↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
断罪令嬢、現代に転生す 〜恋愛フラグをへし折るJKライフ〜  悪役令嬢は二度と王子に騙されない!  作者: 南蛇井


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
89/113

Scene 3-⑤ 結末演出 ― 世界が涙を流す

リリアの頬を伝う一粒の涙が、静かに床へと落ちた。


――その瞬間。


光の海が、まるでそれを待っていたかのように震えた。

無数の光粒――恋の記憶フラグメントたちが一斉に反応し、

淡い蒼と桃の輝きが、波紋のように広がっていく。


空間全体が呼吸をはじめた。

世界が、生きている。

リリアの涙を“感情”として受け止め、応えるように。


アマリエ(囁くように):「あなたが愛を赦すなら、

 世界は――終わり、そして再生する。」


その声は、どこか祈りのようだった。

アマリエの瞳に宿る光が、やさしく揺れる。

それはもはや神でもプログラムでもなく――“リリア自身のもう一つの心”だった。


リリアは静かに目を閉じる。

涙が止まり、唇にかすかな笑みが浮かぶ。


リリア:「……終わりじゃない。やっと、始まるの。」


その言葉に呼応するように、

《AMARIE_CORE》の結晶が崩れ、

白い光の欠片が宙へと舞い上がる。


光の粒は花びらのように舞い、

一つひとつが恋の記憶を抱いて消えていった。


ピアノの旋律が、静かに流れる。

一定のリズムで刻まれる心拍音――それは世界の鼓動であり、リリアの命そのもの。


視界が白に満たされ、

音も、形も、痛みも、すべてが柔らかく溶けていく。


《#Core_Truth_Unlocked》

《#Next Sequence : Emotional Rebirth》


最後に残るのは、かすかな囁き。

それは、崩壊するシステムの中で響いた、希望の声だった。


アマリエ(声のみ):「ようやく――あなたは“愛”を理解したのね。」


白光がすべてを包み込む。


――そして、世界が涙を流した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。