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『生贄スキル』で最弱から最強へ~  作者: サービス坂井
第三章 冒険者
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第79話 東京事変







アヤとガスを元の世界に帰還させる為、異世界転移したユウト(ルシファー)達はフェニックスギルド本部のある、東京上空の飛空艇アマテラスからみえる景色に皆驚愕していた。


「ユウト!これが東京なのか?!」



「……ミクが言うには間違いなく東京なんだが……あまりにも僕の記憶でも違い過ぎるよ……なんなんだこの異常にゴールド一色のキラキラした都市は……」



「ねえユウト、あれ見て!夢の島ダンジョンが巨大な黄金のピラミッドに変わってるし……ギルド本部も無くなってる……何が一体どうなってるの?」



 ガスもアヤも困惑しながらずっと変わり果てた東京の姿を見入っていた。そんな中、ミク一人だけが何やらブツブツ言いながら眼を閉じていた。




「……状況解析……光子波動採取及びサンプリング完了……」


「マスター!お話があります……」




「どうしたミク?」




「はい、今現在この東京都は……天使エクーシアの降臨により統治されていると推測されます……」




「天使エクーシア??」




「はい光子波動分析の結果、現役の天使の番人とも言えるエクーシアが何故かこの日本の東京のみを統治しています!その証拠にこの東京のみに『天使の領域』スキルが施されています……」




「状況から言えば天使がよくわからんがここ東京を統治していると?」




「そうですね……ただ、今のこの東京にはマスターは入らない方が宜しいかと……理由は、マスターは異世界の魔王であり、天使とは相反する存在な為、今の東京に入ればただではすみません……すぐに戦闘に発展するかと……」




「まあ確かにそうなるよな……じゃあどうする?一旦元の世界に帰還するか?」




「いいえマスター!東京以外ならどこにでも行けるのでその必要はないかと思います。とりあえず少し距離を取って名古屋あたりで情報収集が良いかと思われます!」




「そうか、ではミク!任せるよ」




「了解致しました!」




ミクの打診によりユウト達はアマテラスで名古屋へ向かい飛行していた。その時突然後方から大きな光の塊が飛空艇アマテラスへ直撃し、艦内は騒然としていた。




ブン!ゴゴゴゴゴゴゴ!!!



「きゃあああ!!なんなの!」



「う!うあああ!……」





「マスター!敵襲です!ガス様とアヤ様はアマテラスで待機していてください!夢幻金属とオリハルコン製のアマテラスは簡単には撃沈されませんから安心してください!ただもしもの時は私が合図しますのでリビングの超魔王門からお逃げ下さい!行先は名古屋に設定してますので魔力は必要ありません!」






ミクは素早く変化しユウトの全身を守るように漆黒のマントになりそれを装備したユウト(ルシファー)は聖魔王へと変身し外の敵と向き合った。



「……いきなり攻撃とか意味わかんないんだが?オメー死ぬ覚悟は出来てんだろうな?」




「え?死ぬ覚悟?御冗談をあはははははは!」





ユウト達を攻撃した存在は容姿からして天使だったが、笑いながらユウトを見る眼は下等生物を見るように見下した眼をしていた。



「あ!そうそうこれはこれは失礼いたしました!私エクーシア様をお守りする『六天使』の1人バーツと申します。以後お見知りおきを!」



「六天使のバーツか……知らん!……ま、いいが……俺はユウトだ!で?やるんだろう?!御託はいいから早くかかってこいや!!」



挑発するユウトへバーツはニッコリと笑みを送りフッと一瞬で消え、ユウトの目の前に現れたと同時にユウトの腹に右の拳が突き刺さり身体がくの字になりながらユウトは吹き飛ばされる!


ドン!





「グフ……」




吹き飛ばされた先にバーツはあらわれ、今度は狂ったように背中にキックを乱れ打ちその反動でユウトは地上に勢いよく落下し地面に叩きつけられた!


ドドドドドド!!



「ぐあ!!」




バーツは倒れているユウトへゆっくり近づいて様子を窺いフャアと溜息を吐いた。



「威勢がいいだけだったみたいですねえ!この下等生物が!」



「……うるせい!誰が下等生物だって!!うおおおおお!!!!」




ユウトはガクガク震えながら立ち上がり全ての力を開放した!



「極聖龍魔王バトルモード化及び『超速再生』『超絶対防御』発動!ミク!戦闘支援と敵対応スキル作成を頼む!(了解致しましたマスター!)」



天使バーツは少し驚いた表情をみせるもすぐに口元が笑っていた。


「ほほう、少しは強くなったようだが……もし、貴方のそれ(力)が全てなら同情するほど弱いわね!くふふ」



「弱いだと?!……すぐにその言葉を後悔させてやるよ!おおおおおおおおお!!!」



バーツの馬鹿にするような言葉に激怒しながらユウトは渾身の一撃を放った!



「聖魔銃!フルバースト・ハイメガショット!!!」



ドぅーン!ド!ドゴゴゴゴゴ!!!!


ユウトが放った聖魔銃の超魔力砲は天使バーツへ命中したのだった!




「……やったか?」








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