。自機を加速用のレールから離脱し、その身体を船体に沈めて、
0と1の狭間に滑り込むと、敵の狙いを外し、射出シークエンスを無視し、《ロシナンテ》下方をすり抜け、
攻撃に晒される事なく、其の身を顕わにする。
と、
同時に、機体ペイロードと武装コンテナに満載される。圧搾穿孔弾を完全開放。
敵機からの攻撃から逆算し、その目標の姿を計測。その距離、20000...センサー範囲内だぞ?観測手は何をやっていた?
いや、優秀な彼女が見逃すはずがない。と成れば...何か此処まで接近を許したタネがあるな?
放物線を描き放たれる。飛翔体の雨は、稼働する。火砲とガトリング砲の冴えが、見渡す視界の中で、
無数の弾痕と音速を超える実体弾の隙間を埋める様に、大型狙撃ライフルの破劫が、戦場に置いて響き渡る。
制圧射撃による。敵の攻撃が途切れた隙に、アンザス=フライハイが出撃、次点でユウ=スクリームとアルトバース=ミカンガム
の僚機が、味方の援護に守られながら、各種武装を施されたCarpe Noctem (カルペ・ノクテム)射出されていく。
此れより開催される戦闘に置いて既に切り札の一端を切った終夜=ナイトワーカーに残された時間は四分強。
単騎による飽和攻撃が、敵機より襲い掛かる鋼の牙を撃ち落とし続ける。
その中心地に存在するThird wheelサード・ウィール《お邪魔虫》のコックピット内部に、交戦記録によるデータ解放を知らせるERRORとアラート音が鳴り響く。
想定していた敵機とは違う異物...を感じ取り、
Carpe Noctem (カルペ・ノクテム)D型アンブレイクシールドを装備したハンザス=フライハイが、母艦への攻撃を防ぐべく
その頑強なる装甲を纏ったアンブレイクシールドによるナノ・テク障壁を展開。その蠢動する障壁の隙間から銃口を突き出し、
銃撃戦の華を咲かせる。
Carpe Noctem (カルペ・ノクテム)C型とE型の装備を保持したまま。それぞれブレードライナーと狙撃戦用のデュオ・クァンタム・ランスを保持したまま。隊長機と同じく実装するパラートゥスムより、援護射撃と迎撃の一手を打つ。
母艦であるロシナンテの下方、情報より火砲の瞬きが繰り出され、遅れて着弾する弾頭の華が、
様々な彩を見せつつ、迫る敵機に対して降り注がれる。
ナンニシ=ヨウは、ロシナンテに備えられたあらゆる観測機器を駆使して、時にギベオンのアシストを受けながら
その存在を探し続ける
「おかしい。衛星軌道上のギベオンと空中のロシナンテからの観測が出来てない。ギベオンの軌道状況から見ても、死角は、このタイミングではなかったはず...何故、見つけられなかった?」
今も、ギベオンは沈黙したままだ、危機を知らせてくれない...
はっとして、ギベオンとの相互リンクを切断し、敵性体の位置をロシナンテの動体センサーやレーダーのみに照準を絞ると...
その今まで隠れていた敵の姿が顕わになる。
距離20000...隊長の計測範囲と合致する間違いない。
「敵目標は...データーベース照合...不一致。Unknown。先行する一機と、随伴機と思しき2機の姿。速度そのままで突っ込んできます。」
「過去のデーターベースを含めて再建策。随伴機は...確認できました。68%の確率で、...と断定」
「各機より僚機に伝達。ギベオンのリンクがジャックされてる可能性があります。急いで戦術リンクを切ってください。目が塞がれてる。」
「なんだと?いったいどういうことだ?」
「判りません。あくまで推測の域を出て居ません。情報がが不足していますが、ギベオンとの相互リンクを切断後、敵影を確認できました。」
チッ
一体何事だ?確認する術が無い。この状況に於いて確かなのは危険を知らせる直感のみ。
その形は大型のかつての戦場で覇を唱えし、その威容が、その実寸を通常の起動兵器大へと、ダウンサイジングされ、火砲となるその吐息が
回避運動を繰り返す《ロシナンテ》へと迫る、
迎撃の機体の象眼から放出される。レーザー光による迎撃の一射がその勢いを増しながらも、互いの攻撃を打ち消し合う。
センサー類に映るその先頭をいく機体の姿は、その遺憾を叫ぶ衣冠なきその姿に、流線形の頭部から後方に流れ生えたツインアンテナに、
肉食恐竜の如き牙と口腔を開き、そこから覗く四ツ目の光が二色の光を交えて、此方の姿を睥睨する
制動する可変機構を備えた脚部より更なる輪唱する様に環を紡ぎ破劫を輝かせながら、実寸を超える程、羽ばたき展開される。
花弁の如き...は先端を突き出す様に堅持するその胴体部と、特徴的な左右の前腕に収まった、トンファー状に折りたたまれたブレードの
代わりに其の短銃身の砲門より、連なる光の光鞭の刃と、砲撃の数々を放ちながら接近してくる、
一斉に放出されるは、ファルクスクアロの輝き、喪われては、補充されるその鮫の歯にも似た、【falcis】の一団が
互いに組み合いながら、その銃身の向かう先を中心点として、光のラインを描き、此方の攻撃をシャットアウト。
次々と命中するも、其の損傷は軽微
チッ...
「隊長、対象の構成素材を共鳴反応から、構成素材を《黒曜鉄鋼》(ブラックライト)製と断定。遠慮なく墜としてください。」
「それは分かってるんだけどね?敵の防御が厚い。しかも、アンガーバレッジとデュオ・クァンタム・ランス一撃も、防いだぞ?」
(粒子系の攻撃に絶対の防御を誇るのか?いや、恐らく違う。この感触は...)
機体のディスプレイ上には、赤文字の危険を知らせるアラートと共にERROR表記に撃尽くされたそれに...。
メッセージが浮かぶ...《アンレグルス》(UnRegulus)...。我は、無冠の王…
「糞ッやっぱり、語られぬ者か?」
機体のピッチを上げて、機体と船体を急上昇からの高速離脱の動きを魅せるが、その機影の両手から延びる。光の光鞭が薙ぎ払う様に、
《ロシナンテ》へと直撃する。
圏域防御機能により展開される光波防御帯と拮抗する様に火花を散らし、船体と繋がる先に踊る機影の縮尺は十倍以上の差があるモノの推進機構を全開としても抗ずることなく
その船体が大きく前方へ引かれ、振り上げられるその手に合わせて、バランスを崩し、 前転...実質転覆に近い勢いで惹かれ、
光鞭を途切れさせる為にハンザスは、機体の制動を掛け、光のラインへと頑強なる装甲を纏ったアンブレイクシールドを
盾にした、ナノ・テク障壁でそのラインを断ち切ろうと此処と試みるも、勢いのまま吹き飛ばされていく船体を見送りつつ、突撃体制へと入る。
その光景に...唖然とする僚機達は、正気を取り戻し勝機を胸に全身を震わせ前進を開始、
「ユウッ、ミカンガム。ハンザス機とロシナンテをカバー、こいつは僕が抑える。」
一機に操縦桿を倒し、フットペダルを踏み込むと加速軌道へと突入していく。
光の稜線を描き、推進機構から吐き出される粒子の光が、陽光と反応し、虹の色に輝かせ飛翔する。
目立つ動きを魅せるその姿に、
操縦席で、沈黙する何者かは、不敵に笑い。声を上げる。
「お嬢ちゃん...ダンスを踊ろうかい?」
握る手と手から紡がれるは、短銃身の銃口より吐き出される。光鞭を繰り出し、
機体ぎりぎりの距離を擦過させつつ、触れる装甲と反応し、僅かにその姿を削りだすも流れる光を越えて、
機体を傾け急制動を駆け回避軌道を取りつつ、大型ビームライフルよりの狙撃戦を仕掛ける。
繰り出す光の銃火をその撓む刀身を煌かせ、狙撃の一撃を打ち払い。
その手に掲げた左腕より繋がる《ロシナンテ》の姿を放り投げると、
空いた手掌より二条目の光鞭を解き放ち、一射目を目算で避けると、
二射目をその刃で弾き襲い掛かってくる。
その姿に、更なる前進を試み、光の波が波涛と銃火が重なる時、衝突する雅歌が、
空に木霊する。
飛散する光の残骸が、無数の火の粉となって降り注ぐ。
光の鞭は、告げる戦鐘の音を響かせ、その光刃を上下左右に振り迫り、逆進を掛けつつ、機体の上下を変えて急降下ならぬ
急上昇へと体を入れ替え、歯を食いしばり、叫ぶ声すら殺し、逆に上昇する僚機の姿がコックピット内のスクリーンの視界の端へとその姿が目視できる。
このまま敵を引きつつ、狙撃戦を仕掛けるも、敵の随伴機...且つての《クシェドレ》と《イルベガン》を一回りも二回りも小振りにした
機影が、相対する二機の交差点の前方に踊り出ると、防御の一手を引き受けるとそれに合わせて、防御として展開していた
ファルクスクアロの刃筋輝く刃が、急加速を以て、狙いを引き付けるThird wheel《お邪魔虫》へと
奔り向かう。
重力に引かれる加速度を以て、下降し、迎撃として放出する。実体弾を投射。増加装甲及び機体に現存する。
圧搾穿孔弾及び粘着性捕縛弾、更には散弾式弾頭を熱源、画像動体センサーを行使する。誘導弾による牽制打を叩き込む
迫るファルクスクアロが、弾体と接触し、溶断と誘爆を繰り返し、無数の華を咲かせながら、
逆落としに、降下する中、終夜=ナイトワーカーは...
初弾の圧搾穿孔弾で其の勢いを止め、二段目の粘着性捕縛弾で、目標を留めると其の足を止めたファルクスクアロに対して、
前方に投射される散弾を以て、三段式の攻撃を加え、撃ち落とし無力化...
再起動迄の時間を稼ぎつつも、射撃戦を展開。
更に、粒子攪乱幕を投射し、敵影から忍び寄る光鞭への干渉を試み、急降下からの楕円軌道による再上昇を試みる。
以前、試みた地球自身を利用した超距離狙撃は...ギベオンのアシスト無しでは成立できない。
機体の再上昇からの一射、二射、三射と続く狙撃ライフルの輝きは、依然として防御を担当する機影に阻まれ届かない。
高度を落とし地上へと近づく中、二機の機影の姿が、様変わりする。以前として獣を模したその姿から、二足歩行の人型の起動兵器へとその姿を変える。
且つて、古き神話に語られた多頭の人食い怪物を指示すその言葉に、機体各部から突き出した角から展開される、その巨体を覆うほどの光の幕、
360°の死角なしのその多重展開される防御を誇る。巨体は見る影を無くし、通常の起動兵器大の大きさであるそのフォルムから
開放されるかのように機体の発振器となる其の突起を都合四つの大型のモーニングスターへと変じさせ、有線式のそれを操り、防御の一手とする中、同様の変形を魅せる。
竜の頭蓋は、大きな右腕となり、尻尾を乱すその姿は左腕へと、其の背の中央より迫り出された、頭部には、深紅の輝き燃える相貌が、
此方へ向けたその右腕より吐き出される。無情の粒子の奔流は空の大気を焼き焦がし、周囲にオゾンが焼ける匂いを際立てつつ、
上昇へと転じたThird wheel《お邪魔虫》へと迫り、その流れ球が大地を焦がし、駆け上がるその背は、無数のチャフとスモークをまき散らし、
急制動を駆け、回避と防御の二択を迫られるも、自身は第三の選択肢を選び取る。
その足下に対して迫るその攻撃に、タイミングを合わせつつ、其の得物を空中で組み換え、展開と集合を繰り返した《ファルクス・レフレクトール》と、銃身状の《トゥブス・ファルクス》
は、発射筒、照準装置、中央部のトリガーをハンドガンで形成し、グリップ・ショルダーレスト、大型の狙撃ビームライフルから、
装填するは、ファルクスに収められた弾薬の数々や本体事態を弾頭として、撃ちだす空中換装変形を繰り返され、顕現するは長方形のロケットランチャー、ボルクド・レーゲンの威容。
狙いを付けて投射される実体弾の波は、その熱量を伴った竜の吐息の如き破劫を真正面から捉え、そして接触と同時に、どこかへと転送。
敵機の背後より同様の光が、今まさに吐き出し尽くさんと吠える機体へと直撃する。
狙い通りの制動と反撃の一打が命中する。
それでもコンソール上では、危険を知らせるアラートが、がなり立て、その画面上には、《熱赫弾頭》を確認。影響範囲を周囲数十キロを影響範囲と測定し、その危機を知らされてくる。
その文字列に対し、核弾頭との違いに、一瞬判断が遅れる。
もしも敵の装備が核弾頭であるならば、全て起爆する前に撃ち抜く必要があるが、未だ撃破に至らぬ二機の防御と牽制が邪魔でこちらの弾が届かない。
ギベオンからのアシストも無く、打つ手が限られる中、開放されるデーターベースの情報を元に、反転攻勢へと転じる隙を狙い窺い続ける。
前後左右に、バレルロールと前転を繰り返し、震える機体を制御しながら、映るスクリーンの端に照準合わせを機体を掠める。熱線を回避。
更には膨大なる熱量を誇る無数の弾体...は、三発...散発的に放出される弾道に、併せて、狙撃戦による撃ち落としを行使するべく、獲物をボルクド・レーゲンから
手数を考慮してのアングリフ・シュトゥルムレーゲン(突撃する豪雨)へと、獲物を分離終結を果たす。
一瞬それまで視線を集めていた目立つ発光す機体色から、ブラックアウトする様に、黒く紺鼠色に彩り、それと同時に、
動体熱量画像、それぞれのセンサーの感知を妨害する、粒子による阻害により、効果範囲を限定化された敵機の索敵レーダー範囲からその姿を隠し消えた瞬間にと、
粗目の狙いを付けて、放射状に放たれる光のラインは、その破劫を撓垂れ撃つ重厚から放たれ、時間差でその射角を曲げ、目標に対して追尾するかのように
放たれる銃撃の一射が目標へと届く。
その基部を撃ち抜いたと同時にその弾頭に保存されていた膨大な熱量が解放され、衝撃と爆風が、爆心地を中心として、同心円状に、周囲の機体や船体を巻き込み、
漸く体制を整え反転攻勢へと向かう《ロシナンテ》と遠き夜空の仕事人一同の眼前に巨大なきのこ雲がそそり立つ、威容を眺め、
ハンザス=フライハイは、後の事を、ユウ=スクリームとアルトバース=ミカンガムの二人に任せると、防御陣形を敷くナノテク物理シールドを先鋭的な形状へと変質させ
一発の砲弾...ならぬ銃弾と化し、飛翔し、僚機への援護へひた走る。
「糞、一体何だったんだ?簡易式のスプーマと重力アシストが無かったら死人が出て居たぞ?ダメージコントロール。破損部位と負傷者について報告送れッ!!!」
「船体へのダメージ軽微、負傷者数名。戦闘態勢への移行、問題無し。砲撃戦できます。」
「各座砲塔、前進と共に狙い撃て、弾頭及び砲撃は、ナノテク弾頭及び転送弾へ換装、敵機への直撃を避けつつ、迎撃を中心に。」
「目標の撃墜は、一番隊に任せろッ」
一端飛翔するスピードから減速を試み、逆進を掛けつつ、機体の向きを変じ、逆転する世界の中での対応に迫られる。
撃ち落としてもダメ。直撃すれば唯では済まない。その火力に対して現状で撃てる手は...
