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第45.5話 心で感じる筋肉とは何か? 王子、哲学に手を出してさらに迷走する編(2)
◆侍女が泣きながら解説する
侍女たちが駆け込んできた。
「殿下!! その本は読まないほうがいいです!!」
「執事長が徹夜で書いた哲学書は、殿下の方向性をさらに迷子にします!!」
アルフレッドは震えた。
「僕の方向性……そんなに迷子なの……?」
侍女たちは泣きながら叫んだ。
「殿下!! 方向性が迷子どころか、地図を燃やしてます!!」
それは凄いことだと、アルフレッドは感心した。
◆近衛隊長が軍事哲学を持ってくる
そこへ近衛隊長グラディウスが歩いてきた。
「殿下。筋肉の哲学なら、軍事哲学も必要です」
彼は分厚い本を差し出した。
【軍事筋肉論──筋肉は裏切らないが、脂肪は裏切る】
アルフレッドは叫ぶ。
「軍事哲学ぅうううっ!!」
グラディウスは真顔で頷いた。
「殿下! 筋肉は国家の礎です!」
「僕の肩幅が国家の礎なの!?」
「はい」
侍女たちは叫んだ。
「殿下!! 肩幅が国家の礎はおかしい!!」




