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死んでから冒険  作者: トカゲ
クラウン渓谷編
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78/92

番外 聖騎士の葛藤2

短いよ。

何時も短いけどねー。

あと今回変態成分が多めです。

エルモア学園兵士寮の一室・・そこには濃い暗闇があった。


「ちくしょう・・」


男は暗闇の中で震える手を握りしめ悔しさのあまり床を叩く。

直後、彼の拳は床を破りバキッと大きな音が部屋に響いた。


「ラング・・ラングはまだ釈放されないのか。」


暗闇に包まれた部屋の主の名前はフォン、エルモア学園最強の守護聖騎士だ。

彼はエルモア学園の少女達が使用したたて笛をラングという商人から買っていた。

彼は誰にも教えてはいないがロリコンだ。(商人であるラングだけは知っているけれど)

彼はこの性癖を抑える為にラングからたて笛を購入し、それを使用して心の平穏を保ってきたのだ。

しかしそのたて笛を販売してくれていた商人であるラングが捕まってしまった。

勿論フォンがその気になればたて笛くらい簡単に入手できる。

フォンはみんなに信頼されているし、憧れられている。

適当に理由をつけて頼めば簡単に貸してもらえるだろう。だけれどフォンはそれをしなかった。

万が一の事を考えたのだ。フォンが今いる地位は並大抵の努力で慣れる物ではなかった。

それが壊れるのを恐れたのだ。

フォンは変態だった。何て言うか、自分の欲望を少しでも出したら取り返しがつかなくなりそうなくらい変態だった。


しかしフォンは酷い変態だが冷静な判断ができる切れ者でもある。

自分の欲望を封じ込めて溜まった欲望はたて笛に向けて解消していた。

しかし今はそのたて笛が手に入らない。欲望は貯まる一方だ。


「くそくそくそ!新しく使い古された少女のたて笛が欲しい!もう手持ちのたて笛は俺のヨダレの味しかしないんだよぉ!!」


フォンは本日何度目かの変態発言を叫びながら床を叩き続けた。




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