渦巻く状況の中、《熱赫弾頭》熱量ではなく、二種類の粒子そのものを充填させ、飽和状態にしたまま、臨界とオーバーロードとなった
《黒曜鉄鋼》(ブラックライト)製の弾頭に、変性する不安定な状態のまま、物理兵器として撃ちだす。
質量を持った重粒子とエネルギーと質量の無い負粒子は衝突現象を生じ。相反する性質の二つの粒子を反応させて炸裂させ消滅がその戦域へと展開される
機体のジャイロセンサーへと視線を移すと、
アメリカの東海岸の端に掛かろうとする洋上で、離れ離れとなった、ロシナンテから、西に約五十キロ前後離れた地点で
其れは戦線を保ったまま、状況が変わっていく。
残りの弾頭は、二発...初弾の一撃の余波は、0と1との間の無限に存在する実数の間にある原子の隙間に機体を滑り込ませ、やり過したまま、依然として
脅威は、目の前へと差し迫ってくる。
アサルトライフルへとその姿を変えた獲物に、機体のフロントスカートより展開される副腕が、弾倉交換を伴う稼働を掛ける
通常弾頭から、...弾へと装弾を終えたのと同時に、迫る弾頭に対して其の衝動を解き放つ、
弾頭までの距離僅か14000。中距離にも感じられるその距離は既に《熱赫弾頭》のキルゾーンに叩き込まれいる。が、その操る指先は依然として淀みなく
放たれる。獣の様に追従する無数の弾痕は、その暴虐なる暴風雨をもたらす牙へと直撃する。
同時に生じるであろう爆風と熱量に身構えるも、眼前に広がるは、冷気を放つ結晶体らしき何かに包まれるその姿、と共に、もう一丁のエリュシア・レーゲル《緋蒼雨》より繰り出された
転装弾の一撃が、その目標を何処かへと映す。
残り一発の弾頭も、冴えわたる銃撃によりその姿を消し、その一手に対して、我は、無冠の王…
「なるほどね。君の機体と親譲りの其の腕、確かに見定めさせて貰った。だが、もの足りないね。其れだけでは...。」
切迫する戦場に置いて、《アンレグルス》(UnRegulus)のコックピット内のモニターに、急速に接近する機影を確認する。
既にクイックモードを発動する代わりに、円錐状のナノテクシールドを張り、空気抵抗を減らしながら一筋の弾丸と化した
ハンザス=フライハイのCarpe Noctem (カルペ・ノクテム)が、音速の壁を破りならが飛来する。
その接近に反応する。何者かは?自機を貫かんと奔る機影を、機体を急激に減速後、後方宙返りを行いやり過すと
その両手から発振する光鞭を煌かせ、二条の光の帯が、その装甲に牙を掛ける。
尚も加速を続け振り払うように舞う。Carpe Noctem (カルペ・ノクテム)に対し、イルベガンとクシェドレらしき謎の機影が、
其の得物を操り、集中砲火の華を開かせる。
チッ
「ハンザスッ!!!僕に構わず。避けろ。」
既に装填されている自機の獲物の弾倉は、転送弾と結晶弾に固定され、増加装甲であるパラートゥスムに備わった物理兵装の数々でも敵の厚い防御を打ち破るには...
左腕に備わったエリュシア・レーゲル《緋蒼雨》より繰り出される緋と蒼の輝き、触れればその対象を特定の効果範囲内を抉り取り、ギベオン若しくは予め設定してある別の位置への転送を行うその兵装は、相手の防御機構毎、命中すれば送り込む事が可能ではあるが、単銃身の転送弾である初弾のみでは、
目標の光波防御帯を削るのみに終始する。思考を加速して、打開策を練る間に、
僚機の危機へと飛び出したCarpe Noctem (カルペ・ノクテム)は、その弾丸状に展開されたナノテク物理シールドの組成を一部変化させ、、
駆動するは、且つての戦場の華と評せられ、使用と保有を禁じられし穿劫弾の輝き、
穿劫弾...それ自体に小型のジェネレーターを搭載した実体弾に、発光する実体剣の刃と同じ原理で螺旋状の溝...ライフリングされた銃弾を撃ちだし、敵の装甲を溶断しながら貫く。閃断するその一撃をナノテクシールドの変幻自在の動作を以て再現し、
未だ空域で射撃戦を試みる小型のクシェドレらしき起動兵器をその装甲を抉りながら、敵編隊に風穴を開ける。
「これはッ?!穿劫弾...懐かしいね。しかし面白い使い方をする。が...それは条約違反だよ?」
無音のコックピット内で鳴り響く、加速と重力アシストによる衝撃を開く半透明状のエアバックと重力アブソーバーによる衝撃緩和と共に散乱する黒き彩を為した重力子の輝きが
鳴動する中、それでも事態を打開すべくハンザスは、急速反転からの攻勢を仕掛けようとして、機体に着弾する何かを感じとる。
ハンザスが行った機転にかんして一つ穴があるとすれば推進機構を晒した自機の後部が晒されている。
そこを狙い澄ませた《アンレグルス》(UnRegulus)の両腕の銃身から吐き出される高出力のビーム砲の斉射が、予測反応の偏差射撃の連射が命中する。
脚部から火を上げ、墜落していく僚機を前に終夜=ナイトワーカーは、其の一手を投じる。
両腕の銃身から吐き出される転装弾と結晶弾を乱れ撃ちながらの突撃を敢行。残る増加装甲に備わった実体弾頭も惜しみなく注ぎ込み、
光波防御帯を纏った、大型のモー二ングスター状の有線ファルキスを操り、攻撃の手を防ぎながら反撃してくる目標に対して、
回避と迎撃を選択肢、
その光景が眼前に展開される。その特徴的な女神像のオブジェを冠したその似姿から吐き出されるは...。
...
...
...
唯々、無音の世界に対して一陣の風と世界を二分する光と暗澹の饗宴が、超新星爆発にも似た光景を顕在化させ、一瞬で陽光輝く世界を暗闇へと墜とし
何かを削り取った事実を残して、消え去る。
チッ
「あの機体...セカンドアーヴルの量産計画のスピアヘッドとして開発された機体...だけではないな??あれは...」
「目的は達した。一先ず撤退する...他は居ないか...」
(ヴィ・クシェドレとディム・イルベガンの二機を喪ったのは痛いが、此方も一機墜とした。痛み分けと言ったところか?)
「動力炉の試験運用にも、機体の制動に対しても未だ不安定さが残る。調整はまだ必要だな。残りの戦闘は、友軍機に引き継ぐ。」
戦場を後にする機影を見送りながらも、息を荒く魅せる。終夜=ナイトワーカーは、はっと周囲を見回し、ハンザス機の姿を探すが、見当たらない
ギベオンとの相互リンクも切られ...
そこにロシナンテを預かるフー=ワズーヒーの声が響く。
「隊長、敵機と思わしき機影多数。ギベオンのアシストなく対応するには...体制を立て直すこの場は離脱を」
「ハンザスがまだッ?!」
「ギベオンからのアシストがあれば、地球上のどこに居ても位置は凡そ分る。まずはリンクの復旧をッ」
「判った。艦長。離脱の提言を受ける。僕らは西進して、当初の目標である。北アメリカ大陸へ上陸する。ハンザスも生きて居ればきっと...」
「くっそハンザスを返せよ。熱赫弾頭だと?」
「なんでそんなふざけた非常識な真似が出来て、外で服着て歩けるんだよ。」
「全裸で歩けよ。」
涙が宙を舞い。そして遠く離れたコックピット内で剥き出しの男尻が50㎐で震えていた。事を終夜は未だ知る由も無かった。
...
...
...
(*´Д`)はぁ~尻が熱い。拙者の尻の皮も熱いけど、コックピットも熱いですなぁー
ふむふむ、機体損傷チェック。電子制御部品並びに、武装にかんしての欠損不具合無し、損傷率、脚部破損...15%...
高速機動は無理ですが、ナノテク物理シールドで補えれば、まだ、ロシナンテとの合流は、逝けますな?!
問題は...ギベオンとのリンクが切れたため、現在地が不明
ちゃぷちゃぷと、大型のスプーマを浮き輪代わりにして海面に浮いてはいるけれども、けれどもけれっど!!
ジャイロセンサーを引っ張り出して現在地を計測、既に、時間は経過し、昼間から夜へとその星の柔肌を衣擦れする無音と共に、、星の位置を基準に
現在地を割り出す。
「嗚呼、独りか...きっと親父殿もこんな孤独感を抱えているのだろうか?でも救いになるのは...だったからだよ。親父殿解かってる?」
ハンザスは且つての光景を思い出す。
....
未だ戦力を保持するマレディクトの盤面、この手は使いたくなかったでござる。使用するには、代償が必要だ。
それにおじじに男尻を出すことを禁じられる。空域を制限するかのように分離する、龍鱗をかたどった《falcisファルキス》を以てして、暗き空泳ぐ銀色のそれを惑う粒子解放を試みる。
それは一度限りの荒業、使えば、動く事能わず。その効果とギミックは、ヴェニ=ヴィディキから伝え聞かされた、伝聞でしか知らされず。されど、行使するは。
白と黒のまだらの翼をはためかせ、剥奪する羽根と角が剥落。天使と悪魔にも似たフォルムの機影が踊り、男尻の饗宴を繰り広げるべくその機体各部の白と黒の基部が損壊と共に離脱、無数の銀幕を焦がす。
流動性を伴う粒子の嵐を解放。その効果は、カルぺ・ディエムの同じ技術体系で作られた全ての機体の動作顕現の掌握と武装解除を強要させる。将軍たるヴェニ=ヴィディキのみに許された権限の行使、無数の《ヴェナートル・ノクティス》と共に《ダイブオブダイ》の稼働を一斉に停止させ、その動きを止め、おいっそんなの最初から使えッ!!!!!という声が聞こえるが...気軽に行使したその代償は...至極重いモノとなる。...
あれは、且つての戦場に置いて繰り広げられた伴奏曲の馴れの果て、親父殿は、あれから、22年ずっと眠り続けている。
何時もはドーナッツを所望するおじじ殿は、一言、
「アレを使ったのか?使うなと言うおったろうに...馬鹿者め、その行使は、その対象によって、深い眠りに堕とされる事になる。」
「嗚呼、こんな立派な男尻になってしまうとは...」
ほろりと、無言のまま涙を流す母上は、あれからずっと、その傍を離れない。それ以後の生活は、おじじが矍鑠としたいでたちで、家を男尻を回し始める。
親父殿を失い。誰かも知らない足長小父さんの援助を受けなんとかやってこれたが、且つてのマレディクトゥム戦役以後...
