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孤児で奴隷で女の子  作者: おがわん
第二章 僕の日常生活?
39/45

16.やっと退院です。いやぁ長かった。かなぁ?

「うん。順調ですね。これなら予定通り明日には退院できます」

「そうですか? ありがとうございます」


 受け答えは孝子さんがして下さいます。いや僕が返事してもいいんですがなんだか率先して答えているというか。どうしたんでしょうかね?


 権藤先生が僕の手を握り、まぁ脈とか調べてるんだと思います。

 僕の腕とかってほっそいから良くわかるなぁとか関心しますよ。さすがプロですね。


 点滴? もう外れてますよ。いやぁトレイにもあれ引きずっていかないといけないから邪魔で邪魔で。やっぱり外れるとスッキリしますね。

 そうそう。点滴が取れたら普通に食事です。といってもおかゆですが。うん味気ない。お味噌汁が具無しなのがちょっと寂しかったです。いい出汁が出てましたけど。


「いえいえ、夕方に最後の検査をして一晩様子見。それから退院って流れで。当日のお洋服とかの準備お願いしますね」

「わかりました」

「それではお大事に」

「ありがとうございました」


 そういい残し先生は戻られました。


「ふぅ、いやいや良かった良かった」

「ご心配おかけしまして……」

「ほんとだよ。でも優ちゃん回復早くてお姉さんビックリだよ」


 相当早いそうです。点滴とかに何か混ぜられてるんじゃないですかね?

 ……無いかぁ。


「それはそうと、明日退院じゃない? その時に武志君が顔出したいんだって言ってるんだけど……大丈夫かな?」


 あぁ~、武志君か~。僕としては不安は無いと思うんだけど、ちょっと自信ないかなぁ……。


「……う~ん、だ、大丈夫。だ、だと思うんですけどね?」

「うむぅ、ちょっとギコちないね。やっぱちょっと考えちゃうかな」

「……孝子さんはご存知ですよね? 僕の状態」

「一応保護者だからね。先生から聞いてるよ」


 僕も先生から伝えられています。あぁ精神科の……何先生でしたっけ。今後もお世話身なるのにド忘れしてますが、スレンダー美人さんでした。

 まぁ、先生に言われなくてもステータス見れば判ったことなんですけどね。




~~~


ユウ・ユキヅキ 性別:女  レベル:21  年齢:12

HP: 172/194(215) MP:621/760(845)


STR: 6(7) CON: 6(7) DEX:10(12)

INT:11(13) POW:12(14) APP:17 LUK:16

称号 :[捨てられたモノ][学生][学生アルバイト][自動修復サンドバッグ][おやつ係(笑)][自己犠牲(笑)][次元踏破者][異邦人][被従魔契約(主人:フィリーオ・フォン・エストン)][ゴーレムクラッシャー][学園迷宮クリア][衰弱(軽度)][男性恐怖症]


スキル:[異界語(日本語)][苦痛耐性 Lv3][精神耐性 Lv5][環境適応 Lv1][サバイバル Lv2][裁縫 Lv1][清掃 Lv1][洗濯 Lv1][算術 Lv1][効率向上 Lv2][共通語][魔術の才覚][鑑定][獲得経験増加][レベルアップボーナス増加][支援魔術 Lv1][危機察知 Lv5][緊急回避 Lv3][生活魔術 Lv3][MP回復強化][アイテムボックス Lv3][術具作成 Lv5][調合 Lv3][棒術 Lv3][調理師 Lv3][直感][閃き][隠形 Lv1][恐慌耐性 Lv1]



ボーナスポイント :0

▼取得可能スキル一覧


~~~




[苦痛耐性]がLv3.[精神耐性]がLv5に。何故か[恐慌耐性]という新スキルが生えていました。というかどう考えても自力取得ではなくボーナスポイントで選んで取ってるみたいなんですよね。ボーナス0だし。意識が混濁しているときにでも無意識に取得したんでしょうか? こういうことを[直感]とか[閃き]が自動処理してるんだとしたら結構怖いんですが。


