第三十二話「歴史を以て鑑と為す」壱
現在、度重なる執筆作業への妨害行為がまかり通っている為、これ以上の執筆活動が、継続困難になっています。
ちなみに、代表的な妨害行為は、パソコンの機能、一般的な検索、文章のコピペが一切できないのと、Excelのソートができなくて、過去の文面や細かい描写を確認できない。あとは、方向キーや一部の操作キーの結果を変えられる。例えば、↓キーが反応しないとか?文字を打ってるのに別画面が立ち上がり、操作中に、他の関係無いページに飛ばされる等、「あ」を打ったらメーラーが起動したり、画面がアップダウンするし、そもそも文字が打てなくなる。や文字コードが勝手に変更、Excelの資料の順番をバラバラにぐちゃぐちゃに並べ替える。書いてある文章を消す。勝手に誤字が入る。勝手に意図しないタイミングで、保存されたり、書いてる文章の保存を出来なくされる等々
これらの妨害行為がかれこれ5年間ずっと今まで止まることなく続いてる。
正直言ってこのままの活動が危ぶまれるので、そう言う妨害行為を見かけたら、阻止して貰えるとありがたい。というかそうして貰えないと続きが書けません。
イメ―ジソング
雨烏 - 呼声 [Official Music Video] https://youtu.be/CZJmzwg_wy4?si=jIPhzT-wgdj906Tk @YouTubeより
【Official Music Video】トゲナシトゲアリ「傷つき傷つけ痛くて辛い」 - アニメ「ガールズバンドクライ」 https://youtu.be/p2augTPjtYM?si=eryHdTXaukw3Hvl7 @YouTubeより
君が為に俺が出来る事は、その実にあまり多く残されてはいない。
別れの刻は、近く、そして、絶え間なく続く、欠乏と憧憬を胸に、
果てなる応酬と往来は、耀眩なる輝きを以てして、その戦域に対する決着を魅せる。
最後に幾何学模様の其の剣が穿つは、相対する何者でも無く、
自らの...。の姿に、見守る全ての人間が、その光景に息を飲む。
然様なら、と、告げる言葉に、哀惜の念は、込められずとも、何がその胸に去来するかは、唯一人と寄り添う鳥耀以外、誰も知らず
その意図すら受け取られず。最後のその時まで、誰も気付かない。
嗚呼、寂寞の無念を晒すその姿に、激高する叫びと、人々の欲望と諦念と、此れから起こるであろうその悲劇に対しての責を唯一人の男に押し付ける
戦場で知らされた其の報は、一瞬で、無限に繋がる手によって、カルぺ・ディエム、マレディクト、クピドレスらの全てに
知らされる事となる。
その夕淵に浮かぶ月は、その結末を見守る事なく沈み、亡者共の手は、沈みゆく船ではなく、無銘の無貌なる徒して、走る。
月虹は、輝る天と地と別つ星空の元で、何かを探す様に惑う。
翳し手を伸ばしたその手が繋がれる事は、其れより、途絶え、しかして古き主役の姿は舞台の上から消え去り、
誰かが誰かを殺す時、舞台の幕が下りる。
舞台の上から主役が消えたとしても、世界と伴奏は鳴り響き続け、再びの幕開けを待ちかねた様に、万雷の喝采と拍手が、続き、
物語が途切れるかは、誰の手にも委ねられない。其れは...。
全て、この物語を見守る人の手によって変わる。変わる結末が、悲劇で終わるのか?それとも真の終わりを見せるかを決めるのはお前が決めろ。
喩え主役で合っても舞台の台本通り、会話を紡ぐ必要はあれど、これは劇ではない。
常に、展開は変わり、即興劇の無情がいつ何時、悲劇で終わる可能性を忘るる事なかれ。
その最後の瞬間に何がその網膜に、その耳朶に刻み込む様に語り掛ける者の姿は見えなく多としても、
其処に在るのは確かなのだから...
五感の一部を喪った青年は、更にその親鳥を喪い。そして雛鳥から...へと孵るその時まで、然様ならと、羽根を羽ばたき続ける
いつか自らが親となるその時まで...
互いに惹かれ合う二重星の光の内、六等星の輝きが姿を消し砕かれる。
今一度、謂う。物語の結末はお前が決めろ。
但し...その手に委ねられしは、悲劇で終わるか真なる結末の二つに一つと知れ。
非情なる決断を下した星は、その姿を隠し、歴史はまた同じ事を繰り返す。
されど、似たモノはあるが神話と違い、一つとして同じ結末は無いが、ある一面では、同じ経緯と結果を断頭台の様に墜とす事となるの事を知る者は少ない。
何故ならば、歴史を以て鑑と為す。人が歴史を記す理由は、記録として残す必要性もあるが、同時に人々の自らの過ちを写す鏡となって
同じ過ちを繰り返さない様に振り返る為であるが...その実、喪われた命と大切な何かを示す墓標であるにもかかわらず。
人は其の全てを忘れ同じ過ちを繰り返す。どうして?その疑問に答えられる者は、居ない。何故ならば、その未来の結末を未だ誰も知らないのだから。
と、今ある情報と考察により、未来を予見する何者かが答える。
…だと...
...
...
...
ほゞすべての戦場は、同時刻、別場所に置いて繰り広げられる。
UD1990年(西暦4015年)4月1日...同日 UTC∔9 20:00/UTC±0 11:XX
□坂東 北東部岩手山付近 side元第二部隊
それは、遠く離れた眼下の山々がその存在を誇示し、開かれた平野の上空で、展開される無数の《アングレイル》とたった二機の機影に蹂躙されるその光景に
接敵する僚機達へと撤退信号を打ち上げ撤退を促すも、戦闘行為から離脱する者の姿は、確認できず、
既にその実、半数近く失う。
唯、悪戯にその姿が、レーダー索敵圏内から徐々にその姿を隠していく
断末魔の叫びは、生体機械の兄弟たちが消えて行く中、戦場へと木霊し
その光景を見かねて、遠くで、秋桜=アーデルスワットは、「下がれッ下がれッ!!!」と、既にアイジェスからの要請に応え、僚機達への退避勧告を撃ち続けるも、その情勢が動く事無く、
歯嚙みする中、暗闇の空に於いて二つの空に二分するかのように、天の星空と僅かに陽光の姿を見せる暁から朝日の姿を映す
二面性が同居する摩訶不思議な空模様から、零れ落ちる様に、その胸に去来するのは...。理を曲げる前兆を指し示す。
別の二つの戦場と、全く違う領域より、忍び寄り現出する。無数の機体の数。
その光景に息を飲み、左右の僚機と、未だ奮戦する兄弟たちへと最大限の警告を告げる。
「不味いぞ、アーデルスワット。尻の穴がビンビンに立ってる。なんでさっきから《ハーヴィージャック》による操作権のはく奪が効かないんだ?!」ソコニ=アルナは、警告を与え
そうは喰わないぞとばかりに、ソウハ=クワナイが状況の緊迫感を感じ取り、「俺達も...」と自らの出撃を提案。
「恐らく...アハト機の機能の所為だ、出所が同じ技術の上位機体であれば、その効果を霧散させられる。どうにかハルズ機と引き離せれば...」
「各機、ディフレクション・スクリーンは纏ったな?接近後、集中砲火で引きつけながら、ハルズ=アルマインを釣るぞッ」
大地を滑り出す様に、各機体の推進機構を駆使して、弾ける様にまず先頭へ躍り出るは、《ルカヌス・ウラヌース》の姿
其の腰部に備え付けられた大型の実体剣らしき刀身を備えた、獲物に手を掛け、その柄に備わった引鉄を引き絞ると、
炸裂音を響かせながら、空の一文字の緋色の閃光を描き、天に向かって一陣の風が吹く。
連続して排莢される。銃弾の空薬莢が、天を逝く天上より、零れ落ち大地に涙する瞬間。
更に追従する二機の《カルペ・ディエム・アスキック》の機影
各地の隕石落下地点より回収した《星屑鉄鋼》(スターダストダイト)をふんだんに使用し、貴重な《黒曜鉄鋼》(ブラックライト)の素材も
局部的に使用した、その武装は、高速戦闘に寄与するべく仕込まれた。背面テールユニットの数々、各機の背面武装に干渉しない様に増設された
そのスラスターは、装填されたカートリッジを消費しての瞬間的な加速を生み出すスラスターユニットの発光する機構を撃発する
機体を覆う外套が、発光と共にその表面のベールを脱ぎ棄て、大気に反応しながら、光の輝線を描き、追い越し、追い越せと、三羽の烏が天を飛ぶ。
空気抵抗と共に生じさせる摩擦と空力加熱される熱量を損耗する外套の表皮から生じる、粒子の幕が、音速を超える機動下に置いても、その抵抗を極限まで減少させる。
其処に先頭を行く秋桜=アーデルスワットが操る《ルカヌス・ウラヌース》と、無数の《アングレイル》達と共に展開される《ハーヴィージャック》による。
制御を試みるが、その動きに精彩なく、目視距離まで迫るなか、
目算距離、30000の距離を十数秒で走破し、240度の視界を確保する。ヘルメットの内部では、陽炎のように激しく歪み、本来であれば生じる衝撃波の発生を抑え
視界が周囲の景色を写しながらも流れる様に、背後へと押し流していく。
「各機、これより敵目標、ハルズ=アルマイン機とアハト=佐伯機をイレギュラーワン、イレギュラーツーとして呼称、此れより支援攻撃を開始する、」
自らの時間間隔を希釈する様に引き延ばし、目標とする機影に対して肉薄し、
繰り出された抜刀の冴えは、アイジェス機と撃ちあいを繰り返す。《アンブレイカブル》(Unbreakable)でも《アンキャストダイ》(Uncast Die)のどれでもない...
混合体である。その目標に対して、アイジェス機の攻撃を回避すべく、左右の旋回を繰り返し、
其の腰部に備え付けられた大型の実体剣らしき刀身を備えた、獲物に手を掛け、その柄に備わった引鉄を引き絞ると、
炸裂音を響かせながら、空の一文字の緋色の閃光を描き、天に向かって一陣の風が吹く。
直撃する斬線と共にその刀身より発露される刃が、頑強なる絶対防御うの装甲を溶断するべく放つが、
無遠慮に掲げられた、前腕部で、その一撃を受け止めると、限界まで強化されたその一撃が、砕けおちる硝子の結晶と見紛うばかりの光を放ち霧散する。
チッ、砕け墜ちる獲物を、振り抜いた勢いのまま、脚部スラスターを点火、返す刀で振り払われるイレギュラーワンの銃身に接続された
刃による一撃が、直撃する寸前に、急速離脱を試み、コックピット上部へ僅かに擦過傷を負わせ、離脱する瞬間に、《ルカヌス・ウラヌース》の装甲の隙間からばら撒かれる
実体誘導弾の一斉斉射が爆炎と煙を放ち、後方へと飛び退りを試み、時間差で二機の《カルペ・ディエム・アスキック》が、二刀のビームサーベル重ね、発露される。
長大な長さまで伸張された、光の刃が、交錯する様にイレギュラーワン...ハルズ=アルマインの機体へと、
二重交差された刀身同士を二機の機体がそれぞれ、連携する様に交差させると、発震するビーム刃が、跳ぶ斬撃として目標へと炸裂すると同時に、急速上昇。
僚機の攻撃に晒され足を止めた、イレギュラーワン、ハルズ=アルマイン機へ《ルカヌス・ウラヌース》を操る秋桜=アーデルスワットは、
獲物を喪い、攻撃の手を緩めるかに思えたものの、其の背面部に増加装備として隠し持っていた。黒蝕穿劫弾を弾頭に備えた携帯用ロケット砲を
構え、極大な反動と共に叩き込む。
暗く怪しく輝る瞬間加速する黒蝕穿劫弾の一撃が突き刺さる。
その機体の一部を深く深く抉ると、それ自体に小型のジェネレーターを搭載した実体弾に、発光する実体剣の刃と同じ原理で螺旋状の溝...ライフリングされた銃弾を撃ちだし、敵の装甲を溶断しながら貫く。閃断する。
が、春幸操るアンリミテッド(Unlimited)が行使する《アージナリーワン・ウェポンⅠ》の数々により、無限に繋がる手と手で繋ぎ、その効果範囲を極大化し、
その限界まで威力を上昇させた一撃を、その手で掴み取ると。衝撃と火花散る。黒蝕穿劫弾が、その勢いを徐々に失いながら、逆にその弾頭を投げ返され、
やや斜め45度の位置から繰り出した一撃がその来た道を戻り、アーデルスワット機へと、迫る。
直撃する瞬間に黒と銀劫の一射が、粒子加速器による収束を得て、突き刺さる質量を持った粒子砲の一打が、事なげもなく直前で撃ち落とす。
ソウハ=クワナイとソコニ=アルナの両名は、その光景を流れ行く景色の端で、確認すると
上昇軌道のまま再度の下降を試み。目標であるハルズ機に対して、長大なビーム刃を四つの光が檻のように降り注ぎ、その動きを留める様に、
左右から挟み込み、飛散する光の粒子が舞い機体推力をあげながら押し出されていくが、まるで気にしたそぶりを見せないまま、その銃身を構え、応射の質量を持った粒子砲を都合、
四連射と同時に、残弾を使い切るとリロードの構えをとり、中折れチップ式の大型リボルバーの銃身を機体の腰部前面、フロントスカートアーマーの交換弾倉ギミックへと差し込むと、回転弾倉毎、排出と交換を実行。
再び、残弾数を回復させつつ、更なる追撃を試み、銃口を向けると、先に打ちだした銃撃の嵐が、前方で射撃体勢に入ったまま、硬直するアイジェス機に対し
直撃コースへ入る。
機体の前方から後方へと貫かれ、崩れ行く機体が、暗闇の中で、その機体が破裂し、無数の鏃となって同じく射撃体勢に入る。イレギュラーワンへと降り注がれる。その衝撃にメインカメラの視界が一瞬防がれる。
と共に地上から別角度で飛来する射かける黒と銀劫を纏わりつかせた。高出力の粒子砲の一射が斜め下より、致命傷に近い一打を負わせるも
《アージナリーワン・ウェポンⅡ》アンロックワン Вечно живущий(ヴェーチナ)「永遠に」
により再びの再生。
《ドラウプニル》その名の通り9夜ごとに同じ重さの腕輪を8個滴り落とす。組みあがるは、その姿に差異は亡く、吠えるように、暴れまわる。暴風の存在が生じ、その存在は転じて9夜の間、次々と生まれる分身を産み出す。
撃墜された分身を繰り出す造物は、嘗て唄われた由緒正しき一振り。《ドラグヴァンディル》より派生する矢...《グシスナウタル》を身じろぎしないまま作り出し、一度に二か所でそれを弾けさせる。飛び出す破壊不可能の獲物として生み出した《黒曜鉄鋼》(ブラックライト)製の矢尻を備えた。無数の弾体を弾け飛ばす
一打として、罠を仕掛ける。
無限回廊の如く延々と続く鼬ごっこに対して発露されるは、《スヴァルトアルフヘイム(鍛造の国)》と《ミズガルズ》(世界の庭)が描く黒き世界
大地に繋がれし虜囚の槌手、《ヴェルンド》に付随される。意識共有と量子演算による予測演算に量子化を行使する《ヴァナヘイム》(豊穣の国)の効果が重なり、
戦場を無数の起立する黒樹が乱立し、その枝葉より産み出される無数の幾重にも結晶体の姿を映し織り為す奇蹟、その美しき文様であるウィドマンシュテッテン構造の刀身と殴打するハンマー、無数の鏃と、射撃兵装である。大型リボルバーライフルを生成し、
更には、無数の足場となるサブフライトシステム(SFS)や、構造体による迷宮にも似た、建造物を作り上げ、その機動の方向を、限定させ。
追い込むべく、逆巻く竜巻の如き螺旋状の回廊を築き、突如現れた尖塔が現れる。
貫くように放たれる閃光が、その壁面を焼き墜としながら、追いすがる二機の機体が向かう先に、
無数の覇を唱えし、光の奔流を放ち、その袖口より、黒い極小の刃を砲撃の如く吐き出す。長大な刃となったシュバルトレーゲン《黒い雨》が
その手に持った獲物を投棄し機体の随伴機として追従させながら、電光奔る袖口よりも、二つの発振器を並列励起させ、その威力と効果範囲を
拡大させ、放出する砲撃の光が、その宵闇の天を撃ち抜き、天へと昇る尖塔へと直撃し、その樹皮を焼きながらも、その一撃は其の守りを貫く事無く、左から右干へと振り抜き、
その射線上に存在する。《アンレコニング》(Unreckoning)と《アンタッチャブル》(Untouchable)が混合されたイレギュラーツーと呼称されたアハト=佐伯機は、その身を守る。六角状の装甲が、拒絶する様に展開する。
《アージナリーワン・ウェポンⅥ》アンロック ワン ウィス・レプルシオー《反撥力場》
中性物質にすら電荷を生じさせ電磁場とクーロン反発による絶対防御。触れた対象に強制的に電荷を偏らせ破壊や障害を起こさせる崩すには...
既に攻略の一手は、解法が出ている。
ウィス・レプルシオー《反撥力場》が形成する絶対防御を破るには...
その刀身に込められたるは、無限を指し示す本らで有れば刃を徐々に、形成刃の輝きを込めつつ、
形成するはずの偏向フィールドを刃亡き剣として振るう。
《アージナリーワン・ウェポンⅥ》アンロック フォー サンクタ・レギオ《不可侵領域》
《アージナリーワン・ウェポンⅥ》アンロック スリー ヌスクァム・エッセ《存在不証明》
同時に行使されるその行為に対して、
我は求め訴えるなり、其は、何処にも存在しないが、全てはそこの目の前にある。目に見えぬのであれば...そこには無い。
自動電磁場による反撃が突き刺さる。
コックピット内部のジャイロセンサーを確認して、天と地の落差を転換し、射角を調整し、発射と共に一撃離脱、
後方へと流れ、飛翔体が目標を捉えると攻勢眩き、黒曜の刃を翻し機体を後方宙返りを試み、命中した瞬間に発動する、反撃のヌスクァム・エッセ《存在不証明》を回避するも。
放たれた刃亡き刃は、ウィス・レプルシオー《反撥力場》とサンクタ・レギオ《不可侵領域》の二重防御に防がれ、理を変えるべく水面下に置いて準備を終えていた
紙垂が揺ら揺ら揺れる。忘却の果てに行使されたその一打は、周囲の機体を巻き込み
何かが周囲の空間へと転化される。《アンチェイン》(Unchain)と《アンリミテッド》(Unlimited)の援護を受けて、過大な推力と火力を得た僚機達であってもその影響下より脱するには、その戦速は、足りず。
忽ち展開された不可視の領域に押し出されるも、咄嗟に形成された、《Hand Hundred Babylons》(ハンドハンドレッドバビロンズ)...略して《HHB》が重力子による障壁を放ち、実体シールドによる防壁を作り出し、防御。
黒樹に守られたデスペラードとイレギュラーワンの姿を残し、その戦場で洗われた。土石流の如き流れに講じるは、重力波による備え、
「「あっ??」」
その光景を少し離れた。場所で空を仰ぎ見守るアンザス=フライハイが操ると青葉=穣の両名の頭上に、理乱す。光景が打ち下ろされる。
坂東 北東部岩手山付近で展開された戦線は、ほゞ同じ時刻、異なる場所と戦線へと移りり変わる。
UD1990年(西暦4015年)4月1日...同日 UTC−4 07:XX/UTC+0 11:XX
◇ギアナ高地 side第六部隊
「えっアイスの人?なんで???」
・・・
一機目の《ヴェナートル・ノクティス》を撃墜し、僚機の危機を回避し、周囲からの突然の狙撃に咄嗟に反応、防御を行使するも事態は風雲急を告げる。
アイ=スクリ―ムは、その意識と意識を繋げ共有化されるその中、蒼天の空に、一筋の割れ目が生じ、
清廉なる空気を孕んだ空に、突如として暗闇の空が映り、其処から生じる摩訶不思議な光景が広がる。
その現象を第六部隊の面々は、知っている。が、確か、ドン・キホーテが屠ったはずで永らくその姿も確認できていない。
其れなのに...