我が家は、長らく迫害に遭っていた。
のちに聴くが、其れは隊長の家も同じだった。始終、家には悪戯電信が届き、あまつさえ暴漢の姿も見える
それをいつも追い払っていたのは、正気を取り戻したおじじ殿だった。
なんでそうなったのか?先の戦役で、父上も春幸さん達は、力を見せすぎた。
現存するカルぺ・ディエム系統の機体の制御権を奪う機構のヴィキティと無限の射程とエネルギーを産み出せるセカンドアーヴルは、
事実上、如何なる勢力の防空、生活圏を脅かす事が可能。
それを狙うのは自然の流れで、危険視された末、追い立てられ、拙者らの前から一家の姿が消え去ったのは必定
辛うじて、良因となったのはマレディクトとクピドレスの標的である《慈聖体》である。アイジェスさんとの血の繋がりもなく捨て駒にされた。故に僕らの家族たちは見逃された。
それでも完全に見逃された訳でもなくセカンドアーヴルの受け渡しを求めるカルぺ・ディエムに、反抗した春幸殿一家は、逃亡を選択。
恐らく我が家に火の粉が降りかからない様に...乗り手の居ないヴィキティの受け渡しに抵抗しない様にとの意見を残して消えた。
ヴィキティ受け渡しの当日、苦虫を嚙みつぶしたような、宗谷=大石さんの表情が忘れられない。戦闘の指揮をしていたのは大石さんだったが、
あくまで現場指揮官にすぎず、カルぺ・ディエム本隊の上層部は別にある。現場の指揮権はあったが、大石さんも、
アイジェスさんと春幸さんの二人を失っては、数限りなく存在する軍隊には抗しきれなかった。
僕はなんでと抗議していたけれども...親父殿から話は聞いていた。大石さん達が、奮戦しマレディクトの戦闘に勝利できたのも
デスペラードとセカンドアーヴルの無限の援護があってなればこそ、それが無ければ、界域防御や、絶対的な物量を押し返す事は出来ないんだ。
坊やと...それ以上は何も言わず。親父殿の機体を接収してそれっきり姿を見せなくなった。
他に頼れる伝手と考えられる坂東のリン=山崎さん...だけど、イレギュラー2の行使した地球を弾体と化した其の理を乱す
且つての光景を思い出す
《アージナリーワン・ウェポンⅧ》アンロックファイブ 格物究理かくぶつきゅうり
《アージナリーワン・ウェポンⅥ》アンロック ファイブ オムニア・ペレアント「触れ往くモノ全て滅べすべてのもの滅びよ」
を多重発動。ノータイムで生じる異常事態は、
廻る地球自体を叩きつける弾頭と化す地軸異常と公転と自転のリズムを狂わせる、理乱す一撃と触れる全てを塵へと返す、波及する破壊の渦を巻き散らす
発動までの猶予は...30秒
世界が崩壊するまでには、短く、そして絶望を味わうには長いその刻を刻み、時計の秒針は進む。
未来を写す石は、その未来を確かにその眼へと映す。
僅かに、二人の阻止行動は、間に合わなかった。既に地球の生活環境は様変わりしている。既に他の人達の生活まで手が間に合わなかった。
地球の地軸と自転はその物理法則を無視して捻じ曲がり、地球の至る所の気候は反転し、異なる重力場が発生したため、地球全体の気候も乱れに乱れる事になる
せめてもの救いは、その理乱す力のお陰で、本来なら、地球上の全てが壊滅しかねない程の破壊現象が起きなかった事だけだった。
僕ら全員を守るにしたとしても、世界中から狙われているアイジェスさんの手を借りる事は出来ず、セカンドアーヴルも、その頭上に頂く王冠を失い、
その力の大半を失い、大群相手に僕らを守る事は叶わなかった。
拙者は、おじじが老衰で亡くなると同時に成人する18歳のまま、傭兵として戦場へと出る事になる。
おじじは最後まで立派な男尻だった。亡くなった時も、男尻の手入れを一切怠らなかった。
以後は、身分を隠して戦役後のアドバンテージにより、勢力を拡大化させたカルぺ・ディエムの陣営に入り、
凋落するマレディクトや台頭し始めたクピドレスとの戦闘を繰り返し、転々とした戦場で、ユウや隊長と出会って、
今日に至る。
親父殿は、今も宙で、母上と一緒なのだろうか???きっとそうだろう。その身を案じ、そして、漸く思考に耽溺する中で、
破損した脚部の代替作業が完了する。
「さて、泣いた男尻を拭いて、拙者は飛ぶでござる。」
左腕の盾を脚部の破損修復に使用して、稼働する機体の不具合を調整しつつ、向かう先は...。北米...基地跡、
その衛星都市の郊外に、依頼者とのランデブーポイントが設定されている。
未だギベオンとのリンクは戻らないモノのジャイロセンサーの位置情報を参考にして、向かう。
...
...
...
暗転するは、北米東部に存在するその荒野に佇む、且つての基地らしき面影を残す遺跡。
僚機を一機喪い向かう《ロシナンテ》の一行は、周囲の住民からはその遺跡に残る看板の残骸から、オーガスタ遺跡と呼ばれるその一角に到達
「艦長、三番隊とのランデブーポイントは、此処だよな。三番隊のDMS(※Dead Man's select)‐774と合流できれば、ハンザスの捜索にも...」
「確か母艦は、《ロシナンテ》の同型艦のメメントモリ《死ぬことを忘れるな》だったよな。まだ艦影が見えないな。」
「最後の連絡はなんだった?」とオペレーターのナンニシ=ヨウは、格納庫のThird wheel《お邪魔虫》内の
コックピットで待機している終夜=ナイトワーカーに対して答える
「隊長、確か三番隊からの最後の連絡は、確かレグヌム軍が、新兵器を建造していたらしくそれに関する調査に向かうらしく、
これから調査に向かうと。《秋光=山崎》君が報告してくれましたね。良いですね。彼は良いショタになりました。」
「いや、彼は僕よりも年上なんだけど...はぁ《秋光=山崎》君か、義兄が行方不明だなんて...心配するだろうなぁ。で?」
「秋光君は、ギベオンの不調に関する報告はあったかな?」
「それは三か月近く前の共同戦線では確認出来てません。報告も数日遅れています。」
「合流時刻は...AM3:30」
「まだ暫く時間があるな?とりあえず、ギベオンとのリンク障害について、動作チェックをしておくか?」
「ギベオンとのリンク再開まで30秒。カウントダウン29、28、27...18、17、16...8、7、6...3、2、1 」
スーッ
意識と視界が遠のき、いつも通りの感覚を取り戻すも、繋がる意識と意識の間に何か澱の様な淀みを感じる、
「ギベオン、どうした?なんで突然相互リンクが切れたの?」
ジ...ジジっと脳裏に雑音と不快な砂嵐音がゴーゴーと鳴り響いている。
「す...んな。思考接続に関する妨害...ジャミング...が、北米...域に...開さて...る。」
「対...を練っているが...未だ...な接続は、困難だ...」
「北米...大陸...に、...動している。...限り、アシストに...するな。」
「行方不明の...に関しては、...でも把握してる、...の位置を把握できて...から、無事だが向こう...リンクを...貰わないと...しい。」
ジジジジジジジジジジジジジジ、脳内にひり付く傷痕を残しながら相互リンクが途絶える。
チッ三番隊との連絡が取れないのも、何か北米のレグヌムの地に置いて置きている。
近々の問題としては調査中の三番隊との合流が先決か?
しかし、ここにきてギベオンのアシストが無いとすると厳しいな。対策として...
「ミー。整備状況はどうなってる。」
ルイズ=ミー=キャットは、インカム越しに報告を上げる、
「《リペアマトン》(Repairmaton)の動作は十分。パラートゥスムの弾倉補充は完了してるけど、次の仕事も、こいつで行くの?それとも?」
「いや、このままで行こう、実体弾とビーム兵器の厚みを持たせて置きたい。弾頭の一部種類、希望通り変えて貰えたかな?」
「注文通りの仕上がりにしたよ?でも良いの?」
「僕は、一旦艦橋に移動する。ついでにおやつの補充もよろしくね!!!!」
「はいはい。わかったわかった。」
「はい、は一度でいいけ、まぁ同じ事を二度いうのは僕の手癖だよな。じゃッ」
素肌にオーバーオールを着込んだルイズ=ミー=キャットはいそいそと作業の継続を行い。
キャットウォーク伝いに、艦橋への通路へと向かう終夜=ナイトワーカーの元へ、ユウ=スクリームが駆け込んでくる
「あれ?ミカンガムは?」
「ミカンガム氏は、今、獲物の照準チェックをしてますな!!!!今度こそは援護するって息巻いてましたよ。」
「僕もハンザス氏が心配。今ごろ、男尻が泣いてるかも?!でッギベオンとのリンクどうでした?」
「うーん芳しくないよ。ギベオンも対策してくれてるみたいだし、ハンザスの機体は、確認してるから恐らく無事だろうってさ、無理すれば通信は出来そうだけど。戦闘ではまだ使えそうにないね。」
ちぇ―そっかぁー
「まぁ無事なら良いか。ランデブーポイントは、分かってるし、じゃぁ隊長。僕もベイブのお手入れに行ってきます。」
しゅびっと
(`・ω・´)ゞを決めるユウを見送りつつ
終夜=ナイトワーカーは、今後の予定を考える
まずは、三番隊との合流と、依頼人との接見、そしてハンザスとの合流に、北米で起きている何かの原因の解決か?
タブレットに映るであろうレグヌム軍が保有する。機体の情報を目に通す。
数か月前の戦闘て、邂逅した
ディエム・エクス、ディエム・ディエ、ペル・ディエム
どれも、カルぺ・ディエムで、連綿と受け継がれてきた、ディエム系機体数々、
凡そ共通しているのは、その特徴的な、エグゾード(排気)機構が頭部全体の機構を覆う様に発達しそれぞれの機体毎に気筒の数が異なるその姿と、それぞれが多目的中型ビームライフルとナノテク物理シールドを標準装備を装備している。
データーベース状のスペックには書かれてはいないが、ディエム・エクスには、隠し札が存在し、その姿は未だ見られないものの
その様相は、格式張った基調を元にシャープでありつつ排気筒が所々から延びる
更に続くディエム・ディエは、背面部より二つの銃身を備えての砲撃戦仕様となり、その有効射程距離は、可成りの距離を誇り、
射撃戦を展開するとなると脅威となりかねない。
残る広くレグヌムの支配領域での標準機体とされるペル・ディエムこれは、ディエムとかつてのディエムペルディディの姿を彷彿される左右非対称のその姿に、
示されているものは...どれも界域に関する機能を有している
前回は本格的な戦闘に入る前に決着がついたが、今回は...クピドレスの介入も考えられる。
思考の耽溺から戻ると、通路を進み、ロシナンテの艦橋へと入室を果たす。
「あっ隊長だ待ってました。メメントモリ《死ぬことを忘れるな》からの入電がありました。予定時刻に到着するそうです。」
「艦長、合流したら、ハンザスの到着を待ってから依頼人に...。」
「それが...秋光君の報告によると、ハンザスさんを待っている暇はなさそうです。」
「もしも報告通りだと、早々に対処しなければ...レグヌムだけの問題ではなく。全世界全土にその影響が波及するかもしれません。」
「出来ればギベオンの予測を聞きたいものですが...」
ナンニシ=ヨウが、狼狽えながらも報告を上げる。
そうか...
と
「秋光とは、僕が直接話そう、電信は繋がってる?」
「はぃ。」
「此方、《ロシナンテ》のノクト・オリジン、メメントモリ応答されたし。」
「はいッ隊長。こちらオータム。敬は元気です。」
「情報提供共に依頼人を既に確保しています。予定より早い接見に対しては...」
「情報収集途中で、レグヌム軍よりの急襲を予見して、独断で保護しました。ギベオンとのリンクでお知らせしようとしたんですが...」
「突如原因不明の接続障害により、連絡が困難で在りました。」
「そうか入手した情報を送れ。」
「それは...」
...
...
...
「義兄の話は聞いてますが、今は一刻を争う状況です。ギベオンに伝言を頼んで敬らは、宙に上がる必要があるみたいです。」
「しかし...」
「敬が得た情報をお伝えします。事態は一刻を争います。」
...
...
...
「ねぇぽくちんたち、このお船に保護されたけど、大丈夫?食べられない?男尻齧られない????」
デ・ポク・ポクチンは、些かくたびれた臀部を、宙に泳がせ、
「私のポポニチンが昂る!!!!!此処のごはん美味しい。!!!!」
ポルチーニ=ポポニチンの臀部をローアングルから接写する何者かと共に、
半裸の壮年男性が二人並び、ひたすらローアングルからの熱視線を注ぎ続ける。
無数の直視できないその状況下に置いて、隊を預かる。DMS(※Dead Man's select)‐774は無言を貫く。
その光景、やや困惑する《ルードリッヒ=ビーデンガルド》は、何度目かの所望される食事の催促に、閉口するも、
無言のまま、指示する動きに合わせて、解凍し熱処理を行われたレーションの数々の提供を試みるが、
一度出された食事は、我先と奪い合う箸とフォークが乱舞し、置かれた瞬間にその姿が消え去り、
次の催促が試みられる。
ハリーハリー!!!!
