生徒会・・・そこは男のハーレム by生徒〇の一存
「おはよ~っす!」
会長と別れた俺はそのまま教室へ直行。ベルには余裕で間に合った。
「あっ!櫛神君だっ!」
「ホントだぁ~」
クラスの娘達が俺に注目している。やはり昨日のことで話題は持ちきりなのだろうか?
「昨日はお見事でしたわ」
まぁ、予想はしていたが一番最初に話しかけてきたのは水上もといナイトちゃんだった。
「見に来てたんだ」
「当然ですわ」
そんな感じで会話しながら席に向かっていると、「いいなぁ~水上さん」「私も話しかけちゃおうかな?」っと、おもわずニヤけてしまいそうな程の会話が聞こえてくる。
あぁ、モテるって最高!美形に生まれてよかったぁーーーーーーーー!!
「それにしても、あなた、あの会長によく勝てましたわね。正直間違いなく負けると思っていましたから」
「はは、酷いな」
水上さんの全くオブラートに包まれていないストレートをぶち込まれて苦笑いしてしまう。
「ほんとにどうやって勝ちましたの?まさか・・・なにかイカサマをしたんじゃないでしょうね!?」
水上さんの目は至って真面目だ。
「そんなわけないでしょ!正々堂々勝負したよ!」
「でも、様子が変わったと思ったら、急に強くなりましたわよ。あなた」
うっ!やっぱバレているか。でも、なるべくヒーローのことは話したくないからな。
「いやっ、あれは会長が油断しただけで、運がよかったんだよ。アハハハ」
俺は若干無理のある嘘だと思っていたが、意外な形で話題が切り替わることになった。
「本当ですか?どうも怪し…あっ!そ、その指輪!それをどうしてあなたが!?」
水上さんはいつにもなく言葉を詰まらせている。指輪・・・あぁ・・・
「これ?これはさっき会長がお前は今日から副会長だぁ・・・ってこの指輪を押し付けられた」
「そ、そんなバカなっ!ど、どどど、どうして?」
水上さんはなぜか動揺している。クラス中がざわついている。
「?生徒会に入ることは、そんなにスゴイことなのか?」
「スゴイなんてもんじゃありません!!」
あまりの大声に鼓膜が破れるかと思った。
「いきなりどうした?そんな大きい声だすからビックリしたぞ!」
「あぁ、それは申し訳ありません・・・じゃなくてっ!」
ナイスのりツッコミ。
「いいですか!?この学校における生徒会とは学園長の次に権力を持ってるグループですの。生徒会の権限は学園長とほとんど一緒ですわ」
それにはガチで驚いた。つまり一端の先生より偉いってことだろ?
「それに生徒会に入るには条件があって、入学2日目で入れるなんて普通ではありえません!」
水上さんはどこか嫉妬している様だった。
「へぇ~・・・そんなに凄いんだ。・・・ところでさ、その条件ってなんなの?」
ちょっと気になったので聞いてみた。
「それはですね、まず成績が学年トップ3に入っていること」
その時点で俺は無理だったな。
「それと、選挙で70パーセント以上の支持を得ること」
これまた不可能なことを・・・
「そして九神武装を所持していること。この3つですわ。」
へぇ~・・・ってことはだ。
「俺と会長意外にも九神武装を持ってる人がいるんだ」
「当然ですわ」
水上さんは「こいつ、今更なに言ってんだ?」みたいな顔をしている。
「今、生徒会って何人なの?」
「そうですわねぇ~・・・たしか全員で4人でしたから、あなたを入れて5人ですわね」
4人かぁ~・・・会長を除くと3人は知らない人ってことか・・・
「その会長以外の3人とその人たちの九神武装のこと分かる?」
「あたりまえでしょう!この学園にいて知らない人なんていませんゎ!」
かなり人気らしいな。
「いいですか、まずは庶務の尾憐寺蜜柑さん。この人は私達より一つ上の先輩で、カウンセリングコースの主席の方ですわ」
「なんか凄くは思えない名前だね」
オレンジとミカンって、どんだけ柑橘好きなんだよ!
「たしかに、本人も名前に負けじとボケた人ですわ」
大丈夫なのか生徒会!
