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第63話 戦闘後(2)
そのころ、王都の裏路地……。
セリシーヌが北方任務に出ている間、王都では《《別の影》》が動いていた。
黒い外套をまとった魔道庁職員らしき人物が、裏路地を素早く歩いていた。
「……北方の実験が失敗したか……。魔導兵が捕まったなら、計画を早める必要がある……」
一人呟く男の背後──
「「「……?」」」
黒い外套の男は、見られ、聞かれ、されているとも知らず裏路地を歩く。
実は、その背後で──痩せ型忠犬二匹と肩幅の小さくなった王子が物陰から覗いていた。
ガルディオ(元・貴族魔法師No.1)
「……魔力の流れが妙だ……。あの男、魔力攪乱装置の残滓をまとっている……」
ルファード(騎士見習件/セリシーヌの弟子)
「セリシーヌさまの任務に関係してる可能性が高い……!」
王子(肩幅小)
「僕も行く!! 肩幅は小さいけど、心は大きい!!」
アルフレッド王子は、自分の前を物静か……隠れるように歩く、忠犬二匹に告げる。
「「来ないで!!」」
しかし王子はついてきた。
◇◇◇




