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第60話 オルフェンの戦闘
左側では、オルフェンが得意の黒曜の魔力を展開していた。
その様子を見ながら、敵の魔導兵は目を大きく見開き、口も開く。
「副院長……! 黒曜魔力……!」
自分が展開した漆黒色の巨大な魔法陣を見て、驚愕している敵の魔導兵のことなどお構いなしに、オルフェンは淡々と告げた。
「魔道庁に敵対する者は──排除する」
「《《黒曜断陣》》」
敵の魔導兵も展開していた魔法陣が一瞬で粉砕された。
「ぐあっ……!」
セリシーヌは横目で、オルフェン見ながら思った。
(……オルフェンさまの戦闘、やはり美しいですわね……。無駄がなく、静かで、影の戦場にふさわしい……)
セリシーヌは、自分も早く師のように、優雅に魔法を詠唱──魔法陣を展開したいと思うのだった。
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