「あはは、で、その人の九神武装は?」
ぶっちゃけ聞きたいのはこっちだ。
「あぁ、そうでしたわね。蜜柑先輩が持っている九神武装は、世界最高の硬さを持つダイヤモンドで作られた最強の盾、【光の盾】」
「盾?変わったやつだね」
九神武装って名前なんだから全部攻撃用の武器なのかと思った。
「蜜柑先輩は攻撃したりするのが嫌だからガード専門らしいですわ」
名前に負けじとホントに変わった人だな。
「で、次は書記の幽鬼千尋さん。この人も私達の先輩で、会長の次に強い、戦闘クラスのナンバー2の方です」
幽鬼千尋・・・どこかで聞いた気が・・・あっ!
「幽鬼千尋って、まさかっ!あのモデルの!?」
「ご存知だったのですね。そうですわ」
知らないわけがない。幽鬼千尋。今中高生の女子の間でカリスマ的人気を誇っている、超人気モデルである。そんな人物までいるなんて、恐るべし愁閃院。
「モデルの話はおいといて、先輩の九神武装は、ムチの先端に猛毒ナイフがつけられている九神武装の中でも特に殺傷能力の高い【悪魔の尻尾】」
まった危険なものを・・・
「大丈夫なのか?そんなもん持たせて?」
「えぇ・・・たぶん」
「たぶんっ!?」
聞き捨てならないワードを吐きながらも「さぁ次次」と水上さんは無視だ。
「最後は会計の遠井華鉈ちゃん。この娘は私達の1つ下ですが、情報クラスでダントツトップの成績。十年に一人の逸材と言われている娘です」
そりゃスゲーな。ってか「とおいかなた」ってかなり遠そうな名前だな。
「あなた今、とても下らないことを考えてませんよね?」
エスパーかっ!
「そ、そんなことねぇよ」
「ふ~ん・・・まぁいいですわ」
言葉とは裏腹に目は笑っていなかった。
「そして、華鉈ちゃんの九神武装が、世界最高スペックのパーソナルコンピューター【那由多】」
「パソコンっ!?そんなんが武器なのか!?」
「情報は時に人を殺します。情報処理に特化した彼女だからこその武器ですわ」
「そんなもんか・・・」
とりあえず情報をまとめるとだ、会長は霧間先輩、副会長が俺、書記が幽鬼先輩、庶務が尾憐寺先輩、会計が遠井さん。
で、今分かってる九神武装が会長の【小雨】、俺の【ブレイブガントレット】、幽鬼先輩の【デビルテイル】、尾憐寺先輩の【ダイヤモンドライト】、遠井さんの【那由多】、っとこんな感じかな。
「ありがとう。参考になったよ。」
「いいえ、たいしたことじゃありませんわ」
俺が水上さんに礼を言い終わったところで、
キーンコーンカーンコーン
授業開始のチャイムだ。
「それでは琥珀君」
「あぁ」
軽く挨拶を交わした後、俺達は席に着いた。
席に着くまで恐ろしいほどの視線に襲われた。
キーンコーンカーンコーン
午前の授業が終わった。
またベンチで弁当を食べようと思い、弁当を持って立ち上がろうとしたとき、
「キャー会長よ」
女子の歓声が聞こえた。会長が近くにいるようだ。まぁ、俺には関係な・・・
「櫛神はいるか?」
くはなかった・・・
「はいはい。いますよ。今度はなんです?」
面倒な気配がしているが逆らったら何されるか分からないので、渋々出て行く。
「おぉ、いたか!これから生徒会の集会がある。櫛神、顔合わせも兼ねて出席しろ」
うわっ、面倒なことを・・・しかし逆らえないので
「はぁ~分かりましたよ」
「そうだ、弁当を忘れるなよ」
「ちょうど手に持ってますよ」
なぜなら弁当を食べに行く予定だったからだ。ベンチに。決して生徒会室ではない!
「用意がいいじゃないか。では、行くぞ」
会長は関心しながらも、とっとと歩いていってしまう。
「ちょっ、待ってくださいよ」
弁当片手に会長の背中を追いかける。生徒会室は三年の階にある。
3年の廊下を歩いているとき視線が痛かった。
「ここだ」
会長が立ち止まったそこには「生徒会室」と書かれた教室だった。
「さぁ、他の連中には話を通してあるから早く入れ」
会長に背中を押され俺はコケそうになる。
「もぅ!押さないでください!」
会長にちょい反抗した後、生徒会室の戸に手をかけた。
ゴクリ。唾を飲み込み。
「失礼します!」
ガラガラ
こんにちは。
いやぁ~今回は名前考えるのにめっちゃ苦労しました(T^T)
マジで名前を忘れそうで怖いです(汗
感想やコメントどんな些細なことでもいいのでお願いします(^0^)/




