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第51話 忠犬二匹、極秘任務に同行しようとして魔道庁に二度怒られる(2)
しかし、彼らは止まらない。
「影の戦場は危険なんですよ!? だから僕たちが守らないと!」
「セリシーヌさまは僕たちの主です!!」
オルフェンは静かに片手を上げた。
「《《黒曜封印陣・二重展開》》」
床に黒い魔法陣が二重に広がり、忠犬二匹はその場でぴたりと固まった。
「うわぁああああああっ!!」
「二重ぅううううっ!! 動けない!!」
そこへ魔道庁職員が駆け込んでくる。
「また君たちか! 魔道庁は王宮の影だと言っているだろう!」
「極秘任務に同行しようとする者など前代未聞だ!」
忠犬二匹は涙目で叫んだ。
「だって……セリシーヌさまが危険な任務に……!」
「僕たち、心配で……!」
職員は冷ややかに言い放つ。
「心配で国家機密に干渉する者など聞いたことがない!」
「次は拘束するぞ!」
忠犬二匹は震えた。
「「拘束は嫌ぁああああああっ!!」」
セリシーヌは額に手を当て、深くため息をついた。
「あなたたち……本当に来ないでくださいませ。わたくしの仮入隊が取り消されますわ……」
忠犬二匹は泣きながら叫ぶ。
「「はいぃぃぃ!!」」
二人は完全なる──ざまぁ×2 の笑い者であった。