上空から《アンチェイン》(Unchain)と青く染められた《ヴォーパルバニー》の二つの機体が、
互いに離れた場所へとその足場を変えて、その姿をを見せる。
「ココたそ、あれはなに?鳥だ。飛行機だ。違う。唯の四十絡みのおじさんだよッ!!!」
「いや俺はまだ四十手前だッ!!!」
陰鬱気に、欠伸を一つのこして、狙い撃つ一射が、呆けた様に空を見上げる、第六部隊の面々に襲い掛かる。
咄嗟に、《スヴァルトアルフヘイム(鍛造の国)》と《ミズガルズ》(世界の庭)が描く黒き世界
大地に繋がれし虜囚の槌手、《ヴェルンド》に付随されるあらゆる武装と槌打つ手によって形成される。武装の数々が、
いつの間にか起立している黒樹を原資として、其の装備を作り上げ、
起動された《HHB》とナインライブス(Nine Lievs)九つの大型3基、中型3基、小型3基の粒子加速器付の浮遊する実体シールドを駆使し、
アイジェスは全天周モニターの至る所から迫りくる光のラインに視線を泳がせ、自機に当たる射線は機体をか手向ける事により回避。
反撃の一手とするは、思考接続により疑似的にこの手で掴む銃把を手に、照準を合わせ引き金に指をかける。
大きく狙いを外した一撃は、粒子加速器を搭載したナインライブス(Nine Lievs)の盾の中央部を経由して、絨毯爆撃の如き、弾幕を行使する。
偏光し、その勢いを増した一撃が、無数の狙撃線を潜り抜け、発射体制で、其の足を止める《ヴェナートル・ノクティス》へとその牙を突き立て、霧散させ、
無防備な僚機達への射線へとその障壁を割り込ませ続ける。
《ヴェナートル・ノクティス》が放つ大口径のビームライフルの斉射が、悉く飛散し、空を逝く無数の機体の直前でまき散らされた粒子の余波が
次第にギアナ高地の森林地帯に燃焼を伴った山火事を誘発させる。
チッ
しかも、脈打つ鼓動の如く、連打されるそれらの銃撃は、次第にその発射速度と軽々に繰り出される銃撃の数々が次第に勢いを増し始める。
10時方向より飛来するそれらの攻撃に晒され、盾の陰に隠れつつ対処する為の作戦を手早く、纏めるべく互いに軽口を叩き、
アイスを頬張り、その意に応える
「スクリームたそ、あれは確かに、おじさんです。でも、僕はおじさんじゃないよ。おじさんなのはディ=ストレーズでしょ。内の隊の最年長だし」
「嫌、吾輩、精々二、三才ぐらいしか違わんだが?」
「ていうかなにあれ?光学望遠を限界を超えて最大にしてみたけど、あそこにあるの、随分前にみたマレディクト側の旗艦じゃないか?あのデカさなら30機から其れ以上搭載してる筈だ。」
「しかも、あれは...。指揮官機...第七部隊のイングリット=ワークマンたその機体じゃん!!」
「それに比べて僕らは四機、絶対、戦力配分ミスってる。他の僚機は?ドン・キホーテとブルーリーフと、他に確か《ブレイズ=ガルヴ・ディム》の一個中隊が常駐してる筈。」
「そうだなアイ=スクリーム、連携すれば何とか...」アスハ=ワガミは祈る様に僚機の姿を探すがレーダーの範囲内には確認できず。
「隊長、吾輩たちには、哀しい知らせだ。うち等以外の戦力は全て、逃げ出してる...」とディ=ストレーズが告げ
「えっそれじゃ、アイスの補給無しじゃん、ヤダ!!!」と、アイ=スクリームは反論し
「いやそういう問題じゃないだろ」ディ=ストレーズが諦めにもにた表情を浮かべ、
「まぁ、それでも俺達は...」
「「「「笑いながら撃つんだがなッ!!!」」」」
四つの閃光が瞬き、相対する勢力からの攻撃に対して異を唱えながらの応戦を選択、
「散ッ!!!」と叫び
互いの機体の脚部同士を空中で、蹴ってのAMBAC機動と併せての散開軌道を描きながら、反するもう一方の脚部でスラスターを吹かせ、
方向転換を行い、バラバラに展開しつつつも、《カルペ・ディエム・アスキック》と同一化された《カルペ・ディエム・アスキックアース》の背面テールユニットより、《星屑鉄鋼》(スターダストダイト)のインゴットを消費しての高速機動を実現。
外套をはためかせながら、表面のシートを抜去し、飛散する粒子の幕が展開され、同僚たちが行使すると同様の効果が生じ、加速によって生ずる空気抵抗を
軽減し、目算の距離50キロ圏内に及ぶ、遮蔽物の無い天を翔ける四匹の無謀な兵士たちは、互いに攻撃と防御を担当しながら、
ある時は、三重防御のストラクチャーシールドを構え、僚機の射線上へ踊り出ると、交互に、左右に不規則に繰り返すブレイクとシザーズを
繰り返し僚機の姿を隠して防御した瞬間に、機体を45度傾け、その射線上より離れると同時に、カウンタースナイプの要領で、
単独での《天地併呑》(ウニヴェルスム・デヴォラーレ)を行使。
掲げる備え付けられた砲身へ圧縮粒子を解放。機体左右の砲門の内、左側の砲身を構えた大型ビームライフルへと連結させると、機体各部の装甲をスライドし、ソーラ―パネルを露出。陽の光を浴びて発行する金属が、何かを吐き出すように、瞬き、銃身を蛇腹状に展開。それと共に斉射を開始。
焼け付く砲身を、30秒を要する冷却を《アンリミテッド》(Unlimited)が行使する、無限を冠した援護により冷却時間を踏み倒し、連打する。光のパノラマを描く画用紙と筆を持ち、
応対する。砲撃戦の光が、敵陣深く切り込み、また一機、また一機と、その目標を地上へと叩き墜としていく。
目下の危険対象は、数十体規模の敵旗艦の姿、何故こんな場所に単独で存在しているのかは謎ではあるが、今は、脳裏に過る全ての戦場で共有化された情報を
元に呼称する。イレギュラーワンの動向も気になるが、そちらは今、ドン・キホーテとブルーリーフの二機が対処している。
脳裏に過る其の機体性能の一端を見て、自分達が出来る事は...一体でも多い敵を屠る事、どうせ弾薬やジェネレーターの枯渇は、《アージナリーワン・ウェポンⅠ》により、
無尽蔵となって居る。後は狙った弾を当てるだけ...
二機同士が連携し、四機の編隊となった《カルペ・ディエム・アスキックアース》の一団は、絶対的な戦力差を覆すべく奮戦する。
天を翔ける。夕闇の中から、朝日の翳る陽光に照らされ、二つの機影が踊る。
口数少なくも、自らの窮地に、左右を見回し、自らの息子と相棒の姿を見失い。別々の場所に飛ばされた事実を知る。
しかしながら、無限に伸びる手と手は、常に繋がったまま、お互いの周囲を援護し続けている感覚を感じたまま鋭敏な反応を魅せる。
怒張する迫り出した操縦桿を掴み、
心の琴線の一番、柔らかい場所を押しのけ進む。《アンチェイン》(Unchain)の姿を見やり、心なしか安堵する青葉=穣は、四連銃身から吐き出される。粒子砲による連続射撃を
《ヴォーパルバニー》の回避反転機能を使用しての回避と攻撃の一手を繰り出すものの
同じ技術体系の系譜である紙垂を利用しての相殺を以て、その一手を封ぜながら、互いに言葉の応酬と
シャンデル(Chandelle)とスライスバック(Slice Back)の揺り返しを繰り返す。
水平飛行中から45度バンクし、そのまま斜めに上方宙返りし速度を高度に変えるシャンデル(Chandelle)を繰り出し
速度を落としながらも180度進行方向を変え変わり、速度が減少する代わりに高度を上げ、
更には下方に旋回しながら高度を速度に変換し。急速な加速を以て、追従する機影を引き離すと、
水平飛行からマイナス45度(135度)へとバンクし、そのまま斜めに下方宙返りし高度を速度に変える。
高度が下がりながらも速度が増大、その機動の頂点から終端に於いて方位が180度変わり、
背後から迫るイレギュラーツーたるその猛追を引きはがさしながらも、接敵する。
互いに撃ち放つ。ラピッドローダーでの弾倉交換から、スヴァルトアルフヘイム (Svartalfheim) 《鍛造の国》を利用しての自動給弾される大型リボルバーから吐き出される。
粒子砲同士の討ち合いが、質量を持った一射と、質量を持たぬ光子であったとしても理を越えて、
放つ不可視の手、マヌス・デイ《神の手》が、その距離と方向を書き換え、迫る。
堪らず、青葉は操る《ヴォーパルバニー》の腰部と脚部に備えられた。実体弾の兵器を放つアタッチメントより、粒子攪乱幕の一番、二番を投射、
時間差で炸裂するその粒子を乱す。一撃が、空域を染め上がる様に光のハレーションを産み出していく
その閃光を回避し続け、その放出が止まった瞬間に、フットペダルを踏み込み姿勢制御用バーニアを吹かせて方向転換、
口々に警告の声を上げながら時限信管で、粒子攪乱幕の投射が、続き、
なおも放とうとするその粒子砲の一射の効果範囲を減衰させ、その隙に青葉はとアイジェスと連携し、アハトが操るイレギュラーツーへとその目標へと肉薄する。
その一瞬の煌めきに脳裏に過るは、且つての戦場での会話...
「准将...早く隔絶された事実を今一度、読み解くべきだ。」コーディー=スルーは、言葉を繋ぎ、更に先にある事実に対する探究を試みる
「そうだな。野兎よ。今の動きで完全に思い出した。お前知ってるな?慈聖体は、何処にいる?」
...
それは且つてのエーリヴァーガル戦役での最終戦での一幕、今は敵対する同士であるアハト=佐伯と、青葉は、戦場に於いて
翳すその手から高出力の粒子砲を照射、その閃光を回避し続け、その放出が止まった瞬間に姿勢制御用バーニアを吹かせて方向転換、
口々に警告の声を上げながら時限信管で、対サン・ヴァントル(腹無し)用に備えていたビーム攪乱幕を投射、なおも放とうとするその粒子砲の一射の効果範囲を減衰させ、
その隙に青葉機とアハト機が、目標へと肉薄する。
「改修型とは言えディエムではきついな...」イングリット=ワークマンは、敵の一射を引き付ける為に、遠間の距離から、
実体弾の投射とビーム攪乱幕を振りまきながら、漏れ出る光の尾を器用にオービットマインを張り付けた楯とビームシールドを重ねて、器用に隊長機と共に、敵の狙いを引き付けて二機のディエムが捌く。
「アニスッっっっっっっっっっっっっっっっ!!!!」「アハトッ!!!!いつもの無口はどうした?思う存分逝かせてやるよ。その出来損ないと一緒にな。」
「貴様、クピドレスの癖に、《慈聖体》の報告を怠ったなッ」
...
一瞬、視界の内でフラッシュバックするかつての光景、に対して長らく疑問に思って居たその言葉を吐く
置きバズならぬ、進行方向の随所に接地した、進行方向を逆転させる摩訶不思議な回廊へと誘い込みデスペラードが抜け出すまでの僅かな時間の間に、其れは熾る。
「漸く、邪魔ものが消えたな...青葉ッ...お前は知っているはずだ...且つての戦場でオーグルが言っていたな...」
クピドレスは、たるアニス=フライヤ-は、言っていた。青葉が、慈聖体...。聖痕が刻まれたこの身体の元となる素材となった存在の名を
自己培養により、蘇り食むべき餌となったクピドレス共は、その事実をひた隠しとする。その行動原理の根幹となる謎の素体のその名を紐解くべく
あらゆる手段で聞き取ろうとするもその事実を知る者は、存在しないという結論ではあったが、
ふとある時、且つての戦場での光景が蘇り、アハトは、事実を知るであろう。目標たる青葉へと其の照準を狙い。戦力の分散を試み実行する。
あとは、聞き出すだけだとばかりに、 且つて失った獲物を復元し、バスターライフルと兼用の巨鎌と、肩部に担ぎ背負う刀の刀装を備えた実体剣を備え駆るは、青葉=穣、
一体何の事かと訝しみ...はっとなってそのキーワードに、動揺を隠せないまま、
不味い...奴らは胎喰都市での一幕から、奴らは慈聖体の存在を認識して、代用品としての存在を孕ませる為、アイ=フライヤー...アイちゃんを産み出してる。
絶えず求めている。私が知っていることをいつから気付いてる??!
...
突然、動きが変わった。先ほどまではデスペラードの後を追従する様な動きから、その射線の狙いが、完全に青葉機へと変わっていく。
《HHB》とナインライブス(Nine Lievs)の防御があるもののその攻撃は、次第に激しいものとなり、
互いに鉄壁の防御を崩せぬまま、事態は混迷を極める
《アージナリーワン・ウェポンⅧ》アンロックワン 傷天害理
一枚の紙垂を代償に五分限りのその理を書き換え対象を入れ替える
《アージナリーワン・ウェポンⅧ》アンロックツー 狂理勅令
その効果は...傷天害理てんしょうがいりの効果拡大化、書き換える現象は一つのまま同時に多対数へとその効果を広げ、
《アージナリーワン・ウェポンⅧ》アンロックフォー 空理空論
指定する効果は、自機以外の機体へ障害を無視して攻撃を加え、因果関係を無視し、その計算(予測)から除外される。
効果範囲は、自らが保有する機体全てで空域で占める。
《アージナリーワン・ウェポンⅧ》アンロックファイブ 格物究理
その効果は。理を阻み替える理の対象を複数対象にまで広げる。
次第に重力圏内に存在する全てが逆転、逆回転の憂き目を浴びて、予測演算による回避を封ぜられたまま、無数の弾体が、ディフレクション・スクリーンが迸る流線形の輝きを放ち、
流体力学を無視しての回避軌道を取る。
縦横無尽に、上下の世界がが反転する中で、馴れない操作にスラスターの点火を悪戯に消費し、蒼空を渡る。無数の銃撃の波を、ある時は機体を傾け、
45度のバンクを付けつつ、上昇から下降気味の変則軌道を魅せるまま、敵機の姿を視界から外す。
また、離れ離れとなる愚は起こせないとばかりに、僚機のフォローに走るデスペラードは、次々に多面展開される。
あらゆる場所に繋がる境界面を背面部の尻尾...ヴルカヌス・ツインテールの位相空間固定アンカーの境界面を利用しての相殺を繰り出し援護に入るが...
その狙いは。青葉機の撃墜ではなく。
重い口を、無理やり開かせる事...
「青葉ッ!!!貴様、慈聖体がどこにいるのか知ってるな?答えろ!!!!」
燃え上がる紙垂は、多対象の理を捻じ曲げ、その言葉を吐き出させる。
「クピドレスが...望む、目的は、多数の人達を喰らったのも、争いの火種をまき散らすのも、唯一人、全て慈聖体であるおじさんを探し出すことで、《黒曜鉄鋼》(ブラックライト)は、全て培養した慈聖体をダグザの釜で変換しただけだなんて、私は言わないッ!!!」
「あっ?!」
咄嗟に口を塞ぐもののその声は、全世界に対して喧伝する事となる。その事実に
「「「「「「「「「「ん???!おじさんって誰だ?」」」」」」」」」」
「春君ッ思考の共有化止めてッ!!!」
「もう遅いッ!!!!アイジェスッ!!!!お前が全ての元凶かッ!!!その命、身体、魂全て、捧げて貰うぞ。お前の犠牲で世界が助かるッ」
しかしてアハト=佐伯は、舌なめずりして、呟く、「お前の味はどんな味がするのだろうか?」握る操縦桿の手は、荒くそして繊細なコントロールを見せたまま、
何もない虚空に突き出すし、唱える言葉は...。
「お前が慈聖体だったとはな?全ての点と線が繋がったぞ。その味を確かめさせて貰う。天然物のその味を」
「それについては、俺からは何もない、御免こうむりたいものだな。」
もう不要とばかりに、マヌス・デイ《神の手》の不可視の手が、生ずるまま、動揺で、機体制動がブレた青葉機へと掴みかかる。
《ヴォーパルバニー》を包み込み、掴んだ足元から徐々に突き崩しながら、振り回される機体が、絶叫を上げる青葉を他所に、
救援と向かった《アンチェイン》(Unchain)に向かって叩きつけられ、
その衝撃を殺しながら、受け止めた瞬間に、天上を上下反転から側面側へ変え、宙に浮かぶ生き物を弾き飛ばしながら、急転直下、足撃の一撃を叩き込み、
滑るように横方向へと墜ちていく二機の機体を他所にアハト=佐伯は、空域と空間を統べ乍ら「ハハハハハハハハハハハハハハハハハッそうか、そうか、此れで我らが悲願が叶う。」哄笑しながら、実に嬉しそうに、その言を舌の根に転ばせながら、
更なる一手を以て、追撃に入る。
・・・
「えっこれなに?機体の進行方向が、後ろに引っ張られるッ」
どうにか重力が形成する方向が、様変わりする中、加速軌道に入っていた第六部隊の面々が、スラスターを全開にして重力の軛を引き千切り、
敵陣に向かって突撃する最中その声が鳴り響く
「ねぇ隊長これってどういう事?これで戦争が終わるって事?」
アスハ=ワガミは天を横に仰ぎ
「違う。これで平和は終わり、本当の戦争の始まりだ。火種となって各国が、ドン・キホーテを巡って争い世界が火に包まれるぞッ!!!」
「えーじゃぁ俺達は...どっちに?ッって、」と、機体に衝撃が走り、空中での機体同士の接触により、機動を変えられ、数発の光る射線が機体の傍を過ぎ去っていく
「今はその問題は良い、舌を噛むぞッ」と、罹る推進機構をフットペダルでその尻尾を叩き、斜め45度の角度を付けて傅くように機体傾け、全身を使い前進する。
「ラビットフッドッお前の幸運を見せつけてやれ、切り札と切り札、どちらが勝っているか逝け!!」
「援護する。死に水は取ってやるから、あいつらとも腐れ縁だが、此処で斃す!!突っ込め!」
「あらら、雲行きが怪しくなってきたね。」と、アイスをひと噛み、気合を入れるとアイ=スクリームは、嚆矢となる、叫び声を上げる。
すぅー、俺が叫ぶは、大音声の鬨の声。
無数の大出力狙撃ライフルの連射によって、弛まぬ警戒網を敷きながら、無数の光の柱が踊る中、彼我の距離を走破するまで、約30秒
しかし、通常で有れば↓方向の重力が→方向へと重力の変容をみせ、三秒前後の遅延が見られる。
その光景に対して、、新しく、移植し生え揃えたその両手の具合を確かめながら、欠けた足の幻肢痛から
漸く脱却したものの脳内に混入した、破片が正常な判断を阻害させ、荒ぶる熱情を叩きつけるかのように、
且つての戦場でも見た、スフェルスオルビロン(球体軌道体)の光体が再びの回転と共に投射される。
光り輝く陽光を弾く球体は、楕円軌道を描きながら、天地を横たわる。重力方向を天として、次々と
投射されるスフェルスオルビロン(球体軌道体)が罹る重力加速と、次々と打ち出される高出力のビームライフルの一撃が撃たれ更なる加速と
勢いを以て、第六部隊の面々に対して襲い掛かっていく。
「なにそれ、ずっこいッずっこぃ!!!!なんで重力が、側面に偏ってるのに、向こうは普通に立ってるの???」
「も~知らないんだもんね。」と、一直線でも、左右に機体を揺らし、最小限の動作で、突き進むアイ=スクリームの元へと、狙撃の一打が見舞われるなか、
後方から狙い済ませたディ=ストレーズが放つ援護射撃が単独顕現の《天地併呑》(ウニヴェルスム・デヴォラーレ)の光が、命中する直前で、
空中で緋色の華を咲かせて、吹き溜まる粒子の爆劫をまき散らし、向かってくる
ジグザグな稲光の如き、機動を描きながら接近する。空戦軌道を試みる一機の《カルペ・ディエム・アスキックアース》は、時に
実体弾の投射と、銃撃を加えながら、突撃体制のまま舞い踊る。
その姿からは、次々と大気と反応して剥離していく外套が散乱する光の輪郭を保持したまま、質量を持った残像として、展開。
敵機のコックピット内のレーダーと全天周モニターには、一度に多数の機影が確認され、まずは三体に分かれたその姿が時間差で突撃してくる。
向かい撃つように飛び出した、イングリット=ワークマンが操る《グルジイフ》は、無数の多腕を保持するマニュピレーターより展開される。
光刃の刃を前に、その刀身を形成する基部よりの銃撃を駆使して、一刀の元に切り伏せたもののその一撃が多きく空振り、
続いて、二体目、三体目のその姿に目くらましかッと無視し、僅かにブレるその輪郭の違いから、本物を見分けた、イングリット=ワークマンが、
幻の二体目を潜り抜けようとした瞬間、機体に大きく先ぶれたるその穂先が突き刺さる。
機体内に鳴り響く、無数のアラートを残して、すぐさまダメージコントロール。
一体何毎かと思い、確認すると、機体にビームサーベルの刀身が突き刺さり、機体の一部を破損、重力に引かれる様に、起立する進行方向とは逆に、
ビームサーベルが自由落下の憂き目をみて墜ち得るも、三体目と同時に走る。隠れて忍ばされたビームライフルの一撃がすり抜け、落下する光剣と接触
