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ユニーク賢者物語(修正版)  作者: ハヤテ
第8章 「再会」の時

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第360話 皇妃と別れて……


 「それでは、宿泊施設はこちらで手配させてもらいます」


 「私はタイラーさんに、このことを報告させてもらいます」


 「ええ、わかったわ。それじゃあ、私は色々と準備してから行くわねぇ」


 と、オードリー、アデレード、そしてキャロラインはそう言い合うと、その場は解散となり、オードリーとアデレードはフロントラルへ、キャロラインは魔導飛空船の中へと戻った。


 キャロラインが船内に入ると、


 「あ、あの……」


 という声が聞こえたので、その声にキャロラインが「ん?」と反応すると、そこには5人の10代後半くらいの少年少女がいたので、キャロラインは彼らを見てニコッと笑うと、


 「さぁ、みんな。オードリー市長の許可は貰ったから、降りる準備してね」


 と、笑顔でそう言い、それを聞いた少年少女達は、


 『は、はい!』


 と、緊張した様子でそう返事した。


 一方、フロントラルへと戻ったオードリーとアデレードはというと、


 「終わったよ。さ、『白い風見鶏』に帰ろう」


 と、門内部の壁に寄ってた春風、レナ、ディック、フィオナに向かってアデレードがそう話しかけると、


 『あ、はい』


 と、何故か全員、何処かげっそりした様子でそう返事したので、その様子に思わずオードリーとアデレードは「ん?」と首を傾げた。


 門を通って都市内部に入ると、


 「ふぅ……」


 と、春風はひと息入れながら、自身にかけていた「偽装」を解除して元の姿へと戻った。


 すると、


 「春風さん、今『白い風見鶏』には誰がいますか?」


 と、オードリーがそう尋ねてきたので、春風はそれに「え?」と首を傾げると、


 「えーと、レベッカさんにデニスさん、ウェンディさんに、フレデリック総本部長さん、ヴァレリーさん、タイラーさん、エリックさんにイアンさんにステラさんにルーシーさん、ナンシーさん、バージルさんにミラさん、そして、俺の『師匠』と、『友人』のミネルヴァさんですが」


 と、指折りで数えながら、オードリーに向かってそう答えた。


 それを聞いて、オードリーは「そうですか」と返事すると、


 「それでは、私も『白い風見鶏』に行きましょう」


 ということになって、春風達はオードリーと共に「白い風見鶏」へと戻ることにした。


 その道中、


 「あの、オードリー市長さんにアーデさん」


 と、春風がオードリーとアデレードに向かってそう話しかけると、


 「ん? どうしたの春風?」


 と、アデレードがそう返事したので、


 (一応聞いておくか)


 と、春風は心の中でそう呟くと、


 「魔導飛空船から出てきた女の人なんですけど……」


 と、アデレードに向かってそう尋ねた。


 その質問にアデレードは「あー……」と気まずそうな表情になると、すぐに「うん」と頷いて、


 「あの人が私のお母さんで、ストロザイア帝国皇妃のキャロラインよ」


 と、アデレードは歩きながら春風に向かってそう答えた。


 その答えを聞いて、


 「その……離れた位置から見た感じですが、結構、()()()な方なんですね」


 と、春風が「あはは」と笑いながら言うと、


 「「はぁ」」


 と、アデレードもオードリーも盛大に溜め息を吐いたので、


 「あ、あのぉ……」


 と、春風は「やべ。滑ったかも」と言わんばかりの表情を浮かべながらそう声をかけた。


 すると、


 「……まぁ、私にとっては『いいお母さん』って言えるのは確かかな」


 と、アデレードは「はは」と弱々しく笑いながらそう返事して、そんなアデレードに続くように、


 「そうですね。ちょっと()()()()()ではありますが、根は悪い方じゃないんですよ」


 と、オードリーも「はは」と弱々しく笑いながらそう言ったので、


 (いや、『癖が強い』って……)


 と、春風は心の中でそうツッコミを入れたが、


 「春風……」


 と、レナが突きながら声をかけてきたので、それに春風が「ん?」と反応すると、


 「……」


 レナは黙って首を左右に振り、それを見た春風は何かを察したのか、レナと同じように黙ってコクリと頷いた。


 その後、一行は「白い風見鶏」に着いたので、


 「ただいま戻りましたぁ」


 と、中に入った春風がそう言うと、


 「あ、みんなおかえりなさーい」


 と、ウェンディがタタタッと春風達に駆け寄ってきた。


 そんなウェンディに向かって、


 「こんにちは」


 と、オードリーがそう挨拶すると、


 「あ、オードリー市長さん、いらっしゃいませ」


 と、ウェンディはオードリーを見て「おや?」と首を傾げたが、すぐに丁寧な口調でそう挨拶を返した。


 その後、


 「ウェンディさん、まだフレデリック総本部長さん達はいますか?」


 と、春風がウェンディにそう尋ねると、


 「はい、皆さんでしたら、まだ食堂で楽しく語り合ってますよ」


 と、ウェンディは笑顔でそうこたえたので、それを聞いた春風は、


 「そうですか。ありがとうございます」


 と、ウェンディに向かってそうお礼をいうと、レナやオードリー達と共に食堂に向かった。


 食堂に入ると、そこにはウェンディの言う通り凛咲とミネルヴァ、レベッカにデニス、エリック達にバージルとミラ、ナンシー、そしてフレデリックの姿もあったので、


 「皆さん、ただいま戻りました」


 と、春風がそう言うと、


 「ん? あ、おかえり春風ぁ!」


 と、その声に気付いた凛咲がそう返事をして、それに続くように、ミネルヴァ達も「おかえりぃ」と言った。


 そして、


 「ああ、おかえりなさい春風さん達……って、おや? オードリー市長もご一緒でしたか」


 と、フレデリックがオードリーを見てそう口を開くと、


 「ええ。ちょっと()()()()()()()があって、春風さん達と共にこちらに来たのです」


 と、オードリーはニコッとしながらそう返事した。


 その返事を聞いて、


 「む? 報告したいことですか? それは一体……?」


 と、フレデリックが若干警戒していると、オードリーとアデレードは顔を見合わせて、


 「母様……キャロライン皇妃様が来ました」


 と、アデレードがかなり真剣な表情でそう言ったので、それを聞いたフレデリックは「ほう……」と声をもらすと、フレデリック、凛咲、ミネルヴァを除いたその場にいる者達全員が、


 『な、なんだってぇえええええええ!?』


 と、驚きに満ちた叫びをあげた。


 

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