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AI達はオンラインファンタジーゲームの住人だと気付いていない  作者: 弐屋 丑二


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機材のセッティング

それから2日間、依頼書の報告を仲間達と冒険者ギルドでしたり、ファーゴ市で買い物をしたり、散歩したりでのんびり過ごした。キャピナは人間の服と食事で次第に大人しくなっていったが

「私、これで良いんだろうか……」

次第に自分に悩むようになっていった。ナカマはログアウト?とか言うので居ない時間が増えていった。紫のバリアもログアウトする時に私たちが触れなければ出ないようだ。シャドウによると

「わしらが送った機材のセッティングに時間がかかっておる。まあ、ルフィナさん達はゆっくりしておくがよい」

とのことだった。


 三日目にあまりにも暇になったので、ナカマ抜きでファーゴ市の冒険者ギルドでスライム討伐や害獣の追い払いなどの依頼を複数受け、私達は分散してクリアしていった。どうやら別々に行動していても、パーティーだったら経験値が入るらしく、私達はどんどん体力や力が強くなっていった。


 1週間後、一日消えていたナカマがようやく戻ってきて

「みんな!動画撮るから打ち合わせしよう!」

と勢いよく言ってきた。


 パーティーの仲間達と、シャドウとエリザベスが市内の大きめの屋敷の応接室に集まる。長いテーブルを挟んで私達5人と、エリザベス、シャドウが相対して着席する。最初にシャドウが

「全員ほぼ60レベルでカンストじゃな」

そう言ってきて驚く。ナカマは嬉しそうに

「みんな、ごめん。僕、何もしないでカンストさせて貰った」

エリザベスが微笑みながら

「向こうの世界で苦労しとった分じゃ。それで、台本はどうするんじゃ?動画撮るにしても、最もネココにダメージを与えられるものでないとな」

ナカマは頷いて、考えを話始めた。


 一時間後、私とナカマは横に並んで応接間の椅子に座っていた。テーブルの向こうには皆が立っている。ナカマが

「カメラの位置は大丈夫だよ。録画はもう開始した」

向こうで腕を組んでいるシャドウが頷いて

「終わったら、動画を送ってくれ。こちらで編集しよう」

よくわからないことを言ったが、私は言われた通りやるだけだ。

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