その狙いを変えた跳弾が、10時方向の回避運動に入った《グルジイフ》の腕部の一部を溶断。
次々とダメージを受ける《グルジイフ》が吐き出すERRORを処理しながらも、一体何が起きてるとばかりに、混乱の渦に巻き込まれ、
続く、アイ=スクリームは、自由らかで自機の手前から背面部へ流れ落ちていくビームサーベルの基部を、前腕かさ射出するワイヤーで回収、
巻き戻された勢いのまま受け取ると、弾幕を抜けて、進行方向に向かって上昇を試み追撃。
待ち構える《グルジイフ》より繰り出される八つ手から一つ欠けて七つとなった、光剣と無数の光の盾の防壁が並び、
二機の機影が接触した瞬間、無限のアシストを受けて大きく熱せられた破劫を纏ったその刃が、出力差で、交差する多重の光刃が触れた瞬間
イングリット=ワークマンは、推されるも、機体の推進機構に逆進を描け、更には、准将への援護を要請。
受けた紙垂援護により、正常に機能すれば、大地に対して垂直に働く重力を側面、今度は第六部隊側ではなく、イングリット=ワークマンの背後に向かって生じる様に変化、
←突然重力変化により勢いをましたアイ=スクリームは、その動きに合わせて、巴投げの要領で背後に投げ飛ばされれ機影が重力落下の自然現象に押し出され真っ逆さまに
横方向に墜ちていく。
前方よりその陰を追従するかの様に落ちるスフェルスオルビロン(球体軌道体)を操り、落下していくアイ=スクリームへと殺到させ、
自機も併せて重力落下に任せて、追従の構えをとる。
「出力差で...押されるのか...チッ准将、こっちにも援護をッ!!!」
勢い余って蹈鞴を踏むアイ=スクリームはすぐさま機体を立て直し、反転攻勢を試みるが、頭上から降り注ぐスフェルスオルビロン(球体軌道体)の
多重衝突攻撃を、機体をズラしての回避軌道と、こうなれば自らも袖無しからナクト・ア・ポワルへと為さねばならぬ、
「俺は、脱ぐぞぉッ!!!!」
「えッなんで?脱ぐなッ」
何故ならば、肌を晒した方が肌感覚が鋭くなる。
唯し、その姿は見るに堪えない中年男性の全裸、それでも男は、その一手を行使する。
ノーマルスーツをまるで手品の様に接合部を解放し左右に布地を引き裂く様に分離すると、全裸の如き鍛え上げられた姿態をねめさせ、そして晒ながら、
重要な箇所が、やや下降気味のアングルから覗く、操縦桿によって隠される。何かが揺れる音だけがやけに静かになったコックピット内部で鳴り響く。
「准将、先に生きますゥ(逝きますゥ)うぅぅぅるぅわぁヤッハ―!!!俺は自由だ。残業してやるぞッ!!!!今日はデスマーチだ。」
「あー弾幕きっつい、そもそもなんでこの人全裸なの?しかも加齢臭キッツぃ!!!!」
「自由なのは良いけど、服は着てよね><」
当初の三倍の反射速度へと至るべく奔る。全裸のおじさんの尻が、前後左右に振れながら、継ぎ接ぎの身体から香る。ややキツめの加齢臭を放ち、
向かってくる。
その同時多重攻撃を、大型ビームライフによる牽制と共に、近づき、接触すると共に、離れては、また触れ合う。
その繰り返しの中で、春幸のアシストをうけ出力で勝るはずのアイ=スクリームが乗る《カルペ・ディエム・アスキックアース》が、次第に攻めきれなくなっていく
無遠慮に繰り出された刃と刃が触れ合った瞬間、その流れに逆らう事なく受け流される。
無数の刃が、出力差をものともせず、一撃一撃を体制を崩すことなく捌きはじめ。
所々のワンシーンに男の男尻が触れ、ナッツクラッカーが踊る。一定間隔のリズム刻み繰り返し走る。擦過音に、耳を侵食されながら
「あれはッまさか、奮える男尻だッ!!!」
「あれが何か?知っているのか隊長ッ!!!」ディ=ストレーズが合いの手を入れつつ吠える。
「いや知らん。唯間違いなくあの男尻が秒間70ヘルツで震えている事だけが分る。」アスハ=ワガミが定義し、その惑いに答える
「「「アゼルバイジャンッ!!!!」」」
「なんで国名叫んだの?」ココロ=アラズは、心其処に在らずとばかりに呆けた問いを吐き、
秒間70ヘルツで震えるという謎の物理現象に対して、なんの答えも持ち合わせない男たちの紛争劇が始まる。
先行するアイ=スクリームに遅れる事十数秒、三機の味方が、縦横無尽に戦場を駆けつつ、尽きぬ弾薬と推力による力押しで、弾幕の隙間を抉じ開ける。
蒼空を滑走する様に奔る三機は、互いの死角を補う様に、急旋回を繰り返し、追いすがる敵影の翳は見えないものの、
地上の森林地帯にその姿を隠した無数の《ヴェナートル・ノクティス》の姿は視認で出来ないモノの死人を産み出すべく放たれる銃火を以て贖い
蹂躙するかの様に舞い踊る三機と一機にたいして降り注がれる。
「コチラ《ハルト=ノーウェン》ッキコウ、ラヲ、シエンスル。逝ケッ!!!」
「コチラ《ハルト=ノーウェン》リョウカイ、逝クッ!!!」
「コチラ《ハルト=ノーウェン》ッキコウ、ラヲ、シエンスル。逝ケッ!!!」
「コチラ《ハルト=ノーウェン》リョウカイ、逝クッ!!!」
「やっぱり、アイスの人じゃんッ!!!なにこれ、なんでこんなに居るの?」アイ=スクリームはおもむろ取り出したアイスを頬張りながら、叫び声を一声上げると、
操縦桿を握り機体の立て直しを試み、再度の上昇から機体を数度傾け、微調整を此処り見ながら僚機との合流ではなく到着を待たずに
攻勢を仕掛け、狙撃の連打を切り払うビームサーベルを振るい、切り払い。
進行方向へ落下する様に抜け出した、アイ=スクリームは、七ツ手を駆使して切り払う目標の防御を抜ける為、機体の推力を上げ、
横方向への重力場とは反対方向へと上昇を開、接近戦と射撃戦を交互に試み、左右の砲身と脇下へと備えた大型ビームライフルによる射撃の牽制と共に、迫るが、
その目標とする《グルジイフ》は、牽制で撃ちだしたスフェルスオルビロン(球体軌道体)を操りつつ、
モード、アラネアエを発動、その大きく発達した前腕の数々が中折れ式のギミックより産み出され生ずる。光の糸を広域投射、
シャァーっと滑り出す様に、広がった光の網目は、追撃に入ろうとしたアイ=スクリームの眼前へと襲い掛かる。
咄嗟に逆進を掛けようとして、生ずるGの反動に身を捩りながら、それでは一手遅いとばかりに、何を思ったのか、後退とは逆に、
テールユニットが消費するインゴットを《星屑鉄鋼》(スターダストダイト)から《黒曜鉄鋼》(ブラックライト)へ切り替え
その生ずる加速度が、それまでとは違った色を含み、瞬間的な加速度を得、網目が広がりきる前に、その下をくぐり抜ける様に突撃を試みる。
交差する腕部が展開するビームシールドによる防御を同じく、自らも試み、二つの壁面の光波の盾が互いを干渉しながらも反発、
再び距離を開けての射撃戦を展開。更なる場面の展開が形成され、
地上よりの狙撃を嫌う様に、急上昇からの急降下を敢行、地面擦れすれすれに飛行する三機は、弾幕の薄い場所を探して、実体弾兵装による絨毯爆撃を試み、
一撃離脱後に再び急上昇。その動きに合わせ難を逃れた《ヴェナートル・ノクティス》の狙撃がその後を追う様に、集中砲火の憂き目にあう。
その光景に肝を冷やしながらも隊を預かるアスハ=ワガミは、更なる加速を以て空を切り、目まぐるしく変わる視界の中で、シザーズによる交互の旋回軌道から
垂直方向にバレルロールを繰り返し敵の手を予測しながらの回避軌道である、螺旋を描き回避し続ける
ヴァーティカルローリングシザースを試み、集中砲火を躱しながらのカウンタースナイプを叩き込み続ける。
敵旗艦へと迫るも、そのハリネズミの様に突き出した多数の砲身を保持する旗艦ベクルウェドは、
迫るこちらに対して、偏差射撃の雨あられ、堪らず、後退を選択肢...するかに見えた瞬間に、
声高に叫ぶ、アイジェスの声がその窮地に対して、答えを撃ちだし、その戦局を変える。
「まだ、生きてるな、ちょっとこっちは立て込んでるが、援護する。」まるでさっきまでの話を気にするそぶりすら見せずに、援護の一手を申し出る。
それを知ってか知らずか、気にすることもなげに「ドン・キホーテ、前みたいに口溶け滑らかなトルコアイスちょうらぃ!!!!」
「いや、もっと良いもん、くれてやる。受け取って墜とせッ!!!」
「「「「ん??????」」」」
その手に届けられたのは...アルクス・ヴァンフーレンスの装備の一端たる。
二丁の重量子&輕量子の二種混合式大型ビームライフル、デュオ・クァンタム・ランスと、ツェルレークト・ヴァント《分解壁面衝撃楯》を形成する
大型マニュピレータとそれを保持する為の簡易装甲が、自機の周りへと去来しそして、簡易やイグニス・パルヴァス等を保持する
武装コンテナの数々が、その場へと終結。
デュオ・クァンタム・ランスをそれぞれアスハ=ワガミとディ=ストレーズの二人が受け取り、残るツェルレークト・ヴァント《分解壁面衝撃楯》の腕部をココロ=アラズが
担当し、孤軍奮闘するアイ=スクリームは、アルクス・ヴァンフーレンスの中核となる
可動域の広い複数の小型中型クローを備えた機体増加装甲のフルアーマーボディその身体を覆い、進退窮まった窮地に於いて、多種多様な装備を以て、
斬り合いの妙へと興じる。
「おぃ、こんなもん貰っても、動力源どうするんだよ。こいつ(カルペ・ディエム・アスキックアース)の出力じゃ、起動するのも無理だぞ。」
「安心しろ、俺の単独じゃ無理だが...今はあいつのアレがある。動力源は常に供給され続ける。打ち放題だ。」
「OK、ドン・キホーテ、鴨撃ち猟といきますかね。隊長。」
重量級の装備を受け取り、その保持に難があると思えたが、その銃身は、自らが推力を保ちながら、機体を操作する動きに連動し、
その脚軽く、照準を捉え、そして引鉄を引くと同時に、
二色に彩られた三条の熱気を称えた、その一撃を吐き出し、敵が誇る長射程の狙撃用ビームライフルの弾幕と触れた瞬間、その熱い防備を貫き、
無数の花弁を開かせた、蕾がひっそりとそして、派手な花火を上げるかの様に其の芳醇な蜜を解放させる。
更には、初めての使用にも関わらず、簡易の動作仕様を把握し、、
三機編隊を指揮するアスハ=ワガミは、射撃を繰り返す間にもその脚を止めずに、射撃戦、から殲滅戦へとその様相を見せ、
見るも無残に散っていく《ヴェナートル・ノクティス》の姿を簡易の光が彩鮮やかに染め、そしてその姿を視認する間もなく
その命の華を散らせ続ける。
「1、2、3...5...8、何機落とした?!」
「僕は、5かな」
「吾輩は7である、」
一体如何なる魔法を使って、繰り出したか?疑問顔の三人と一人は、剣舞を舞うが如く、戦う先行する一人の動きを捉え乍ら、援護射撃を繰り出すが、
七ツ手のマニュピレーターの発振機関より形成、展開される光の糸による光膜に遮られ、上手く空戦機動を行えないもの
攻勢は変わらず反応する全裸は。二度、三度と、繰り出される光の糸は、戦場の視認出来る空域に対して其の猛威を振るうも、
アイ=スクリーム機へと迫る直前で、遠隔発動されたツェルレークト・ヴァント《分解壁面衝撃楯》の守りで防がれ、
更に弾幕を形成する。重火器の数々の猛威に晒され、徐々に推され始める。
「准将、もっとだ。敵の火力が高すぎる。」イングリット=ワークマンの要請に答える様に、その機体へと直撃弾の軌道で放たれるデュオ・クァンタム・ランスが迫り、
周回軌道から着弾するアイ=スクリームが駆る《カルペ・ディエム・アスキックアース》が放つビームと実体弾による投射が直撃するも、
爆炎と砂煙を上げ、《グルジイフ》の機体を斜めに貫く閃光が擦過するも後に残るのは、損傷の姿を見せぬその姿が映る。
その確かな手応えと、無傷のその姿に、違和感を覚え、次第に熱を帯び始めるデュオ・クァンタム・ランスの銃身を寸前で投棄、
《アージナリーワン・ウェポンⅥ》アンロック ワン ウィス・レプルシオー《反撥力場》と《アージナリーワン・ウェポンⅥ》アンロック スリー ヌスクァム・エッセ《存在不証明》を
以てしての防御と自動反撃に晒され、狙撃を行ったアスハ=ワガミは、その摩訶不思議な感覚の出所を探すが、
その事実を知らせるのは、遠く二時方向で、攻防の応酬を重ねる三機の機影から零れ落ちた、燃ゆる紙垂の残骸ののみが映る。
急速下降と上昇を繰り返し、互いに追従する機体の翳を振り払い、背後を獲ろうとするも射程距離目前でその姿を見失い。逆に背面を取られる愚を侵しくも嗤い
都合、七ツの閃断する輝きを放ち、無数の銃撃が、前をいくアイ=スクリーム機へと殺到するも、機体を急激に加速から減速へと移り、
弾体が接触する瞬間に、意図的なオーバーシュートを試みその勢いのまま機体を宙返りさせ、機体が背後を向いた瞬間に
《天地併呑》(ウニヴェルスム・デヴォラーレ)の光が逆転する視界の中で、その勢いを保ったまま、命中。しかし先ほどと同様に無傷のその姿に対して、
敵の狙いを外す為、機体を乱高下させ、上下反転したまま上昇、
つまりは頭上の大地に向かって飛び込む様に下降し、地面すれすれを飛翔しながら立ち並ぶ木々の枝を、掠め、蒼空へと上がり、バレルロールで機体の向き180度回転させ元に戻すと、
再びの上昇を果たし、外部装甲に備わった小型中型大型クローより、ビーム刃を展開、接近戦での決着を付ける為、低く低く、敵旗艦よりの
重砲撃の偏差射撃を、機体を傾け更なる加速を以て戦場を駆ける事で、その狙いを外したまま目標を見失った敵機の姿を探す。
アイジェスと青葉が対峙する戦域のやや後方からズレること八時時方向で繰り広げられる。数十機の群体と僅か四機にすぎぬ騎兵隊の銃撃戦が、広いギアナ高地の上空で繰り広げられ
その戦力差が徐々に埋まる中、それに呼応するように、。それは起きる。
無窮の宙より迸る、閃光が、混沌となった戦場へと降り注ぎ、残された残像兵力を、覆う様に天高くそびえる尖塔と化し
その戦闘に終止符を打つように...
到達番える光の矢が、蒼く、碧く、青く、煌めき藍より青く、一射が、膨大な熱量と、その存在を崩壊しこの世から消し去るべく放たれる覇劫の奔流が、彼我の距離を一気に縮め、
天より下される天罰の如き弓幹より放たれる一射は、そして己の絶対的優位を誇る。その矮小なる存在へと、無慈悲なる断頭台の刃となって振り下ろされる。
突如降り注ぐ一射は、成層圏を抜けて、多大なる熱量と放射する粒子を散らしながら、蒼空を覆う雲を一気呵成に打ち消し、その光景を見た者は、眩い光を目撃し、眼窩を光に晒された後遺症により暫くの間その目を開くことが出来なかった。
一転、その勢いが、洗い流す波涛となり天ソラと大地を繋ぐ回廊を繋ぎ、襲い掛かると、その射撃延長上に到達した。矢が直撃した半径数キロに及ぶ、森林地帯が覆う大地の台地が、
その勢いに晒され、大きく窪んだ、隕石の落下地点を思わせる様な、クレーターを生み出し、その場にいた全てのモノを焼却し、消却する。
やや、狙いの外れた光芒が、山の一節を削りとり、忽然と、緋色の亀裂を走らせ、爆散し、大気に浮かぶ夜を締め出す極光の光を残してこの世界から消えた。
続く、二射、三射による、戦場を蹂躙する。
画して遊興の刻は終わり、次の盤面へと移る。
UD1990年(西暦4015年)4月1日...同日 UTC±0 11:XX頃
★L5宙域ミーミル付近、sideカルぺ・ディエム
へと切り替わる。
宇宙に於いての制空権の奪い合いでの基本戦術である。互いの火砲の射程距離よりの討ち合いからの接近戦への移行期間を経て、
敵の作戦の要点は、射程外からの大質量兵器による蹂躙、伏兵の存在は未だ観測されていないではあるが、
それでもこの撃ちあいを制するには、火力が足りない...がその前に、眼前に危機が迫る。
此方の観測手である《R.I.P》の前に、索敵範囲外から飛来する何者かの翳、既にレーダーや視認する事すら不可能な機影に過ぎない。
人型兵器大のそれが、優に大気圏内であればマッハ20以上を超える加速度を以て、突如としてその姿を現し、次々と味方の防空圏を抜けて飛来していく
「《深淵シェンユエン》と《アルクルージ》だと、観測手、火器管制なにやってんの?弾幕撃ってるのか?僚機たちを呼び戻せ。」
変則四機編成である《深淵シェンユエン》二機と《アルクルージ》二機部隊が計4つ、
16機の機影が、時間差で次々と戦場を穿つ弾丸として撃ち込まれ、鮮鋭深き軌道でこちらを翻弄し、吐き出す銃口から延びる火線と重力破に晒される。
この奇襲を受けて、数隻の駆逐艦ピギーバッグと巡洋艦グラブマグナが被弾、
さらに天体を支える天柱が割れ、戦闘中の戦域に、三機の新たなる機影が現れる。
「これは?!《R.I.P》が襲われてる?!ということは此処は?ミーミル付近でござるか?」
「春幸殿、援護をッ!!!」
「分かってるよッ!!!でも、まずい。さっきの接触で、親父と...」
「はっ、そうだな雛ッ子どうやらお互いお仲間(仲間外れ)にされたみたいだな???」
「アハトが言うには、お前の外れ(相手)は俺だとよ。だがお前にあるのか俺を斃す術が?」
「おらッ」っと挨拶代わりとばかりに、放たれる銃口から迸る質量を持った粒子砲の一射が、まるで頓着しない様に
今まさに、船体を傅き沈みゆく艦影に向かって放たれる。
咄嗟の事に、クイック起動の超高速軌道により射線へと潜り込むと黑龍を起動、開閉する前腕部と脚部の結晶自在剣より生じる
結晶体による防壁を楯に、その衝撃に、備え身体を固めると直撃を受けた結晶体シールドは、その勢いを殺しながら割れ、
傾けた壁面にそって偏光される射撃を今まさに攻撃の手を緩めず火線を放つ《アルクルージ》の一機へと狙い、蹴り墜とす、
咄嗟に、見当違いの場所から照射されるその一撃に、無防備な機体の側面へと直撃、火を噴き、斃れ往く敵機を見送りつつ、
その衝撃で振り回される《アンリミテッド》(Unlimited)の姿を見やり、咄嗟に、フォローに入るアンザスの姿、
そして遅れて着弾する17編隊目の《深淵シェンユエン》二機×《アルクルージ》二機が着弾する姿を
《アンリミテッド》(Unlimited)の重力感覚器官《Sensorium Gravitatis》(センソリウム グラウィタティス)による観測で
解析した結果を知らせる機械音声により飛来してきた状況を知る...
「目算、推定計測、マスドライバーによる多数の機体の射出と《アースガルズ(神々の庭)》の発動確認...注意されたし...」
「あいつら...マスドライバーで機体ごと、撃ち込んできてるよ。ッ」
墜ちる味方の姿を見送りながら、襲い掛かる火の粉を払う様に、両手の袖の銃身から、結晶体とビーム刃を撃ちだす砲撃を駆使ながら、
背面部の銀劫輝く砲身から放つ光をもって、襲い掛かる19機の機影に対して其の疑問に答える様に、問い。
「でも、そんな真似したら加速で生じるGでいくら何でも...重力アシストがあっても死んでしまうのでは?><」
「親父が前に遣った方法と同じだ。《アースガルズ(神々の庭)》の重力場で慣性重力を相殺しての奇襲してきてる。」
チッ
この状況だと、大火力を叩き込むには味方の艦隊を巻き込む危険性があり、躊躇する間に、合間を縫うように高速機動をしながら襲い掛かってくるその姿に、
翻弄され、次々と味方の船が墜ちていく、
打開策の手は...何かないかッ!!!!
今一度武装の数々のチェックを脳内で行い
シュバルトレーゲン《黒い雨》...ヘイロン《黑龍》...ノワール・アヴェルス《黒豪雨》、レーゲン・アプシーセン《撃ち落とす雨》
位相空間固定アンカー、結晶自在剣、重量子崩壊砲奏蒼穿弓アバリス、重破砕塵刹双皇刃クリュセイオン・アオル
視界を防ぐ、非致死性の目つぶし粒子光発生装置のフラッシュ機構に、ダミーバールーンとフレアチャフに、スモークによる目くらまし...etc
主武装であるシュバルトレーゲン《黒い雨》とヘイロン《黑龍》は、効果範囲が広すぎる。行使すればフレンドリーファイアーで味方も落ちる。
かと言って効果範囲の狭いシュバルトレーゲン《黒い雨》のガトリング砲と結晶自在剣による迎撃は、縦横無尽に船の間を飛ぶそれらに当てるまでに...
この状況を打開するに、一番適しているはずのノワール・アヴェルス《黒豪雨》ではあるが、原資となる装甲は既に喪われ、撃つことができない...
