一休み
サブタイ変更しました。
同じタイトルあったのを後から知ってびっくりと言うね!
あと内容もちょっと変更・・
クラウン渓谷周辺には村は無く、近くにある建物といえば馬車の乗り合い所も兼ねたログハウスが渓谷入り口にあるだけだ。
人気の狩り場といっても、周辺に補給ができる村がなく、出現するモンスターも集団で移動する奴等ばかりの為か長時間ここに留まる者は少ない。
予備知識のないパーティはここのモンスターの見事な連携を厄介に思ってすぐに別の狩り場に移動する事が多いからだ。
ここのモンスターの連携は見事だし、ユニークモンスターであるクラウン系のモンスターなんかに出会ったものなら、かなりの被害が出る可能性があるから仕方ないのかもしれないけども。
まだ3日しか経っていないがその間にも5組のパーティがここから去っている事からもここの厳しさが分かる。
だからというか、ここに残っているのは命知らずのバカか高レベルのパーティのみってことになる。
俺とリンは前者になるんだろうな。
俺達の戦闘の仕方は一回の戦闘毎に休憩所であるログハウスに戻って10分休憩、そしてまた敵を探しに行くと言った方法を取っている。
これは俺がまだリンとの連携に不安があり、常時万全で戦闘をしたいという気持ちがあるからだ。
3日経ってだいぶ連携も取れてきているのでちょっと無理をしても良いのかもしれないが、俺と違ってNPCであるリンは死んだら復活できない。無理は禁物だ。
「あ、休憩か?」
ログハウスの管理人であるジェイスさんが俺達に気付いて麦茶をサービスしてくれた。
しょっちゅうログハウスに帰って来ている為、この人とはかなり仲良くなれた。今ではこうして麦茶のサービスをしてくれる。
ジェイスさんの見た目は山男って感じだ。3mを越える身長、そして鍛え上げられた筋肉の鎧とライオンの様な黒い長髪・・どっかの城の騎士団長とかいっても信じてしまいそうなオーラを纏ったこの人は、見かけによらず戦いはおろか剣を握った事もないらしい。
「筋肉は勝手に付いたんだよ。」
と理不尽に言い放った言葉は世の中のボディビル選手の怒りをかった事は間違いないと言える。
俺は貰った麦茶を飲みほしてジェイスさんにお礼を言うと、道具の整理を始めた。
リンも麦茶を飲みながら弓で使う矢の準備をしている。
さて、準備が整い次第もう一度突撃だ。
俺は気を引き締めて回復薬等のチェックを始めた。




