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ぽっちゃり令嬢は美男子を逆指名する〜前世でデブと罵られた私、美の基準がバグった異世界で無自覚に男たちを狂わせる悪役令嬢になりました〜  作者: かず斉入道
第2章 悪役令嬢セリシーヌ 王都学園編

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第91話 痩せ姫エミリー初登場! 美の価値観、初激突!(3)

 セリシーヌは扇を閉じ、静かに告げた。


「……エミリーさま……。あなたは、自分の価値観を他人に押し付けるのはおやめなさい……。美とは──《《自分が誇れる姿》》のことですわ」


 エミリーの瞳が揺れた。


「誇れる……? その体型を……?」


 セリシーヌは胸を張った。


 ふわりと揺れるマシュマロボディが、光を反射する。


「ええ……。(わたくし)は、この肉体を誇っていますわ……。(わたくし)前世(夢の中)では──誰にも認められなかった体型……。でも今は、この世界で美しいと讃えられている……。心と生活にゆとりがあるからこそ、なれる体型ですから、胸を張って生きていますの……エミリーさま、あなたには~、心も生活にもゆとりがないのですか~?」


 エミリーはセリシーヌの説明を聞き、唇を噛んだ。

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