広がる闇に煌めく光 1
アイディオクス特攻隊にはいくつかのランクがある。
それらは基礎e波の強さや実績、キャリアなどでランクが決まる。下から、プロベイショナー、アマチュア、エキスパート、トップランカーとなっている。
プロベイショナーは見習い格で実際に駆除に当たることはない。それ故、実践こそないものの、定期的に訓練をしている。特攻隊に入ると、誰もが通る道である。
その上の格、アマチュアはプロベイショナーとして十分に訓練を積んだものがこのランクに上がる。基本的にはプロベイショナーの指導をするが、実践も行われる。大体は亜巨獣型が多い。
エキスパートはほぼ実践で動く。比較的大規模なものに対して行動する。人口も一番多い。
トップランカーは完全に実践で動く。大規模なものから繊細なもの、そして、高難度なものとエキスパートよりハードなものを取り扱う。そのため、トップランカーはプロベイショナーから崇拝されている。
そして、その上、最上ランクのオノラリーナイトというものがある。オノラリーナイトは正確にはランクというよりかは称号に近い。ある、優秀な実績を持つ者のみに与えられる。
ここ最近ではオノラリーナイトになったものはいない。今まででも三人しかいなかった。その三人は後に言い伝えられるほどの実績を持っている。
K2は今トップランカー格にいる。そして、K2もそのオノラリーナイトを目指していた。
しかし、それはK2だけではない。トップランカーなら誰もが求めている。
全生物の命はこの特攻隊の働きに作用すると言われる程、重要度が高い。だからこそ、トップランカーは真剣に行動するし、他人を守ろうと必死になる。
オノラリーナイトはアイディオクスの猛威からより人類が優位に立てる成果を出している。それは讃えられ、同時に、アイディオクスの対策に使われている。もしくは、後世へと言い伝えられていく。だから、トップランカーはオノラリーナイトに憧れるのだ。
人は名誉というものに憧れる。名誉こそ生きるための目的であり、それが失われたとき、もしくは憧れを抱かなくなったとき、人は社会という人類の創造した世界の中では生きられない。
だからこそ生きる上での重圧というのは支えきれない重荷となる。