僅か0.2秒で処理された脳内シナプスを駆ける電気信号が、その答えに辿り着く、
無ければ、作れば良い。
「アンザスさん、味方機のフォローをッ俺は...」
「了解、アイジェス殿、フォローをッ!!!」
次々と打ち出される十二枚の龍鱗の《falcisファルキス》が舞い、敵機のけん制と、自機の突撃による攪乱を始動する。
スラスターを全開に駆け、味方船を追い散らしていくその姿に対して、敵の狙いを自機に集める為の牽制射撃を繰り返しながら、
奮う実体剣の刃と共に、周囲に転化される重力場を相殺する様に広域散布されるグレフズフェザーの光子煌めく光の羽が、墜ち往く艦船を再び
起き上がらせ、そして無数の黒曜の輝きを魅せる枝葉が、損傷個所を埋め乍ら、
その雄を再び浮かび上がらせる。
その光景を見た春幸は、無限に繋がる手を介して、自らの父親に対して支援を依頼。
繰り出される一撃は、無数の覇を唱える。あり合わせの装甲を分離後
ノワール・アヴェルス《黒豪雨》...黒き豪雨を魅せるは、一度フレームを残して、弾帯として消費し全損したはずの装甲が、黒曜の輝きに包まれ
何もない無の空間から現れいで、その光沢を魅せ、ここぞとばかりに、
機体に備わった増加装甲と全装甲をパージ。鏃となった《黒曜鉄鋼》(ブラックライト)製の装甲が、無数のラインを描きながら、機体全体に発生した磁界を自壊する電磁加速を伴い、
黒い豪雨の如く、射出される。
360度、全方位を覆うほどの圧力と、遮光する暗闇惑う物質を生成し、宇宙空間における物理法則を無視して飛行する。19機と1機のイレギュラーワンの機影に向かって、追従し始める。
その光景に狼狽え、オーバーシュートを誘発させるべく、急速制動を掛けた瞬間に機体の推進機構を利用して、斜め下方及び上方へと、狙う艦船の艦砲射撃とCIWS(近接防空システム)による弾幕を避けて、群がる鏃に対して、艦船の陰に隠れて、やり過そうと射線を切る。
その姿に、鏃の弾頭はその姿を追い、巡洋艦グラブマグナの側面部を穿ってしまう。
フレンドリーファイアーを誘発させる誘爆の悲劇は...無情にも起こってしまうかに見える。
「はっ馬鹿め味方同士で撃ちあってろよ。」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「ん?」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
まずは先ぶれとして生ずるは、あわや轟沈と観られた巡洋艦グラブマグナは、何事もなく進み、艦船の陰から延びゆくノワール・アヴェルス《黒豪雨》の鏃の直撃を
守りに入った《深淵シェンユエン》をその防御ごと押し上げ、弾体の炸裂範囲を限定させた弾頭が炸裂、また一機とその姿を隠してしまう
ハチの巣を叩いた様に逃げ惑い同時に反転軌道を描き、迎撃の火砲と重力場の投射を試みるも、弾幕の射線を0と1との間の無限に存在する実数の間にある原子の隙間に滑り込ませると、
スルリとすり抜け、無窮の宙を翔ける実体無き暴風雨と化し、味方の艦船と火線による迎撃を透過しつつ、天孵る晴嵐の如き様相を魅せ
数多の直撃を受けたものの健在なのは、絶対の防御を誇るイレギュラーワンを駆るハルズ=アルマインのみ、
天の頂すら砕かんと欲するその威力に、打ち震える袖無したちに対して、
序盤の接触で二割の戦力を墜とすも、不敵に笑う。ハルズ=アルマインは、その力を行使する。
...
...
...
敵目標までの距離100000...尚も疾走する僚機達の力強さを感じつつ、思考を繋ぎ会話する。
「隊長、戻らなくて良いんですか?《R.I.P》が...」
「いや、既に救援は為った」
(ハルズ=アルマインには...アンブレイカブル・コードがある効果範囲内全ての友軍機を破壊不能の装甲で守るあの一手がある限り、アイジェスが居ないと話にならない。)
(あの時、アイジェスがした対処法を俺達にも出来るのだろうか?まずもってハルズ=アルマインは警戒しているはずだ...)
(だが、今は、春幸に任せるしかない。)
「我々はこのまま、大型マスドライバーを狙う。」
(向かう一手は...敵の攻撃の起点に攻撃を集中。弾切れの心配はない...な...)
「早々に片付けて母艦の援護に向かう。各機続けッ!!!」
互いに、蛇行と急速旋回を繰り返し、敵、砲撃を回避しつつ、反撃の砲火を統一した挙動で、連続射出。
時間差で着弾を確認する間もなく飛翔する。編隊のウィングマンたるパルメ=ザンは、
《アンリミテッド》(Unlimited)の《アージナリーワン・ウェポンⅠ》の支援を受けてより強化されたレーダーを確認する...が報告
(隊長、敵に動きアリ...姿が...消えたッ。いえ違う。移動したッ。、本営前後、斜め45度四方より、その数...駆逐艦8隻...随伴機の数、四機編隊の数六...囲まれてる。)
「隊長、敵移動! 本営前後45度、駆逐艦8、随伴24! 囲まれてます!」
(なんで急に?!そうか...アハトか?!奴も生きてたって事か???正面戦闘は、罠か?伏兵の必要もないからなッ)
「どうする隊長ッ?!」
(このままだとジリ貧だ、半数を救援に向かわせた方が...)
「間に合わん。会話しているうちに...もう目標は目の前だ...」
僅かに遅れての直撃の報と同時に、乱れ咲く花弁の陽光が、コックピット内外に陰影を深く刻み込み、周囲数キロを巻き込み、破壊する暴風が過ぎさった後には、
無傷の敵艦隊の姿...
チッ
(あの反応...報告に受けてる《シルト・アウス・リヒト》の遠隔シールドだな...厄介な。向こうには、アレがある。戻った後に移動されて、射程外から撃たれれば...一方的になる)
「戦闘継続、防壁掃海賦船の到着を待って、全力攻撃、敵のシールドを割れ。」
「撃ち合いなら、《アンリミテッド》(Unlimited)が来てる。一旦仕切り直して、射程距離外から...」
「間に合わんッその必要があればだが、今はまだだ」
直後に、急速上昇を試み、徐々に高度を上げつつ、敵陣を大きく迂回軌道を描き、艦砲射撃の間を縫って、無数の迎撃機が待ち構えている戦域に対して、
翔ける情動を伴い常道と織りなす。反物の図柄となって、その星々の舞う天体スクリーンへとその推進機構が放つ、光を伴い
残る第五部隊は、戦艦1隻マグナ・トゥッリス(15機)所属機とじゃれ合いながら、時間を稼ぎ、遅れて戦場へ向かう《ディエム・オビーレ》28機と《アル・ディエム》24機が、防壁掃海賦船エクスプルガーティオを護衛しながら、射撃戦を繰り広げ続ける。
第一部隊が相対するは、敵の基本的な四機編成の一柱である巡洋艦ビス・カンナ所属の《ケルウス・ファメリクス》一機、《アルクルージ》二機、《マレディクト・ペルフェクトゥス》一機
の一隊、瞬光、瞬く破劫舞う。大気の存在しない宇宙空間に於いて、目標のオーバーシュートを誘発させる。
闇に紛れて進む中、加速と共に急制動を駆けて機体を傾けるとまるで大気を泳ぐかのようにピッチアップを仕掛け、誇る様に手に持った小型ハンドガンより、
極小の粒子砲の一射を射かける《アルクルージ》の姿に
更に先行して舞い踊る《ケルウス・ファメリクス》が、その鹿角を模した推進機構より放出する全方位レーザーと煌めきに合わせて、後続の《マレディクト・ペルフェクトゥス》が
《グリムズヘイムッ(陰鬱な世界)》を展開。僚機の視界がぐにゃりと、揺らぐかに思えた瞬間、ディフレクション・スクリーンが、大気ではなく、その放出される粒子光に反応し、
迸る流線形の輝きを放出。同時に生ずる熱反応と共に無効にしながら、罹る。
「《ディエム・オビーレ》、《アル・ディエム》部隊は、共に引き続きイグニス・パルヴァスの投射、敵のシールドをオーバーヒートさせろ。粒子兵器は《コントラファクト》が居る。使用は限定的にッ僚機には当てるなよッ!!!」
「イグニス・パルヴァスッ当たりませんッ敵弾幕とシールドにより、効果微弱、防御陣形より突出した。大質量兵器の破壊が...アッ...」
光る紅白惑う一筋の光が、一機の《ディエム・オビーレ》の下半身を焼きつかせ、消失させる。
破損した機体を他の僚機が受け取り、後退を余儀なくされる中、
宗谷=大石は指示を出しながらの敵機の動きに翻弄され、その軌道を描く道筋を自由自在に繋ぎ変え己の優位な位置へと変えていく敵機に背後につかれるも急上昇し、
意図的に推進機構の稼働を切り失速状態を起こす中。 失速した自機に敵機が照準を合わせた瞬間、再度の推進機構を点火、慣性による姿勢制御で失速状態から回復。
敵の一撃を回避し、斜め上方に旋回しながら速度を高度に変換する。
敵機を振り切る際に有効として、その軌道を描く。
水平飛行中から45度バンク、そのまま斜めに上方宙返りし速度を高度に変えつつ。其の方位を180度変え、
機体のスラスターをAMBAC機動により、機体の失速状況を無理やり作り出し、敵のオーバーシュートを誘発させる動きに対応する。
高速戦闘で、戦場の華と散る無数の命を見送り、誘因するかのように敵の防御陣形に引き込まれた第一部隊の面々に襲い掛かるも、互いに機体の死角を補いつつ飛翔し、強化されたストラクチャーシールドの防御が、触れれば溶断されるその熱量を余すことなく吸収。更なる常用外の使用方法を試みる。
ビームシールドと蓄熱機構を備えた実体シールドに吸収機構を加えた三重兵装であるその防備に蓄えられた。熱量と粒子を放出、
蓄熱吸収された粒子は、ビームシールドを砲身と化し、宙を引き裂く一撃を繰り出す。今まで一度として使用されなかった常用外の一撃は、
コントラファクトの対象が生じさせる粒子の波長を記憶し、逆位相の波をぶつけて相殺するという特殊機構は、無為に終わり、
射線上に遅れて到達する。
《マレディクト・ペルフェクトゥス》を巻き込みその姿が一瞬で掻き消え去る姿を見やり、
敵陣深く鎮座する。《デカドゥス・カエリ》を守る様に展開された巡洋艦ビス・カンナに対して吹き付ける様に四条の光が降り注がれる。
防御の一手となるコントラファクトは無力化され、《ヴィヴィアニテ》の結晶体シールドが防御網を展開するも四方向から殺到する光を偏光しきれず、
交差する光の帯に晒され爆発炎上、《シルト・アウス・リヒト》の防御の一手は、僚機達が飽和攻撃を仕掛けるイグニス・パルヴァスの一手が
その限界値を示し、その長大な船体が傅く様に轟沈の憂き目を描く、しかして巡洋艦ビス・カンナ1隻(10機)所属の機体は、
《ケルウス・ファメリクス》一機、《アルクルージ》二機を残し、待機中であった《ダイブオブダイ》の二機が爆散する船隊に巻き込まれ、
出撃する事なく、飽和攻撃に晒され墜ちる。
「隊長、防壁掃海賦船が到着した。これで、敵の防御を破れるぞ」ウィングマンとして、レーダーと、視界に写る戦局を見守っていたパルメ=ザンは、
未だ、戦艦1隻マグナ・トゥッリスの対処に苦慮する第五部隊の面々への救援に向かうべく残された敵機の処理に手を付けようと、
その違和感を感じる。《アンリミテッド》(Unlimited)の《アージナリーワン・ウェポンⅠ》の支援により限界まで研ぎ澄まされた。第一部隊の面々は、死角から放たれた。
閃光を機体を宙返りさせ、あるいは傾け、その奇襲を乗り越えるも、その出所に、驚きを隠せないでいた。
弾道計算により目算の方向を示すは、先ほどの爆心地中心から、周囲の状況把握に優れた、ソッチ=コッチ、アッチ=コッチの二人は、僚機達の戦果を報告。
「観測手より入電、敵戦艦の障壁を排除後、撃墜数7...13...残存兵力、確認できず...」
「あっ?味方機の信号消失...1、2、3、4,..一体何が起きてる?粉チーズが足りないのか?」
その状況を宗谷=大石へと伝える。
その光景は、グロテスクな変容を魅せ。一度は墜としたはずの戦場で確かにその姿の正体を現す。
一気にコックピット内に充満する死の香を頬に寄せる。鉄錆燃ゆるその匂いに辟易しながらも
イグニス・パルヴァスの有効射程圏内の穴、自機より数キロ内の至近レンジに於いて、
突如現れた二機の機影が、蹂躙を開始する《ダイブオブダイ》そう名打った機体から
照射される鬼火の如き、衝撃が、大気のないはずの宇宙空間に着弾と共に衝撃はを産み出しながら、味方機を焼く光をその特徴的な大型の前腕より吐き出し続け、
防御用に展開されたビームシールどの出力が弱い、頭部と、脚部方向を撃ち抜き、撃墜していく。
戦場にはメインカメラの視界と、脚部スラスターを喪い、漂流する味方機の姿が、五つ...
宗谷=大石はすぐさま指示を出し、
「被弾したものは退避ッ..ビームサーベルは抜くな狙い撃たれるぞッ!!」
(チッうン、コックピットを狙わないのはわざとか)
「第五部隊、カバーにはいれるか?敵のエース機の頭を押さえろ」
「《臆病者》(クヴァイリス)01、了解。カバーに入る」
「敵陣に...この反応、損傷しても復活してくる奴が居るぞ?各機気を付けよ。」
機体を傾け上昇から下降軌道へとその姿を変え、一度、僚機への援護に向かわんとする第一部隊に周囲を警戒するソッチ=コッチ、アッチ=コッチは
周囲の警戒をしながら、その姿を探す。
...
「(ノ・ω・)ノオオオォォォ-うんっこわい。漏れる。ビックブラザーが双子で産まれたぞ?!」
「なぁ、隊長」
「なんだね。オマエ=ナニモノよ?」
「俺達、貧乏くじ引かされてねぇか?」
「「今更だよなぁー」」
「ベイビー?僕なんて鹿のふんがコロコロだよ。」シナドロ=アマイが答え
「さっきから狙いが当たらないねんッ!!!!あっ当たった。」ネライ=アッタライナが命中を申告するが、
「観測手ッ、命中結果を」
「Target Down」(ターゲット・ダウン)いや、「Hit」(ヒット)だ。斃れてない。」
「狙いが当たるぞッおかしいッみんなウンコは漏らしたな?」
「「「「なんだとッ?!」」」」
その言葉に、第五部隊の面々の警戒度が跳ね上がる。普段当らないネライ=アッタライナの攻撃が当たるという事は、それは...
自滅自爆覚悟の攻撃が始まる前兆である事
「総員回避ッ」
ランダム回避で思い思いの軌道で、四方に別れると、降り注ぐ照射される鬼火の如き、衝撃が部隊展開中央部を貫き、連携を阻む。
「目標、健在ッいや、あれは...」
《ダイブオブダイ》二機のみ残されたその機体より生ずるものは周囲の残骸を搔き集め、撃墜したはずの
《ケルウス・ファメリクス》の鹿角の推進器や、《アルクルージ》のハンドガンを取り込みながら、無数の銃身を操り、機体全体を覆う遠隔シールドの輝きが、
異形の機体として顕現。
その多数の攻守を以て第六部隊の面々と、対峙する。
二体四で数の上の優位はあるものの他の《ディエム・オビーレ》や《アル・ディエム》は、大質量兵器の破壊と、《デカドゥス・カエリ》を守る
護衛十二編隊に阻まれ、離脱者を多数産みながらも、戦線の維持のみに終始する。
「キルレイシオは、どうなってる?...艦船は、4/3...艦載機については、33/5、被弾した3隻の駆逐艦ピギーバッグと巡洋艦グラブマグナは、中破から復帰するも、戦闘継続困難
離脱していきます。ディエム・オビーレ、アル・ディエム共に小破、中破、多数。」
(敵戦力の四割近くを墜としているが...こちらにも被害が...このまま押し切れるか?)
「なぁ、隊長。不死身の機体は、前に戦った事があったな?あの時はどうした?」
散開状態からの砲撃戦に移行し、狙って当てる必要のないイグニス・パルヴァスは、既に有効射程範囲の穴である、数キロ圏内にまで接近を許して、
使用可能の武装は、肩部の砲身と実体弾頭投射ようのウェポンラックに限定され、接近戦以外でのビームサーベルは、発光する光で、狙撃の的になる為使用していないが、
※樽見 京一郎先生の指摘により追加。最初から危ないので使ってなかったけど。
敵の弾幕が薄れた状況下に置いて、残る敵残存兵力は、その数を大幅に減らしながら、
超大型のマスドライバーと思わしき大型艦影※《デカドゥス・カエリ》
大型空母ウニラ・エンシス1隻(20機)内訳合計20
《デカドゥス・カエリ》護衛十二編隊と基本&変則編成×1
《ケルウス・ファメリクス》一機
《アルクルージ》二機
《マレディクト・ペルフェクトゥス》一機
《ダイブオブダイ》四機
《シルト・アウス・リヒト》一機
《コントラファクト》二機
《ヴィヴィアニテ》一機
基本的な四機編成×1
《ケルウス・ファメリクス》一機
《アルクルージ》二機
《マレディクト・ペルフェクトゥス》一機
変則編成四機編成1×1
《深淵シェンユエン》二機
《アルクルージ》二機
戦艦1隻マグナ・トゥッリス所属の《ダイブオブダイ》二機
巡洋艦ビス・カンナ所属の《ダイブオブダイ》二機、《ケルウス・ファメリクス》一機、《アルクルージ》二機
駆逐艦ディミディウム8隻(4~6機)
基本的な四機編成×4
《ケルウス・ファメリクス》一機
《アルクルージ》二機
《マレディクト・ペルフェクトゥス》一機
変則四機編成×2
《ヴォーパルバニー》四機
総勢52機まで減じたものの未だ大型マスドライバーを守る戦力は健在、墜としても湧き出てくるその不気味な目標に
打てる手立ては...
…
…
…
対峙する春幸とハルズ=アルマインは、戦場に於いて決定的な一打を見舞う瞬間を目撃する
アハト=佐伯が操るイレギュラーツーが誇る紙垂を以ての急襲。予め伏兵など配する必要のない一手による奇襲。
残存するL5宙域に現存するマレディクト側の戦力の半数、8隻の駆逐艦ディミディウムと、24機の友軍機をもってしての
包囲網を形成し、閉じ込められた戦場、茹で上がるかの様な地獄と化す。
「《アージナリーワン・ウェポン?Ⅶ》...アンロック…フォー…アンブレイカブル・コード!!!」
「《アージナリーワン・ウェポンⅡ》アンロックフォー Оживить(アジヴィーチ)「蘇らせる」
同時に行使されるは。総勢、8隻と24機の友軍を不死身の破壊不能の死兵へと返し、絶望の詩。
烏羽と背面部の可動式のスラスターを点火し、宙へ宙へとジャイロセンサー上では、天上を指し示すその進路へ移ると
「《アージナリーワン・ウェポン?Ⅶ》...アンロック…ワン…アンチブレイクショットッ!!!」
重粒子砲の一射をもって、カルぺ・ディエム側の陣営深く入り込んだ、ハルズ=アルマインは、その大火力を以てして、
深い傷跡を残さんと覇を唱えし、祈り子を代償にした一撃を偲ばせる。
カルぺ・ディエム側の艦船を射線に巻き込みつつ、逃げられないよう。照準を正確に狙い。
今もジグザグの軌道を描きながら半時計周りにに、自機の周囲を舞い。
隙を伺いながら、反撃の手を考えているであろうアンリミテッド(Unlimited)に対して照準を合わせて、繰り出す。
質量を持った重粒子砲の一撃は、同じ性質を持った兵装でなければ止められない。
その銃把を掴んで、射かけてくる一撃毎、巻き込むような、逆巻く大渦の災禍を呼び出す。
背面のシールドユニットが浮かび離脱すると、機体前面へと移動、その咢を大きく開けると。
前面へと広がる虚空に空いた穴が生じ、相対するそれらを巻き込み。酷使する黒死の渦となって、二つの銃口と重なり、
弾倉に備えられた《黒曜鉄鋼》(ブラックライト)製の銃弾を消費しての対消滅を行いながら生じる膨大な熱量と質量を駆使して、
極大の虚無の刺し貫く、鼓動を刻むその一射は、機動力が減じられるモノの
大きく薙ぎら払うように振るわれた一撃が、遠く離れたコロニーの一部を貫き、崩壊を彩る
結果を生み出し、宙を仰ぎ見るコロニーの空を宥る人々の視界に、強い翳を墜として、更に周転する。
回避軌道を追って捻転、
質量を持った粒子砲の一射がまるで、幅広な光子剣の如く振るわれるそれは、射線上に躍り出た
駆逐艦ピギーバッグと巡洋艦グラブマグナを貫き、その船体を真っ二つに切り裂く様に放たれるも、
空を切ったその一撃は、0と1との間の無限に存在する実数の間にある原子の隙間にまでは届かない。
(チッ、ふざけるな、自機以外にも、効果を伝播できるのか?)
