表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
73/74

第七十一話 「世界最大の古書館」


 リヒトは指を立てて、自慢げに話し始めた。


「こうしましょう、僕らは1週間は絶対にこの宿屋に泊まります」

「なので、本来だと銀貨140枚ですが、3割ほど安くしてくれませんか?」

「1週間います、1週間は絶対にいます」


 なるほど、、1週間分の収益は確保される、人もいる、だから安くしろと。

 なるほど、、だが3割は高い、そこまで安くすれば価値が低下する。


「それはできませんね」

「なら1割ならどうでしょう?」


 1割、、それくらいなら…大丈夫か…。


「わかりました、では1週間分の料金で銀貨12枚と銅貨が6枚です」

「リーブ、お金を」

「はい、これでちょうどです」


「はい、ちょうどですね、ではこちらが部屋の鍵です」

「ありがとうございます」


「今はあと1時間ほどで夕暮れです、明日古書館に行きましょうリヒト様」

「わかった」

「リヒト様ぁ〜、、づがれだぁ〜」


 フラン、即ベッドに入っ——。


「——っ待てフラン! 先にお風呂に!」

「あぁ、、そうだったぁ…お風呂お風呂…」


 そう言うとフランはだらだらと部屋に付属するバスルームへ入って行った。


 はぁ、フランってメイドなのに抜けてるんだよな。

 多分メイドには向いてない、だけど俺の専属メイドとしてメイドに就けてる。

 どうやってメイドになれたんだ? まぁ、気にしないほうがいいか。



—翌日—


「よーし! いざ古書館へ!」

「古書館は少し離れているようです」

「一応無料の馬車があるみたいですよ!」


 へぇ、交通機関ってあったんだな。

 日本も昔は馬車だったんだってな、今じゃ考えられないな。

 今の日本じゃ車移動、電車移動、飛行機、馬じゃあ100kmなんか出せないし。

 飛行機に至っては500km以上出すしな、今思えばやばいな。


「歩きで行こう、多分乗れいないよ」

「——え、それはどういう?」


ヒヒーン!


 ——やっぱりか。


「あそこ、人が沢山いますね」

「なるほど、人気で定員も少ないから乗れないと」

「流石ですリヒト様、これが分かっていてあえて歩きを選んだんですね!」

「ふふふ、そうだとも」


 こういうことがわかっていなきゃ、絶対に俺も馬車に乗る方を選んでいただろうな…。



 その後、古書館に到着した三人、大きく神聖なオーラが漂う建物、入り口にはガードマンが数人いた。


 おぉ、、すごい仰々しいな…。

 なんか神秘的な建物だし、これ本当に古書館なの?

 なんかすごい神殿とかだったりしないの?


「こ、これ本当に古書館なの…?」

「そのようですね…」

「——すごい白くてキラキラしてるね」

「な、中に入ろう…」

「は、はい!」


 入ろうとすると、ガードマンが二人、リヒトたちの元へ来た。


「失礼、なにか身分がわかるものはあるかい?」

「えぇと、二級魔法使いのライセンスカードなら」


 なに!? この子ども、二級魔法使いなのか!?

 すごいな、、かなり名の知れている子どもなんじゃないか? 私は知らないが…。


「それで結構、入っていいぞ」

「ありがとうございます」



 おぉ…すげぇ…。


 四方が本棚で囲われている内装、入り口の部分だけで上の階層がわかる吹き抜け構造で、入り口からでも、はるかに大きく、沢山の本があることが分かる。


「ど、どこから見よう…」


 普通に迷子になりそうなんだよなぁ。

 こういう時は受付の人とか関係者に聞いて欲しいものがある場所に案内してもらうのが手っ取り早いよな。


「ここの関係者の人に聞いてみようよ」

「たしかに、それが一番手っ取り早いですね」

「リヒト様、頭いいですね!」

「いやぁ、あはは」


 ここの人に聞いて案内してもらった結果、探しているジャンルの本のある場所にやってきたが。


「えぇ、これ全部同じジャンルの本なの…?」

「はい、この列の本棚にある本は全てお客様が望んでいるジャンルの本です」

「それでは、ごゆっくり」


 お、多すぎやしないか?


 や、やばいぞ、全部とは言わないけど、これだけの量あるなら1週間なんかすぐ経ってしまう…!

 宿の宿泊期間を延長するか、もっと安いところを探すか…。

 仕方ない…!


「フラン、今止まってるところよりもできるだけ安い宿を探してきてくれない?」

「わかりました、ですがその代わりちゃんと褒美、待ってますからね?」

「あ、う、うん…」


 1週間の契約は痛手だったかなぁ〜。

 まぁ、いい。

 とりあえずは本を読もう! たくさん知ろう!


 俺が求めるのはより強い魔法!

 ランクの高い魔導書やランクの枠組みから外れた常識外の魔法達。

 例えば古代魔法や暗黒、精霊とかか。


「お…!」


 まずは、これを読んでみるか。

 これは人間界にある魔法…が書かれてる魔導書か。

 聖典の魔法だったりが書かれてあるな、人間しか扱えない魔法があるのも興味深い。


 これは面白そうだ、席に座ってじっくり読もう。


「リーブ、あっちの席に座ろ〜」

「わかりました、いい本が見つかりましたか?」

「うん、とびきりのやつだよ」


 俺って魔族だから人間限定の魔法は扱えないのかな? もしかしたら使えたりしないかな?

 うーん気になるぅ…。


 もしできたら、俺の魔法探究心がより強くなるな、魔法とかいうのもを扱うと高揚感がある、新しい魔法を習えばさらに気持ちが高まる。

 できることなら世の魔法を全部扱えるようになりたいものだな。


 人間と魔族とでは同じ魔法でも魔法式とか、カラクリが違うと習った。

 魔族側は魔法の射出速度を速くすること、人間側は魔力消費を少なくすることを重視している。

 両方を理解できたらすごいのになぁ、、もう一度人間界に行きたい…。


 そうだ、人間界に行けばいいじゃん、行ける手段が確保できたらすぐに行こう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