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昨日・今日と、腰を痛めてぶっ倒れてました。エタッたわけではありません。笑

説明回ですので、好みでない方は申し訳ありません。

マリアに付き合ってもらい、生活用品の買い出しが終わると、マリアを家まで送り宿へ向かう。

虎風亭と書かれた宿の前につくと、迷わずドアを開ける。

中の作りは正面にカウンターが有り、左手に階段、右手は食事処のようになっていた。

レンはまず、宿泊できるか確認することにする。


「すみません。本日1人宿泊できますか?」

「初めてのお客さんだね?部屋は空いてるから大丈夫だよ。1泊2食付きで銀貨2枚になってるけど大丈夫かい?」


カウンターには恰幅のいい人好きしそうなおばさんが座っていた。

レンは言われた硬貨を手渡す。


「確認してくれ」

「ちょうどいただくよ。・・・じゃあこれが部屋の鍵だよ。食事は、夜は5時から8時、朝は6時から9時まで無料で食事できるからその時間に来ておくれ。時間に遅れると別料金になっちまうから気をつけるんだよ。それから、2階の奥に風呂ががついてるから自由に利用して構わないよ」


「わかった。じゃあ、荷物をおいたらすぐ、食事に来ます」


現在の時刻は午後5時少し前だ。荷物をおいてきたらちょうどいいだろう。

そういってレンは、部屋で荷物をおき食事を取る。


食事の味は普通だった。


その後、レンは翌日に備え、風呂にはいるとすぐ寝てしまった。


************************************************************************


翌日、朝の日課である筋トレを済ますと、宿の食堂で食事を済ましホルトの魔具店に向かう。


「おはようございます。今日からよろしくお願いします」

「おう、おはよう。じゃあ店の掃除から頼むぜ」


レンは、朝の掃除を済ませその後の仕事も順調にこなし、待ちかねた閉店時間がやってきた。

ホルトは、閉店の札を店先に下げると技術者の目になった。


「じゃあこれから裏で魔具の作成方法を教えてやる。ついてこい」


そういうと、店の奥へ歩いて行く。

倉庫と逆の扉を開き中に入ると、そこには制作台に始まる数々の道具が置かれていた。


「レン・・・はじめに行っておくことが有る。魔具作成は、魔法を行使することと何ら変わりがねえ・・・もちろん魔法の暴走なんかで事故が起こることも有る。適当な気持ちで作業をするんじゃねぇぞ?そんなことしたら叩きだすからな」

「はい」


レンの返事を聞いたホルトは少し目を細め納得がいったかのように後ろの棚に歩き出す。

そして棚から1冊の本を取り出した。


「これは、魔具作成の基本が書かれた本だ。これをお前にやる。俺のお手製だから二度と手に入らねぇ・・・大事にしてくれ」

「ありがとうございます」


その手に持った本をレンに差し出してきた。

レンはホルトの言を聞き目を見開く。

本の厚さは地球の広辞苑ぐらいの暑さが有るのだ。これを手作りし、しかもくれると言うのだ、驚くのも無理は無い。


「はじめに、レン。お前の魔力量を教えてくれ。どの程度作業させられるかの目安にする。まぁ、お前は冒険者だ。教えられる範囲でいい」

「はい・・・魔力は200です。ただし、魔法は使ったことがありません」


レンの返答に今度はホルトが目を見張る。


「お前、その魔力量・・・Fランクの魔力じゃねぇぞ・・・まぁいい、それよりも魔法を使ったことがない?生活魔法も使えないのか?」

「あ、いえ・・・生活魔法は・・・使ったことは無い・・・ですね」

「そうか・・・まぁ魔法が使えなくても魔具は作れるが、使えるに越したことはねぇ・・・生活魔法から始めよう。」


そういうと、ホルトは桶を作業場から持ってくる。


「まず、今から俺が見本を見せる。」


そういって、手のひらを桶に向ける。


『流水』


そうホルトがつぶやくと、手のひらから蛇口を捻ったように水が出る。


「これが、水を出す生活魔法だ。基本的に、声をだす必要は無いんだが、イメージをしっかりするために、なれるまでは声をだすことを進める。そして、魔法ってのは、基本的にこの発展形だ。イメージと魔力があって、それを戦闘に行使できるのが魔術師と呼ばれる。まぁ一回やってみろ」

