美味いもの
駄文ストーリー。考えた短編と言うより、夢に出てきていそうな内容。しかし、実際には駄文ストーリーもあってもいいだろうという、ちょっと捻ってみただけの物語性のない話。
遠くのラーメン屋よりも、近くのコンビニがいい。オフィス街を歩く男はそう思った。格好は水着姿。周囲はクールビズばかり。それでも、季節は冬。寒くて鳥肌が立つ。何をしているのだろうか、自分たちは。なんて考えを持ってはならない。これがカッコいいという考えを常に持っていなくてはならない。常夏の格好をしている自分としては情けないだろうから。
こんな風にして歩いているものだから、通りすがりの鍋奉行は「白菜鍋は美味い」と声を張り上げていた。その近くではアイス大臣が「バニラアイスも美味い」と宣言する。
しかしながら、水着姿の男は白菜鍋もバニラアイスも美味しいとは思うが、好きではない。大好きなのは焼きそばと冷やし中華を混ぜた炭水化物コンボである。そこにかき氷のシロップを垂らして食してみれば、これまた美味い。みんなも真似をすればいいのに。そう声に出して、みんなが真似してみれば、美味いと反応。それを男は当然だと思う。
なぜならば、焼きそばと冷やし中華を混ぜてかき氷のシロップを垂らしたものは美味いからである。それは最初から美味しいと決まっていたのである。
不味いというやつは、一度消しゴムにラー油を垂らして食べてみればいい。事実、ラー油の味がするのだから。
つまり、水着姿の男が言いたいのは「コンビニのホットスナックが美味しいよね」ということである。
私は梅味の柿の種が好きです。




