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ユニーク賢者物語(修正版)  作者: ハヤテ
第9章 「勇者」達との新生活

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第408話 勇者達と「お仕事」

 遅くなりました、1日遅れの投稿です。


 時は昼間。場所は「中立都市フロントラル」から離れた位置にある森の中。


 その森の中で今、春風、レナ、そして双子の兄妹ディックとフィオナが、「ハンター」としての仕事に励んでいたが、


 「むぅ……」


 と、レナは頬を膨らませて不貞腐れたような表情を浮かべ、


 「「うぅ……」」


 ディックとフィオナは緊張しているのか、2人とも表情をガチガチに強張らせていた。


 そんなレナ達を見て、


 「……はぁあ」


 と、春風は深い溜め息を吐くと、


 「あのさぁ、みんな。今は仕事に集中してほしいんだけど……」


 と、レナ達に向かってそう言ったが、


 「わかってるけどぉ……」


 と、レナは頬を膨らませたままションボリし、


 「「そ、そう言われましても……」」


 と、ディックとフィオナはそう言いながら、更に表情をガチガチと強張らせてしまったので、


 「……」


 と、春風は無言でげんなりとした表情を浮かべた。


 その後、


 (ま、気持ちはわかるけどさぁ……)


 と、春風は心の中でそう呟くと、チラッと後ろに視線を向けた。


 そこには、


 「春風ちゃん達ぃ、頑張ってぇ!」


 と、笑顔で春風達を応援するキャロラインと、


 「「「「「……」」」」」


 今日ハンターになったばかりの、歩夢、美羽、鉄雄、野守、夕下の5人がいたので、そんな彼女達を見て、


 「……はぁ」


 と、春風は再び溜め息を吐いた。


 一体何故このような状況になっているのか?


 それは数時間前、歩夢達が「ハンター」になった後のことだった。


 「それじゃあ、これからどうしますか?」


 と、春風がキャロラインに向かってそう尋ね、


 「うーん、そうねぇ。うん、取り敢えずまずは……」


 と、キャロラインがそう答えると、


 「春風ちゃんは、この後ハンターとしてのお仕事するのよねぇ?」


 と、逆に春風に向かってそう尋ね返したので、その質問を聞いて春風は「え?」と声をもらすと、


 「ええ、その予定ですけど……」


 と、若干キャロラインを警戒しながらそう答えた。


 すると、


 「ちょっと待った!」


 と、いきなりレナが「はい」と手を上げながら「待った」をかけてきたので、


 「ど、どうしたのレナ?」


 と、春風が恐る恐るレナに向かってそう尋ねると、


 「春風、仕事を受ける時は私も一緒だからね」


 と、レナはキリッとした表情でそう答えた。


 その答えを聞いて、


 「「むむ!」」


 と、歩夢と美羽がレナを警戒する中、


 「え? レナ、いきなり何を……?」


 と、春風がレナに向かって首を傾げながらそう尋ねると、


 「「あ、あの!」」


 と、今度はディックとフィオナがそう声をあげたので、


 「でぃ、ディック? それにフィオナさんもどうかしたの?」


 と、春風が恐る恐る2人に向かってそう尋ねると、


 「ぼ、僕も、兄貴と一緒に仕事します!」


 「私も、です!」


 と、2人とも真剣な表情でそう答えたので、


 (え、ええ? 何、この状況は?)


 と、春風は「訳わからん!」と言わんばかりにちょっと混乱したが、すぐにハッとなって首をブンブンと左右に振ると、


 「ど、どうしたのレナ? それに、ディックにフィオナさんも……」


 と、どうにかキリッとした表情を浮かべながらレナ達に向かってそう尋ねた。


 その質問に対して、


 「いや、なんとなくだけどね、このまま春風を1人で仕事させるわけにはいかないと思って……」


 と、レナは恥ずかしそうに顔を真っ赤にしながらそう答えると、


 「じゃあ、ディックにフィオナさんは?」


 と、春風は次にディックとフィオナに向かってそう尋ねたので、


 「ぼ、僕達も、レナさんと同じく兄貴を1人で仕事させるわけにはいかないと思いました」


 「そ、そうです。もう、ヴァレリーさんと話は済ませましたので、また私達と一緒にパーティを組んでください!」


 と、2人とも真剣な表情のままそう答えた。


 そんな2人の答えを聞いて、


 「え、そうなの?」


 と、春風はそう疑問を口にすると、すぐにヴァレリーに視線を向けた。


 その視線を受けて、


 「ああ、これに関しては勿論私と話し合った末に決まったことだ」


 と、ヴァレリーはコクリと頷きながらそう言うと、


 「改めてお前に頼みたい。うちのメンバー、ディックとフィオナとパーティを組んでほしい」


 と、春風に向かって深々と頭を下げたので、


 「あらあらぁ」


 と、それを見たキャロラインは少しだけ表情を明るくし、


 「そういえば、あの2人と雪村の関係って一体何なんだ?」

 

 「さ、さぁ?」


 と、鉄雄と野守が疑問を口にしたが、そんなキャロライン達に構わず、


 「……俺なんかと一緒にいると、もしかしたら()()()()()()()にあうかもしれないんだよ? それでもいいの?」


 と、春風は2人に向かって真剣な表情でまたそう尋ねた。


 その質問を聞いて、ディックとフィオナは真剣な表情を崩さずに、


 「構いません! それに僕、兄貴の『弟子』として、沢山学びたいことがありますから!」


 「ええ。それは、私も同意見です」


 と、春風に向かってそう答えたので、これには春風もどうしたものかと迷ったが、3人が真っ直ぐ春風をジィッと見つめてくるので、春風は「ふぅ」とひと息入れると、


 「わ、わかったよ、3人とも。それじゃあ改めて……俺とパーティを組んでください」


 と、若干緊張しつつも、レナ達に向かって深々と頭を下げてそう言った。


 そんな春風の言葉に、


 「勿論だよ!」


 「うん! 兄貴、よろしく!」


 「よろしくお願いします」


 と、レナもディックもフィオナも笑顔でそう返事したので、


 「……ありがとう」


 と、春風は恥ずかしそうに顔を真っ赤にしながらも、「はは」と笑いながらそう言った。


 さて、そんな春風達のやり取りを見て、


 「す、すげぇ。なんか、ジーンと感動するんだけど……」


 「う、うん。そうだね」


 と、鉄雄と野守が本気で感動の涙を流しそうな気持ちでそう口を開き、


 「「「……」」」


 と、歩夢、美羽、そして夕下の3人は、春風達のやり取りを見て無言で顔を赤くしていた。


 そんな状況の中、


 「あらあらぁ。それじゃあ春風ちゃん達は、このまま4人で仕事を受けるってことでいいのかしらぁ?」


 と、キャロラインがそう尋ねてきたので、


 「はい。どうやらそれで決まりのようです」

 

 と、春風はキャロラインに向かってそう言い、それを聞いたキャロラインは「そう……」と小さな声でそう呟くと、


 「それじゃあ、まずは春風ちゃん達の仕事ぶりを、歩夢ちゃん達と一緒に見学させてもらうわね」


 と、笑顔でそう言ったので、


 『……え?』


 と、春風は勿論、レナや歩夢達までもが一斉に首を傾げた。


 

謝罪)


 大変申し訳ありませんでした。この話の流れを考えていたらその日のうちに終わらせることが出来ず、結局1日遅れの投稿となってしまいました。


 本当にすみません。

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