表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【実話】なんで私はこうなる?  作者: 月白ゆう


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
5/12

本の好みを把握されていた話

こんなことを書いたことがあった。

「知らない人から突然握手を求められるくらいなら、本のおすすめを聞かれる方がまだ平和だ」

と。

まさか、その後に本のことで話しかけられるとは思わなかった。

もちろん、想像していた形とは少し違った。

その日、私は読みたかった本を手に取って、レジへ向かっていた。

すると店員さんが声をかけてきた。

「そのシリーズ、面白いですか?」

……え?

一瞬、反応が遅れた。

今から買おうとしている本について突然そんなこと聞かれるとは思っていなかった。

戸惑っていると、店員さんが続けた。

「好きな本の好みが似てるなと思っていて、気になって。面白いなら読もうかと思って」

なるほど。

そういうことだったのか。

……いや、待ってほしい。

私の本の好み、把握されていたの?

もちろん、悪い意味ではない。

むしろ本好きとしては、好みが近いと思われたことは少し嬉しい。

でも、同時にめちゃくちゃ驚いた。

その店員さんを見かけたのは、たぶん数回くらいだったと思う。

それなのに、

「あ、この人こういう本読むんだ」

と思われていたらしい。

私は普通に、

「面白いですよ」

と答えた。

本当に面白いので、それは嘘ではない。

その後、何事もなく会話は終わった。

でも、帰り道にふと思った。

これって本屋さんでは普通なのだろうか。

店員さんは、お客さんの選ぶ本を意外と見ているものなのか。

それとも、私が思っている以上に分かりやすい顔をして本を選んでいるのか。

考えてみれば、私はよく知らない人に話しかけられる。

どうやら私は、ただ本を買いに行くだけでも何かしらのイベントが発生するらしい。

でも、今回に限って言えば悪くなかった。

好きな本について話せる相手がいるのは、やっぱり嬉しい。

……ただ、次にその本屋へ行くかどうかは少しだけ迷う。

それにしても私が何の本を手に取るか、誰か見ているのだろうか。

いや、考えすぎだろう。

たぶん。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