第45話 眷族
ルシファーはラベルダンジョン超絶軍事要塞(ラベルの町のグリーン海岸沿いに、新たに出来た魔王ルシファーのダンジョンに併設された四方1000メートルもあるピラミッド状の建物)の魔王の玉座に座り挨拶に来たキリンビア帝国の国王を眺めていた。
「魔王ルシファー様、本日わたくしレッドの御目通りを許可して頂き誠にありがとう御座います!」
国王レッドは深々と頭を下げたままルシファーに挨拶をしていた。
「レッド……面をあげてくれ」
「ははー!」
国王レッドは緊張で汗をダクダクかいていた。
「して、レッドよ!お前の発言を許す」
「ありがとう御座います!魔王ルシファー様!……」
レッドは緊張し過ぎて言葉が出てこなくなっていた。
見かねたルーシが割ってはいる!
「ちょとねえ?!パパ!その面倒くさい話し方やめない?」
「え!……ルーシ……何故そこに?」
魔王ルシファーの横に立ち平然としている愛娘ルーシを見た時レッドは全く何が起こっているのかわからないまま立ちすくんでいた。
「我が家族同様最も信頼するブレインのルーシ・ルシファーSの父レッドよ!そう緊張しないでくれ!」
「そうよパパ!私は魔王ルシファー様の眷族にして超名付け爵位、序列三位の超上級魔族にして貴方の娘ルーシ・ルシファーSなのよ!私のパパなんだからもう緊張しないで!」
「な!な…!!!!なんと!我娘!ルーシが既に魔王様の眷族であり……更に超名付けまで頂いて……序列三位!!とは……ああ!……私は夢を見ているのか?!」
ルーシは笑いながら父に近づいていった。
「 パパ!夢じゃないよ!ちゃんと見て!」
ルーシはそう告げると魔力を全開にして超魔族の姿に顕現した。それはルシファーと同じく二十歳前後の身体に、フルプレートの鎧が神々しいオーラを放つ姿になった!
「ルーシ……素晴らしい!!」
「もーパパ!私の大好きなパパなんだからもっと自信をもって!」
レッドは娘のあまりの絶大な魔力と力を目の当たりにし、嬉しさで涙腺が崩壊していた。
「魔王ルシファー様!娘を……娘を……ありがとう御座います!」
レッドの言葉にならない思いをルシファーは感じ取っていた。
「レッド!お前にも我眷族と超名付けをしたいと考えているが、どうだ?」
「え!私もですか?!!!」
「ああ、我ブレイン、ルーシの父だからな!」
「それとお前は私の父、ゴズを手厚く平民から男爵へ起用し、我ソード家を見守ってくれた!」
「お互い様でしょ!」
「なんと言う……慈悲深きお言葉!」
レッドは深々と頭を下げたのだった!




