4.5不思議な子(ウィリアム視点)
★おまけです!
初めて会ったとき、彼女の印象は可憐で、不思議な子だった。
殿下にブス!、と言われた時でも静かで、決して表情を崩さなかった。 ※ ぼーとしてるだけです。
「おい!ブス、おまえは追放だ!」
気の毒だ…異世界に来て早々で、さぞ不安なのだろうに。
可哀想という想いで、私は彼女に金貨15枚を渡した。大体異世界人を勝手に召喚して、また追放するなんてことは、王国に仕える者、私たち公爵家の責任でもある。それで彼女は1か月は生活できるのだろうかと思い、申し訳なさでいっぱいだった。
しかし、十日後ーー
「君は!」
ーーなんと、私はうちの領地の商店街で彼女と再会したのだ!
私はすぐに彼女を公爵邸に招こうとしたが、彼女は迷っていた。…それもそうか。よく知らない男の家に行こうとは思わないよな。結局、最後はうちに来た。馬車の上で、彼女の名はリリだと知った。お詫びも兼ねて、リリさんを丁重におもてなししようと思った。だけどーー
「コホコホ、…う、うぇー!」
ーー運悪く、母上の病気の症状がリリさんの前に現れてしまった。
「大丈夫ですか!?ゆっくり呼吸をして!吸ってー、吐いてー!吸ってー、吐いてー」
リリさんの指示で母上の症状が嘘のように簡単に治った。さらにーー
「原因はロブスターです!」
ーーリリさんは、母上の病気のもとを見つけてくれた。本当に感謝と尊敬しかない。このような天使のような子が他にどこにおろうか。
そして、私より若いと思ったらーー
「え?26ですよ?」
ーーまさかの年上だった…。 ※ ウィリアムは22歳です。
天使のような「子」とかじゃなくて、「方」だったな。
★年齡公開です!




