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ぽっちゃり令嬢は美男子を逆指名する〜前世でデブと罵られた私、美の基準がバグった異世界で無自覚に男たちを狂わせる悪役令嬢になりました〜  作者: かず斉入道
第2章 悪役令嬢セリシーヌ 王都学園編

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第98話 痩せ姫の護衛騎士、揺らぐ忠誠! 三角関係と魔導院の陰謀!(4)

 魔導士たちが息を呑む。


「な……何を……!」


 セリシーヌは優雅に歩み出た。


「魔力効率は《《体型》》ではなく《《魔力密度》》で決まりますの……。痩せ姫殿の魔力は、禁断魔法で削られているから密度が高いだけ。それを《《痩せ体型の優位性》》とすり替えた──王都魔導院の捏造研究ですわ」


 黒衣の魔導士たちが動揺する。


「なぜ……それを……!」

「内部資料の内容まで……!」

「痩せ姫様の魔力削減術式は極秘のはず……!」


 黒衣の魔導士たちは知らない、セリシーヌは十三歳にして、魔導庁の特別隊員であり、国王から若年功労勲章を授与された悪役令嬢だと言うことを……


 だからセリシーヌは微笑む。


「わたくしの肉体魔法は、魔力の密度を読む力がありますの……。痩せ姫殿の魔力は──《《削られた痕跡》》がありましたわ」


 レオンが苦しげに目を伏せた。


「……セリシーヌ嬢……。あなたは……痩せ姫様よりも、ずっと魔力に詳しい」


「当然ですわ~! (わたくし)は《《誇れる肉体》》を持つために努力してきましたもの」


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