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ぽっちゃり令嬢は美男子を逆指名する〜前世でデブと罵られた私、美の基準がバグった異世界で無自覚に男たちを狂わせる悪役令嬢になりました〜  作者: かず斉入道
第2章 悪役令嬢セリシーヌ 王都学園編

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第81話 ル・ルネサンス魔法学園入学(5)

 この国きっての超有名人……《《悪役令嬢》》と言う言葉を流行らせ、身についた、今の彼女は……


 男を容姿の差で合法的に殴れる《《悪役令嬢セリア》》だから。


 セリシーヌ嬢は、無詠唱で魔法の光の扇を召喚して──そっと扇を広げ、くすくすと冷酷な高笑いを響かせた。


「くすくす……。まあ、面白い冗談をおっしゃるのね、ハイン殿」


「なんだと!?」 


 セリシーヌは一歩、前に踏み出す。 


 セリシーヌの圧倒的なボリューム感(肉圧)に、ギルベルトが思わず「うっ」と一歩後ずさる。


 セリシーヌは悪役令嬢らしく、彼の薄い胸板を扇の先でバチンと叩くように指し示した。


「あなたがわたくしを守る、ですって? 笑わせないでちょうだい。ハイン殿……。あなたその程度の『ペラペラな薄い胸板』で、誰を守れるおつもりかしら?」


「っ、な……!」


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