「はい」


そういって、ホルトはおけの前を開ける。

レンはホルトにかわり、桶の前に立ち桶に手をかざす。


『流水』


レンがそうつぶやくと手のひらから水が出てくる。

ふと、レンはこれなら他の魔法も使えるんじゃないかと思い、つぶやいてみる。


『火種』


そうつぶやくと、伸ばした指先に小さな火が灯っていた。


「おぉ・・・お前教えてもねぇのによく出来たな。魔術師の才能あるのかもな・・・」

「いえ、たまたまそういう著書を読んだことがあったためです」


レンが意識を切ると指先の火は消えた。

平成日本のゲームやアニメ、また科学の粋である家庭用品を見たことがあればこのくらいのイメージは明確にできるのだ。

この世界に中二病患者が迷い込み、魔力がたくさんあれば、メラ○ーマからエスカリ○ルグ召喚までなんでも行使できるのである。


「まぁ、その魔法を一般の人が使いやすいように道具に込めたのが魔具だ。ただし、魔具は外部から魔力を使用し魔法を行使できることが一番の特徴だ。そのためにこの、魔石をなかに埋め込み動力線をつないでやる必要がある。因みに、魔具の形に意味は無い。そこは趣味の領域に入るから後回しにするぞ」


「はい。これが魔石ですか・・・」


そういって、ホルトはビー玉ほどの赤く透き通った石を渡してきた。

因みにレンは魔石なんて知らなかったが、聞いたことは有る程度の態度で対応した。


「魔石はどこで手に入るのですか?」


「あぁ・・・魔石はモンスターの中で生成されるんだよ。と言ってもすべてのモンスターが生成するわけじゃないんだが、身近なので言えばスライムなんかだな。スライムは、核の外殻を外すと魔石が出てくる。大型なものだと、ドラゴンだとか、世界樹の根になっているとか言われてるな」


「そうですか、話の腰を折りました」


「じゃあ続けるぞ・・・それで、動力線を魔石じゃなく、持ち手につなげれば人間から魔力を供給することもできる。そして、その動力線の先に、魔法言語で事象を掛けば、だれでも魔法を使えるってわけだ。その引いた動力線の太さで、魔法の規模が変わってくるから太くすりゃ規模はでかくなるし、細くすりゃ規模は小さくなる。ただし、魔具に使う素材によっては魔法の行使に耐えられなくなって壊れるから注意が必要だがな」


要約すると、魔具には魔石をセットし使うものと、人間から魔力を供給するタイプの2つがある。その魔力供給元から動力線を引き、その動力線を魔法陣に接続することで回路が成立し、魔法が発動する。その動力線の太さで魔法の規模が変わり、使う素材によっては魔法の行使に耐えられず、魔具が壊れるということだった。


「魔法陣の基礎と、魔法陣の構成方法についてはその本に書いてある。だが、魔法陣の構成は無限に組み合わせがあるから、慣れてきたら独自の魔法陣を書けるようになれ。そうなれば、魔具製作者としては1流と言われてる。

今日はその初歩である、着火の魔具から作成してくれ。素材はそこのかごに入ってるし、お前用の道具と作業台はそこだから好きに使え。見本に俺の着火の魔具を置いておくから、これに習って作れ。5個作って、同程度の火力になったら初歩は合格だ」


「承知しました。では作ってみます」


そういって、レンは作業台で魔具の制作を始める。

レンが同程度の着火魔具を5個連続で作れたのは、夜10時を回った頃だった。

パソコン机に座るだけで痛む腰・・・

ちょっとだけ更新鈍ります。

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