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ぽっちゃり令嬢は美男子を逆指名する〜前世でデブと罵られた私、美の基準がバグった異世界で無自覚に男たちを狂わせる悪役令嬢になりました〜  作者: かず斉入道
第2章 悪役令嬢セリシーヌ 王都学園編

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第79話 ル・ルネサンス魔法学園入学(3)

(ふん……。またガリガリの骨皮筋右衛門ね) 


 セリシーヌ・フォン・ブラントは目を細め、冷たい視線を送る。


 それでもギルベルトは一応、細マッチョと言える程度……。


 忠犬二人のガルディオ、魔術師ルファード……。


 そしてセリシーヌの魔法の師匠である、魔道庁副長官のオルフェンとは、変わらないぐらい体が引き締まっていた。


 だが、横幅(脂肪)が美徳とされるこの世界では、彼の体型は『筋肉の付き方が中途半端で、致命的に肉が足りないもやしっ子』扱いだった。


 実際、彼の父親からも「もっと脂肪を蓄えてドッシリ構えろ!」と毎日叱責されているらしく、己の体型に強い劣等感を持っている男だった。


「……何か御用かしら、ハイン殿?」 


 セリシーヌが冷ややかに微笑むと、ギルベルトは顔をしかめ、セリシーヌの豊かなお腹を一瞥してフンと鼻を鳴らした。


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