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第79話 ル・ルネサンス魔法学園入学(3)
(ふん……。またガリガリの骨皮筋右衛門ね)
セリシーヌ・フォン・ブラントは目を細め、冷たい視線を送る。
それでもギルベルトは一応、細マッチョと言える程度……。
忠犬二人のガルディオ、魔術師ルファード……。
そしてセリシーヌの魔法の師匠である、魔道庁副長官のオルフェンとは、変わらないぐらい体が引き締まっていた。
だが、横幅(脂肪)が美徳とされるこの世界では、彼の体型は『筋肉の付き方が中途半端で、致命的に肉が足りないもやしっ子』扱いだった。
実際、彼の父親からも「もっと脂肪を蓄えてドッシリ構えろ!」と毎日叱責されているらしく、己の体型に強い劣等感を持っている男だった。
「……何か御用かしら、ハイン殿?」
セリシーヌが冷ややかに微笑むと、ギルベルトは顔をしかめ、セリシーヌの豊かなお腹を一瞥してフンと鼻を鳴らした。