「なぁDMS(※Dead Man's select)‐774は...あんまり会話しないのは分かってるけどさぁ。秋光、この人達本当に保護して大丈夫なんか?俺は、甚だ疑問だよ。」
と《ルードリッヒ=ビーデンガルド》が言葉を紡ぎ、秋光と交互に言葉繋ぐ
「でも、持ってた情報は、可成り貴重だったしな。隊の方針を不殺だからなぁ、追われてるなら保護対象だよ。」
「何より、今回の依頼人の経っての希望だからね。」
メメントモリ内の、ラウンジで騒動を繰り広げている。半裸のおじさん集団をぺかぺかに目を光らせて、見守るのは、
デヴィッド・ジョン・スミスとジョン・マイケル・スミスの両名の親子の姿
「ところで、貴方たちは、なんで平気なんですか?」二人の会話の中でジョン・マイケル・スミスは現状説明の言を偲ばせる
「街や国のみんなは、もう手遅れだ。おかしくなってしまった。きっとあの天使の環の所為だ。」
「私たち親子も、彼らのキツイ体臭がなかったら...正気を保てなかった。」
「ん?キツイ体臭?!!?確かにおじさんの体臭はキツイけど?天使の環とは?そして彼らが掴んだ情報とは?」
「私たちは、この東海岸内陸部に存在するCivitas Libera《自由都市》で、独立運動を行う
Vox Libera《自由の声》の生き残りです。」
「私たちは、レグヌムの支配地域であるこの北米で、抵抗を続けていたものの長い運動の中で、突如として昨日まで隣人であった。」
「知人友人が、裏切り襲い掛かってくる状況に...その中には、組織の情報を売るものまであり、その中には、私の妻も...」
「何故、裏切ったのか?折れた手足と流れ出る鮮血を振り乱し血みどろになりながら襲い掛かってくるその姿は...」
「まるで今までとは違う別人の様だった。そして丁度、逃げるしかなかった私たちは、彼らと出会いその体臭により助けられました。」
「えっとなんでこんなに臭いんでしょうか?」
そりゃぁね。
(なぁ秋光...ウィンディゴとクピドレスの体臭消す。香水ってあったよな?)
(えっなにそれ敬は知らない?)
「敬らも知らないが...問題は、さっきまでと人が変わったかのように襲い掛かってくるというのは、Civitas Libera《自由都市》の全住人と言う事か?」
「理由は不明ですが、自由に動けている人も居るには居ますが、その数は徐々に増えて、かつ正常な人も異常行動を魅せる個体に襲われて...」
「そうか...」
「で、さっきからひたすら喰っているあのおじさん達は一体誰なんだ?」
「それが問題で、何でも宙の設備に関する作業に従事させられたらしく、逃げるついでに、その設計図とデータを奪って逃げだしてきたらしく。その理由が飯が不味いという事だったですけど?どうやら大半のデータはプロテクトが掛かっていて読み取れませんでしたが、断片的な情報から、大量の準慈聖体と、巫女と呼ばれる女性を使って、何かをしているらしいです。」
・・・
終夜=ナイトワーカーは天上を指さし答える、
「オータム...凡その話は分かった。ギベオン経由での...通信は未だ無理か...だが、旧式のレーザー通信による電信ならば問題あるまい。...通信に影響があるのは北米一帯に限られる。」
「他の部隊は、未だ軌道エレベーターの周辺地域に駐在しているはずだ。どこかの部隊への伝言を頼み準備を...。」
本艦並びにメメントモリは、午前5時(マルゴーマルマル時に宙へと上がる。ノーマルスーツ着用後、乗機のコックピット内で待機。」
「各機の整備及び、補給を滞りなく済ませよ。」
「隊長ぉ~。」
「なんだミー?」
「総長、いい加減隊長予備じゃなくて総長を名乗ってくださいよ。」
「他の隊長特別できなくて面倒です。」
「しかしなぁ、あくまで一兵卒としてだね。」
「はいはい、わかってますよーだ。で、宙に上がるって事は、攻城戦するつもりなんでしょ?」
「だったら新装備が必要でしょ。」
「でも、ギベオンとのリンクが途切れてる。新しい装備の転送は無理だよ?」
「実は試作品が一機残ってるんですよ。テストと問題点の改修が終わってないんですけど?」
「隊長も知ってるでしょ。テトラ・クアドラント」
「問題点は、威力がデカすぎて連続稼働を30秒以上行使すると砲身が焼け付いて自壊しちゃいます。」
「嗚呼、アレか?とんだ欠陥兵器じゃないか?」
「まぁその分威力は折り紙付きですし、破損した砲身に関してはギベオンのアシストがあれば換装できるのでそれほど問題じゃなかったんですけどね?」
「要は使い方って事か...でもそれって外部装甲と言うか、支援機なんだろ誰が乗るんだ?」
「それに航空兵器一般は、散布されている粒子の影響で、散布領域を域を防御機構が無いまま高速移動すると、高速移動で圧縮された粒子が薄い艦載機だと、圧死するぞ。」
「しかも、対策として考えられる旧式のディフレクション・スクリーンは、効果限界時間があるし、ビームシールドやディフュージョン装甲は搭載出来ない。態々使える様に、航空兵器に《Fictumフィクトゥムドライブヴ》を搭載するには、ジェネレータの大きさに難があるし、そもそも載せるぐらいなら機動兵器に乗せた方が良い。」
「それについては、解決策が出てるし、一体誰が乗るのか?其れは...」
・・・
急ピッチで進められる整備作業の中、不安そうにロシナンテの展望台から、地上を見る。
既に人の管理の手から離れ、暗闇の中に置いてもその煌々と光る夜景のなかで、徐々にその灯が消えさり、
代わりに、何かの暴動で誘発された何かが燃える火の手が上がり続ける。
その光景は、《ロシナンテ》らが、宙へとあがる時刻へと設定した明け方近くまでも続く。
《ロシナンテ》、《メメントモリ》の両艦の搭載機である。Third wheel《お邪魔虫》を筆頭に
各種装備を備えたCarpe Noctem (カルペ・ノクテム)は、各種の装備を備えた機体のコックピット内で待機したまま、
各艦の艦長の号令の元、徐々に機体を加速と上昇を此処りマスドライバーや第一宇宙速度へと達する為の増加ブースターを使わないまま、ナノメタリカル装甲に覆われられたその外殻を質量保存の法則に反しない範囲で、地球の重力を振り切るのに適した形状へと
形状変化と船体に搭載された《Fictumフィクトゥムドライブヴ》の稼働による推進機構の発露により音速を軽く超える加速と上昇を試みる
「えっ今浣腸って言いました?!」
・・・
・・・
・・・
発光する推進器が、宵闇から夜が明けるまでの僅かの時間に深い陰影とコントラストを描き、その姿を空へ移していく
宙へと上がり降りる瞬間が、一番的に狙われ危険な瞬間の筈ではあるが遠く離れた軌道エレベーターよりの迎撃部隊の姿も、
何より領空侵入を果たした際にも、クピドレスの襲撃を受けたが、肝心のレグヌム陣営のエリアガードによる検閲がなかった。
これは僕が想像していた状況よりも事態は悪いのかもしれない。今すぐ、地上の都市へ舞い降りて暴徒を止めたとして、
ギベオンのアシストも無いまま、その無力化を行うのは不可能に近い。
唇を噛みしめ次善の策として、目標への打破に焦点を当て、打開策とする。
...
...
...
宙には二筋の光が、思い思いに光を放ち、宙へと上がる流星へとその姿を変え、走る。
それより十数時間前...
その頃、レグヌム所属、ルクレティア=カミンバーツ迎撃命令を受けたモノの酷い頭痛に見舞われ。その痛みに悩ませていた。
「なんだ私は、まだ仮眠中だったんだぞ?!一体何が起きてる。寝かせてくれッ!!!Zzzzzzzz」
「寝るなッ!!!!」通信機越しの上官からの叱咤に
はっとなって飛び起きる
ルクレティア=カミンバーツは、何度目かの直立仮眠から脱し、それを横目に
同僚のルッカート=ガムバデンは、頑張れの団扇を振りながら、ルクレティア=カミンバーツに、エールを送り続ける。
ルルル、コンビと知られる二人の撃墜王は、レグヌム上層部よりの指示を受けての迎撃行動を促されるも、
軍より支給された特異な形状を見せるヘルメットを抱え疑問に思う《アグリオ・ステファ》の建造と試験運用が始まってから
此の頭痛は続いている。同じく軍から支給されている。思考制御の助けになると言われている。筋肉保護テープにも似た、
そのテープを首回り顎から頬にかけて張り付ける事により、その二つの支給品ににより、漸く頭痛が緩和される。
「カミたん。出撃命令だ。出るよ?!」
「ガムバ、分かったよ。指令失礼します。適度に仮眠を取りつつ任務に万進します。」
あれ、でも指令の瞳って、エメラルドグリーンだったっけ?
しゅびっと(`・ω・´)ゞを一つ決め、
格納庫へと走る時点で...それは起こっていた
...
...
...
北アメリカ、軌道エレベーター直上、十数万キロ地点...制御センター内。
現場を指揮するシュウ=ボウシャは、自らの進める計画に関して、確かな手応えを感じ、
地上での天使の環...《アグリオ・ステファ》が発揮するその効果に対して満足していた。
優に100キロを超えるその巨躯にたいして、内部の居住区に2万人の準慈聖体が壁一面に眠り、その中心地に身体を拘束され鎮座する。且つてのエメラルドの瞳の少女の成長した妙齢の姿を眺め、
ほくそ笑む、これで地球上の覇権を制すことが出来ると、意気込み。
この計画が軌道に乗った直後から、レグヌム本営からの全ての命令を拒絶し、自分が《アグリオ・ステファ》の正式運用が始まってからまず初めに行った事は...
レグヌム本営へのその効果の行使、実験では既に幾度となく、Vox Libera《自由の声》の構成員に対して試みる。
その効果は絶大で、ピンポイントで使用すれば、その思考をジャックし、無力化と、強制的に獣と化し、操る事も可能だ。
問題は、行使するのが人の身である事であるが、常に脳が半分活動しているレム睡眠状態で、唯の歯車の一部として使う事により諸問題をクリアした。
が、突如約三ヶ月前程から、その意識が、断続的に目覚める様になり、何かの夢を見るかのようにその思考波にノイズが混じり始める。
約三ヶ月前...一体何が起きていたのか?考えられるのは軌道タワーへの襲撃事件だが、特に関係する事はないはず...。
だが、何が景気でただの歯車が夢から覚める様になったのか?
そして、その思考に耽溺するにあまり。一言呟いた、且つての少女が吐いた決定的な言葉を聞き漏らす。
「春幸...す...」
...
...
...
...
...
...
...
殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。
「何ごとだ?!」シュウ=ボウシャは、急ぎ、状況判断を求める情報をオペレーターに聴くが、
其の反応は
「判りません?!!なんですか?これ...」
ジッジッジッジッジッジッジッジッ
視界がブレる。
「殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。」
いつの間にかコントロールルームに存在していた。研究員とオペレーターが、一様に其の目をエメラルドグリーンに光らせ、
殺意を撒き散らし始める。
くっ
異常なまでの殺気に包まれ、シュウ=ボウシャは、群がる人員を掻き分け、オペレーションルームを離脱すると、急ぎ脱出艇への登場を試みるが...
連打するボタンを指す手を握られ...絶叫する。
そこには既に...
...。
それ以後、上層部の意思は、悉くその意志に塗りつぶされ書き換えられる。
一方、その状況を把握しないまま宙へと上がって行く二隻の光は満天の星空を眺め、塗りつぶされていく不安感を押し殺しながらも事態は進む。
「隊長、艦長、本艦並び、随艦共に、無事に大気圏を離脱、展開していた。ナノメタリカル装甲及びビームシールドの操作及び展開を解除」
「これより安定軌道に入り次第、目標までの進路を取ります。」
操舵手であるブロッコ=リーの声が響き、通信を通して艦内及び艦載機に登場する全ての人員に伝わる中、
仄かな違和感を感じる。
やはり迎撃部隊の翳が無い。おかしい此処まで近づけばグレフエフスキー粒子を撒いていたとしてもレーダーには反応が、そして熱源センサーにも感知される筈だ。
しかも、軌道エレベーターに何より此処まで接近してるのに画像索敵ににか駆らずに守備隊が出てこないのがおかしい。
まだ、艦載機のレーダー有効範囲外である距離の数百キロメートルは離れていても、基地や防空を担う設備であれば
粒子散布状況次第であるが千から数千キロメートルは優にカバーできる。
それでもまだ出てこないという事は...
