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第46話 魔道庁地下・静寂の訓練区画
初任務を終えたセリシーヌは、魔力の流れが軽くなった自分の体を確かめながら、オルフェンの分析を聞いていた。
(……魔力が圧縮されて扱いやすくなりましたわね……。影の戦場での戦闘は、私の魔力を成長させた……)
オルフェンは淡々と記録をまとめる。
「セリシーヌ嬢……。君の魔力は、今後さらに成長する可能性がある。
魔道庁としては、慎重に扱う必要がある」
セリシーヌは頷いた。
「私、もっと強くなりますわ……。影の戦場でも、王宮でも──悪役令嬢として」
オルフェンはセリシーヌの《《悪役令嬢》》と言う言い方を聞き、「クス」と微笑むが、直ぐに黒曜の瞳を細めた。
「その意志がある限り、私は指導者として支える」
その瞬間──
《ガンッ!! ガンガンッ!!》
訓練区画の扉が揺れた。
セリシーヌは青ざめた。
(……また来ましたわね……)
オルフェンは眉をひそめた。
「……忠犬二匹だな」
◇◇◇




