62/115
第45話 オルフェンの指導者としての距離感!
オルフェンはセリシーヌの成長を認めつつも、指導者としての距離感を保っていた。
「セリシーヌ嬢……。君は才能がある……だが、才能は制御できなければ危険だ」
「わたくし、制御できますわ……。オルフェンさまが導いてくださるなら」
「導くのは私の役目だ……。だが、君自身が強くなろうとする意志がなければ意味がない」
セリシーヌはオルフェンの言葉を聞き、静かに頷いた。
「わたくし、強くなりますわ……。影の戦場でも、王宮でも──。誰にも負けない悪役令嬢になりますわ」
オルフェンは黒曜の瞳を細めた。
「……その意志がある限り、私は君を導く」
その言葉は、師としての確かな距離感を保ちながらも、セリシーヌの成長を支える強い意志が込められていた。
◇◇◇