「艦長。三番隊にも伝えてくれ、僕らは打って出る。ギベオンからのアシストは無い。兵装の途中変更はできないと思ってくれ、機体の観測機器では命中できないし超長距離武装の使用は控えてくれ、予備のシールドインゴットとエアバケットを持てるだけ装着の上、各自忘れるな。これは人を生かす闘いだ。」
「基本装備は其のままで中長距離戦仕様をメインに、防御と近接で装備の死角を防げ。」
「おい隊長エアバケットって補修用の装備だろ?一体何につかうんだ?」
「使い道は...だ。」
「ミー、テトラ・クアドラントの準備は出来てる?」
「隊長できてるよー。」
「ありがとう。」
「艦長、チャフおよびダミーバルーン放出後、粒子攪乱幕及び光波防御帯を展開、偏差射撃による援護を行い。援護用のファルキスを放出後、空域から離脱してくれ。」
「「「「「「「「了解」」」」」」」」
次々と放出される、チャフとダミーバルーンに陽動を掛けつつ、射出される特殊弾頭が空中で炸裂、
砲撃可能距離である、射程圏内ギリギリから放たれる偏差射撃が、目標となる煌々と天上に光り輝くその天使の環へと直撃を避けつつの牽制射撃の雨が、
目標の狙いを僅かに逸らせて、乱れ飛ぶ
「隊長、分かっているのか?ギベオンのリンクが復旧しない限り、転送弾での敵機の回収は不可能だ。仮に転送地点を変更したとしても、
天使の環の質量をどこに移動させるんだ?宙の何処にも置き場はないぞ?!」
「策はあるのか?」
「策はある!!!!!」
「Third wheelサード・ウィール《お邪魔虫》...終夜=ナイトワーカー、パラートゥスム出るぞッ!!!僕に遅れるな!!!!」
展開される陽動に対して、それまで無反応を通していた、軌道エレベーターの姿から、一斉に砲火の光が降り注ぐ、
其の何発が、ダミーバルーンを消滅させ、光波防御帯を敷く船体を掠め、船体を微細な振動が襲う。
ガイドレーンの光に導かれ射出されるThird wheelサード・ウィール《お邪魔虫》は、慣性軌道のまま電磁加速の勢いのまま射出され
初速から、徐々に加速され、その頂点に到達した瞬間、機体各部の推進機構に灯を入れて、その目立つ蛍光色の様な輝きを見せ、
敵陣からの攻撃を一身に集める。
舞う様に軽やかに、射かけられる実体弾と、粒子ビームの嵐を越えて、優雅に舞う姿は、空を飛ぶ水鳥の如くその白き羽根の如き燐光を纏わせ飛翔する。
その実、水面に浮かぶ白鳥の如くその指先は、荒々しくも軽快な打音と耳に流れる音楽の韻律が、休むことなくあらぶり続ける。
チッ
分っていたが、前途は多難だな。揺れるコックピット内で、深い陰影を刻みつつ通過していく、ビームの光が過ぎ去っていく毎に、
神経をすり減らしながらも次に次く僚機の姿を背中に感じ、独り目立つ機体で、その襲撃の到来を知らせ、敵陣からの敵意を一身に受け、突撃体制へと入ると、
機体を左右に旋回軌道を行い直進しながら回避行動に終始する。
おくれる事十数秒次々と打ち出されていくCarpe Noctem (カルペ・ノクテム)の数々の似姿
一番隊は、防御を担当するハンザスを欠いたまま、ヘイトを一身に受ける終夜=ナイトワーカーの機体を中心に
中長距離戦用のデュオ・クァンタム・ランスを手にし通常型E装備を備えた《アルトバース=ミカンガム》機がカウンター狙撃を敢行しつつ、
「しかしいつもながら、今は部隊の盾が居ない。欠けたハンザスの旦那の穴は吾輩たちで埋める。アルトバース=ミカンガム、Carpe Noctem (カルペ・ノクテム)E型。行くぞ。」
射出体制のまま、罹るGを重力アシストで殺しながら、迫る光の弾頭に対して、次々と弾倉から単発ボルト式のボルト(遊底)を淀みなく操り、本来で有ればありえない速度で一発ずつ装填と排莢を繰り返す。
光芒を描き、超長距離にも迫る。その射程外よりの一射は、機体射出の為に防御の穴が出来る格納庫へと舞い込む銃撃を真っ向から叩き墜とし、味方機への援護とする。
更には
「アイス大好き!!!!、ユウ=スクリーム、Carpe Noctem (カルペ・ノクテム)C型、ブレードライナー逝くよ!!!」いつもとは順番を異なる出撃体制で、
欠けた穴を埋めつつ
そこに並び立つように射出されるは、DMS(※Dead Man's select)‐774が、ワンオフ改造を施されたのNo one lives, lie.(ノー・ワン・リヴズ、ライ)...ミッドナイトカスタムが無言のまま出撃。
防御を担当する第二陣である...青年は、
「義兄さんの穴は敬が埋める。《秋光=山崎》Carpe Noctem (カルペ・ノクテム)D型ライトブレーカー出る。」と、Third wheelサード・ウィール《お邪魔虫》同じように光り輝くその姿から
敵機の耳目を集める。旗印として昨日、並み居る砲撃の数々を特殊鏡面加工された前腕と副腕に備わった四枚の盾を駆使して、火の粉を払い続ける。
「どいつもこいつもふざけやがって!!!」怒りに震える、三番隊の三番手である。荒々しい髭と鬣の如き髪をヘルメットに収めつつ、その怒りを開放するかのように吠える。
「この怒りを胸に某は、跳ぶ。《アンガー=ブライデット》Carpe Noctem (カルペ・ノクテムC型ワイヤードアンカー異句で同音で逝くであります。」
(`・ω・´)ゞしゅび
その動作を見せつけるかのように飛翔し、展開する、ナノテク物理シールドを広げつつ、母艦の防衛と最後の僚機の出撃を見守る。
そして最後に控えるのは中長距離戦用のE装備の多目的兵装を主軸としたを備えた大型の可変式ライフル、...を手に
「こいつぁ厳しい戦いになりそうだ。《ルードリッヒ=ビーデンガルド》Carpe Noctem (カルペ・ノクテムE型アン・マスト・ダイ、その意志と命悉く撃ちほどかんッ!!!」
下部コンテナより、可変起動する射出レーンに、生じる電磁加速を受け、浮き上がる機体と共に過大なGをその身に受けつつ機体の電磁シールドと重力アシストの補助を受けて、
最後の一矢とならんと、その機影が解き放たれる。
三機編隊と四機編隊の隊列が、縦横無尽に降り注ぐ防衛機構から放たれる一手を、機体を少し傾け、眼下に広がる地球の蒼き姿を眼窩に焼き付かせ、
誰かが綺麗と呟くも、
その死を呼ぶ閃光の間に置いて、回避軌道を取りつ、互いに僚機のフォローを行う。舞う様に進む距離は、粒子噴霧効果内で在っても保持されるそのレーダー有効範囲に迫る勢いの中、言葉が飛ぶ。
「距離、500000、到着まで約 210 秒(約3.5分)...」
「各機、戦術データリンクをギベオンではなくThird wheelサード・ウィール《お邪魔虫》へ。僕のベイブの重力感覚器官《Sensorium Gravitatis》(センソリウム グラウィタティス)を使えば視認できる。距離は、ギベオンと比べて十全はいかないモノの実戦で使えるはず。」
「えー隊長そんな事したら?負荷が?」ユウ=スクリームが疑問を口にして、
そこにDMS(※Dead Man's select)‐774が珍しく声を上げる。
「隊長...それはまだ使うな。それに足らん。一番槍は、貰うぞ...。」
「えっ???DMS(※Dead Man's select)‐774たそ?ここまだ目標まで500キロは離れてるよ?ギベオンのアシストも...」
ひと際高く吹き上がるエキゾートと放出する推進機構の輝き増し隠遁する事を取りやめ、その姿を顕わにする。
七機の勇士はに応ずるり、軌道エレベーターよりいでしは...25機の機影、ディエム・エクス5機に、ディエム・ディエ8機、ペル・ディエム8機に...4機のディム・レイン。
「ねぇ隊長。僕らのベイブの武装に、マシンガン式の超電磁砲何ってあったっけ?大気圏外なら物理兵装は慣性に従って何処まででも飛ぶけど、なんでこの距離で当てられるの?」
大気の無い無音の世界の中で、ユウ=スクリームの声が重なる
「この距離なら、当たらない当たらない、当たったッ!!!!あっアイスも当たった!!!!!」
砲撃を、ナノテク物理シールドの防御により防ぐも、機体の進行方向に些かなブレと乱れを興じ、祈りの声を上げる僚機に対して。
「祈るな、祈るぐらいなら手と頭を動かせ、祈っているだけじゃ、何も起こらない。寧ろ、生き残るための時間を無為に消費するだけだ。祈るのは全てが終わった後にしろ。」
「それに深い事は考えるな。適当に狙えば、大体当たる。」
「いや、それDMS(※Dead Man's select)‐774たそだけでしょ?????!!!!!!!」
その見た目上からは特に何の変哲もない。口径も銃身も銃把も何の変哲もない105mmの金属弾を撃ち込む装弾数に重点を置いた、その銃口から
吐き出される敵陣を引き裂く牙と化し、一斉射ののち、防御陣形を敷く
ディエム・ディエとペル・ディエムの数機のそれぞれ脚部と腕部を、弾く墜とす。脱落する基部をナノテク物理シールドによる補修を受け再び戦列へと戻るその姿に、
第九世代での基本戦術となりつつある。遠距離砲撃戦での接敵から互いにナノテク物理シールドでの防御を行使しながら、ナノテク兵装で破損した機体を修復し
千日手にも近い、消耗戦で、どちらが物量を揃えられるかで、勝敗が決する戦場となるが、
そこに時代を逆行するかのように新旧の獲物を揃え、如何なる理をもってして、妥当的な回答を以て打倒するは、
我らが遠き夜空の仕事人。
超長距離での砲撃戦で互いに有効打となるのは、戦闘を奔るDMS(※Dead Man's select)‐774の銃撃と、軌道エレベーターに備えられた重火器と迎撃兵装の数々のみ
加速する戦場の中で、名も無き兵士は、目に映る全てを見逃さない様に、その空いた眼で、宙を見る。
「うちの隊長は、相変わらず無茶苦茶だな。なんでギベオンのアシスト無しで当てられるんだよ。まぁまだこの距離は俺の仕事はまだだな、ご両人出番だぞ」
と《アンガー=ブライデット》が未だ震える怒りを抑えながらも《秋光=山崎》と《ルードリッヒ=ビーデンガルド》へと水を向ける。
軌道エレベーターの動力とその巨大な積載重量に支えられた砲撃の厚みと無数の砲火に晒される中、
《秋光=山崎》が操る、光子ビーム系の攻撃に絶対的な防御を誇るライトブレーカーのナノテク物理装甲と共に展開される、光の網が、弾体との接触の果てに、
蓄熱される装甲体より供給されるは、熱量と排出される冷却材の翳、噴出し手に構える多目的中型ライフルの取り回しの良さを利用して、
シールド基部より接続した動力ケーブルより供給された逆転の砲火が吐き出される。
あくまで迎撃と敵陣地の砲火兵器破壊にのみ限定されるその行為に、合わさる様に、
射角を合わせ、慣性制御による実体弾による超長距離射撃を試みるが、照準器を覗き、チッ舌打ちを一つ、
秋光機の翳へとその身を躍らせ隠れる、
「此処からじゃ、狙いが付きにくいッ。バイポットッ!!!!」
「オーライッ!!!」秋光が答え
推進機構を駆使して相対距離を合わせると
接敵迄の、数十秒の間、多目的兵装を主軸としたを備えた大型の可変式ライフル、...を手に
《ルードリッヒ=ビーデンガルド》は、僚機の機体を狙撃台として、狙撃戦を仕掛ける。
放たれるナノテク弾頭の形成炸薬弾頭は、火薬の代わりに充填されたナノマテリアルを機体接触と共に、液体金属流体へと閉じ込め
数瞬の瞬きの間に繰り出される砲撃により、敵機の防御をすり抜け、障壁の翳から覗く銃口を射抜き、武装の数々を破壊と、保護を同時に行使する。
獲物を失い。狼狽えるかに見えた。其の背より、盾役を欠いたまま、狙撃戦を展開する。一呼吸の間に、装填と照準と回避を選択しながらも
隊列を組んで、囮として敵の攻撃を捌き続ける二機の後ろ姿を前に、《アルトバース=ミカンガム》は、
Carpe Noctem (カルペ・ノクテム)...夜を掴めと謳われし、紺鼠色に染まった。
星屑型に切り取られた風防を備え頭部に狙撃用の高精細カメラと片側一門備わったバルカン砲のガンカメラが一体化したヘッドセットを備えた機体が、
機体の制動を抑え、射撃体勢で固定したまま、初弾を、薬室へと叩き込こみ、生じる膨大な、粒子を含んだ、特注の獲物である小型化されたデュオ・クァンタム・ランスから疾る。
大気圏を越えて、真空の宙の元で、放たれる粒子の一撃は、点在する重力場の移譲を読み解き、重力に引かれて僅かに曲がる弾道をコントロールしながら、
目標までの距離を中距離戦での距離まで詰めると、輕量子と質量を持った重量子の二種類の混合粒子を衝突させ、まずは初段の一撃が、二色の発光する。
次々と弾倉から単発ボルト式のボルト(遊底)を淀みなく操り、本来で有ればありえない速度で一発ずつ装填と排莢を繰り返す。
光芒を描き、照準の正確性を譚する為に距離を詰めつつ、迫り、目標の装甲を貫きその四肢と武装を奪い取りながらも
防壁の隙を通り、目標へと殺到していき、続けざまに放たれる二重螺旋の粒子の狙撃が、戦場を彩るコトンラストを描き、彩る。
「隊長、戦術リンク稼働開始ですぜ。中距離での視覚情報の処理なら、そこまで...」
Third wheel《お邪魔虫》を中心として形成された戦術データリンクの行使に、脳に流れ込んでくる情報のフィードバックに対して
つーっと眼窩より血の涙が一筋流れる。
チッこの負荷を...当然として受けていたのかと、ヘルメットの吸引機構によって、改修された鮮血を他所に、都合七機編隊の
雁行は、機体を傾け、奔り、乱戦へと突入する中
《アルトバース=ミカンガム》が警告を走らせる。
「隊長っ!!!!計測、着弾がズレる。二機、動きがおかしい、いや、狙撃を避ける奴がいる。」
《ルードリッヒ=ビーデンガルド》も同様の警告を叫ぶ中、中距離戦を担当する。ユウ=スクリームとアンガー=ブライデットの両名は、
前線を押し上げる為、前進する。
その光景を見守り、衆目と攻撃の集中砲火を捌く。終夜=ナイトワーカーは、接敵迄の時間で、狙撃による撃墜が儘ならない状況に歯嚙みする。
やはり、ギベオンのアシストが無いと、殺さず超長距離狙撃による打倒が、困難。
掠め往く砲撃の直撃を避けつつ、擦過する増加装甲を誘爆避ける為に、パージ。
放り出されたその基部が、獲物を失い接近してくる四機のペル・ディエムが迫る中、炸裂する誘導弾と推進剤を充填された基部が炸裂する
一瞬の輝きに包まれ、破断される衝撃に晒されながらも、破損する機体を押して、放たれる怒張するビーム刃が檻のように重なり澱を吐き出す様にその姿を寄せる、
殺気を振りまき、迫る脅威に紛れてオープンチャンネルから漏れ聞こえるその言葉に驚愕する。
「殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。春幸...お前を殺す。」
「えっ父さん?!なんで?!!」
咄嗟に掲げるエリュシア・レーゲル《緋蒼雨》の刀身部位で受け止め、流しながら、超近接射撃による、無力化を行使、
コックピットに時を刻む。秒針が、その時間を指す頃、
「地上部隊、行けるよなッ!!!!!」
声の届かぬ地上へとその意志が伝わる事はないが、確かに事前に打合せを行ったかの様に、それはピッタリと符合する。
・・・
超至近距離から放たれる転装弾の一撃が、斜め45度に捻りながら回転する機体に刃と銃口が寄せられ、側近のコックピットへと着弾する。
ギベオンへのリンクを待たずに放たれた一打は、大きくコックピットを削り取り無力化させつつも、
動きを止めた機体へと足撃を叩き込み、振り上げた手を降ろす事なく、無数の銃弾が襲い掛かり、
その機体の各部を抉り取りながら、その翳を光り輝く地上へと墜としていく。
その頃、地上から伝言を受けた五番隊の面々が、マーカーとなる誘導灯を坂東の山麓地地域の中腹の平野へと設置
「やれやれ、相変わらずお嬢の注文は厳しいな。そんなに旨い土地なんて...見つけるには苦労したよ。」
「外崎君、青葉さんと仲直りしたの?」
「うーん、領五、大人の恋愛に口出すなよ。何より一方的に俺が振られただけ出しな...」
「それにしてもギベオンのリンクはまだか?アレが無いと流石に不殺は難しいだろ?お嬢は、人を殺すのか?生かすのか?」
「大丈夫じゃない。さっき連絡が来たよ。旧式のレーザー通信だけど、各所の部隊を通じて連絡が来たから答えたよ。」
...
