第72話 愛しき者
屋敷に戻ったユウトとガスはひとまずリビングで、先の話の続きを話ていた。
「それで国王は何を目的にし、そしてアヤは今いったいどうなっているんだ?」
「そうだな……先ず国王は私の知る限りではあるが……もう人間ではない程の力を持ちモンスターのようになっているらしい……なんせ1000人近い異世界転移勇者のチートステータスorスキルの数1000overだからな……それとアヤなんだが……」
「!どうしたんだガスさん」
「……すまんユウト!……アヤは……お前が消えてからもずっとお前の事だけを愛し!そしてずっとお前を探していた……だが……」
ガスは眼に涙をいっぱいためて次の言葉が出てこない。
「ガスさん!だが……なんなんだよ!」
ガスは数秒沈黙しため息を漏らしつつ呟いた。
「ユウト……冷静に聴いてくれるか?……」
「……ああ、わかったよガスさん……」
「あの国王は私達が勇者召喚された瞬間からたった一人の女性勇者アヤに興味を抱いていたのだろう、高待遇から三日後には私達勇者全員モルモットのように部屋に詰め込まれ国王からの呼び出しがあるまでじっと待機していた…その時は感じなかったが高王に呼び出されたものはみんなは二度と部屋には戻ってこなかった……今考えれば国王に能力の全てを吸い取られた抜け殻を邪神に捧げていたのだろう、ただアヤは能力の全ては吸い取られたが部屋に一度戻って来たんだ。俺は最後の一人だったので国王に全ての能力を吸い取られた後、国王に質問したんだ!アヤだけは部屋に戻ってきたが何があったんだと!すると国王はニヤニヤしながら答えてくれたんだ……ガス!お前の命と引き換えにどんなことでもするって言うから助けてあげたんだと告げられた……」
「なんと……」
「すまないユウト俺はその後の彼女の噂を何回か風の噂で聞いたが……」
「ガスさん!もういい全てぶちまけてくれ!おねがいだ!」
「……アヤは約一年国王の側室を務めた後……王国兵士専用の性奴隷として……」
「……そうか……ガスさん……もう十分だ!で、今アヤはどこにいる?」
「たぶん衛兵詰所の奥の休憩宿にいるかと……」
ユウト(ルシファー)は冷静を保ちつつも凄まじい闘気を内に秘め転移でガスをアマテラスに避難させ、自分は衛兵詰所へすぐに飛んだ!
ユウトはガスの言っていた衛兵詰所の休憩宿に転移し影に潜って内部を捜索した。
詰所の内部では男10人に弄ばれ、倒れた一人の女性の姿があった……
「あはははは今日もまたユウトー!かい?!もう聞き飽きちまったなみんな!」
「そうそうこいつ!散々やられた挙句最後にはユウト!たすけて!って毎回言うから!みんなげんなりだよな!あはははは散々やられまくってもうユウト様も見放してんじゃないのアハハ.」
若い衛兵が笑いながら上司に振り向くと30000パーセント魔王モードのユウト(ルシファー)がそこにいた!
「ん!?でそこのアヤがどうしたって?もっと話を聴かせて欲しいのだが?」
若い衛兵は状況がまだ呑み込めていないが、ここの自分以外がもうすでにこの世にはいないことを悟っていた。
「あわわ!あ!その……まさかそこの奴隷がいつも叫んでいた……ユウト……さんですか?!」
「ん!君!随分と僕の可愛いアヤで楽しんでいたようだね……」
「いあや楽しむと言うより拷問と快楽……ぐはああああ」
ユウトは若い衛兵が話終わる前に、衛兵の人生を終わらせていた。
衛兵たちになじられ倒れているアヤにユウトはそっと近づき転移でアマテラスに運んだ。
それからすぐに額に青筋を立てたユウトはさらにザケンナ国王の住む北アキバノ大陸に上空から魔弾をゆっくりと丁寧に優しく憎しみを込めて打った!
ユウトの放った魔弾はゆっくり北のアキバノ大陸に着弾した!
プーンっ……ズッゴーン!!!!!!!!!!ガガガガガガがああああ!!
ユウトはさらに魔弾を今度は狂ったように連発し、大陸事態が世界から消滅していたのだった。
ゴゴゴゴゴゴゴ……!!!!