「艦長ッ、味方の船を下げさせてくれ。《R.I.P》には、やって貰いたいことがある。船体反転後、合図に合わせて...してくれ。」
「此処にいる敵は、俺一人で片付けるッ!!!」
「何を言ってる?!貴殿は父親とは違うのだぞ?血も繋がっていない義理の息子だ。父親と同じだと思うなッ!!!」
「殿は本官が受け持つ貴君は撤退して、ドン・キホーテの到着を待って、チャンスを待つんだッ!!!」
「良いから下がってくれッ!!!」
(親父は...単騎で、一度に...千を超える敵を墜とした事がある。だったら俺も24機程度、譬え死なない死兵であっても捌いて見せる。)
春幸=ブラットワーカーは、鮮血すら痕跡を残さぬ戦場に於いて、目の見えぬ視界を他の感覚を総動員して、
背後から忍び寄る機影から放たれる無数の銃撃を
背後を見ないまま、前腕を掲げ、腕部に浮かぶ二つの球体より際限なく吐き出される青緑の光は勢力て的な勢いを放ちながら、春幸は、その限界を超えた凄艶為るその光景に、
その心を浸し、戦域よりの離脱を選択した。艦影と機影に対して迫る銃火を押し上げ、その熱量を発する銃口迄押し戻し、暴発を誘発させる
L1からL5宙域までの直線航路において、目標までの残り距離約 4.9万 kmの位置から、数時間の刻を経て、船脚早く、先行する第一部隊と第五部隊らが向かう方より遅れる事
数分のその目標直前の位置で繰り広げられし、戦いは、徐々にその規模を増し、
蜘蛛の子の様に、逃げ惑う僚機の姿を見送り、大型空母ヴァキャリアの2隻は、10機の《コントラファクト》と《ヴォーパルバニー》による光源眩き、防御領域を展開し、と回避機動の反転により流れ弾を阻害しつつ、
現、宙域からの離脱を選択。
その動きに追従する様に逃げ惑う、4隻の巡洋艦グラブマグナと9隻の駆逐艦ピギーバッグが被弾の被害の有無もなく、随伴機である《ブレイズ=ガルヴ・ディム》の数々も
持ち場を離れての逃走を開始。
罹る。
四機編成の緑黄深き《ヴォーパルバニー》の二部隊が、逃げ惑う敵機の回避機動を阻害するべく干渉を開始するモノの、数と出力差に負けて、不発。
妨害を諦め、射撃戦による撃墜を狙い。バスターライフルと兼用の巨鎌よりプラズマ球を放ち、同じく包囲網を敷く、8隻の艦隊からの艦砲射撃と交え
《ケルウス・ファメリクス》、一機、《アルクルージ》、二機、《マレディクト・ペルフェクトゥス》、一機が形成する四機編隊×4、総勢24機と8隻による
飽和射撃が、襲いかかる。突如の奇襲に対し、右往左往する僚機達へ春幸の指示が飛ぶ。
「左右が防がれているなら、上か下かに逃げろ。」
発光を維持しながら、宙域を見回し、戦線の維持を継続する《R.I.P》と共に、必死の抵抗を試みる。
戦場では無数の機体と、撃ちだされた《ファルクス・グラナートゥス》が、乱舞し、定まらぬ目標のまま
春幸は、見えぬ眼で目標を捉え続け、繰り出す一撃は、機体をすり抜ける0と1との間の無限に存在する実数の間にある原子の隙間に機体を滑り込ませる。刀身哭き、宵闇に映るは、刃亡き無力の剣、
漆黒の宇宙に於いて、高出力の粒子で形成された極小の保護色の様にその姿を隠す黒き刀身を、敵機へと振り抜く、シュバルトレーゲン《黒い雨》は、
僚機の艦船をすり抜け、迫る敵機にのみを判別し、その数百キロにも及ぶ長き刀身を前に永き眠りに尽くさんと、吠え猛る。
アンブレイカブル・コードにより守られた絶対破壊不能の盾は、刃がすり抜けた瞬間に、実体を伴った刃となり、顕在化した刃は
その頑強な装甲を容易くも両断せしめる。無数の華を咲かせ、飛散せしめるその光景に、終始余裕を以て対応していた。ハルズ=アルマインの表情に翳りを魅せる。
すぐさま再生する機体に、「生きるな(死ぬな)ッ敵を守れ(叩け)」とばかりに指示を出しながら、掴む操縦桿の動きは、前後左右に乱舞し、一案を捻りだす。
あの馬鹿親の子であれば、仲間の危機には、必ず駆けつけるはずだ。であれば...
機体を翻し、下降気味に転進し、ジャイロセンサーの方向指示により上に逃げた敵性艦隊を友軍機に任せ自らは下方へ逃げ延びようとする艦隊へと
その牙をむき出しにしての強襲を仕掛ける。
起動するクイックモードによる最大戦速を維持しながら、無数の敵影をすり抜け、障害物を亡き者として、輝る破劫を轟かせ、棚引く光の輝線を伴い
蠕動する基部を震わせ追い抜くと、先に到達したイレギュラーワンを操るハルズ=アルマインは、逃げ遅れた巡洋艦グラブマグナの艦橋に向かって、
避ける事の出来ないタイミングで、その一手を切る
「そいつの弱点は分かってる。一度に透過できるものは、一種類だけだ。であれば...」
腕部より撃ちだす。レールガン式の杭打機を射出。と共に、質量を持った粒子砲の一射を叩き込み。
実体弾と粒子砲の混合の一撃を以て、クリックモードでの回避に対し逃げ場の無い一手として紡がれる。
加速し追従する黒き機体の翳を踏まぬよう、牽制の一打も忘れず撃ち放つ事も忘れないその攻撃に対し
腕部に浮かびし赤熱化する一対の球体。放つは、光のラインでは無く偏向する防御フィールドと併せての合わせ技、天を逝く、太陽風にも似た宇宙に吹く風が、
二つの竜巻と化して緩いカーブを描きつつ目標へと襲い掛かると、撃ちだされた杭は、横なぎで生じた宇宙の風に晒され、その狙いが僅かにそれ、巡洋艦の装甲部を浅く抉ると、
クイックモードの透過により粒子砲の一撃をやり過すと、破損個所にすぐさまスプーマが展開。破損箇所の補修を行いつつ、至近距離から反撃の砲撃を
イレギュラーワンへと叩きつけながら、船体の前面より全力逆噴射を試み、逃げに入った巡洋艦グラブマグナに対しての追撃が必要に繰り返されるも
その船体を抜けて、突き出されたシュバルトレーゲン《黒い雨》の刃は、すり抜ける箇所を器用に切り替えながらも、その刃が、
頑強なる破壊不能の装甲を溶断せしめる。手傷を負ったイレギュラーワンは、機体の再生を試みつつ上昇を選択。距離を開けつつの再攻撃に入るも、
追いすがる様に砲撃の柱が奔る宙を貫く刃が無窮の宙に対して、翳る光を残して突き刺さる。
(チッ親子そろってッ邪魔をしやがる)
機体の装甲頼りの機動を修正し、烏羽の翼手と、背面部の可変式スラスターを駆使しての高速機動へと試み、
翔ける空には二つの光が、時に接触し、時に刃を交えて、攻防一体の動きを交えて、上昇からの下降に、
左右では飽き足らず機体を90度傾け、上下にブレ乍ら不規則に繰り返すブレイク
敵機との距離を調整しながら上下に上昇と下降を繰り返し、敵の照準を外し、有利なポジショニングを取る機動を試み
上下だけにはとどまらず左右の捻りも居れながら、追いすがる春幸が駆る《アンリミテッド》(Unlimited)へと迎撃の手を緩める事無く。
杭打機と重粒子の一射をもって、目標のすり抜けを阻むもその優速、瞬きその動きに翻弄され、狙いが当たらない
ブレイクの機動からさらにその蠕動運動を加速させ、紡がれるはヴァーティカル・ローリング・シザーズ(Vertical Rolling Scissors)の動き、
垂直方向にバレルロールを繰り返し敵機の弾道と動きを互いに予測しながら、背面飛行による射撃戦を行使
上昇と降下を交えたバレルロールとシザースを組み合わせた旋回軌道を試み。
互いに狙いを外しながら、無謬の宙を逝く。
咄嗟に捻り込み(Snap Roll)
繰り返す旋回の頂点に於いて、急激な横滑りを加えて旋回半径を縮めるつつ。敵機の後方を取る様に、烏羽を展開。
生じる重力場と推力のバランスを意図的に産み出し、《アンリミテッド》(Unlimited)のオーバーシュートを誘発。
目標を照準へと載せると、未だ、退避中への僚機達への援護の手を緩めぬその機体へと、二つの銃身を震わせ降す質量を持った光が襲い掛かる。
自らに照準が合わさった感覚を覚え、ギリギリまで回避運動を行わず僚機への援護に徹する春幸は、
一対の極小の刃を振るい。また一機、死なぬ私兵の姿を掻き消す。
斃せぬ敵で合ったとしても...。
放つ電光眩きその光は、対象へ塵へと孵るべく。春幸の指示のもと、船体を反転させ、狙うは、何もない戦場の4時方向
何故直前に送られてきた位置情報がそこであるのか?理由も事情の説明もなく、打たれた電信に刻まれたのは、
射角を捉えてきっかり15秒後、船体中央部に備えられた大口径の粒子砲の一撃を打つようにと指示が出され、
半分、疑心暗鬼のままその行使に踏み込む
《Fictumフィクトゥムドライヴ》そう表示された動力炉が、繰り出す膨大な出力を暴れまわる勢いのまま、
かつて月面での行使において、射線を阻むクレーターの縁をその隆起する壁面ごと撃ち抜き問答無用で、穿ち続け、
対象を覆う絶対の熱量は、且つて月面の地形の裾野を、分解し、ガラス状に変質させる事もなく、只の粒子の塵へ変える。
その一撃は灰を灰として、塵は塵に、その絶命の声を、炉にくべてひたすらその命を奪い去る。
放たれれ死、死神の咆哮は、半瞬遅れて、突如現れた。機影を巻き込み、放たれる。
現代改修を施された《R.I.P》と同型間の機影4、追従する機体の数凡そ20...
総積載数から、その合計はその倍にも値するであろう、未だ見られぬ機影は、艦載機が全て出撃していない事を差し示し、
崩れ落ちる大型の艦の残骸は、宙に滞留することなく消滅、
消えゆく無数の命と、輝に包まれし、断末魔の声を上げる者どもに慈悲はなく、唯々、降り注ぐ光の奔流をもってその対象をこの世から消し去る事にのみ注力する。
投射される粒子が、何を物語っているのかは?未だ不明のまま、破壊の極光は遠く離れた宙の星々の光を掠めながらその虹彩を放つ
その光景は、その行為が起こした無残さとはかけ離れ、酷く美しい閃光の煌きを放ち、
追撃の波状攻撃が光のうねりと奔流となって襲い掛かり、その機体を覆い隠すと、明滅するかのように貫く。
...
...
...
「危なかったぞ今、敵機は、主砲の発射体制に入ってた。喰らえばひとたまりもなかったはず...春幸?何故来るのが分かった?」
「本艦は、このまま透過機能を使用して弾幕を抜け対空防御を張りこの空域を離脱し友軍と合流の上...反転攻勢を試みる。」
その謎を語る語りべの姿は此処には無く、状況だけが流れていく。
...
...
...
「「「そうだ、斃せぬ敵で合ったとしても、コックピットと機体の接続を切れば問題ない。」」」
春幸を筆頭に宗谷=大石とオウ=コワイイは、同時に同じ言葉を並べ、その対処に乗り出す。
《ダイブオブダイ》二機と争う第五部隊の面々は、ほゞその場を動かず、傷を負っても浮遊する撃墜した残骸を利用して修復を繰り返すその目標に対して、
まずは一機に照準を合わせると、自らも《アンリミテッド》(Unlimited)と同様に0と1との間の無限に存在する実数の間にある原子の隙間に機体を滑り込ませ、
敵の一撃をやり過すと、ブラインドとなった先頭のオウ=コワイイは、終始怖がりながらもその役目を終え、
潜り抜けた粒子の一射を、前後挟み込む様にすり抜けると、視界を望む、その全天周モニターが写す光景を見守り、限界まで、過熱圧縮させたイグニス・パルヴァスの砲身をパージ、
目標に叩きつける様に投棄。
堪らず回避運動を入れる《ダイブオブダイ》に対して伸びあがる急上昇を絡め、最後までブラインドとして機能し、背後からすり抜けて行った。
オマエ=ナニモノとシナドロ=アマイが次へと続く、連弾の爪弾き高らかに叩き揚げる。
行使するは穿劫弾の輝き、《カルペ・ディエム・アスキック》よりコックピットへ放たれしは、二発の実体剣の刃を刻む弾頭と変えた銃弾がを抉り取る様に
目標へと着弾後、その生存の要たる本体との接続を切り放す最後の一手が届くるネライ=アッタライナが、は、目標までの直撃コースに入った事だけは
分るもののタイミングはほゞ勘を頼りに、抜けた瞬間にその手を翳す、
光剣の刃が上下を切り拓き、最後に残されたのは、主機構たる。コックピットを抜き取られ爆散する機体の他所に、残された僚機達へと合流を選択肢、
残るもう一機の《ダイブオブダイ》が、敵討ちとばかりに進み出るなか、パージしたイグニス・パルヴァスの砲身が、流された先と交錯し
モニターに映る目標に対して狙撃を敢行するオウ=コワイイの姿が、爆発する光に照らし出され一瞬、暗闇に浮かび上がりそして...
盛大な爆炎をあげ、バラバラになった《ダイブオブダイ》が保持するコックピットに対して最後の止めを降す。
ネライ=アッタライナがコンソールに浮かぶ、僚機の信号を確認後、同様の動きを魅せながら、次々と撃墜されていく敵機の姿を見やり。
「狙いが当たらなくても、何とかなるもんだな。」と、笑い。
転進する。
姿身写す鏡の如く、答える通信に於いて、
「こちら《頭脳》(セレブルム)01、目標を沈黙させた。これより、《ディエム・オビーレ》と《アル・ディエム》部隊の援護に入る。」
「デカ物の防備は、凡そ剥がしたぞッ!!GO、GO!!!!行け、行けッ!!」
「こちら《臆病者》(クヴァイリス)01、同じく援護に...」
「いや、違うッ射線上の味方機全員避けろッ!!!!!!」吠える春幸の声が、虚空の宙へ響き渡り、無限に繋がる手と思考共有の結果、
導き出される。その結果は、戦場に轟く、号砲の数々。
・・・
・・・
・・・
疾走する。疾走する。次々と復帰する死兵を、今一度葬るべく、その手を振り続け、操縦桿を握る。
既に僚機達の全てが、闘争を捨てての逃走へと至り、八隻の艦影と25体1の包囲を破る為、戦場を駆け、再度のノワール・アヴェルス《黒豪雨》を射出
半自動化され、目標を重力感覚器官《Sensorium Gravitatis》(センソリウム グラウィタティス)による観測で、追尾し、思考反応によりアシストで、
軌道を曲げられた。その黒き豪雨は、撃墜測る為に吐き出される無数のプラズマ球を操る八機の《ヴォーパルバニー》と
四機の《ケルウス・ファメリクス》を前面に押し出し、全方位レーザーを射出しながら。
八機の《アルクルージ》も同じタイミングで、黒い機体色から、赤熱化する紅い朱い色を見せながら、一気にその加速度を上げて、急上昇を試み、宇宙空間では不可能とみられた。スラスターの点火を停止し、意図的に失速状態を起こす。木の葉墜としを敢行。
失速した自機を狙う春幸の視界が泳ぎ、オーバーシュートを起こし追い越したところで、慣性による姿勢制御で失速状態から回復。
相手の背後に回りこむ機動で、前方に射出されたハンドガンの破劫をその中点で、捻じ曲げ、ノワール・アヴェルス《黒豪雨》による攻撃の軌道を予測反応し、
再度の急上昇により、足の速さの異なる春幸の操る《アンリミテッド》(Unlimited)の側面へと回り込む。
攻撃の手を封ぜられたかと思われた瞬間、本来であれば装甲の一部として機能するその弾体は、その機体とほゞ同意意義であるならば、
迎撃に走るハンドガンの曲射の数々はその狙いを外して、通り抜けると、一発一発が、炸裂する衝撃と振動はと共に命中、
逆に逃げ惑う様相に晒され、
その軌道に遅れる事十数秒の《マレディクト・ペルフェクトゥス》の姿が遅れて到達し、四機が一斉に、
「「「「悉く恐怖に厭いやかされ死ね。《グリムズヘイムッ(陰鬱な世界)》」」」」
放たれる惑乱と熱暴走を生じさせる界域が、迫るも、
黑龍を起動、前腕部の咢が開き、噴射される粒子の結晶体による攪乱幕を展開、次々と宙に浮かぶ凹レンズを形成するそれらが、身を守る盾となり、
その効果を霧散させながら、次々と喪われた装甲体が、生じ、ノワール・アヴェルス《黒豪雨》による連続射撃。
無頼を気取る者どもへ送る華は黒く咲き乱れる華、不吉を彩る花束でこそ、その意味を知る一助とする。
そして、敵が狙う僚機達の姿を残し、春幸は、一気に加速と共に流れゆく風景を見送りながらも、その場を離れ、
敵の攻撃をすり抜ける味方の姿を見送り、そして...
(逃げた?いや違う)
ハルズ=アルマインが望む、全天周モニターに映るは、黒い鏃に追いかけまわされる自機と友軍の姿、だが、問題の発生源である
《アンリミテッド》(Unlimited)の姿が無い...
そう気付いた時には既にその作業は完了していた。
戦場を離脱した一筋の光は、その進路をマレディクト側の《デカドゥス・カエリ》が鈍重そうな、躯体を持ち上げての、
高射撃戦を試みたのか、無数の火線の火柱を放ち、味方機の機動を翻弄し、
華開く花弁より漏れ出る蜜を誘引するかの様に芳醇な香りを乱し始める。その姿に、危機感を覚えつつも、
その一手を指し示す。
五つの王冠を外し、光子の粒子を巻き散らしながら滑空する。この距離ならばやれる。王冠はかつての夜空の向こう側へと繋がる。虹の橋をその場に刻むべく、
操縦桿をスライドさせ、脚部を180度回転させる。伸びる両手の砲身に浮かぶ王冠を重ねながら、その銃身の彷徨を叫ぶ。
コンソール上の文字列には、バスターモードを選択。変形時に機首となるユニットカバーが、競り上がると、
覗く光をその隙間から魅せ、殴打溶断し収束する其の羽を束ね収束する砲身へと変わると、左右の腕部へと収まり、反転した機体の脚部も、副砲として機能する。
画面に移り込む射程が示すインジケーターは、測定不能を指し占めし、その威容を晒すべく稼働する重量子崩壊砲奏蒼穿弓アバリス砲身冷却及び、...ドライヴ及び...エネルギーリチャージ...1000%...発光する光が、急激に膨れ上がり、一対の羽がその手へと収まり、其の羽を重ね長弓の如き威容がまざまざと現れ、其の引き絞る先に浮遊する二つの漆黒の王冠が、装填される。
冷却機構の出力が、∞の一文字を指し示し、急速冷却を実行。それまで徐々に溜まっていた出力のリチャージが一気に1000%へと到達番える
光の矢が、蒼く、碧く、青く、煌めき藍より青く、一射が、膨大な熱量と、その存在を崩壊しこの世から消し去るべく放たれる覇劫の奔流が、彼我の距離を一気に縮め、
天に向かって唾を吐き、そして己の絶対的優位を誇る。
その矮小なる存在へと、無慈悲なる無数の穂先となって天を突き、天ヲ貫かんと欲する光矢は、その宙をを覆うと、視界一杯に展開され、無数の敵機。悪意と害意を以て攻めてくる対象に照準を合わせると、無数に闇を切り拓く刃と化す、戦場を横断し、争う者ども全てを、包み込み駆逐していく。
多大なる熱量と放射する粒子を散らしながら、強大な炸裂の暴風雨を巻き起こし、その光景を見た者は、眩い光を目撃し、眼窩を光に晒された後遺症により暫くの間その目を開くことが出来なかった。
一旦距離をあけながらも、無限の射程を誇るその一撃は、それぞれの戦場に於いても、見られ、数多の射線をその体を入れ替え轟かせ、戦場を支配し始める。
いくつかに分かたれた矢を以て、奮う力は...無限にも続くロックオンと、放つ矢の増加...降り注ぐ矢を、在るものは避け、在るものは防ごうと試みるが、其の一矢は、避ければ追尾し、防げば、事なげもなく無惨にも刺し貫く、
天を仰ぐ者どもが祈るは、切り札足る戦略兵器の一打、墜ちれば自らも死ぬにもかかわらず祈らずにはいられなかった。
無情にも撃ち貫き、留まる事を知らぬその無数の矢は、奇襲をかけてきた八隻と24機+1機に及ぶ、破壊不能な装甲を纏い、不死身の再生力を誇る。者どもの其の足を止め、
クイックモードによる。内部潜航からの黒き豪雨が炸裂、空間を震わせる時空振動を伴い、弱点である艦橋とコックピットと機体の接続断ったうえで、
その存在を崩壊させる。重量子崩壊砲奏蒼穿弓アバリスとノワール・アヴェルス《黒豪雨》による二重奏を以てして
明けの明星の光すら飲み込む星の光は、その結末を魅せる。は、その対象たる。ハルズ=アルマインはが駆る、イレギュラーワンの姿
…
《アージナリーワン・ウェポン?Ⅶ》アンロックファイブ...アブソリュートブレイク
それは、絶対破壊の鉾。
ハルズ=アルマインは、度重なる攻撃を
「行け、これはお前を救う(斃す)為に練り上げた牙だ。恐れず騒がず逝け(恐れ騒ぎ俺を置いて逝くな)
《アージナリーワン・ウェポン?Ⅶ》...アンロック…ツー…アンチシェイプシフト!!!」
自由自在に破壊不能の構造体を操り、破壊不能の咢となって迫る。アンチシェイプシフトの群れが、
鏃となって宙を逝き、黒き豪雨が放つ一手との相殺を選択。
意を決して。舞い踊る。ハルズ=アルマインは、その視界の端に捉えた目標。機体の最大望遠下で視認できる相手をまるで死人を見るかのよう、宥る。
(こいつ。仲間を見捨てたのか?親父と比べてクレーバーだな。所詮、血は繋がっていないということか?。はんッこの程度か?)