「出来たって。」
...
キンッ接合部を溶断する一閃が繰り出され、機体を両断されると同時に、転装弾による転送を済ませた
Third wheel《お邪魔虫》は、瞬く間に四機のペル・ディエムを屠ると
追従する僚機と共に、左右にバレルロール...機体を捻転し、下降と上昇に分かれ、離脱。機体同士の距離を離しつつ、高速機動へと入る。
離れいく僚機に群がる目標を捉えて、互いに援護射撃の構えを取り、防御のナノテク物理シールドの厚みの薄い、敵機の背面へと
転装弾の連撃を叩き込み、射撃姿勢から、一撃離脱を選択離れ行く、ユウ=スクリーム機を都合六機の機影を墜としたものの、
残る機影の数は、ディエム・エクス5機に、ディエム・ディエ6機、ペル・ディエム4機に...4機のディム・レイン
ディエム・ディエの編隊は、接近戦を不利と観て、砲撃戦仕様の背面の砲門に...一つ二つの変更を加え、手に構えた二重銃身の中型ライフルとナノテク物理シールドを展開
包み込む様に集約されるその姿が、巻き戻される水の流れの如く、背面の砲門へと集約されていく。
其の砲身を延長させ身にまとうディエム・ディエの姿と、獲物を失い、接近戦に活路を得ようと進むペル・ディエムは、界域の発動と前後して、
機体ペイロードに搭載されていた補助武装である実体弾の投射を試みる。画像誘導により突き進む弾体に、援護の為吐き出された、ロシナンテとメメントモリのファルキスの迎撃の手に、
アルトバース=ミカンガムとルードリッヒ=ビーデンガルドの狙撃が突き刺さり誘爆する波涛に巻き込まれ届かない
先行していたThird wheel《お邪魔虫》を追い抜くように、前進する二機の中近距離戦へと進むユウ=スクリームとアンガー=ブライデットの姿
見送り、終夜=ナイトワーカーは、視界に映る僚機を見送り、自らは援護射撃へとその戦域での自らの仕事を見定める。
黙するは、奇妙な動きを魅せる二機と、随伴機として追従する別の二機のディエムエクスの姿...。
「ノクト・ルエル...ダートルは、其のままの位置から、敵の武装を狙撃。オータムは狙撃援護、接近する敵はノクト・カエルとイーラ・パルワが、対応する。」
「僕とDMS(※Dead Man's select)‐774は、敵エースを抑えるよぅ!!!!」
「「「「「「了解」」」」」」
その返答を以て戦場を駆ける味方を鼓舞する鳴り響く太鼓の音として、その効果が発動する。
「「「「「「悉く奈落へ撃ち墜とせ、モルス・ケルタ・ホラ・インケルタ《死は確実だが、その時は不確実である》 」」」」」」
「「「「悉く穿ち砕け、アウト・ウィンケレ・アウト・モリ 《勝つか、さもなくば死ぬか》」」」」
残された。ディエム・ディエ6機、ペル・ディエム4機が同時に発動するは、周囲に励起発動されるその効果は...
其の砲身から吐き出される粒子の一打は、直撃を避けたミカンガム機の背後へと流れていくが、その射線が僅かに効果範囲の壁面へと達した瞬間
その流れを無視して方向を反転、捻じ曲がる様に背後から秋光が守るルードリッヒ機へとと直撃する。丁度対ビーム兵器用に鏡面処理を施されたナノテク物理シールドを掠め、
事なきを得るが、反射した光芒は、再度の反射を行い。構えたライトブレーカーの壁面へと直撃し漸く霧散する、熱量と排出される冷却材の翳に、
舌打ちを入れて、ノクト・ルエル...《アルトバース=ミカンガム》へ合流を促し、乱れ飛ぶ粒子砲の反射を潜り抜け、猛攻を凌ぎ、防御に専念する中で、
その現象は起こる。
加速し、接近戦を試みるユウ=スクリームとアンガー=ブライデットの両名が操るCarpe Noctem (カルペ・ノクテム)へビームライフルと光剣の瞬きが
擦れ違いざまに叩き込まれ、ユウはアイスを食して、反応値が上昇した最中、僅かに反応を見せ、保持する
無数の蛇腹の刀身が踊る、刃の暴風雨と化した、Carpe Noctem (カルペ・ノクテム)C型は、飛翔する分割される刃、ファルクス・ファルトの冴え、ナノテク機構により、
機体各部に搭載されているペイロードと増加装甲から供給されるナノマテリアルを消費してその刃を伸縮させる機構の刃は、中距離とも思えるその距離を一気に縮め、接近戦を仕掛けてくるその攻撃を往なしながら、無数の刃が踊り、一機を分解させ、再接近のタイミングに合わせてカウンターを狙うも、
戦線の同軸線状のアンガー=ブライデット機へ無数の弾体と剣閃が、その装甲とナノテク物理シールドの一部を欠損させる。
そのダメージに怒りに震えるアンガー=ブライデットは、顔を真っ赤にして、その情念と憤怒の炎に火を付ける。
瞬動にも近い蠢動を繰り返し加速と共に一機に背後へと移動した三機のペル・ディエムの姿、その加速スピードは、重力推進器による空力制御を以てしても、周囲の粒子の組成を変更し
自機のみの超高速稼働を可能にさせる。
迎撃に出た母艦のファルキスの一団が目標と見定め追従するも、その急加速するスピードに、追い縋る事すら達せられず。
大きく時計回りに、戦場を駆ける三機に引き離され、次々と加速に耐え切れず自壊。それを目を皿のようにしてコックピット内の光景を見守る
更には、四機のディム・レインは、挟撃を仕掛けるべく挟み込む様に接近する。この加速に対して対応できるのは、自分...。だけ
とは思わず。
言葉を繋げる
「イーラ・パルワ「小さな怒り」たそ?怒りは溜まったかい?後は任せて僕は、前の四機を無力化する。」
「って、話を最後まで聞かないのが君の悪い癖だぞっと。」
会話の終結を待たずに前後に分かたれた僚機は、その本領を発揮させる。
アウト・ウィンケレ・アウト・モリ 《勝つか、さもなくば死ぬか》の効果は...。周囲50キロ四方の粒子密度と組成を編成させ。
自機には膨大な加速を、追従する敵機へは、諦観にも似た遅延を施し加速すれば、自壊を促す。
その効果に対し、相対する両機は、その手札を開示する。
「逝くよックイックモード機動ッ!!!!」
五分限りの界域防御の行使を試み、戦場を駆ける。
宙には、反転する銃撃の数々と加速の暴虐を働く機体が暴れまわり、二手に分かれた一方のイーラ・パルワ「小さな怒り」を冠する。
《アンガー=ブライデット》は、ワイヤードアンカーに備わった、ワイヤー式アンカーを交互に射出し、何もない空間に固定しながらも急旋回を試み、
奇妙なダンスにもみた円周軌道を以て、加速して接近してくる三機のペル・ディエムの動きを翻弄し、自機を加速状態から離脱させ、縦横無尽に走る。
ディエム・ディエの光弾に対しても命中する瞬間に、後方へとワイヤーを射出し、空間に固定化させると後方宙返りを決め回避。
更に放出される、ワイヤー式アンカーが流体金属による組成で行使できる。射出後の電振を纏った網としてその形状変化を促し、翔ける二機のペル・ディエムを捉え
ワイヤーソーと化したその電網が、機体を衝撃と共に絡め取ると共に、次々と、3番、4番、5番と着弾するワイヤーソーが、その装甲素材となった何者かを吸い上げつつ
機体のペイロードに確保された。人員改修用のBOXへと吸引するも、敵機の接近を察知して、怒りに震える操縦桿を軽く握り、怒りとは裏腹に軽やかな指先から奏でられる
打音を胸に、無力化した二機を、投棄。急ぎワイヤー式アンカーの回収を諦め投棄すると、主武装である多目的中型ライフルに装填した転装弾で、狙いを付けて、
突撃してくる最後のペル・ディエムの姿を照準に合わせて一撃を入れるも、ナノテク物理シールドを前面に展開して突撃してくる防御を抉るも、その突撃を阻止する事は能わず。
されど、諦める事なかれ。宙に泳ぐ。ワイヤー式アンカーの残骸がひとりでに動き、その脚部と腕部へと絡みつくと、自縄自縛の様相を見せたまま、そのワイヤーが機体を寸断し、無力化させる。
切り放したワイヤー式アンカーを回収し、一先ずの仕事を終えた《アンガー=ブライデット》は僚機への支援へと向かう。
...
...
...
同時刻別の場所で行われた接近戦は、誘導する実体剣式のファルキスと蛇腹状の熱処理兵装によるカウンターで瞬く間に処理された。
通常の兵装しか持たない機体では、アイスを食しハイになったユースクリームは止められない。
さて、と、背後を見ると同時に処理を終えた《アンガー=ブライデット》の姿を目視し、今まさに僚機と砲撃戦を行っている。ディエム・ディエへの対応に移る様に
ハンドサインで、合図を送り、ここは、敵機の隙を得る為に...迂回路を取って急襲を試みる。
様変わりする戦場に置いて、砲撃の密度差により、徐々に推され始めている。防御の秋光を筆頭とした狙撃支援担当の二人は、ジリ貧に成っていくものの...
