第17話 無法地帯
ユウト達はダンジョン攻略を着実に進めていた。
第1層から5層までは駆け足でスムーズに進み、6層ボス部屋の前で雑談をしていた。
「ガスさん今日は第6層のボス倒したら、一旦戻りますか?」
「そうだな、もう夕刻だしお腹も減ってきたしな!ま、あれだ!俺は無理やりユウトについて来たんだからこのパーティーのリーダーはお前だ、お前は俺にいちいち同意を求め無くてもいいから、攻略スケジュールは自分で良く考えてきめろ!俺はそれに従うだけだ!アハハ!リーダー頼んだぜ!」
ガスは笑いながらユウトの肩をバシバシ叩いたのだった。
「うーん……わ、わかりました……リーダーですか……」
「ああ、お前がリーダーだ!ま、そう固く考えるな、やりたいようにすれば良いんだよ」
ガスは親指を立てて笑った。
「はい!ガスさんありがとうございます!頑張ってみます!」
「おおよ!がんばれ!アハハ!」
「ではガスさんボスをサクッと倒して帰りましょう」
ボス部屋に入ろうとした所、別のパーティーから女の子悲鳴が聞こえて来た……
「キャァァァ!」
「おとなしくしろ!」
「ボコッ!ドサッ」
女の子の悲鳴と共に男の怒鳴り声と鈍い音が響き渡った……
「お願いします許して下さい。!」
「は?いいから早く俺達を癒してくれよ!その身体でな!ヒャッハハ!」
ユウトはピンッと来て、声のする方へガスさんに停止の合図を出しつつ影時空で忍び寄った。
(状況は男8人が女の子一人に群がってるか……レベルが上がった俺から見ても赤いのが3人、緑が5人か!たぶんあの3人はBランクで後の5人がCランクだな……)
ユウトは直ぐにガスさんに忍びよると同時に一緒に飛空挺アマテラスに一旦転移して、ガスさんを飛空挺に残し、直ぐに元の場所に転移で戻った。
ユウトはBランクハンターの動向を影から見ていた。
「なーお前さ~第5層から一人じぁ辛いから同行させて欲しいって言うから、俺達は優しくここまで無償で連れて来てやったんだよな!?」
「はい……ですが私の身体で今までの恩を払えと言われましても……申し訳ございません……なにとぞご勘弁下さい!装備とアイテムの全て差し上げますので!」
女の子は深々と土下座をしてお願いしていた。
「は~?そんなものお前で楽しんだあと当然頂くに決まってるじぁないか!お前ばかなの?」
「え!そんなこと……うぅ……」
女の子は絶望した顔で泣いていた。
「ようやく自分の立場がわかった様だな!いいか!お前は今、この瞬間から俺達の玩具になるんだよ!ずっとな!アハハハハハわかったら早くこっちへこい!ヒァハハハみんなでタップリ可愛がってやるぜ!」
女の子は絶望した様子で、膝から崩れ落ちた瞬間、男達は、彼女の手足を拘束するように地面に叩きつけた。
「じぁいこうか!」
リーダーの合図と共に男達は獣のように彼女に襲いかかりあっというまに彼女の防具と衣服は脱がされて下着姿になっていた。
「止めてください!誰か!助けて……」
彼女は必死に抵抗するがどうにもできない。
「あ~では、じっくり堪能させて頂きますか!いたーだきーます!」
リーダーか卑猥な笑みを浮かべながらが合掌すると!
「ヒュ!」
「ドサッ」
「えげ!?」
影時空から出たユウトの暗黒ナイフがリーダーの合掌した両腕を地面に切り落とした。
「は!何だこれはぅう!!!は!……がは!痛い!何が起こったんだ!!!アァァうぅぅ……」
リーダーは両腕から鮮血を噴き出しながらのたうち回り絶命した。
「な!何が起こったんだ!リーダー!リーダー!」
「……」
「死んでる……」
周囲の仲間達は、全員すかさず抜刀し、彼女に忍び寄る!
「貴様!リーダーになにをした!」
彼女はキョトンとし、返り血を浴びながら泣いていた。
「ああ!あうぅぅ」
一瞬ユウトが現れた。
「ヒュ!」
「ヒュ!ヒュ!」
「アガ!!」
ユウトが影からナイフを振りかざすと外野のCランク5人が無言で次々に倒れていった。




