↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
断罪令嬢、現代に転生す 〜恋愛フラグをへし折るJKライフ〜  悪役令嬢は二度と王子に騙されない!  作者: 南蛇井


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
57/113

シーン5:システム再起動

桜吹雪が――止まった。


風も、声も、時間さえも、まるで一時停止したかのように。

広場全体が静止画のように固まり、

その瞬間、花びらがふわりと――逆再生を始める。


散った花びらが空へと吸い込まれ、

咲き誇っていた桜が、一本ずつデータのように分解されていく。

白い粒子となって、世界の隅々へ還っていく。


やがて、視界のすべてが“無”の白に塗りつぶされた。


《#Loop: Next Phase Loading...》

《#Judgment Pattern Saved》


低く震える電子音。

機械の心臓のような鼓動。

そして――再起動音。


“カチ、チチッ――ピィィィン……”


世界が、再び息を吹き返す音。


真っ白な空に、ひとひらだけ「桜の影」が残る。

影は静かに揺れながら、データのノイズのように淡く滲んでいく。


ピアノの旋律が、途切れ途切れに流れた。

音の裏に、電子ノイズが重なる。

まるで壊れたオルゴールが、過去の記憶を探すように――。


そして最後の音が消えた瞬間、画面は暗転。


わずかに遅れて、無機質な文字が浮かぶ。


 《System Reboot: Complete》

 《Phase_2 — Initialization》


静寂。

次の“恋”が、再び始まろうとしていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。