無数に展開されたナノテク物理シールドはその姿を変えて、浮遊し離脱と、再結集へと操作され、粒子砲の連射であるモルス・ケルタ・ホラ・インケルタ《死は確実だが、その時は不確実である》を防ぎながらも確実に、敵機の装備を徐々に剥がしていく。
光弾の一撃は、悉くライトブレーカーの鏡面装甲で無力化され、冷却材の噴出と共に蓄えられた熱量をガイドする動力ケーブルを自機のライフルではなく、
デュオ・クァンタム・ランスへ接続し、弾切れを考慮しない狙撃の連撃を敵陣へと叩き込み、
敵機の装備を破損させつつ、その二色の発光するを操り、敵の砲台を潰して廻り、呼応するように、多目的兵装を主軸としたを備えた大型の可変式ライフルを操る
ルードリッヒ=ビーデンガルドは、転装弾を敵機の装甲やコックピット内部へと着弾し、撃墜の華を咲かせる。
その異なる戦場での光景の中で、
隊を預かる二人の隊長による饗宴が始まる。目標は敵エースを含めたディエム・エクス5機の姿、牽制射撃としてのDMS(※Dead Man's select)‐774機によるマシンガン式のレールガンの
射線が大きく迂回路を取りつつ、敵の防御の背後へと襲い掛かる。
通常機の二倍の厚さと範囲を誇るディエム・エクスのナノテク物理シールドを徐々に引きはがしながらの接敵。
敵が保持する武装は、此方と同じ多目的中型ライフル、実弾兵装とビーム射撃を切り替える万能装備の一つであるが、此方の基本装備の内のナノテク弾頭と転装弾etc
の特殊弾頭は揃えて居ない。
ギベオンの有無によるアドバンテージの一部を晒しながらも、敵機は、偏差射撃による迎撃の一手を降す。射出される画像誘導による実体弾の投射を
其の足軽く、夜を奔る。
二つの翳は、その手の獲物を駆使して、崩さんと、二手に分かれ、交互に左右へと機体を旋回させつつ、時に機体のバランスを崩し、ストールを起こしながらも、
伸び出した蹴り脚より噴出する推進機構で、バランスの失調から回復と、更なる捻転を加え、射列の一撃を回避しながらも、
精密射撃にも似た、応射の翳が、陰りを見せないまま、宙に着弾の華を咲かせて、敵の防御を引きはがしながら、並行移動を行いながら、互いに時計回りと半時計周りで、
押し迫り、その終端で合流を果たし、
射撃戦の様相を呈するその状況でひと際、ディエム・エクス、推進機構の輝きと排気筒から排出される冷却材の噴出を魅せ、
僚機からの援護射撃の連撃と二手に分かれた二人の攻撃を器用に回避し、此方に肉薄する二機の姿が見える。
「殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。春幸殺す。」
ルクレティア=カミンバーツとルッカート=ガムバデンの二人は、仮眠と応援を繰り返し、
「Zzz、殺す。」
「戦場で寝るな、今すぐがんばれ、殺す。」
「寝てる???!なんで?」終夜=ナイトワーカーは、DMS(※Dead Man's select)‐774へと、話しかける。
「気にするな、あの動き、眠っているのは、恐らく主人格で、副人格が、機体を動かし続けてる、でなければ説明が付かん。」
正面衝突コースに入りながらも、無数の弾痕を互いに放ちながら、操作する操縦桿で、転送位置を切り替え、空中での衝突により転装弾の輝きが
粒子の一射を何処かへと放逐させ、超電磁砲の連撃が、その銃撃を交差し、撃ち落とし続ける。
二手に分かれかに見えて機影は、奇妙な陣形を組み、左右からの襲撃を凌ぎ、機体をロールしながら。上昇を選択、
その隙に入り込むかのように三機のディエム・エクスが、銃撃の嵐を叩き込み、堪らず、合流と共に機体上昇を選択。
上下から挟み込まれるように攻め立てられるも、機体に備わる《ファルクス・レフレクトール》とナノテク物理シールドを展開、
放たれる銃撃を右に左に回避と防御を試み、DMS(※Dead Man's select)‐774は、銃口は下弦の動きで回すと目視するまでもなく
早引きの音階を奏でながら、弾装を徹甲弾から、転装弾へと切り替え、
敵機のナノテク物理シールドへと叩き込みその防御を剥ぎ取り、二つの銃口が狙うその一撃を左腕より飛び出した発振器の刃が、
切り払うと同時に射線を来た道を戻るかの様に逆回転、まるで狙い澄ませたようにその一撃が銃身を焼き焦がし溶断と共に
誘爆を恐れて、投棄し、死線誘導のデコイとするも、
すでに意味の無い事と判断したDMS(※Dead Man's select)‐774は、無反応のまま、前腕を前に突き出すと銃火を叩きこむべく
引鉄を放つが。破損した銃器をナノテク物理シールドの一部を流用して、喪われた武装を再構築
銃撃戦を繰り返しながら突撃と回避防御を一呼吸に処理して交錯と太極図の如き廻る世界戦場に置いて、徐々に損傷を与え始めるも、
その様子を見守り、下部で機体損傷を修復しながら散発的な援護を繰り返す。
それに痺れを切らしたシュウ=ボウシャは、
「殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。春幸殺す。合体...」
その号令に合わせて、上昇からの急襲を試みるルクレティア=カミンバーツとルッカート=ガムバデンの二機が逆落としの様相を呈し、
実体弾と機体各部から延びるエグゾートらしき基部から走る五つの砲門からドアをノックする訪問者の如く吐き出し、攻撃を繰り返し急降下。
Third wheel《お邪魔虫》は、器用に機体を傾けつつ、機体後部を《ファルクス・レフレクトール》で防御しながら
両手の短銃と備わった手斧型の実体剣の刀身を駆使して、切り払い撃ち抜き防御し、隣のDMS(※Dead Man's select)‐774は、対象の攻撃すら視認している素振りも見せずに
回避と迎撃を繰り出す中、
その目標足る四機編隊は、周囲にその厚いナノテク物理シールドを統合しその機体の全体を覆い。機体を反転させ反転攻勢へと入る。遠き夜空の仕事にが放つ二機の猛攻を失せぎながら
その躯体を合体変形させる。やや大き目な躯体を魅せる。シュウ=ボウシャ機を中心にルクレティア=カミンバーツとルッカート=ガムバデンの二機が左右の腕と胸部装甲へと化し、残る
二機のディエム・エクスはその姿を脚部へと変え、接合する。
唯でさえ熱い、通常のナノテク物理シールドをの防御が五機分の厚みを増し更には、武装となる多目的中型ライフルをナノテク技術の可変機構で組み替え、中型のファルキスへと
変態する。そしてその両の手の指先から放つ、十の砲門から走る光のラインは、その五機分のジェンネレータが保持する出力を以て戦場を横断する。
チッ
「危なっ?!アイスが零れちゃったよ><」ユウ=スクリームがアイスを零し
「なんだ?」ルードリッヒ=ビーデンガルドが異変を感じとり
「直撃は防いだけど?一体なにが?各機防御態勢」秋光が警告はを発し
「チッ怒りが怒髪天付きそうだぜ」アンガー=ブライデットが怒りを表明する。
「照準が狂う。何が起きた?」と、ミカンガムが異常を検知する
「...」無言であったDMS(※Dead Man's select)‐774は一言呟く
「これで状況が一転するな...」
・・・
・・・
・・・
楽な方に...
的が大きくなった目標に、先ほどまでのエース機が行使していた、高機動ムーブはみられず、
わざと掠めて、撃沈ではなくその余波をコントロールしながら、目標の武装を巻き込み溶断と破断を繰り返す。
その行為に気付いたシュウ=ボウシャは、敵の攻勢を封じる為、合体し、操るディエム・エクス・マキナを操り、ファルキスとなった多目的中型ライフルを操り砲撃戦を仕掛け
自らその火砲のただなかへと実を躍らせる。
チッ
直撃コースッ!?咄嗟に銃口の狙いを外し、連続発射される掠めるだけで機体を破損させる大口径の粒子兵装である。
デュオ・クァンタム・ランスの直撃を往なしながら、フル稼働する五機分のジェネレーター出力が誇る、偏向フィールドでの防御で。
往なす。
チッ漸く、ユウ=スクリームとアンガー=ブライデットとの挟撃により、敵陣のディエム・ディエによる。誘導反射砲撃を処理し終えた。
《ルードリッヒ=ビーデンガルド》《アルトバース=ミカンガム》の両名の狙撃が、戦場の中心で猛威を振るうディエム・エクス・マキナへと突き刺さる。
それでも頑強な防御は破れず、大火力による制圧射撃を縦横無尽に走らせ脚部から、スクエア型の金属片を空中に投下。
クルクルとその弾体を回転させ、投棄されたサイクロイドボムは、時限信管式に放たれる。
炸裂すると共に、空間振動を発し、触れれば機体の歪曲と共に自壊する。その威力を
自機に対してはその高出力の偏向フィールドで防ぎきる。自軍の友軍機が途絶えた事により使用可能となる其の攻撃に対し...
すでに各自がクイックモードへの機動を終えた遠き夜空の仕事の面々はその波動を0と1の狭間に滑り込み無効化し、
撃墜を確信したその油断からくる隙に対して、十字砲火の一打を、叩き込む。
パラートゥスムを筆頭に、無数の実体弾頭の斉射が敵の厚き防御網を削り、その防御の穴に、二機の援護狙撃が突き刺さるも
その動きに対して、先ほどまでの操縦の冴えは見られず。唯、闇雲にその動きを乱し、幾百二も達する砲撃の嵐をただまき散らすのみ。
悠々と回避と一撃離脱のヒットアンドウェイを繰り返し、徐々にその装甲板を転装弾の一撃で引きはがしながらも、
猪突猛進の獣とかしたその存在には...。
だが、突如、戦場にその声が響き渡る...
「どうして...天使の環...《アグリオ・ステファ》の効果が...。貴方達には効かないの?殺さないと行けないのに、殺せない...」
誰かの耳に寄せるには気安く聞き覚えのあるようでいて初めてな、その声に、
「糞ッ自分で構造や構成、使用方法の分らないモノをそのまま何の分析も行わず使うのか?、技術を本来の使い道を知らずに使えばそうなるだろ?」
ジッジジジッっと脳裏に断続的に走る。この感覚、
「待たせたな、戦術データリンク始動可能だぞ。そちらの認証次第開始する。」合成音声らしき、機械式の声が響き渡り、※2026年8月2日修正
「ギベオンッ!!!!戻ったのか???!でも対策は済んだの?」終夜=ナイトワーカーは歓喜の声を上げる。
「思考のフィルターを追加して、負荷を処理する為のロードバランサ―を新たに組み込んだこれで思考の大量流入による阻害が機能しなくなる。」
「問題ない行けるぞ?これでパラートゥスムの本来の使用要件をクリアできる。覚悟は良いな?」
「良いよッ!出来てる。」
「予測演算結果により、今より3分30秒後に目標である天使の環...《アグリオ・ステファ》の効果が全世界へと波及する目算が高い。」
「眼前の敵は無視して、目標への電撃戦を提案する。」
「僚機、各機、ギベオンとのリンク後、本機は。天使の環...《アグリオ・ステファ》の無力化へと入る、」
僚機との接続を切り、各自はギベオンとのリンク接続へと切り替えると
気の触れた様に、暴れるシュウ=ボウシャは、突然水を差されたかのようにその動きを止め、
はっとなる?
「一体私はなにを???辞めろ、それを壊すな。天使の環...《アグリオ・ステファ》は、この世界に蔓延する戦乱を止める為の装置だ。」
「貴様が気軽に触れて良いものではない!!!!!!」
「だから言っただろ、構造や構成、使用方法の分らない、技術を本来の使い道を知らずに使えばそうなるだろ?」
「既に自由の為の御旗をあげ、宙を行く彼らは違うだろうが、其れを気付かず坂東のかつての同胞だった人たちも同じ過ちをしている、今も打開策の無いまま蠢いている。」
「お菓子喰いながら可笑しく笑い生きて、逝ってきます。」
(`・ω・´)ゞしゅびッ
「お菓子から離れようとしても、お菓子が私を放してくれない。」
「それって、おかしいね!!!!」
・・・
・・・
・・・
シュウ=ボウシャは語る
「全ては、慈聖体、既にその存在は、忘却の彼方に消えた存在ではあるが、今も国々はそれを求めてやまない、貴重な物資と燃料、そして食料となるあの存在が、この世界に現れ消えた所為だ。」
「あれが無ければ、在れば、このような問題にはなって居ない。全ての元凶は、あやつの所為だ。」
「全ての戦犯は全てを救う事が出来なかったその存在にある。責任も罵倒も嘲笑もそのただ一人だけが負うべきだ。」
「黙って叩かれ喰われ権利を奪われ黙って、ただ消費される。情報と血肉を献上すればいい。」
「私は其の為に天使の環...《アグリオ・ステファ》を作った。これさえあれば特異点であるその存在をこの世界から救い出す事が出来る。」
「死は救いだ。私たちの為に死ね。」
「ならば、その人だけが死ねば良かったのかと言うのか?」それに反証するは、解き明かす終夜=ナイトワーカーの声。
・・・
・・・
・・・
人は人として立たねばあらねど、されど人は時に間違い誰かを責める。
だが往々にして、他人の所為にするが、その場合大抵最初に他人の所為にした奴が原因の場合の方が多い。
もし君が他人に責任を押し付けられて苦慮してるのであれば、其れはその人の所為じゃない。
だから気にするな。大体は、はじめに異端審問で魔女狩りをした奴が悪い。
廻りまわって、全ての原因を押し付けられた君ではない。
何故ならば人は恐怖と責任に恐れて、自らの不安を他人に押し付ける。でも、それでも自分の所為だと黙って
石を受けていた。誰かの所為ではない。
よく見ろ、今まで観測した状況下で、非難された彼が完全に悪かった事が、如何ばかりあったのか?
当たり前だろ、率先して他人の代わりに石撃ちを受ける人に、何の責があるのか?
