第35話 ルーシとルシファー
ルシファーは軽く眼を閉じて話し出した。
「何処から話したら良いか迷うけど……とりあえず百聞は一見に……だろうからな、……あとセキュリティーの問題もあるから一旦場所をかえよう!」
「え!場所をかえる?」
「うん、ルーシ僕と手を繋いでくれないか?」
「う、うん!」
ルーシは何が起こるのかわからないままルシファーに手を伸ばした。
「転移!」
ルシファー達は転移でルシファーの町ラベルの海岸に来ていた。
「え!エええェなに、したの?魔法みたい!ってかまさか転移したの?幻影魔法とかじゃなくて!」
ルーシは周囲をアタフタ見ながら驚いていた。その姿にルシファーはクスクス笑っていた。
「アハハ!」
「もう!笑わないでよ!普通だよ!誰でも驚くって!もー!」
「ああ!アハハごめんごめん!」
「で、今から僕のアジトを紹介するね!出て来てくれアマテラス!」
「マスターからの召喚要請を確認」
「顕現します」
ラベルの海岸上空にステルス爆撃機のような三角形の金色に輝く飛空挺があらわれた。
「あわわゎ……なにこれー新手のモンスターなの?ってか神々しいから神様がきたの?」
「あはは、違うよこれは僕が昔から使っている飛空挺アマテラスって言うんだ!」
「……飛空挺アマテラス……昔からって、あなたまだ6歳児でしょうが!」
「アハハもーそんなにムキにならないで……」
「じゃ、とりあえず中でちゃんと説明するから、行こうか」
「わかったわよ」
ルシファー達はアマテラス内部に転移した。
「わ~スゴーイどれも見たことないものばかり!」
「艦内は全て自動で清掃から洗濯、調理も行われるんだ」
「そしてこのアマテラスの総責任者で僕の専属メイドがこのミクさ!ミク出て来てくれ!」
一瞬「カ!っ」と光ってくるくる回りながらミクが登場した。
「マスターお久しぶりです!」
ミクは挨拶を終えるとルシファーに抱きついた。
「もーマスター六年間も私を放ったらかしにして、何をしてたんですか!?もー!なんか小さくなってるし!」
「ああ、そうだな!ちゃんと説明するよ、ルーシにも説明するからさ!ソファーに座ろか」
ルーシはずっとキョトンとしてルシファー(ユウト)が異世界転生する前の事から順を追って説明するのを聴いていた。




