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更新が遅れたことすいません。

でも、更新していないのに、ブックマークが増えていたことに驚きです。

ダメな作者ですが、よろしくお願いします。

早いもので、レンがホルトに教えを受け始め5日がたった。

その日もいつも通り、店の雑用をし、閉店後いつものように教えを受ける次官となった。

この5日間で、着火・流水・突風・結界・アイテム袋の魔具を課題と出され、毎日必死にこなしてきた。


「レン、今日からお前には自分のオリジナル魔具を作成してもらう。その魔具はその後販売し、ちゃんと売れればお前を1人前と認めよう。素材はここにあるものを使って構わない。独自魔法陣はまだムリだろうから既存魔法の組み合わせで構わない。レンの発想力を見てみたい。明日は店を休みにする。夜には成果を見に来るから、好きなだけ魔具作成に時間をかけろ」


ホルトはその日いつもと違った雰囲気で作業場に入りおもむろにそういった。


「ホルトさん・・・いえ・・・分かりました」


レンは、これは卒業試験であると気づいて口をつぐむ。

ここまで、作成した魔具を見れば、ホルトさんが今後レンが冒険者をしていく中で必要だと思われる魔具を自分で作成させているのは明白である。

しかもその中で出来のいいものを一つレンに記念だとプレゼントしてくれていることから人の良さがにじみ出ている。

しかも、その他の作った魔具の中販売できそうなものは販売し、その売上の一部をレンに手渡していたのだ。


「じゃあ、今日は俺は帰る。戸締まりはしっかり頼む」


そう言い残してホルトは帰っていった。

レンに無駄な気を使わせないためだ。


「よし・・・何をつくろうかな・・・」


レンは、なんとかホルトの親切に応えたかった。生前から自分が触れたもの、感じたこと、学んだことを総動員して考える。


「冷蔵庫や、コンロなんかは既にあるし・・・せっかくだから生前の知識も活かしたい・・・」


自由に作成していいと言われると困るのだ。

今まで、町工場として作成してきたものは、ニーズに合わせて作成するのが基本。必要とされないものを作っても意味が無いのである。

では異世界で、人々に必要とされるものはなにか?


「結界である程度の安全が確保されてるから・・・次は移動手段かな・・・」


レンは、その答えを移動手段とした。

この世界では、馬車での移動が主流だ。しかし、馬を飼育する費用から、疲労による休憩などで、思ったより速度は出ないのだ。

また、舗装されたアスファルトではなく、多少整地された程度の地面では衝撃も強く不快感が非常に強いのだ。

これは、買い付けに来ていた商人から聞いた話だが、恐らく愚痴と要望を潜めた言葉だと思う。


「だったら、地形に左右されず目的地まで早く移動できる乗り物・・・」


車は論外だ。今の自分ではあそこまで精密な制御は出来ないし、オフロードを走るのにも限界がある。


「あれしか、無いか・・・」


レンはある程度方針を固めると、作業にとりかかる。

まずは、必要な部品の寸法を決め作成に入る。


「今夜は徹夜かな?久しぶりに血が騒ぐ・・・日本では作れなかった超科学の産物まで、この世界の魔法で解決できるかもしれない。そのためには、こんなところでホルトさんに認めてもらえないようじゃとうてい無理だ」


そういってレンの夜はふけてゆく。


************************************


「ふう・・・なんとか間に合った」


翌日の夕方、それは完成した。

ちょうどタイミングを見計らったようにホルトもやってくる。


「レン、作業の方はどうだ?って・・・これは・・・なんだ?」


ホルトの目の前には、馬車の荷台部分と形容できるものが五つ鎮座していた。

しかし、それには車輪がついておらず、どうやって進むのかホルトには予想できなかった。

また、普通の荷台より背が低く、全面が斜めに切ってあること、床面積が広いことが特徴としてあげられる。


「ホルトさん。これが俺の答えです」


レンは胸を張って答えた。


「これは、ホバーボックスと言います。これは、本体下部より高圧の突風を出すことで宙に浮きます。そして中にあるレバーで速度や反転などの操作をすることで移動する乗り物です。テスト飛行は済ませてあるので実用に問題はありません」


「俺は一つ作れってつもりで言ったんだが・・・まあいい。取り敢えず、一回乗せてもらえるか?」

「どうぞ」


そんなやりとりの後、中に入り操作の説明をする。


「これはすげえな・・・積載荷重に難点はあるが、これは売れるぞ。お前は将来歴史に名を残す魔具技士になるかもしれないな。

よし。俺は明日、これを俺の伝手で販売してみよう。レンはどうせ徹夜したんだろ?明日の夜か、明後日の朝結果を聞きに来てくれ。売れれば卒業を認めよう。まぁ売れないわけ無いとは思うがな」


そう言ったホルトは少し引きつった顔をしていた。


「ありがとうございます。では、今日は失礼します」


そういって、店を後にする。

店を出た後、まっすぐ宿へ向かう。すっかり忘れていたが、宿へ本日分のお金を払っていないため、もしかしたら早がないとも思ったが、宿の女将は帰ってくると思ったと部屋を開けておいてくれた。

そのため、今日明日分の宿代を払い、風呂にはいることもせずドロのように眠るのであった。

書いてて不自然にならないように書くと、説明が長すぎて面白くなくなるし、削るとわけわからないし難しいですね。

レンは次話くらいから、冒険者活動に戻ります。

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