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第97話 痩せ姫の護衛騎士、揺らぐ忠誠! 三角関係と魔導院の陰謀!(3)
レオンの視線が、《《敵を見る目》》ではなく──
《《女性を見る目》》に変わりつつあることに。
(……あら! 痩せ姫殿の護衛騎士が、私に興味を持ち始めましたわね)
扇を軽く揺らすと、レオンの喉がわずかに鳴った。
「……その仕草は……反則だ」
「何か?」
「いえ……なんでもない」
レオンは視線を逸らしたが、その耳は真っ赤だった。
庭園の空気が、恋愛の火花でわずかに熱を帯びる。
しかし、その甘い空気を切り裂くように、黒衣の魔導士たちが前へ出た。
胸元には王都魔導院の紋章!
「セリシーヌ嬢! あなたの肉体魔法は危険だ! 魔力の乱れを生む」
「痩せ姫さまの美学こそ正しい」
「細身こそ魔力効率が高い」
「王都魔導院の研究で証明されている!」
セリシーヌは扇を閉じ、冷たく笑った。
「その研究──偽物ですわね?」