意を決して、切り札を切り。全弾を消費した。中折れチップ式の大型リボルバーの銃身を機体の腰部前面、フロントスカートアーマーの交換弾倉ギミックへと差し込むと、
通常の回転弾倉から、一発限りの特大の弾装を選択。その中心部には、クピドレスが束縛され詰められ、劣悪な環境下で保持され、怨嗟の声を叫び続ける。
回転弾倉毎、排出と交換を実行。弾頭を補充するとは、最大火力による猟犬を解放するべく、狙いを定めるが、急制動を翔け前後左右に縦横無尽と駆け回るその機体は、
回避と共に、此方への第二射を試みているであろう。超距離狙撃での打ち合いだと、ばかりに、見定め狙いを付ける。
無造作に、突き出された銃火が引き絞られた引鉄に反応し、生贄を捧げる様にその犠牲を代償に行使されるは、覇劫の光、虹すら生ぬるい、
緑紫の輝きを纏い放たれた一撃は、飼っているクピドレスの命と身体を燃やし一発の弾丸に込めて撃ちだされる
その狙いは、バスターモードから再びのクイックモードへと移行し、離脱を選択した春幸は、体中で感じる刺すような痛みを纏った殺気を受けて、
僚機達へ射線上からの回避を指示、自らは、囮として、二つの戦場に於いて僚機達が退避するまでの時間を稼ぐように、其の照準を避け続けるも、
とうとうその時が訪れる。
目標を見定めたハルズ=アルマインは、操るイレギュラーワンに引鉄を引かせ、その彼我の距離を0とし直線状に存在する全ての物体、科学物理現象のすべてを焼き尽くす
最大火力を解き放つ。狙った目標である春幸操る《アンリミテッド》(Unlimited)は、すんでの所で、最大加速を以てしての回避を行い。
その狙いを直上に仰ぎ見ながら、反転させた機体の制動を立て直し、背後の状況をその感覚で感じ取り、自らの狙い通りに事が進んだ事に安堵する。
ジュッ光点眩き一筋の細く柔い光を放ちながらも直撃した基部を一瞬で蒸発。膨れ上がる熱量と共に盛大なる爆震に揺られながら
爆心地の中央、《デカドゥス・カエリ》が誇る、超大型マスドライバーの砲身を焼き切り、直系数十キロの及ぶ躯体を覆い大型のクレーターを形成し、
生ずる熱量は、閃断する閃光となり、その構造体の強度を無視して貫通、一瞬でその背後に連なった。小惑星体とコロニーの数々を次々と撃ち抜き、
且つての仲間が、その断末魔の悲鳴すら残さず消滅させる。
近年まれにみるフレンドリーファイアが炸裂し、射線上から退避した、カルぺ・ディエム陣営を他所に、マレディクト本体は、修復不能なレベルまでの大打撃を受け、
その光景を確認したのち、再度の高速変形を試み、徐々に前進し続け流れる戦域と艦隊に於いて、援護の一打を繰り返し放ち続ける。
それは、目の前の戦場以外にも、無限の射程を誇る重量子崩壊砲奏蒼穿弓アバリスによる超超超距離射撃による支援。
遠く離れた坂東 北東部岩手山付近やその他の戦場に於いても到達し、その到達する光を以てして、自らの仕事と為す。
UD1990年(西暦4015年)4月1日... UTC+0 11:XX以降
☆L2宙域アイリス近郊、sideアンザス《ロシナンテ》⇒スカーレットヒップ、名も無き兵士、《サルヴァートル・エクス》(超越する救済者)
光が、光が降り注いでいる。敵対する存在を焼き尽くす。ソドムとゴモラの火にも、劣らぬ陽の柱が彩る。
無数の光が、殴打する鍵盤の音階を刻みつつ、縦横無尽に走りより、その膨大な熱量を以てして、
荒れ狂う海原の波涛の如く、押し寄せ、突如として現れいでし砲撃の数々が戦場を埋め尽くさんと欲する。
その砲撃に反応して、幾枚かの紙垂が反応を魅せる。摩訶不思議な現象を巻き起こす。
《エウリピデス》の二機がアハト=佐伯が保持するイレギュラーツーより譲渡された三枚の紙垂と圏域防御艦ヒケティデスの防御壁を駆使しての防御により
その致命的な一打を屠り、無効化させる。天に浮かぶ天球の元へと下されたそのオーダーを処理すべくテーブルに並べれる料理の如く振る舞われ、
それでも猶予は僅かの時間、湯が沸くほどの時間のみ。一枚のそれがその波涛に耐えきれない様に、無惨にも散っていき。
其の戦場に於いては既に、春幸が紡ぐ、支援の光は...《アンリミテッド》(Unlimited)を介して届いている。
それは、最初の砲撃戦が一通り済まされた直後の事、
戦場を謳歌する様に放たれし、死を呼ぶイグニス・パルヴァス一斉射を防ぎつつも
《フェードル》が放つ大口径の粒子砲が、コロニーを襲う。なんとか初撃は、青と紫色に染められた《ヴォーパルバニー》が駆使する
回避軌道の反転機能により辛くも直撃を避けえるも第二陣、第三陣にも及ぶ、砲撃の数々が放たれる。
しかし、今は、青い機体は目に見えず。ハルナ=山崎が駆る紫色に染められた《ヴォーパルバニー》のみが、
エクィタス=ユースティティアの《ホーリグレイル》と共に、後陣に配す。
コロニーが被弾したその事実に驚き、再びその地に発せられた緊急事態を知らせるアラートがコロニー内部に響き渡る中、
スカーレットヒップが敷く迎撃陣形を抜けて、数発のイグニス・パルヴァスがアイリスが駐留する位置へと
抜けていく、突如として、現れた危機にたいして、擦過する実弾らしき砲弾が
遅れて、イグニス・パルヴァスの弾頭に直撃し、命中直前の十数キロ地点の空域での迎撃に成功する。
沸き立つスカーレットヒップの面々は、はたりと、疑問に思う。
27機に及ぶ全部隊は既に出撃済み。一体誰が。
「名乗る名などない。ただの通りすがりの通行人だ。悪魔と相乗り(あいのり)するついでだ。貴君らを支援する。」
「死なない程度で、続けッ」
「あいつらっ!!!いつの間に」
「あっさっき艦長がトイレ行ってた間ですよッ?隠れて食べてた。早弁、美味しかったですか?」
《改修型カルペ・ディエム》を駆る総勢4機の機体が、その手に、通常配備される牙にもにた形状の大型ライフル以外に、炸薬式の実体弾の重火器をその手に装備して、
敵の砲撃に対するカウンターとして、独自に行動を開始し、防備の薄くなったコロニー側面へと展開され。
スカーレットヒップが形成する狙撃担当者と、《ムスペルヘイムッ(灼熱の国)による迎撃を継続するも敵陣に到着し、
相対する《フェードル》二機、《イポリート》十二機、が、砲撃陣形を敷きながら、先行する無人の自爆機体である《パエドラ》十二機の動きにあわせて、後方で待機する。《エウリピデス》二機の姿が、不気味な光を放つ
戦線を維持しながらも、僅か十数キロに及ぶ中距離射撃戦を展開、
イゴール=マッケンジーは、吠える
「敵に張り付かせるなッ!!!」紅き発光する尻尾をふりながら、鼓舞する様に、パンパンッと音が鳴り響き続ける。
コックピット内において、九つに分かたれた、スカーレットヒップの面々に対して指示を出す。
「ABCは、このまま目標に、追撃。接近してくる。爆装機体は、やり過ごし、砲台と思わしきデカ物に集中攻撃。」
【falcisファルキス】より放たれるビーム光が機体の側面を過り、一斉に回避行動に入る僚機達を目で追いながら、
三機直列から、分離散開軌道を試みるABC...それぞれのアタッチメントの頭文字をとって名付けられた、編隊に対し、
各自が240度視界を誇るヘルメットを起動。檻の目の如くまき散らされる光の多砲身による散乱を機体を宙返りしながら、各自の《ブレイズ=ガルヴ・ディム》が思い思いに
曲芸飛行を繰り出し、回避と引鉄を引いての反撃が、単銃身の機関銃型のビームライフルから吐き出される。
銃撃の偏差射撃による十字砲火を試みる。
「HBEのは、引き続き《ムスペルヘイムッ(灼熱の国)を展開し、敵砲撃の迎撃と狙撃。GDDは、防御、敵砲撃陣形へ攻撃」
「SBAは、HBEの狙撃の着弾観測送れッ」
「アッー」
「隊長ッ尻が尻が焼かれる。焼きモロコシの様に上手い匂いがするッ!!!」
ん?
(偏光フィールドか?此方の攻撃が防がれる...距離を詰めての接近戦...に...)
突如バランスを崩し、隊の連携より外れた、C型(Combat:戦闘)装備の《ブレイズ=ガルヴ・ディム》がバランスを崩し、
そして、機体を中破させ、無惨にも引き裂かれた爪の後が覗いた瞬間、もう一機のB型(Ballistic:弾道)が、被弾報告を上げ、
廻戦機動を描きながら進む方向を見失い。明後日の方へ消えて行く。
イゴール=マッケンジーは、確かに目撃した。やや大きく発達した腕部を備え、暗闇に惑うその姿を
チッ
「ハイアンドシークだッ。SBA索敵に反応はあるか?」
「ありませんッ!!!!」
視覚にもレーダーにも反応のない。伏兵に、HBE二編隊による、広域攻撃による炙り出しを試みるが、代わりに
《ヴィ・ラクレス 》によるイグニス・パルヴァスの砲撃がその迎撃範囲から外れ、アイリスの宙域へと徐々に到達し始める。
迎撃を指揮するエクィタス=ユースティティアは
「スカレットヒップの面々だけじゃ...厳しいか?」と、苦悶の表情を浮かべ、
(せめて...アンザスさんがいてくれたら)
紫色の《ヴォーパルバニー》と改修型のカルぺ・ディエムの四機編隊が、ビームライフルと実体弾頭の重火器を手に、
《ホーリグレイル》と共に上下左右に、バナナ型に湾曲した弾倉を装弾し、多数の弾体を使い分けるライフルを片手に
ファルクス・レフレクトールと実体弾頭をまき散らし、コロニーへと着弾するイグニス・パルヴァスを撃ち抜き続ける。
「ハルナさんは...敵の粒子砲の攻撃だけに集中してッ、ヴォーパルバニーの回避反転が無いと、コロニーが墜ちてしまう」
「えっ私攻撃に参加できないの?!」
「青葉さんが居ないんです。」
「もー仕方ないなー。」「今ですッ!!!」「ほぃさぁー」繰り出される砲撃の光を無理やり回避軌道に乗せたヴォーパルバニーの援護が
その動きを加速させ、流れ弾の余波をエクィタス=ユースティティアが、ファルクス・レフレクトールの鏡面反射を以てはじき返す。
(このままだと、此処から僕たちは離れられない...)
...
その状況下に置いて、戦局を冷静に見定め、火の粉を払い続けていた。名も無き兵士が動き出す。
(すこし、不味いな。本来であれば。こちらの兵装の有効射程圏内へ詰めなければならないのに、此処から動けない...)
旧式の機体を張り合わせた。その機体を持って無謀なる突撃を敢行する。
「少し痛いかもしれないが我慢しろ。直ぐ住む」
そうつぶやいた男は、光学照準器を使用せず。やや目算での推測による。長距離射撃を敢行。何の変哲もない。実体弾頭を吐き出す。マシンガンより吐き出されるは、一筋の電光を纏った狙撃。
その狙いは、遥か離れた場所に置いて数秒の時間経過を残して突き刺さる。
中破した味方機を撃墜戦と、姿なき暗殺者たる《ハイド・アンド・ブレス》の機体へと背後から襲い掛かる。無数の電磁加速を施された。
無音の世界の中で、甲高い金属音がコックピット内に響き渡り、その血肉を抉り取りながら機体の内部へと侵入。
千切れ飛ぶ何かと主に音のない世界で、爆発が巻き起こる。
突如現れた援護射撃に、逃げ惑うスカーレットヒップの面々は、違和感を感じる者の数秒置きに到達してくる謎の援護射撃をみやり
一体だれが?
...
...
...
(今の光と弾速は...電磁加速砲?しかもこの距離で当てている?確か改修型のカルぺ・ディエムが装備してる武装に、なかったはずなのに?一体誰が?)
「...」
無口な何者かは何も語らず。機体を操作してのハンドサインを送り、
「戦線を上げる?」
エクィタス=ユースティティアは、その行動に訝しんだものの、その正確無比な射撃に、此処は彼?彼女に賭けてみる。
自機に備わていたファルクス・レフレクトールを二機、随伴機として追従させ、
「行ってくださいでも逝かないでくださいね。」と、言葉を添えて送り出す。
彼我の距離は凡そ100キロを優に超えている。到着するまでの間に...スカレットヒップの面々は、持ちこたえられるのか?
限界の行使を許されたとしても到着まで約30秒...されど、
到達迄の時間は、後方に流れる《天地併呑》(ウニヴェルスム・デヴォラーレ)の射出反動を推進器代わりに吐き出しながらもう一手の左腕より、
電磁加速砲による銃弾をばら撒き再加速を行使。迎撃の火線から随伴するファルクス・レフレクトールに守られながら、
パラパラとまき散らす弾痕が、僅かな遅滞なく、射角のブレなく放たれ、
一直線の最短距離を走る改修型カルぺ・ディエムは、次々と姿なきその暗殺者に攻撃を命中させ、僚機への流れ弾を命中と共に生ずる。
跳弾の方向すら調節し別の機体への一手と告げるその行為に
イゴール=マッケンジーは、隊の散開を指示。
「散ッ、散ッ、散ッ!!!」
口々に叫びつつ、スカーレットヒップの面々は、機体を傾け、入水するかのようにダイブする無数の《ブレイズ=ガルヴ・ディム》が、機体の制動に捻りを加えつつ、
水平方向への宙返りを試み頂点直前で失速。即横滑りからの斜め旋回に移行し旋回半径を大幅に縮め、機体ごと体幹を捻る、捻り込み(Snap Roll)により、
敵、正体不明機の背面をとり、銃撃を走らせるも、破断する。光の弾丸は、僅かに狙いを反れつつ、目標の動きを制限するに止められる。
瞬間何処からともなく飛来してきた。電磁加速砲の斉射により、《ハイド・アンド・ブレス》がまた一機と墜とされていく。
漸く戦線の異常事態に気付いた。
「ラ・パンド=チョトネは、射線が...あーだから...」と、マスターピースを嵌めるように、コンソール上で弾道予測ツールを起動。
その予測演算結果に、伏兵か???
推進器を使用しての180度回頭を試み左右の二対の大型【falcisファルキス】を操り、その大きく開かれた咢より照射される極太の粒子砲の一射が、
背後の6時方向の敵に向かって照射さえるもその動きに、確かな手応えなどなく。
応射として繰り出される。電磁加速砲の銃撃のみが、襲い掛かり、都合四基の【falcisファルキス】の内、《テスラ》の一部を貫き、撃墜の華を咲かせるも
その射手の姿は確認できず。後陣に控える《エウリピデス》も、伏兵による奇襲に対して反応するも依然としてその姿が見えない。
既に対応をしたそれなのに、多数の銃弾が其の無謀にも晒された《フェードル》の背面部に襲い掛かり、弾痕を刻み、墜ちていく友軍機を全天周モニターに映る影を見送りながら
ラ・パンド=チョトネは、同じく見るも無残に撃ち抜かれた、装甲の一部をパージ。
「偏光フィールドが効かないとは?実弾兵装なのか?だが伏兵は、安んぞ。これ如何に?」
外部出力として使い捨てのジェネレーターとして稼働する《イポリート》の補助を受けて、全方位に対して、極太の粒子砲の斉射を試み
敵の接近を阻まんと欲するが。その行為自体は、何の結果も帰結させずに、危なげもなくスカーレットヒップの面々も回避軌道を描き、
稼動する尻を縦横無尽に震わせながら、互いのコックピット内で男尻を打つ音だけが響き渡る。
イゴール=マッケンジーは、無数の砲撃の嵐を回避しながら、目標である。《フェードル》と《エウリピデス》へと肉薄を試みるも
その射線を塞ぐように飛翔する十二機の《パエドラ》は、被弾覚悟の機動を描き、周囲の《ブレイズ=ガルヴ・ディム》を巻き込んでの自爆攻撃を行使する。
機体を中破し、浮かぶ《ブレイズ=ガルヴ・ディム》に対して一体の《パエドラ》が其の死の抱擁がせまるも、明後日の方向から迫る銃撃の嵐が、その直前で、
その軌道を押しとどめ、最初に命中した銃弾は、まずはその機体の推進スラスターを兼務する脚部を撃ち抜き破損させると、
立て続けに一方向から迫る弾痕を刻みながら、その推進方向をずらし、止めの起爆を促す銃弾がジェネレーターを貫き爆散させる。
その摩訶不思議な、銃撃の出所を把握するものは、敵味方区別なく、おらず、思考拡張の果ての戦場を俯瞰する。唯、エクィタス=ユースティティア一人だけが、その状況を見守りながら、
確信をもって、味方を鼓舞して、敵の砲撃の迎撃へと向かわせる。
(あれは...厄介ですね。敵に回さない方が良さそうだ。どういう原理で行っているのか分らないが旧式の機体で、実体弾の弾道を曲げてる。新型機か?だけど識別信号から推測するに唯の改修型のカルぺ・ディエムにしか過ぎない。外部の特殊装備を使っているわけでもなく。いくら放つ弾丸の供給が、春君のアシストがある限り尽きないと言え、弾幕の数と命中精度が一般兵のそれではない。)
今も、敵主力を翻弄しながらも同時にイグニス・パルヴァスの弾頭を撃ち抜き、発射点たる《ヴィ・ラクレス 》と伏兵として陣形を乱す謎の機体をまた一機と、墜とし続けている...
正体不明の僚機に守られながらも、その隠されたベールが徐々に、白日の下に照らし出され始める。
接近する一機の旧式機から放たれる。銃火の煌めきが、迫る機動と明滅する射撃光と重なる様に、目撃され、一斉にコンソール上の弾道予測プログラムがエラーを叩き出し、
その頃になって漸く敵の攻撃軌道範囲が、《アルクルージ》と《ケルウス・ファメリクス》のそれと似通っている事に気付く...
