第37話 王子が出禁を破って再侵入! 三日間牢屋入り&筋肉と肩幅が小さくなる!(2)
王子は涙目で震えた。
「ち、違うんです父上……。セリシーヌ嬢が……叱られていたから……!!」
国王は叫んだ。
「理由にならん!!」
忠犬二匹は遠くで震えていた。
「王子……終わった……」
「セリシーヌさまのために動きすぎた……」
二人がアルフレッド王子の身を案じても、王子は罰として三日間牢屋へ
国王は厳しく命じた。
「アルフレッド! 貴様は三日間! 王宮の牢屋に入れ! 反省しろ!」
王子は絶叫した。
「牢屋ぁあああっ!? セリシーヌ嬢ぅうううっ!! 僕は牢屋に入れられますぅうううっ!!」
セリシーヌはため息をついた。
「当然ですわ……」
忠犬二匹は震えた。
「王子……ざまぁ……」
「僕たちより重罪だよ……」
「ほんとうですわね」
セリシーヌ嬢の呆れた声も、忠犬二人の耳へと聞こえたような気がする。
「「えっ!」」
「「今のは?」」
忠犬二人は、仲良く驚嘆し、声も漏らし。
「「ざまぁ~」」
忠犬二人は、ライバルの一人が脱落したことを喜び合う。
牢屋生活の悲劇……。
アルフレッド王子は筋肉維持ができない。
そう牢屋には、アルフレッド王子の部屋にあるような筋トレ器具など存在しない。
王子は絶望した。
「セリシーヌ嬢ぅうううっ!! 僕の筋肉が……維持できない……!! 肩幅が……小さくなるぅうううっ!!」
忠犬二匹は遠くから星を眺めるように見ていた。
「王子……肩幅が……」
「小さくなってる……」
セリシーヌは静かに呟く。
「……私は、以前のあなたの肩幅のほうが好きでしたわよ?」
王子は牢屋の中で叫んだ。
「セリシーヌ嬢ぅううううううっ!! 僕の努力がぁあああっ!!」
だからお約束通りに三日後──筋肉王子、肩幅が元に戻る(小さく)……
彼の牢屋生活の三日間……
筋肉王子は──肩幅が小さくなり、筋肉も減った。
王子は牢屋から出ると、慌てて涙目でセリシーヌの前に現れた。
「セリシーヌ嬢……。僕……筋肉が……減りました……」
セリシーヌは優雅に微笑んだ。
「以前のあなたのほうが、わたくし好みですわ」
王子は固まった。
忠犬二匹は叫んだ。
「王子……ざまぁあああっ!!」
「筋肉減って褒められてる!!」
オルフェンは静かに言った。
「……これで、魔道庁への侵入はしないだろう」
王子は涙目で叫んだ。
「もうしません!! 筋肉が減るのは嫌です!!」
◇◇◇




