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ユニーク賢者物語(修正版)  作者: ハヤテ
第9章 「勇者」達との新生活

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第422話 勇者達と「お仕事」・15

 このような時間にすみません。


 そしてお待たせしました、1日遅れの投稿です。


 春風が1人、ブルー・スライム達やパープル・スライムと戦っていた丁度その頃、春風の帰りを待っていたレナ達はというと、


 「あのー……」


 と、恵樹が恐る恐る「はい」と手を上げながらそう口を開いたので、


 「あら、何かしら恵樹ちゃん?」


 と、それにキャロラインがそう返事すると、


 「ちょっと、質問したいことがあるんですけどぉ……」


 と、恵樹は恐る恐るといった感じの態度のままそう言ったので、それにキャロラインだけでなくレナ達までもが「ん?」と首を傾げると、


 「この世界のスライムって、()()したりするんですか?」


 と、恵太は恥ずかしそうに頭を掻きながらそう尋ねた。


 その質問に対して、


 「「「「え?」」」」


 と、レナ、ディック、フィオナ、そしてキャロラインまでもが大きく目を見開いていると、


 「あー! それ、俺も思ったわ!」


 と、鉄雄が「わかるわぁ!」と言わんばかりにパァッと表情を明るくし、それに続くように、


 「……全ての魔物の中でも、『最弱』と呼ばれたスライム。でも、ピンチになると他のスライムと合体して超パワーアップし、全てを蹂躙する」


 と、詩織が目をキランッと輝かせながらそう言い、


 「あー、確かにありそうよねぇ」


 と、最後に美羽が「うんうん」と頷きながらそう言うと、


 「ね、ねぇ、みんな……」


 と、歩夢がそう声をかけてきたので、


 「ん? ユメちゃん、どうかしたの?」


 と、美羽が首を傾げながらそう尋ねた。


 そんな美羽の質問に対して、


 「その……レナさん達が……」


 と、歩夢は恐る恐るレナ達を指差しながらそう返事したので、それを聞いた美羽達が「え?」と一斉にレナ達に視線を向けると、


 「「「「……」」」」


 レナも、ディックも、フィオナも、そしてキャロラインまでもが表情を暗くしていた。特にフィオナは死んだような目をしていたので、


 「え、ど、どうしたんですか?」


 と、美羽がレナ達に向かってそう尋ねると、


 「その、今、皆さんが仰ったように、この世界に存在している『スライム』って魔物は、『絶体絶命のピンチ』を迎えると他のスライムと合体して強敵になるっていう特徴を持ってまして、特に今回の兄貴ターゲットであるパープル・スライムがそんな特徴を利用して……」


 と、ディックが左右の人差し指の先っちょをツンツン突きながらそう答えた。それと同時に、


 「はぁあああああ……」


 と、彼の隣でフィオナが更に暗い表情で溜め息を吐いていた。しかも、先程以上の死んだような目をしていたので、


 「……もしかして、戦ったことあるの?」


 と、気になった詩織がそう尋ねると、ディックとフィオナはお互い顔を見合わせた後、


 「「……」」


 無言でコクリと頷いた。


 その後、そんな2人に続くように、


 「私も実際に戦ったことがあるんだけど……あんにゃろう、絶対に許せん!」


 と、レナが「怒り」に満ちた表情で拳をグッと握り締めながらそう口を開き、


 「あははぁ。私も戦ったけど、あの時は本当に『死』を覚悟したわぁ……」


 と、キャロラインが遠い目をして笑いながらそう言ったので、


 「「「「「た、大変だったんですね」」」」」


 と、歩夢達はそう言いながら、ディック達の言葉にタラリと汗を流した。


 すると、


 「……ねぇ」


 と、詩織が何かに気付いたかのようにハッとしながらそう口を開いたので、


 「な、何、夕下さん?」


 と、歩夢がそう返事すると、


 「まさかと思うけど……雪村君、その『合体パープル・スライム』に遭遇、なんてことあるかな?」


 と、詩織がサーッと顔を真っ青にしながらそう尋ねた。


 その質問に対して、


 「お、おいおい夕下。幾らなんでも、そんな()()()()()()()()なんて早々あるわけ……」


 と、鉄雄が「あはは」と笑いながらそう否定しようとしたが、だんだん自分の言葉に自信が持てなくなったのか、


 「あるわけ……」


 と、詩織と同じようにサーッと顔を真っ青にし、それに合わせるかのように、歩夢や美羽、恵樹までもが同じく顔を真っ青にした。当然、レナ達もである。


 そして現在、肝心の春風はというと、


 「うっそぉん」


 その「合体パープル・スライム」と対峙していた。


 春風の目の前で合体した5匹のパープル・スライム。


 その大きさは春風の首辺りまであり、半透明な紫色の体の中央には、5つのパープル・スライムの「核」が浮かんでいた。


 ただでさえ1匹だけでも圧倒的な存在感があったのに、それが5匹、しかも合体までしたのだから、その存在感はかなり大きなものになっていたので、


 「はは、こりゃあヤベェなおい……」


 と、春風は思わず声に出してそう呟いた。


 こんなとんでもない相手、普通ならここで尻尾を巻いて逃げ出したいと思うだろう。


 しかし、


 (駄目だ。ここで逃げたらいけない気がする)


 春風は「逃げる」ことを選ばなかった。


 何故なら、今ここで逃げたら、間違いなく目の前のこの敵は春風を追いかけるだろう。


 そうなったら、帰りを待ってるレナ達に危険が及ぶかもしれない。


 それ以上に、そんなことをしたら、春風がかつて体験した「魔物の擦りつけ」を、今度は春風本人がすることになってしまう。それも、「春風が大切に思ってる人達」に対してだ。


 そんな考えが頭を過った時、


 「そんなの駄目に決まってるだろう!」


 と、春風はそう声に出して怒鳴った。目の前の敵にではない、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()に対して怒鳴ったのだ。


 その瞬間、春風の心の中には「恐怖」はなく、代わりに目の前の敵に対する「闘志」が芽生えた。


 そして、その後すぐに春風は自信の左右の頬をパンパンッと叩くと、


 「よし!」


 と、力強く頷きながらそう呟き、また、夜羽を両手でグッと握り締めると、ゆっくりと目を閉じた。


 そんな春風を見て、「合体パープル・スライム」が警戒していると、夜羽から伸びていた青い光の刃が姿を変えた。


 それは、先程までの青い光の刃ではなく、ハッキリとした形のある青い刀身を持つ一振りの剣だった。


 その青い剣を構え直しながら、春風は目の前の「合体パープル・スライム」に向かって言う。


 「さぁ来いパープル・スライム。お前を倒して、俺はみんなのところに戻る!」

 


 

 


 

謝罪)

 

 大変申し訳ありませんでした。この話の展開を考えてたら、その日のうちに終わらせることが出来ず、結果として1日遅れの投稿となってしまいました。


 本当にすみません。

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