「だが、実弾兵装により曲射は、未だ実用化されていない筈...新型機か...火力を集中ッ!!!」
一斉に接続による粒子供給を終えて使い終わった五機目の《イポリート》を投棄しながら、目算する射撃点。名も無き兵士が駆る旧式機に対しての飽和攻撃がはじまる
それは、格子の様に放たれた回避不能の織り目の様な無数の光にほゞ留まらず。
目視可能な範囲全てを覆うべく放たれる多重火砲による。絨毯射撃が、何も知らずに戦場に飛び込んできたように見える旧式機体に降り注がれる。
掲げる推進器は、限界軌道を終え、小休止にはいったその隙に突き刺さった。砲撃の嵐をまるで、そよ風が吹く草原を歩くように、時間差で通り過ぎる
網目の隙を縫って、時に機体を最小限の動きで傾けやり過し、逆進を掛けつつ宙返りと同時に放つ《天地併呑》(ウニヴェルスム・デヴォラーレ)の一射で
直撃弾を相殺、返す刀で、実体弾兵装による射撃で反撃の色どりをその戦場に煽情的なまでの機動を魅せつつ、放つ。
更に規則性のないランダム射撃を回避しつつ、炸裂タイミングを2秒から3秒へと調節した。粒子攪乱幕を投射。
起爆と共に空いた空間へと滑り込み、射撃。僅か数秒の隙間を縫って、本来であれば回避不能のその攻撃に対処し、あまつさえ反撃の一手を吐き出し続ける。
機体の限界を超えた発振する推進機構のクールタイムを春幸と《アンリミテッド》(Unlimited)のアシストを受け、踏み倒しながら、
加速と減速を繰り返し、敵の狙いを外し続ける。
直進するその姿は、ジグザグにまるで効率化されていない無駄な動きに見えるが、其れゆえの最適解を叩き出し、
徐々にその距離を詰めながら肉薄する一筋の光を目で追うイゴール=マッケンジーは、味方を鼓舞しながら、突撃する僚機への支援を指示する。
「DMS(※Dead Man's select)‐774を各自、援護。弾薬とリソースはケチるなッ!!!撃て撃て撃てッ!!!!」
攻勢に転じたはずなのに逆に撃ち落とされていく友軍機を眺めながら、ラ・パンド=チョトネは、自らが操る《フェードル》の操縦席に於いて
何故か当たらない敵兵の動きに翻弄され、旧型機と思えない加速と旋回軌道を魅せる。正体不明機に対して恐れ慄き、サンドイッチを頬張る
うん、上手い。細かい事は忘れよう。今は唯、自由になる事が寛容。
徐にもろ肌を魅せ自らを袖無しから一歩進んだ。ナクト・ア・ポワルへとして、最後の御奉公を御礼申し上げるとばかりに
やや中年太りしたその柔肌、魅せながらノーマルスーツをまるで手品の様に接合部を解放し左右に布地を引き裂く様に分離すると、全裸の如き鍛え上げられた姿態をねめさせ、そして晒ながら、重要な箇所が、やや下降気味のアングルから覗く、操縦桿によって隠される。
やや小さめな...〇〇〇ビッツは、静かに唯揺れていた。
無風の風を受けはためくビッツに対して、やや生ヌル風邪を送り続ける小型の扇風機が、ぶらぶらと揺れるその身体の一部を震わせ嗤う。
蹴撃するは、軽やかにステップを踏みながら、罹る推進機構スラスターとバーニアーを小刻みに噴射し、本来で有れば不可能である軌道を描き、
跳ねる様に飛翔し、幾何学模様の軌跡を描く機体制動を繰り返しながらの突撃を敢行
足を止めてからの砲撃戦から高速機動による敵の死角からの撃墜を試みラ・パンド=チョトネちょっとだけの大きさのビッツをその懐に隠して、飛翔する。
と、同時に投射される光の檻は、追従するDMS(※Dead Man's select)‐774には触れる事無く、その240度の視界ではなく360度をカバーする視界に見守られ、
背後からの強襲を振り返りもせずに回避と共に、盾となる粒子攪乱幕を投下、時間差で放出され爆裂するその効果を楯として、僅かばかりの猶予を以て、
機体を捻転、更なる肉薄を試みる。右手に持つ大型ビームライフルを懸架するレールに沿って背面部に収めると、そのフロントスカートから抜き出した発振器。
暗闇の宙に於いては、抜けば目立ち狙い撃たれる可能性のあるその刃を翻し、迫る。
対応するべく大口を開ける大型【falcisファルキス】《テスラ》に向かって、出力を大幅に上げたビームサーベルの瞬きが接触、
刃と刃が触れ合う、その姿に、名も無き兵士が、詩を吟ずる。
唄う音階は、音曲の玉鋼、連なるは、且つて失われ死、刻の声。
触れ合えば反発し、距離を開けつつ最接近を試み、無数の銃口がDMS(※Dead Man's select)‐774を狙う。
されど、臆する事なかれ、降り注ぐ【falcisファルキス】の砲撃をその刃で払い、仰角一杯にはじき返すと、その熱量を伴った粒子が、逆回転の機動を描き
【falcisファルキス】の砲口へと突き刺さり爆散させる。
「チッ近寄るなッ!!!」
向ける銃口に恐れ慄く間もなく、機体各部から覗く砲門を解放、至近距離からの粒子砲による斉射を試み
無数の弾体が雨あられと降り注ぐ中、機体が操る刃は、その一撃一撃を切り払い、無効化、逆の攻め手の《フェードル》へとその命の翳を歪ませる。
堪らず照射を停止し、機体各部の損傷を確認。
「なんだあれは?弾があたらんばかりか?!跳ね返されるッ!!」
堪らず、光剣を抜いての接近戦への対応にもろだしのそれを棚に上げて責め立てるその姿に、DMS(※Dead Man's select)‐774は、徐に最後の刻を刻む刃を振るい始める。
先ず初撃は、無造作な突きより始まる。
そのやや鋭さを魅せるも回避するのに能わず一撃を受けると同時に、明後日の方向へ銃撃された銃弾が大きく弧を描きながら
《フェードル》へと襲い掛かる。僅かに反応を魅せ、回避する機体を追従するかの様に射角を曲げて直撃する銃弾に、態勢が崩れた瞬間、
突きから始まる斬撃の機動、起草するは下段より徐々に、上がっては下がる斬撃の檻、。
偏光フィールドに阻まれながらも、その刃を押し付け徐々に破損部位を産み出していく斬撃が、連弾するプレアデスの輝きを魅せる独唱のデュエットとなり、
奏演するは、無情の剣舞。後退しながら、交代し、狙いを外して、連撃の檻からの脱出を試みるが、射角を曲げて飛来する銃撃の雨が、退避を選択した
ラ・パンド=チョトネを操る《フェードル》へと襲いかかり、その暴風雨の如き弾丸は、逃げ場を失った目標を踊るような人形へと変えてその場に釘付けとし、
次々と剥落していく装甲と手足に、コックピット内でアラートが常に鳴り響く、操縦桿を必死に掴む。勢い余って怒張する己を掴みかかる
「ァッ?!これで終わり?逝っちゃうの?!?!」
その決定的な、瞬間に、目前へと迫る。粒子刃の先端が、全天周モニター一杯に写り、陰影を刻む何事かの破劫を解き放ち貫く。
突きと同時に手首を旋回させ、横に両断された《フェードル》が放つ最後に残した叫び声は酷く胡乱な言葉だった
爆発の破劫を叫び、円周状に膨れ上がる炎と横に弾ける一閃の煌めきが、稼働するジェネレーターの強大さを差し示すも、
その翳は既に次の目標を見定めて居た。
「ラ・パンド=チョトネッぇぇぇぇぇ」友軍機が消滅するその破壊の光を見送るポルチーニ=ポポニチンは、自らの
哀しみとともにチチンが、ぴんっと張り、徐々に萎びていく感覚を覚え、シュンとする。
もはやこの戦場には、我々の生きる場所などない。新しい新天地を探してフライアウェイ。
導線を確保しつつの砲撃戦に終始して、
「我が尻よ、持ってくれくれよッ」力の限り肉棒と贅肉を掴み震える腹を抑えながら、奇妙にセクシーなポージングをしたまま、
飛翔する
爆装状態の十数機の《パエドラ》を、其の危険な試みを看破する様にスカーレットヒップの面々は、一早く反応し、迎撃の一手を唱えるが...
突如として《エウリピデス》二機が放つ、合計残り5枚に数えられし紙垂を以てその数を一枚減らしての強襲
陣形を形成するその中央部に突如として現れた《パエドラ》の自爆攻撃に晒され、限界を超えた超速反応を見せるも
宇宙空間ではまず見る事の出来ない理を超えて生ずる衝撃と熱量に晒され、咄嗟のビームシールドの防御を試みるも機体を中破させ次々と現場を離れ離脱していく。
駆けていく隊員たちを見送りながら、イゴール=マッケンジーら元第三部隊の三名は、繋がる思考の意思疎通を以て問いかける。
「DMS(※Dead Man's select)‐774、伏兵と女王の対処は任せるいけるか?」
「ポジティブ」
その話短めな返事に対し、
「各位、伏兵は、DMS(※Dead Man's select)‐774が墜としてくれる。密集隊形は避け、敵砲撃部隊とデカ物に集中攻撃だッ!!!」
「《仏頂面》トルウス02了解」《仏頂面》「トルウス03了解了」
「「「」俺達の男尻は凶暴だぞッ!!!」」
遠くで、何かが炸裂する光が一瞬、イゴールの駆る機体の全天周モニターに映り込むものの、
砲撃を繰り返す《フェードル》の対応を一任、自らは欠けたモノの残りの部隊を引き入れ、隊を二手に分けると、
それぞれ、《エウリピデス》と《ヴィ・ラクレス 》の殲滅へと舵を切り、互いに相手取る目標を変えながら、交錯する編隊が、
直進から斜めへの機動を描き、翼に砲身を持つ【falcisファルキス】である《ヒッポリュトス》を操り、翼から放つ翼撃を以て制圧射撃とし、
更には紙垂を燃やして、迎撃態勢へとはいった《エウリピデス》と《ヴィ・ラクレス 》へと視線と火力を集中させ、、展開される防壁の限界へと誘うべく奔走する。
限界軌道による、45度、90度、180度のそれぞれの入射角度で飛来する。スカーレットヒップがその尻を嚙み殺す様に、
機体を傾け旋回と寸前での横滑りを誘発させる。砲撃を回避する技量を見せ、
迎撃の指示を受け、やや離れた三時方向で奮戦する味方機の姿を感じながら、無言のまま銃火の引き金を引き続ける。無言の男は、少し笑いそして、
「まぁ、依頼は依頼だ、人願成就は為された。...果たす...そろそろ光の柱が届く...」と、更なる加速と、縦横無尽に、時に弾頭のその形を変え、偏差射撃に紛れて、放つ曲射の一部が
散弾の雨となり、姿を隠して居た《ハイド・アンド・ブレス》の虚像スクリーンとメインカメラの像を破損させ、目視を困難と指せる一手を払いつつ、
自らは、残された《フェードル》へとその狙いを写し、再度の技の冴えを見せる。
最初に繰り出すは、その目標の直前までその刀身を隠したビームサーベルを収め、偏差射撃による、銃撃。
まるで事前に其処に移動している事が分っているかのように無造作に放たれた重火器による実体弾のばら撒きが、天翔ける【falcisファルキス】の咢を貫き、
放たれた粒子砲による迎撃を貫き、次第にその攻撃の手を減らし続け、急速旋回からの急上昇と、機体の最接近からの蹴撃で
コックピット内のポルチーニ=ポポニチンは、衝撃に翻弄され、膨れ上がるエアバックによる衝撃緩和も重力アシストも意味を為さずに
男尻の弾力に身お任せ、吐き出す砲撃の原資となる《イポリート》との接続を阻害され、援護に入った。《ハイド・アンド・ブレス》を
その前腕部の爪が翻す直前に、大きく迂回軌道から、再度、自機に直上から下降軌道を魅せる銃火の冴えが、降り注ぐ弾痕となて、
貫き果てさせる。
獲物を貫きそれでも勢いを止めぬ銃弾は、更なる旋回と曲射軌道を描き、前後よりバランスを崩して、振り回される《フェードル》の前後を挟み込むように飛来、
次々と着弾する銃弾は、その威力を弱めたモノの機体をその空域へと繋ぎ止め、瞬断するビームサーベルの輝きが放たれる瞬間。斬線の途中で割り込んできた
大型の【falcisファルキス】...《エノーヌ》の姿、切り落とされたその基部を身代わりに、窮地を脱出しようと試みるが、
続く連撃が逃がさない。
遠くで、瞬く撃墜の鉄火場の火花が舞い散り、そして消えて行く中、敵味方識別信号の有無により、自軍の優性が徐々に向かう事を確認した、
名も無き兵士より、偏光フィールドに守られた。戦場を彩る女王の姿身に対し、超至近距離で放たれる。機体の拳打の衝撃に合わせて、贅肉たっぷりの男尻が弾む様に震える。
ぶるぶると震える頬肉と、殆どの布地が見られぬその様相に、見苦しさを覚えるも、嗤う事なく、唯己の仕事を完遂するべく進める。
偏光フィールドで守られているのであれがその内側に入り、接触直前に刃を立ててその防御を切り崩す。
時間差で放たれて射撃から、獲物の投機後、都合、四本の刃を次々と、袖口や、フロントスカートより翻し、差し入れるかのように、
突き刺し、残る二刀を以て両断する。
忠司=ローアングラーは、爆発する直前の機体を前に、友軍機の《エウリピデス》へと、指示を出し、叫ぶ
「いやぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!ポルチーニ=ポポニチン様ぁぁぁぁぁぁ」
最後の命令が下された瞬間、爆発と共に爆散する。放送倫理コードギリギリの男尻と局部が、忽然と姿を消し、しかして放送倫理コードは護られる。
「まッいいっか、こいつは放送倫理コード的に消して良い奴だから」そうつぶやいた名も無き兵士は、その一手が確かに届いた手応えを見せる。
同時に戦線を維持する為に前へと出ようとした二つの艦影と二つの卑猥な男性質の姿が掻き消える。その瞬間にその直上から、光の柱が襲い掛かり、
最後に残されたのは、突如として視界一杯に広がった臀部の接写による最後の断末魔。
最後の願いにそんなものに使うなッ!!!!と突っ込みが入り掛けたものの既にクレームを入れる相手はそこにはおらず。
突如、閃光に包まれた光景に、惑う中、遠く離れた、異国の地では、さざ波揺れる波間を見ながら体育座りをする何故か裸の三人が、其の無事を知らせる
「ねぇ、あたいら。全然活躍してないッ男尻もオマルも出してないまま、出演時間削られてるんだけどッ!!!!」
「ねぇ、放送倫理コードなの?昔は雄っぱい諸出しでも局部を写さなければ裸でも問題なかったじゃん。」
「いやポポニチン様、放送倫理コードは変わりますし、人の趣味嗜好も変わります。デ・ポク・ポクチン様も無事だったし、此処は雌伏の時として、捲土重来を試みましょうよ。」
「男尻はいつでも待っているのだから...」
「ちょっといい話風に纏めてるけど?!何これ、完全に射程距離外から狙い撃ちされてるよね。ぽっくんの雄ちちにむかってッ!!!」
ぶちっと父毛を引き千切りながらも、異論を唱え、かくして三人は、盤面への出演拒否を喰らい。天を仰ぎ見て、苦言を漏らす。
もっと出番ほちかったなぁ…
此処とは違う戦場より放たれた無限の射程を誇る。其の一矢が、戦場の趨勢を凡そ決める。それは別々の戦場に於いても行使される。
UD1990年(西暦4015年)4月1日...同日 UTC+9 20:XX/UTC±0 11:XX
□坂東 side元第二部隊
天は、宙は、蒼空は泣いている。無謬の奏楽を唯、享受するには、速く、想いを成就させるには足りない。
天が哭き、蒼空が割れた時、相争う四つの星々が消え取り残された、
外套の外部装甲を機体に纏わせた、第二部隊の面々も、現存する《アングレイル》の戦力を搔き集め、反転攻勢へと向かう。
それでも、僕らは戦うしかない。
星々と入れ替わる様に現れたのは、無数の群体。総勢数百十機余りの《ダイブオブダイ》と《ヴェナートル・ノクティス》の混成部隊が
退避を試みるも破損や大きく減じられた《アングレイル》と、接敵を果たし、今も争いの火種が響き渡り続ける中、
其の内の過半数が突如、更なる曲解する距離と空間を超え、坂東の中央省庁が並ぶ、その中心部へとマレディクトが誇る伏兵による急襲と同時刻に、
世界各国のあらゆる首都へ襲い掛かる暴虐を試みる。
既に戦力の大半は、イレギュラーワンとツーの対応の為に割いていて更に、その場に釘づけされている為、援護に向かう事すらできず
対峙するは、正体不明の敵機が三機
その手に大きな突撃槍にも似た、黒曜石の両刃の兵装を右手に、左手には、盾と陰に隠れた射撃兵装そして、先鋭的に婉曲された兜や鎧を纏い、
己たちを鼓舞するかのように、その穂先をこちらに向けて、突撃指示を与え、自らも坂東陣営に対する突撃を開始する
国の中心部に対しての急襲により告げる救援の連絡に前線で指揮を執りながら奮戦する元第二部隊の面々は歯嚙みし、伴侶たる隊長の安否に気をかけ戦場を駆ける。
主力である《アングレイル》は、口々に《ハーヴィージャック》「Harvey(戦いに値する者)」を「Jack(奪う/乗っ取る)古い言葉を繋ぎあわせて名付けられたその機構を発動。
互いの同士討ちを生じさせよう試みるが、燃え上がる紙垂により阻害され、効果が発揮されない。
遂には機体同士をぶつけて、無理やり止めるも、相手は破壊されれも次々と修復の是を以て其の不利を覆される。
接近戦からの切り合いに、集中砲火を浴びせられ、破損する装甲と外装や武装が次々と剥落し、アーデルスワットの乗機たる《ルカヌス・ウラヌース》が誇る一回り大きな頑強な装甲から覗く、
素体となった《カルぺ・ディエム・アスキック》の姿が顕わになる。装甲のパージと共に、射出される実体弾の飽和攻撃を、我関せずと対処する第四部隊の面々がやや嫌がる様に実体弾による攻撃に
過剰反応して撃ち落とす事に血道をあげる。こちらの一手は防がれたものの。
されど、嘆く事なかれ、この戦場に於いては、無限の照準と射程を誇る、輩が居る。
天から降り注がれる一矢は、戦場を俯瞰しつつ、次々と打ち放たれ、中央省庁の破壊に終始しようと、逃げ惑う人々を押しつぶさんと上げるその脚が再び大地につく事無く
消滅させ続ける。その狙いは正確無比、距離と時間の制約を踏み倒し、輝き燃えながら天を覆い尽くす。
窮地を助けられたリン=山崎は、「いったいなに??これは...たしか...」且つての嘆きの人害で見たその光景を想起し、自らの安全に安堵しながら、周りの人員たちに市民と、子供たちの非難を指示し、自らは、陣頭指揮にあたるべく、シェルターの完備した官邸地下へとの移動を開始する。
秋桜=アーデルスワットと、ソウハ=クワナイ、ソコニ=アルナの両名は、伴侶が窮地を脱した事実を感じ取り、安堵しながらも、
《カルペ・ディエム・アスキック》を駆り、謎の正体不明機との戦闘を開始。
銃弾飛び交う戦場に於いて、投げかけられる銃撃をストラクチャーシールドで防ぎ、反撃の銃火で叩き墜としながら
三者三様が、語り合うは、且つての仲間との邂逅
「アイアイ、キャプテン、分かってますよ。こいつらを生かせ(殺れ)ばいいんだろ?そっちも早々に汚して(片付けて)くださいよ。」
「精々、良い声で笑え(哭けよ)。」
「その声...まさかコリストス=メギトスか?相変わらずケツの穴が小さいな。」ソコニ=アルナが相手の思考を削ぎ落す為の挑発を仕掛けるも、
「ははは、お前らの隊長も今頃体調を持ちなおしている(崩している)だろうよ?死んでいれ(生きてれ)ばだが?」
(こいつらまだ、隊長が安全な場所にいる事を知らない。思考共有は為されていない。)
「ということはそこ居るのは?ゼリトス=ラーデンとコムラ=ガエルか?」ソウハ=クワナイが引継ぎ、答え続ける
「嗚呼、お前らのお陰でこの手と足に、こむら返りが去って(戻って)きた幻肢痛とは離れがたい(おさらば)だ。どうして元に戻ってるのか分るが(分らんが)?生きて(死んで)もらうぞ。」
「そうかよ。別にお前らの為に俺達の苦難があった訳はない、この数年間の家族との空白のけじめを付けさせて貰うぞ。」秋桜=アーデルスワットと毒を吐く
三者三様の問い、集団戦が続く、彼我の距離十数キロの中距離に於いて。
秋桜=アーデルスワットは、「俺はこいつを貰うぞッ」と、ゼリトス=ラーデンにコンソル―でのターゲットチェックを入れる。
じゃぁ俺は、とばかりにソウハ=クワナイがコムラ=ガエルを自らの対戦相手と指定し
ソコニ=アルナは、無言で、残り一人になったコリストス=メギトスを選ぶ。
一斉に、背面スラスターに装着されたインゴットを消費しての加速軌道を魅せる。推進器を最大限に発信し、
飛び掛かる様に放物線を描き迫る秋桜=アーデルスワットと、一直線に空を翔けソウハ=クワナイに、低空ギリギリを責めるソコニ=アルナらの操る
《カルペ・ディエム・アスキック》の姿を映し、僚機と敵機が銃火を突き合わせ戦乱惑う戦場に於いての衝突が始まる、
互いに機体を入れ替える様に迫る三機編隊の飛翔が、攻撃と防御のコトンラストの輝ける飛翔を彩り、反撃と迎撃の射線が交錯。
それでも暗闇の空を光の陰影が次々とそれぞれの機体を照らしだすその姿に
次々と、粒子砲の光が空中で飛散する。射撃戦では、決着がつかないとみて、銃火を投げかけながらも三時方向へそのままスライドし平行移動で、、敵味方乱れる乱戦に発展。
機体を180度回転し、天地を逆転させ、秋桜=アーデルスワット機の脚部へと走る銃撃を回避、ついでとばかりに射出される黒曜石の両刃のアンカーが、
次々と襲い掛かる中、フロントスカートより引き抜いた発振機構を前に左腕で支えられ《アージナリーワン・ウェポンⅠ》による支援により出力とその刀身を伸ばし
払う斬撃が、迫る様にフットペダルを踏み込み、攻撃圏内に侵入した秋桜=アーデルスワットとゼリトス=ラーデン機が第一合の打ち合いを試みる
最初の触れ合いでは、決着が付かず互いにつかずは離れず、進み出で、
ゼリトス=ラーデンは、「はっ旧式の癖に喰らう(防ぐ)かよ。その命頂くですぜ。知ってるか俺達には、《聖痕》が刻まれている。今までの俺達と思うなッ!!この...《アルクトレーベン》で墜としてやる」
「新型機か?良くもまぁ惜しげもなく戦場に投入出来るなッ!!!」
万能感に絆され、それでも自らの優位性を跋扈する者どもは、自らの力でもない事で、己を鼓舞し平静を保つ。
されど、歩むべき未来には、その道で正しいのか、其れは誰も分らない。そこには結果だけが如実に何かを示し続ける。
何が正しかったのかは、未来の誰かがそう評価するだろう
入れ替わる様に前陣と担当するソウハ=クワナイは、最後尾に退避する秋桜=アーデルスワットの姿を肌感覚でとらえつつ、目標が放つ、左腕部の実体弾とビーム砲の砲身を切り替え投射する
主兵装が時間差で到達し、放たれる閃断と衝撃を放つソニックバースとを生じる一打が、後方で戦闘を続ける《アングレイル》の側面に突き刺さる。
そして敵味方を交えた近接戦闘する。敵味方区別なく着弾の火柱を上げ、その姿が消失する。
火力での勝負では、やや劣りかねないその状況にあっても、元第二部隊の三機の編隊は、機体を交互に螺旋踊る舵輪の動きで、射線が通った瞬間に単独での《天地併呑》(ウニヴェルスム・デヴォラーレ)を行使、迫る閃光の光に包まれながらも、無数の光の柱が目標へと迫る中
黒曜石の両刃の両刃は、容易くその一撃を切り払い、飛散する光る虹の軌跡を描き霧散する
「チッ《黒曜鉄鋼》(ブラックライト)製か?しかもそれだけじゃないッ」先頭に立つソウハ=クワナイは、早々にその防御の秘密を紐解くべく、コンソールを手早く処理しながら解析を開始
その刀身の一部にキラキラと舞うダイヤモンドにも近い輝きが纏わりついてる。もしもあれが単純な《黒曜鉄鋼》(ブラックライト)であれ、《アージナリーワン・ウェポンⅠ》で強化された一撃を受けて、無事で済むわけがない...
