第61話 報酬
ユウト達はギルマスの部屋へ戻って来たが……ギルマス達が目を見開きカチカチに固まっていた!!
「約束通りサクッと殲滅したんだけど……あのー聴いてる?」
「う、……うぁあ、ああ……すまないあまりにも凄まじい光景……だったんで……ちょっと待っててくれ!」
ギルマス達はユウト達の戦闘を部屋から見ていたらしく、ブルブル震えが収まらないので二人は水をごくごく飲みながら休憩していた。
あまりにも二人が動揺しているのでユウトは心配そうに近づいた。
「もう大丈夫かい?」
「ああ、すまないなんとか落ち着いたよ」
二人はなんとか落ち着きを取り戻し、ユウトとの話を再開した。
「で、ユウトさん先程の戦闘を見てたのですが……お二人は尋常じぁない戦闘力ですね……それであんなに冷静に話していたと、今は理解しました!先程迄の無礼!申し訳ございませんでした!そしてありがとうございました」
ギルマス達はユウト達に深々と頭を下げていた。
「いえいえ、気にしてないので頭を上げて下さい!」
「ありがとうございます!」
ギルマス達は満面の笑顔とキラキラした瞳でユウト達を見ていた!
「……して、ユウトさんの今回の武勇を国王陛下へ報告させて頂き、ユウトさんの望む報酬をご用意致します!ユウトさん!報酬は何を御所望で御座いますかな?」
ユウトは色々考えていた。そもそも今回人間の国に冒険者として潜入(放浪の旅)したのは、きたる聖戦に備え勇者達の情報収集が一番の目的だった。
「では、国王に謁見させてもらえますか?」
「え!待って下さい、まさか御所望の報酬はそれだけですか?」
「はい!それだけです。あと出来ればこの国の勇者達の訓練を見学させてもらえればうれしいかな」
「ユウトさん!必ず御所望の報酬を支払わさせて頂きます!」
「そうか、ありがとう!頼んだよ」
ユウトはニッコリ笑い頭を下げた。
(まあ、勇者達にあわせてもらえれば、奴らのだいたいの戦闘力を知る事が出来るし……あと国王の人柄も確認したい……もし外道ならこの国の王族を一掃して新たな王族を僕が選任する……ま!どうなるかわからんが収穫だな!)
「ユウトさん……あと私の最高権限で貴方を正式にSSSランク冒険者としてギルドのマスターデータベースに登録させて頂きます!」
「マスターデータベースに登録?」
「はい、マスターデータベースへSSSランク冒険者として登録されると、全ての人間国家で貴族としての身分が保証され、爵位はSランクなので公爵相当になります!」
「え!公爵って貴族の最高爵位だよね?」
「はい!公爵は王族以下の貴族では最高爵位で御座います。よってSランク冒険者は全ての国で公爵扱いなので最高のグローバル貴族となってるのですよ」
「ドルト!ありがとうな!」
「いえいえユウト様が喜んで頂ければ、それだけで私は幸せです!本当の命の恩人ですからハハハ!」
「では早急に手続きを行いますのでユウト様、1週間後にまたギルドへ御越しください」
「了解した!ではよろしく頼んだよ!」
ユウト達は転移で宿へ戻って行った。