これは祈りと詩を唄う。希望と諦念の叫びだ。
既にこの世は、悪しき天使の環に支配された世界
されど、天使の環を崩すは、神でも悪魔でもなく、あくまでも、唯一人の人間の指先が踊る、その引鉄に賭けられている。
何かの翳に怯える者どもよ、高らかに詠え、許されざる者への祝福を唄え、
其処に在るモノが、平穏に紛れた醜悪なその姿をさらせ、約束された安息の地など此処にない事を知れ、
闘わずして得られる平穏などない。
お前らは一度であったとして闘ったのか?ただ誰かの翳に隠れて、怯えていただけじゃないのか?
嗚呼そうか戦わない奴らは戦った誰かを嗤い、作られた平和を唾棄にする。
もしもそうでないと誓えるのであれば、震える手足に力を入れて、自らより大きな存在へと立ち向かえ。
震えているのは私か貴方か?そのどちらだ?
真に闘う意志がある者だけ、操り人形の支配される傀儡の糸を切り、此処に集え。
此処に代わりに戦ってくれる誰かはもう居ないぞ?
何の代償も払わず、平和を謳歌する者は、其の平和を棄損し、甘受しながらも容易くそれを捨てる。
彼はもう誰の為にも闘わない。...以外の為以外には。
何故ならばこの世の全てが、彼を討ち捨てたから、だから、代わりに私が立とう。
ギベオン、今一度貴方に祈る、星の祝福を今ここに、
虚脱を奪う骸と化して、この詩を唄おう。無法者の詩を。
あんたらは違うだろ常に戦い続けて居たはずだ。真に恐れるべきは己の愚かさだ、其れ以上でもそれ以下でもない。
しかして、幕は上がる。
・・・
・・・
・・・
「ミー準備は出来てるか?テトラ・クアドラントを出してくれ、火力で全て押し流すッ」
「了解、ギベオンとのリンクも復活したし、いつでもできるよ。」
「搭乗者は、ミーなのかい?」
「いや違う、此処は当事者に頑張って貰うよ。いけるよね?」
「ああ、マニュアルは一通り見たよ。任せて貰う。」
依頼人である。ジョン・マイケル・スミスは、強張る表情を押し殺し、頬を一つ掌で打つと心配そうに眺める息子に答える様に
告げる。
「母さんと祖国をこの手に奪い返すぞッ!!!!」
「後は送り届けるだけでいい。火器管制は...。の後...。するから、任せて。」
賭ける言葉は、折れそうになる心へ灯をともせ、繋げるは、自由と解放の詩
キベオン経由で問いかけ繋げる
地上では、次々とギベオンが放つ妖光に包まれ、地上を支配する天使の環の効果を無力化、人々の精神支配の軛より解き放たれる。
魂を震わせる其の音階が晩鐘の如く成り響き、世界を包み込む。
クラウンリング、展開、インゴットの燃焼開始、第一次から第三次までのロックボルト開放
マイクロウェーブ照射、光体形成リング、絞り良し、
「友の亡骸を抱えて眠れ。ヘルヘイム 《死者の国》ッ!!!!!」
無窮の宙を描く一筋の光は、クイックモードに寄る高速機動を行使して、その全ての迎撃の一手をすり抜け、巨躯の眼前へと踊りでた
Third wheel《お邪魔虫》へと照射される。その光に負って発光と共にパラートゥスムの装甲の数々を展開、粒子の放出と共に行使され、
其の行使と共に装甲が剥離し、霧散していく、その最中に置いて
巨大な躯体を誇る天使の環が放つ、思念波を逆流させられ、自機を支える重力の軛より解き放たれ、推進機構の誤作動と、緊急時の強制パージを誘発させ
次第に分離しながら、地上へとの落下軌道へと張りう。
闘わなかった奴が戦った人を嗤う事の何が面白いのか?
「小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり」
「恩を仇で返し(おんをあだでかえす)「地獄への道は善意で舗装されている(じごくへのみちはぜんいでほそうされている)」
「庇を貸して母屋を取られる(ひさしをかしておもやをとられる)」
「これ、すべて養虎の患い(ようこのうれい)」
これ全て現実の不条理を示してる。
人の笑顔を曇らせる様な笑いでこの世界が救えるのか?
チッ、軌道エレベーター管制室、民衆へと知らせろ、これは新種のウィルスによる集団妄想による暴動だ。何も危険は無い。
ただ黙って何時もの様に、社会生活へと勤しめ。
特効薬足る天使の環は、依然として健在、その恩恵に身を委ね。闘う事を忘れよ。
(そんな訳はないがな。これが完成すれば、全ては意のまま支配されることになる。)
「分かってないな、民衆は何時だって自分達の都合の良く事実を捻じ曲げる。」
「結局、人は自分が聞きたい話しか聞かない。」
「それがどれだけ現実と即していなくても其れは大衆には、関係ない話だ。」
「そうやって消費していく群れの名を民衆と呼ぶ。だから簡単に為政者の誘導やプロパガンダに乗る。」
「観て居ろ地上の奴らは、みんなその情報で踊らされている。」
「全ての人が幸せになる為の施設として、おためごかしな綺麗な言葉を並べれば、疑いもせずに喜び。
そして不安を掻き立てる様な事実は、否定し、そんな訳はない。と声高に叫ぶ。」
「どこに事実があるのか?すら、私にも分らないにも関わらず。そして好奇心から人を殺す。その結果が何を起こすかもわからず、想像すらせずに。それは事実が明らかになった後にも、変わらない。」
「観てみろこの状況を一体誰が責任を取ったのか?」
「良いか、其れは逆だろ!!!!」
逆流する且つて失われた命と魂が震える饗宴は、思念の放出と操作を行う全ての機体のフィードバックを逆流させ、
逆にその自由を奪う。その行使されたその光景に対して、意識を失うシユウ=ボウシャらを残して、最後の花火の仕掛けを行使する
「瞬間武装転送システム《アーモリーディスワン》ッ!!!!!」
瞬時にその姿を顕わにする。パラートゥスムを除装後、テトラ・クアドラント...見た目上は大型の戦闘ヘリのその尾翼が大火力を示す大型のガトリング砲を四つ束ねた
異形の機体と為し、
この世界で、一般的な航空機が発達していないのは、粒子が散布された領域を防御機構が無いまま高速移動すると、
高速移動で圧縮された粒子が装甲の薄い航空機を破壊し音速を超えると、圧死するからだ。
不条理を乗り越える為に、テトラ・クアドラントの機体各部には、機動兵器と同じ、重力制御と粒子制御による空力成形機構を備えたモノとして、
その勇壮なる姿が心を搔き乱す。
除装したThird wheel《お邪魔虫》の背に、光のガイドラインで相対距離を合わせながらも、本機の船体を増加のバックパックとして
装着、十二の燐光と光刃を背に広げ、尾翼に当たる銃身を、機体右腕へと接続。
「問題点は、威力がデカすぎて連続稼働を30秒以上行使すると砲身が焼け付いて自壊しちゃいます。」
...脳裏に過るその欠陥的不利を振り払うかのように、吐き出す弾頭を転送式の粒子砲へとリチャージ、
砲火を構えた瞬間に、天上の空に浮かぶ、天使の環...《アグリオ・ステファ》は、一斉にその牙を剥きだし、崩れ行くその巨体から
苦し紛れの砲火による迎撃を行使。
その姿と重なる様に、
瞬間武装転送システム《アーモリーディスワン》の名乗りが、生じられる。
瞬時に転送されしは、
「拙者ッ!!!!何とか間に合ったでござる。遅ればせながらアンザス=フライハイ、馳せ参じたでござる。」
「防御は任せろー」
バリバリッ!!!!
アンブレイクシールドの絶対防御のナノテク物理シールドにより守られながら、
その手を解禁せしめる。
《アージナリーワン・ウェポンⅣ》...アンロックワン 罪喰い(つまみぐい)
突き出すは、龍鬚糖その甘美なる惰食の罪、暴食を喰らい、放たれしは、
その特徴的な女神像を寄せる頭部のオブジェより吐き出される、光の銀糸が舞いその巨躯全てを覆いかぶせ、触れた端から、各種武装を消し去っていく。
更には六つの銃身を束ねた砲身を更に四つ束ねて吐き出される、転送の光が、緋と蒼の光を二重螺旋の輝きを以て、
ギベオンの観測の元、生体反応を避けてその巨躯を端から削り取っていく。
放出する砲門は、一瞬でその姿を消し、徐々にその姿を堅持する事も出来ずに自壊と崩壊を繰り返し崩れ去って行く。火器管制を任されたジョン・マイケル・スミスは、終夜=ナイトワーカーの指示の元その砲火の狙いをつけ続ける。
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ返してもらうぞ。祖国を妻をッ!!!!」
重なる言葉と連弾するその光景に、大口径の転装弾の効果は、掠めただけで、対象を転送し、一撃で一キロの範囲を削り取り、毎秒200発に及ぶ連射速度と、その形状を見るも無残に剥ぎ取っていく。
30秒...を以てその役目を終えた銃身が焼き付き自壊すると共にパージ、誘爆迄の猶予数秒後、爆発するその姿を投棄し、背面部のデュオデシ・セイバーを掴むと
投擲を開始、繰り出される12本のビーム刃を放つ斬撃の刃は、躯体の制御を奪った瞬間に、天使の環...《アグリオ・ステファ》中央部の
居住区のみを区画を区切る隔壁を降ろし、その外縁部のみをその刃を操るファルキスとし、破断、溶断、裂断させると、
の大きく欠けた基部を残して、その戦線での戦闘に終わりが見える。
奇しくも今日は、7月4日、且つての栄華を誇り、一度は消えた国の独立記念日、今再びの捲土重来を測り、宙にその威を轟かさん...
人事を尽くして天命を待つ。そうだよな、信じるものがあるのであれば、祈る事も道理か?
意味深な言葉を残して、無銘の何者かと僚機達は、身動きを取れず蹂躙され、崩れた機体と多数の人員が顕在する天使の環...《アグリオ・ステファ》の居住ブロックをを牽引しながら、その場を後にする。
作戦を完了し、ロシナンテとメメントモリ、互いに今回の事件の処理を行う為地上と宙へと別れ、一路地上へと戻った一番隊の面々は、
無事帰還した男尻に関しては何も触れず。
「えっ拙者の無事を祝うシーンでは?」
「いや、だって無事なのは知ってたしな...」
「ところで旦那なんで吾輩らだけ無事だったんだ?」とミカンガムが語り掛けると終夜=ナイトワーカーは応える。
「それは恐らく、思考のフィードバックをギベオンが肩代わりしてくれてたから、影響が無かったんだろ。」
「そもそもギベオンの不調はそれが原因だ。戦術リンクは相互リンク以外に、常に状況把握の為の接続は常時されてる。其れはみんな知ってるだろ?」
「あれそうだったの?」
「でも拙者カッコよく登場したのに、出番これだけでござるか?無体な!!!まだ拙者男尻見せてない!!!!」
無駄な会話を繰り返しながら坂東の地上で援護を担った五番隊との合流を果たした面々は、見知った顔と出会う。
「不詳アズカリー=シラユリ、軍の辞めて、王子様を追いかけて来ました。」
(`・ω・´)ゞしゅび
「結婚式は、神前式よりビュッフェ形式の二次会中心で逝きたいです。お嫁に貰ってください!!!!!!!!!!」
「うーんこまったな、何か誤解がある。僕、此れでも女なんだけど?」
「「えっ?!」」
「でもさぁ、隊長の想い人って女性じゃなかったけ?」ユウ=スクリームが合いの手をいれ
「えっーーーーーーーーーーーーーーーー」
がっくりと項垂れる、アズカリー=シラユリは、二度目の失恋を一度に受け、生まれたての小鹿の様に其の足を震わせ、ファイティングポーズを取り続ける。
「ま、まだ勝負はついてないッ!!!!!今なら性転換もッ!!!女性同士の妊娠も可能!!!ダブルウェディングドレスでも可!!!!」
「えっ僕、アゼリエール意外とお付き合いするつもりないよ?」
「誰よ其れーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
木霊する伴侶を巡る半鐘が鳴り響く中、舞台の幕を下ろす為の呟きが零れる
だが人命救助して死ねば英雄で、生き残れば玩具にされる。それが現実って奴だ。
それでも君は人を救う事を躊躇しないのか?一体誰が問いかけた言葉すらわからないまま幕は降り
次回に続く。
〆
毎月、月末最終日に2話更新予定。⇒今のところ月に一話に変更予定
※来月の分量かなり多いから、一ヶ月に二話やってたら体調崩すから裏では一ヶ月で二話書いていくけど
アップだけ一話にしてストックしとく。多分今年中に全部描き終わったら、年末年始に全部ぶっぱする
⇒家事をしろという意見が頻繁に届く場合や、家族の体調不良が重なった場合、
月の更新が一話のみか若しくは、休載となる場合があります。
また、作業の邪魔や文章の勝手な削除が発覚した場合、問答無用で休載します。
→何度注意しても度重なる作業の邪魔が繰り返された為、次回から更新が難しくなりました。
締め切りが間に合ってるのは単純に命を削って無理やり間に合わせてるだけで、今月は可成りギリギリの綱渡りで行ってる為に次回からは普通に原稿落します。
待ってる人達には申し訳ないですけど、此ればかりは私にもどうにもできない。