…
半瞬の間、対する元第二部隊の面々は繰り広げれる互いの砲撃の応酬を降し、目標を反れるも、それぞれの陣地で凌ぎを削る。敵味方を区別して撃ち抜いていく
数秒の時間の経過の中、検出された結果と重なるようにその声が響き渡る
「「「炎海を閉ざせ(氷海を唄え)、《アルクトレーベン》悉ことごとくく燃えて吐き出せ(凍えて喰らえ)《ニヴルヘイム(霧の国)》!!!!」」」
霜の世界が、暗闇の戦場へ投下され、巻き添えを受けた周囲の機体が氷雪の檻へと閉じ込められ、僅かに大気と反応して粒子の幕を生じさせるディフレクション・スクリーンを展開させ
僅かばかりの阻害を受け取るも、交互に舞い踊る三機の《カルペ・ディエム・アスキック》は、機体の一部に防ぎきれなかった氷塊を纏わりつかせながらも、
戦闘を継続するも、巻き込まれ《アングレイル》の数々が、撃墜の憂き目を晒され、更なる一手をと、コックピット内の望景に踊る目標を視認しながら、
掴む操縦桿を押し上げ更なる距離と詰めての襲撃を試みる
尚も進む三機編隊の《カルペ・ディエム・アスキック》は、共に銃火を押し上げ、一刀づつの光刃を翻し左右に分かれると、
右側を担当するソウハ=クワナイは左手に光の剣を構え、添える射撃と共に、いつの間にか保持する大型ビームライフルを左腕へと移し替え、空いた右手側の長く伸びるの発振する刃を重ね
飛ぶ斬撃として合わせ鏡の如く、裁き討つ、
ビーム砲の射撃と飛ぶ斬撃を交えソコニ=アルナが変則同時攻撃と共に、放たれる連弾は、
敵機の連携を阻害し、密集形態から、散開形態へと変わり、周囲を覆う霧に隠れてその姿が視認できなくなる。
チッこれは、不味いと秋桜=アーデルスワットはコックピット内に写る全天周モニターの赤外線センサーや対物センサーを駆使して位置を探すが
見つからない...打てる手などどこにもなくただ蹂躙される刻を待つばかりだが、
其処に一案を思い浮かべる。
「スノードロップッ借りるぞッ!!!」機体同士を接続する無限に繋がる手を介し、重力感覚器官《Sensorium Gravitatis》(センソリウム グラウィタティス)を起動その見えない目標の姿を
共有化、現像する一枚の写真の如く映るその姿に、締めた、此方が姿を見つける事無く惑うと思い、完全に油断をしている。
敵機が死角より迫るのは...目算で15秒後...大きく迂回し、背面からの奇襲を仕掛けてこようとする事が量子コンピュータの計算を使わずとも予見できる。
言葉と動作を疑われない程度に、戸惑う素振りを見せつつ、その時を待つ。
ビームサーベルの発光する輝きを止めて、視認性にアドバンテージを持たせないまま、時が進み、その時が訪れる。
背後から嘲笑うかの様に繰り出されたその刃は...
大地を突き刺さし、嗤う。道の明りなき者どもは、そんな事分かっている。当然、そう動くだろうさ、そうつぶやき、その誘いに乗る。
着弾と同時にビーム刃を展開、スラスターを点火して、蹴り上げる推進機構を発し、軌道修正を試みて、カウンターでの切り裂く斬撃を今朝斬りで叩き込むも、
画面いっぱいに広がる氷壁とこちらを貫かんばかりに産み出される結晶の荒波が広範囲に展開、
触れる刃と鉾が、その熱量により蒸発するかに見えるも其処に在る結晶は、周囲を冷却するも光の刃は、降された凹レンズの効果を持ちつつその光を乱反射される
三者三様で同時に起こるそれらの応酬に、刃が触れると同時にその刃を収め、スラスターと姿勢制御のバーニアーを噴出させながら、逆方向へのスラロームを描き距離を取りつつ、呟く。
チッ、カウンターが読まれてやがる?!
思考と試作の攻防が紡がれる中、脳裏に過るのは、無限に広がるアシストで繋がった思考共有に於いて、アイジェスからの応答を受け取る秋桜=アーデルスワットは、その言葉に反応する。
(ドン・キホーテ?!)
(支援する受け取れッ。久々だが、一助と成れ。)
「ありがたい。使わせて貰うぞッ」
《スヴァルトアルフヘイム(鍛造の国)》と《ミズガルズ》(世界の庭)が描く黒き世界、大地に繋がれし虜囚の槌手、《ヴェルンド》に付随されるあらゆる武装と槌打つ手によって形成される。武装の数々が、
いつの間にか起立している黒樹を原資として、其の装備を作り上げ、精製されるは、且つて、戦場を共にした、武装の数々、
「これはッ!!!フルアクチュアリーカスタムVer0.0....?!」あり合わせの兵装だが、その姿は一部兵装の位置をかつての姿とはやや変わっている物のその武装の数々は健在
「はっそんな新型(旧式)の武装でなんとする!?」
離脱と共に、後方宙返りを試み、地上戦ではややデットウェイトとなる補助ブースターを切り放し弾体として、撃ちだすと、輝ける光を放つビームライフルの直撃を受けて
爆散するかと思われたが、命中した瞬間、放たれた粒子が、空中に散乱し、僅かに狙いがそれて、
結晶体の側面に着弾後、火をあげながらもクルクルと回転し、その異様な光景に対して、アイジェスの声が降る。
「装備の元は旧式だが作られた技術と素材は更新されてる。使うなら最大火力を以てして撃てッ!!!」
顕現するは、掲げる備え付けられた砲身へ圧縮粒子を解放。機体左右の砲門の内、左側の砲身を構えた大型ビームライフルへと連結させると、機体各部の装甲をスライドし、ソーラ―パネルを露出。
陽の光を浴びて発行する金属が暗闇の夜には機能せず、それでも何かを吐き出すように、瞬き、銃身を蛇腹状に展開。それと共に斉射を開始。
本来であれば背面に二丁存在するはずの380mmのバズーカは僅か1門に過ぎないもののそれでもなお、吐き出される火力は、《黒曜鉄鋼》(ブラックライト)の実体弾をばら撒き
増量された火力と共に、広域放射、今度こそ誘爆を起こす補助ブースターの姿に確かな手ごたえを受けつつ、
噴煙と炎を飛び越え突撃してくるゼリトス=ラーデンが操る《アルクトレーベン》の姿に、迎え撃つように射撃戦を試み、放たれた散弾は、目標の視界の一部を欠けさせながら、
敵の死角側に大きく迂回軌道を描き接敵、多重起動する短距離レーザー誘導による全弾斉射が、無数の弾導を描き、翻った高速機動を見せる。
堪らず上空への離脱を選択したゼリトス=ラーデンに対して、場面は変わり、
最初の接敵から地上で、切り合いからの銃撃戦を仕掛けていたソウハ=クワナイの元へガトリングマスターの装備式が空中換装を果たされる
機体各部より覗く多重砲身からはじき出されるは《黒曜鉄鋼》(ブラックライト)の銃弾、戦場の中心で360度の射角でばら撒かれ、集中砲火を受け、氷壁の一部が崩れ去る。
「ビーム兵装(実弾兵装)だとッ糞がッ!!だから好きなんだ(嫌なんだ)よ。」コムラ=ガエルは、且つての悪夢の瞬間にフラッシュばっきゅをばきゅーんと撃たれ、
その動きに精彩を欠きながらも、崩れた氷壁の一部から顔を出し、射撃戦を試みる。
「いいな、みんな良い物貰って...となるとお次は俺の番か?でもとなるとこの流れだとサンドマスターは流石に状況に遭わんッ?!」ソコニ=アルナは、吠えつつ、
必死の機動を試み、切り結ぶコリストス=メギトスとの戦闘中にそれは起こる。
煌びやかに輝く弐刀の刃を翻し、刀身を交差し飛ぶ斬撃をもってして、距離を詰めつつ離れた場所よりの攻防を繰り返し、
乱れ飛ぶ刃と黒曜石の刃が、無数の残戦を残して、対峙する周辺で争うマレディクト側の機体である《ダイブオブダイ》を切り倒し、
斬り合う最中に敵の狙撃手である《ヴェナートル・ノクティス》が放つビーム光が無防備な其の背へと迫るも、空中に浮かぶ《HHB》が重力による斥力フィールドを発生させ、直前でその射線、
ブロック周囲の空間を歪ませる。重力場に引き込まれた別の《ダイブオブダイ》の動きが止まる、
後ろ手に構えたビームサーベルが、コックピット内部を焼き貫き、機体の制動に合わせてその機体をコリストス=メギトスの操る《アルクトレーベン》へと投げを決めつつその蹴撃を叩きこむ。
バランスを崩し倒れ込む味方機を両断し、その手の黒曜石の刃を翻しその一手が、ソコニ=アルナの機体へと突き入れられる瞬間構成される装甲。
《ハンマーブレーカー》の外装が防御する摩擦係数を限りなく0とするその防御が辛くもその一撃を防ぎきり、
返す突き出した刃が、狙いをそれた瞬間、空中に生成された《ラッドチェスト》の反射装甲が、突き出された刃を反射し、刃を曲げて対峙する《アルクトレーベン》の装甲を焼き切り
ダメージを与える。僅かに煙を上げる破損した外装をパージし、再度の切り合いに興じるも、決着は見えず。徐々に防御の厚みを増し徐々に攻撃が当たらなくなっていく中、
保持するビームサーベルの柄を《HHB》へと差し入れると、鎖を付け鈍重さと威力を秘めた鎖に繋がれた鉄球が解放される。
その基部を振り回し生じる風圧で、充満する霧を晴らしながら、今も続く応酬の中で、その目標を捉え一撃す。
《黒曜鉄鋼》(ブラックライト)製の鈍器は、敵の装甲に亀裂を走らせるも、再度の隠遁を試みる。
三体三での個々人での勝負では決着は付かないまでも、徐々に第四部隊の面々の敗色が濃厚となっていく、それに気付いたゼリトス=ラーデンは、機体を操り
ハンドサインで仲間へと指示を出し、頷く様に、三人が、繰り出した氷壁の生成に対して、遍く空域に押し寄せる霧の津波により、
仕切り直しとばかりに、その姿を覆い隠し、視覚を塞がれたものの、共有化した重力感覚器官《Sensorium Gravitatis》(センソリウム グラウィタティス)を起動による観測で、
見失った僅かな魔の間に、動きはみえなかったが?奴らにはあれがある。右か?左か?...左に空間を区切る微かな違和感を感じ取り
ソコニ=アルナは、遥か彼方への放逐される寸前で回避。だが奴らの姿がない?数秒の逡巡ご、いや上だッ!と仰ぎ見た瞬間。
瞬時に出現位置を変える紙垂での援護を受け、その位置を変え、急降下する三機の《アルクトレーベン》は、左手に保持するシールドを重ね。直上下へ滝昇流の如き急襲を仕掛け
其の砲身を重ね討ち、互いに輝ける光を纏い三方向に散開する、秋桜=アーデルスワットらが操る機体へと釣瓶撃ちの様に次第に迫る銃撃を
元第二部隊の面々は己らの不利をさとりながら、大地を踏みしめるも、僅か地上から数メートルの超低空飛行による。回避を選択
左右に、機体を旋回をくりかえし、まずは狙われた秋桜=アーデルスワット機へと三機編隊による連携の十字砲火が迫る中、自機が狙いから外れた事に気付いた、残りの二機がフォローへと走る。
窮地に立たされた秋桜=アーデルスワットは、ほくそ笑む。
機体を180度反転、背面飛行のまま、降り注ぐ銃撃の嵐を掻い潜り、揺れる機体の制動を操りながら、再びの上昇を試みるも、上を盗られたまま、窮地は続く、
僚機が味方の窮地に反応し、機体を反転、急制動を駆けながら追われる味方機を追いすがる目標に対して、ソウハ=クワナイとソコニ=アルナが操る《カルペ・ディエム・アスキック》は、
構えた牙状の大型ビームライフルでその基部へと照準を合わせると、一射、二射。
追われる僚機を支援する為放たれた、連撃は、
初弾は、低速の低収束による、破壊力と影響面積を広げた一射を試みつつ、次弾は、高速かつ貫通力の高い高収束によるビーム砲の一射を重ねて撃ち放つ。
重なる様に撃ちだされし、閃光は、防御体制へと入った敵機のシールドによる防御に命中し、その動きを阻害するもその防御は貫く事は出来ず。
援護の手打でが喪われる。
「ははは、上がれよ(墜ちろよ)。勝負はもう着いていない(着いている)」
それでも虚勢を張る様に、「嗚呼、そうだなもう勝負はついてる。」そう答える声に違和感などなく、
上空に向かって投棄されるバズーカ砲の弾装に向かい放たれるは、
右腕に装備した大型のシールドの影に隠れた、多連装のロケット砲を打ち出すアームカバーより吐き出される
黒曜の鋼鉄の牙、遅れて着弾するその一撃に、ブラインド効果を発揮した。散弾の暴発が、敵の視界を奪い
半瞬の時間を稼ぎきる。
大型の弓状の弾性ベアリング射出装置を設置其。の姿は、大型の弓にレールを付け足し、其の部分にベアリングボールを並べて、アームの力を使って射出させる。
単純そうな武装を機体が覚えていた。基本動作パターンをガイドに、赤雷を引きつれ発射されるそれが、
堅牢なる防御を誇るその盾に向かって直撃する。
熱量では、無く物理的衝撃を以て射抜く一撃により、その表面の装甲に傷を見せる事も無かったが、
直撃を受けた反動で、機体の制動が甘くなる。
続く、重なる様に放たれる低収束と高収束の発振する光は、僅かな遅滞なくその防御に突き刺ささり、投擲された鈍器の一撃が、推進剤の火を噴き出しながら直撃。
「「やらせるかよッ!!!」」
「そうは喰わない。喰らえ、喰らえ。喰らえ。俺の名はソウハ=クワナイ、お前達に一杯喰わせる男だ覚えとけ、二度目の婚式には呼んでやらん。」
「入れ喰いで喰いついたのは俺の男尻じゃないがッ!!!!俺の尻の穴を舐めろッ!!!」
加重する銃撃は、またもや無為に終わるかに思われた瞬間。
ビンゴッ!!!!!
きっかり先ほどの砲撃から数える事、キッチリ80...秒
その極射は、虹色の光を放ちながら迫り、まるで突如として現れた地上に残されたオブジェクトの如き動きを魅せ、バランスを崩したついでに
その射線へとゼリトス=ラーデンの《アルクトレーベン》を誘導しては、前腕部だけを残し
かき消え、光の柱に触れると、その姿が永遠の暗闇から、人を喰らう業よりの解放を謳い
断末魔の声すら残さず。弾け消し飛ばされる。
その光景に、言葉を喪い、操縦する軌道に、ブレが見えた瞬間に、時間差で地上より放たれた。
怒りに震える残る二機の《アルクトレーベン》は、無数の弾痕を天へと描き、唾を吐くように、叩きつけるが、まるで効果は見られず。
「「ゼリトスッ!!!!」」
「死んだのか?死ね死ね死ぬなッ」空力を補助する粒子の幕を張りつつ飛翔するその機体に対して、
叫び出したい声を抑えながらも、続く連動する動きは、狙撃体制に入り、機体を大地に水平方向に斃し囮となって集中砲火を受ける
秋桜=アーデルスワットへと注がれる。構えた銃口を掠める様に擦過する攻撃に、銃身を大幅に破損させられるも
天へと駆け上がる様に、目視も儘ならぬ状況下で重力感覚器官《Sensorium Gravitatis》(センソリウム グラウィタティス)を頼りに空を翔け、
コムラ=ガエル機と、迎撃の刃を翻し、弓を収めて機体と機体が交錯する瞬間
破損した銃身をそのままに、至近距離からの銃撃を加えると、オーバーロードした銃身から放たれるは、指向性を喪い、唯々網膜を焼く光の奔流
放つと同時にその視界を焼き焦がし、半自動的に機体の遮光機能が生ずる僅かな隙を縫って繰り出すビーム刃の刀身が、直前で目標を捉え、組み変わる様に発振器が
黒い枝葉による改造を施されその刀身が大きく湾曲する。且つて見たビームショーテルの輝きを見せ、目標のシールド防御を抜けて突き刺さる。
パキッと割れるノーマルスーツのシールドが翳り、
「あッ、足が...こむらがえるは、俺の足が...また...ち...足がない」
溶断する刃を翻し足撃を叩き込み、離脱。
次ッ
「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああコムラ=ガエルッ!!!!」
「何故貴様らはみようとしなかった。かつての同胞の欠けた姿を、操船する人数は書けた歯抜けの櫛の如く抜け去った...その事実を見ずにのうのうと生きてきたお前らに、我らを非難する資格などないッ!!」
「それはお互い様だろ。お前らも俺達の苦しみを分かろうとしなかった。此処で決着を付けるぞ」
大幅に武装の数を落としたものの、未だ実体弾の弾装を保持する秋桜=アーデルスワット機は、僚機からの援護射撃を受けつつ、
敵機を翻弄させる。
思考を共有し、その手を降すべく、機体に備えられた増加装甲の武装の数々が、一度に消失し、きっかり5秒後、遅延信管の発動を記憶したまま、
形成される武装の数々が、アーデルスワット機よりコリストス=メギトス機へとその武装の数々が譲渡される。
それが意味する事は...
「はぁぅ?だから実体兵装なんて、大好き(嫌い)なんだよ。」生ずる様々な爆発の余波で、弾け飛び、
爆散する機体を見送ると指揮官機を喪い。その趨勢を喫する。戦場に於いてそれまで、阻害されていた
ハーヴィージャック》「Harvey(戦いに値する者)」を「Jack(奪う/乗っ取る)古い言葉を繋ぎあわせて名付けられたその機構により
敵性力の駆逐が始まる。
「アイジェス...。助かった!!援護は...必要か?!」
暗闇の星空を眺め、その声に...答えるように繋がれるは...
喰願を起草する
※文字数制限により続く
毎月、月末最終日に2話更新予定。
⇒家事をしろという意見が頻繁に届く場合や、家族の体調不良が重なった場合、
月の更新が一話のみか若しくは、休載となる場合があります。
また、作業の邪魔や文章の勝手な削除が発覚した場合、問答無用で休載します。
→何度注意しても度重なる作業の邪魔が繰り返された為、次回から更新が難しくなりました。
締め切りが間に合ってるのは単純に命を削って無理やり間に合わせてるだけで、今月は可成りギリギリの綱渡りで行ってる為に次回からは普通に原稿落します。
待ってる人達には申し訳ないですけど、此ればかりは私にもどうにもできない。




