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ぽっちゃり令嬢は美男子を逆指名する〜前世でデブと罵られた私、美の基準がバグった異世界で無自覚に男たちを狂わせる悪役令嬢になりました〜  作者: かず斉入道
第2章 悪役令嬢セリシーヌ 王都学園編

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第95話 痩せ姫の護衛騎士、揺らぐ忠誠! 三角関係と魔導院の陰謀!(1)

 中央庭園を包んだ《《肉圧結界》》がゆっくりと収束し、セリシーヌの周囲には、まだ柔らかな魔力の余韻が漂っていた。


 男子生徒たちは膝をついたまま、まるで《《神聖な儀式》》を見たかのように震えている。


「セリシーヌさま……あれは……」

「肉圧の……守護……」

「新能力……!」


 セリシーヌは扇を閉じ、静かに息を整えた。


(……わたくしの魔力が暴走したのは事実……。けれど──あれは痩せ姫エミリーの魔力に対する拒絶反応……。禁断魔法を使っている以上、魔力の《《密度》》が異常なのですわ)


 その時──


 庭園の奥から、銀髪の青年が歩み出た。


 痩せ姫の護衛騎士、レオン・ヴァルハイト……。


 彼はセリシーヌを見つめ、その瞳に《《敵意と……興味》》が混ざった複雑な光を宿していた。


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