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ラトゥナ・ケートの児童文学集

取り巻き令嬢は、皇太子に逆らう~友人を庇って島流しにされた子爵令嬢は、もう誰かの後ろには立たない~

作者:宝田旗子
最終エピソード掲載日:2026/07/01
フォルティーナ・アンバー子爵令嬢は、公爵令嬢リグレッタの「取り巻き」だった。

家のために近づいたはずだった。
けれど、完璧な微笑みの裏で一人耐え続けるリグレッタを、フォルティーナはいつしか大切な友人だと思うようになる。

ある夜、皇太子ヴィットリオは男爵令嬢ベリーナを隣に立たせ、リグレッタとの婚約破棄を宣言した。
身に覚えのない罪を着せられ、誰からも庇われないリグレッタ。

そのとき、フォルティーナは震える足で前へ出る。

「ただ一人の友人として、彼女の前に立ちたかった」

しかし皇太子に逆らったフォルティーナは、遠い島へ流刑にされてしまう。

流刑地で、彼女は初めて「取り巻き」ではなく、自分自身として必要とされる。
帳簿を読み、子どもたちに文字を教え、島の人々と生きる日々。

そして数ヶ月後、赦免状を携えたリグレッタが、彼女を迎えにやって来る。

誰かの後ろに立っていた令嬢は、海の向こうの島で、自分の足で立つ場所を見つけていく。
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