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ユニーク賢者物語(修正版)  作者: ハヤテ
第8章 「再会」の時

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第366話 再会、「第2王女様」

 お待たせしました、1日遅れの投稿です。


 「お久しぶりです、雪村春風様」


 そう言って、食堂に入ってきたドレス姿の少女。


 そんな少女に向かって、


 「あなたは……ルーセンティア王国第2王女の、イヴリーヌ・ヘレナ・ルーセンティア様」


 と、春風がそう言うと、


 「「「「「お、覚えてたのぉ!?」」」」」


 と、歩夢ら5人の「勇者」ことクラスメイト達は大きく目を見開き、


 『えええええええっ!?』


 と、クラスメイト達以外の、()()()()を除いた食堂内にいる者達全員が驚きの声をあげていると、


 「まぁ! わたくしのことを覚えてたのですね!?」


 と、目の前にいるドレス姿の少女はパァッと明るい表情で、春風に向かってそう尋ねてきた。


 その質問の後、周囲がシーンと静かになったので、


 「……は!」


 と、ドレス姿の少女はそう声をもらしながら我に返り、


 「も、申し訳ありません! わたくしとしたことが、なんとはしたない!」


 と、恥ずかしそうに顔を真っ赤にしながら、春風に向かってそう謝罪した。


 その謝罪が届いたのか、それまで静かになっていた春風もハッとなって、


 「あー、そんなに気にしないでください。こちらも、内心ではかなり戸惑ってますので」


 と、ドレス姿の少女に向かってなんともぎこちない感じの口調でそう言うと、


 「し、失礼します」


 と、ドレス姿の少女はそう言って、


 「すー、はー……」


 と、ゆっくりと深呼吸した。


 そして、漸く落ち着いてきたのか、


 「……よし」


 と、ドレス姿の少女がそう呟くと、その表情をキリッとしたものに変えて、


 「取り乱してしまい、申し訳ありませんでした。わたくしの名はご存知でしょうが、改めて自己紹介させてください。それと、跪かなくていいですので、どうかそのままの姿勢でお願いします」


 と、春風に向かってペコリとお辞儀しながらそうお願いした。


 それを聞いて、春風もキリッとした表情になると、


 「はい、わかりました」


 と、ドレス姿の少女に向かってペコリと頭を下げながらそう返事すると、ドレス姿の少女は「それでは……」と口を開いて、


 「はじめまして、わたくしはルーセンティア王国第2王女、イヴリーヌ・ヘレナ・ルーセンティアと申します」


 と、春風に向かってそう自己紹介し、


 「こちらこそはじめまして。自分は雪村春風と申します。今はここ『中立都市フロントラル』でハンターとして活動しています」


 と、春風もペコリとお辞儀しながら、目の前にいるドレス姿の少女……否、イヴリーヌ・ヘレナ・ルーセンティア……以下、イヴリーヌに向かってそう自己紹介した。


 その後、大勢の人達に見守られる中、春風とイヴリーヌはお互い顔を見合わせると、


 「先程は取り乱してしまい、誠に申し訳ありませんでした。わたくしのことはあの日会っただけでお話すらしていないにも関わらず、こうして名前を覚えてくださったことが嬉しくて、お恥ずかしながらつい舞い上がってしまいまして……」


 と、イヴリーヌが申し訳なさそうな表情でそう謝罪してきたので、それを聞いた春風は、


 「いえ、そんなに気にしないでください。こちらこそ、たった1度しか会ってないのに、こうしてイヴリーヌ様の名前を覚えてたなんて、ちょっと……自分、おかしくありませんでした?」


 と、イヴリーヌに向かって恐る恐るそう尋ねた。


 その質問に対して、


 「いえ、そんなことはありません! 先ほども言いましたように、わたくしの名を覚えてくださったことはとても嬉しく思ってますから!」


 と、イヴリーヌは少し慌てた様子でそう答えると、何故かまた申し訳なさそうな表情になったので、そんなイヴリーヌを見て春風が「ん?」と首を傾げていると、


 「……あの、春風様」


 と、イヴリーヌが声をかけてきたので、それに春風が「は、はい」と返事すると、


 「『勇者召喚』が行われたあの日、ルーセンティア王国の騎士達と、五神教会のジェフリー・クラーク教主様が、あなたに対して()()()()()を働いてしまって、本当に申し訳ありませんでした」


 と、イヴリーヌは深々と頭を下げながらそう謝罪してきた。


 それを聞いて、春風が「え?」と声をもらすと、


 「……あ」


 その瞬間、イヴリーヌが言ってるのは、この世界に来たあの日、ルーセンティア王国の騎士達が春風に剣を抜いて切り掛かってきて、それをレナと共に返り討ちした時のことだと理解した。


 その時のことを思い出して、


 「イヴリーヌ様、頭を上げてください。あの時は自分が原因を作ったのですから、イヴリーヌ様が謝罪する必要なありません」


 と、春風がイブリーヌに向かってそう言うと、


 「で、ですが……!」


 と、イヴリーヌがバッと顔をあげて何か言おうとしたが、それを遮るかのように、


 「あの、無礼を承知でお話中に失礼します」


 と、春風がスッと右手をあげながらそう言ったので、その言葉にイブリーヌが「うぐ……」と呻くと、


 「は、はい、何でしょうか?」


 と、どうにか真面目な表情を浮かべながらそう返事した。


 それを聞いた春風は、


 「あー、そのぉ……」


 と、言い難そうにしていると、チラッと歩夢クラスメイト達を見て、


 「皆さん、ちょっとすみません」


 と、スッと右手を上げながらそう謝罪した。


 それを聞いて、歩夢達が「え?」と一斉に首を傾げると、


 「イヴリーヌ様、『勇者召喚』が行われたあの日から、あなたの姉君であるクラリッサ様の容体は大丈夫でしょうか?」


 と、春風は真面目な表情でそう質問した。


 その質問を聞いて、イヴリーヌだけでなく歩夢らクラスメイト達までもが「あ……」と声をもらすと、


 「ご安心ください、()()()のクラリッサお姉様は、確かに体力も魔力もかなり消費していましたが、あれからかなり回復しまして……」


 と、イヴリーヌが春風に向かってそう答えた後、


 「ああ、そうでした! お姉様からあなたに『伝言』があります」


 と言い、それに春風が「え?」と返事すると、


 「『わたくしはこの通り元気です』」


 と、イヴリーヌは真っ直ぐ春風に向かってそう言い、その言葉に春風が大きく目を見開くと、


 「雪村春風様、クラリッサお姉様に代わって、お礼を申し上げます。あの時、お姉様を救ってくださって、ありがとうございました」


 と、イヴリーヌはまた春風に向かって深々と頭を下げながらそう言った。


 その言葉を聞いて、


 「そんな、自分は大したことなどしておりません」


 と、春風は首を左右に振りながらそう否定したが、


 「いいえ。それでも、あなたは誰よりも早くお姉様の異変に気付いてくれました。そのおかげで、お姉様は助かったのです。本当に、ありがとうございました」


 と、イヴリーヌは頭を下げた状態のまま、春風に向かってそう返事したので、それを聞いた春風は「いえ、ですから……」とそれでも否定しようとしたが、それでもイヴリーヌは頭を下げた状態を維持していたので、春風は「うーん……」と唸った後、漸く観念したのか、


 「……勿体なきお言葉、ありがとうございます」


 と、苦笑いしながらイブリーヌに向かってそう言った。

 


 

謝罪)


 大変申し訳ありませんでした。この話の展開を考えていたら、その日のうちに終わらせることが出来ず、結果として1日遅れの投稿となってしまいました。


 本当にすみません。

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