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『生贄スキル』で最弱から最強へ~  作者: サービス坂井
第三章 冒険者
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第74 記憶

ザケンナとの戦いが呆気なく終わりを告げルシファー(ユウト)は飛空艇アマテラスに帰還した。戻るとすぐにガスがユウトに詰め寄った!


「ユウト(ルシファー)!アマテラスから全部見ていたがお前どうなってんだ!!」


ガスは鼻息を荒くしユウトを抱きしめながら叫んでいた。ユウトは困り果てた顔をしながら一つづつ説明していった。


「ガスさん!もー離れてくださいってば!」


「あ……すまない……あまりに凄まじき光景だったんでつい……」


「えーまー琵琶湖ダンジョンでの件のあと僕はこの世界で魔族に転生したんです。その後色々ありまして……今現在は……魔王をしてます」



「何!魔王!マジか?!ユウト!それであの禍々しき姿になっていたんだな……でも……超極悪漆黒のフルプレート鎧に包まれ、顔から全てに金の模様が浮き上がり輝いてるあの姿は……超カッコよかったぞ!!」



「……あ、そうですか?僕的にはみんなに怖がられると思いあまりあの姿にはならないようにしてます」



「でもようユウト……いくら魔王でもあのザケンナは1000人近くの異世界転移勇者のステータスとチートスキルを持っていた化け物だったんだ!俺は実際に会ったこともあるし、とても瞬殺出来るような相手では……」



「うーんガスさん、基本ステータスやスキルなんていくら凄くてもそれを使用する本人がクズだった場合、結果は見えてるよ!今回でもあのザケンナが自分一人で勇者たちの力を奪わずにちゃんと皆を育てて、みんなで戦ったなら僕は結構苦戦したと思います!いくら沢山のチートスキルを持っていようが先ずそれを使いこなせなければただの宝の持ち腐れでしょう!それよりは一つのチートスキルを磨き上げた者の方が僕は怖いです……あの国王は全てに置いて小物でしたから、あのような結果になったと思います」



「そうか……しかしユウト(ルシファー)ちょっと見ないうちに随分成長したな!俺は……本当に嬉しいぞ!」



「ユウトよ、あと……今はまだ眠ったままだが……アヤの事……」


「……そうですね……アヤの事は、僕なりにちょっと思うところがありまして……衰弱しきった身体は今ミクが完全回復してくれていると思いますが……あいつらにされた……鬼畜極まりない記憶を完全に消去し、今後今回のような事が絶対に起きないように僕の眷属になってもらい超名付けを行い……新たな魔王になってもらい……僕の嫁候補になってもらおうと思ってます!」



ユウトの発言にガスは涙を浮かべて聞き入っていた。


「う……う、ユウトよう!……お前!……お前最高だな!!アヤは……どんな事があっても常にお前を信じていた……それは俺が保証する!幸せにしてやってくれ!!」




ついにガスの涙腺は崩壊し、ユウトは優しい笑みを浮かべガスに近づいた。



「あと……ガスさん?もしガスさんが嫌じゃなかったらガスさんも僕の眷属になってもらい……超名付けもしたいのですが?」



「ん?……超名付けって俺も魔王になってお前の嫁になるのか?!!すまんユウト俺はその手の趣味は……」



「!!!いやいやガスさん!確かに魔王になって欲しいですが嫁にはならないですよ!僕もガスさんが嫁なんて……う!……気持ち悪!」



「なんだと!気持ち悪いは言い過ぎだろう!こっちだって気持ち悪いわ!あほ!」



「あはははははは!!!やっといつものガスさんに戻ってくれましたね!!」



「ガハハハッま!アヤが起きるまで再会を祝して飲みまくるか?」


「そうですね!」



この日ガスとユウトは宣言通り朝まで飲み明かしたのだった!!











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