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死んでから冒険  作者: トカゲ
血の森編
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番外 グランさんの説明会

説明回です。


この世界の物価はとても低い。

食事なんて1日10円もあれば足りる。

高い物はボスドロップの装備品やプレイヤーが作った高性能の装備品やステータスを一時的に底上げする料理、薬品くらいなものだろう。


物価が安いのには理由がある。

それは現実世界・・儂等は彼岸と呼んでいるが、そっちと時間がずれているからだ。

時間がずれているのは儂等がデータ、つまり電気信号になった為にどうしてもあちら側よりも思考が鋭敏になっているからなんだそうだ。

儂はよく知らないが、あちらでの10日がこちらでの1年に相当するらしい。


話がずれたな。物価が安い理由だったか。

こちらでの食事の一部の料金がこの世界での利用料金になるんだが、こちらの世界でお金を稼ぐのは容易じゃない。

本当にやる気がある奴か才能が無いと、向こうで作った財産を食いつぶして死ぬだけなのだ。

・・・で、向こうの世界での物価をそのまま反映してしまうとすぐに死んでしまう人が続出してしまうわけだな。

せっかくの第二の人生なのに、すぐに死んでしまうのは何とも言えない。

そこである程度のアイテムはギリギリの料金にした訳だ。


・・・


「へー、そう言う事ですか。」

「これで分かったか?NPCの料理とプレイヤーの料理の値段が何百倍も違う理由。」

「はい。ありがとうございます。やっぱり先人の知り合いがいると違うなぁ。」

「・・・最初に説明を受けたと思うんだがな。」

「え、そうでしたっけ?まぁ、グランさんの記憶力が半端無いですね!」


儂の名前はグラン、今日はいきなり押しかけて来た新人プレイヤーのガンツに物価の説明をさせられた。

ブラッディフォレストから帰ってすぐに見た露店の料理の値段に驚いたんだそうだ。


今の時間帯は人が来ないからいいんだが、一応やる事もあるし、買物をしないのなら帰ってほしいんだがなぁ・・・




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