 おかげかどうか、今現在は結構平然としていられます。まぁ結構といっても条件次第でしょうけど。




~~~


男性恐怖症(状態称号)


成人した男性から一定以上のストレスを被った際に、精神抵抗に失敗することで恐慌状態に陥ることがある一種の精神異常を表す称号。「視界に入る」「声を掛けられる」「肉体的接触が持たれる」といった段階で区別され、段階が上がることに抵抗成功率が下がる。恐慌状態に陥った場合は自力での回復は困難。


~~~


衰弱(軽度)(状態称号)


肉体的・精神的な過度の負荷により一時的に身体ポテンシャルが発揮できない状態を表す称号。

(軽度):身体能力10%減少。適切な休憩により回復することができる(残り21:17)



~~~


・[恐慌耐性 Lv1]


恐慌状態に陥った際に自力での回復を試みることができる。レベルに応じて成功率が上昇し、回復に要する時間も減少する。


Lv1:判定成功時に視界が正常に戻り周囲の状況を正しく認識することが可能になる。ただし恐慌状態に陥った原因が近くに存在する場合は再度恐慌状態に陥る可能性が発生する。(一定期間内に繰り返すほど耐性成功率は減少する) ※無自覚な症状に対する耐性成功率は低くなる。


~~~




 よっぽど怖い目にあったんですね。いやうん。怖いです。あまり考えないようにしています。

 一応、[恐慌耐性 Lv1]のおかげでちょっと思い出す程度ならなんとか耐えられます。[苦痛耐性]では無理なんですかね。まぁ無理っぽいからの[恐慌耐性]なのでしょうけど。


「でもね、もちょっと泊まっていってもよかったのよ? 先生だってそう言ってくれてたでしょ?」


 先生というのは精神科の先生のことです。

 一応、体のほうはもう大丈夫ということですが、心の方はそうもいかないよねってことで。

 でもほら、それだと入院費用かかるじゃないですか。

 残り22時間とか出てますし、あまり深刻に悩まなくても大丈夫でしょうし。


「お申し出はありがたいんですけど、一応健康になりそうだし、寝てばっかりは正直退屈ですから」


 スキル前提の説明は理解してもらうは無理でしょうし、それっぽい言い訳をしてみます。うまく笑えているでしょうか?


「……まぁ優ちゃんがそういうなら、止めはしないけどね。無理と思ったらちゃんと言うのよ?」


 ちょっと呆れたような笑いをさせてしまいました。うむぅ。仕方ないですね。もう一押しです。


「それにですね」

「それに?」

「孝子さんが保護者になって頂けるんですから、とても心強いですし?」


 簡単に聞いた話だと、僕は孤児院に戻らなくていいそうです。というか既に手続きも完了していて、孝子さんと新居に向かうだけだとか。なんという手際でしょうか。まぁ一週間以上はあったので人によっては余裕なんだそうです。どんな人なんでしょうかね。


「まぁねぇ。そこはそれ、心配しなくていいけど」

「……この話題はちょっと置いといて、孝子さんはお店の方はいいんですか?」


 どうやら僕の騒動でお店が酷い荒らされようだったそうです。倉庫に確保してあった在庫分を除けば相当な被害のはずなのですが。再開の目処が立っているんでしょうか?


「あ~それなら大丈夫。心配いらないから。なんとか話しつけて、コーディネーター兼専門のモデル付きカメラマンに転職することにしたから」

「……はい!?」

「いやだって優ちゃんいるのよ? 私保護者権限の所持者。つまり使いたい放題。ってことはモデルさんにしていいってことじゃない。優ちゃんも可愛い服着れて超はっぴ~♪ 私も可愛い写真取り捲りの、有名どこいい感じの洋服選び放題ではっぴ~二倍♪ 完璧な計画だわ」


 そのガッツボーズはなんですか。どこかの外国の方達を連想させますよ。


「えぇ~……お、お給金の話しは……」

「しばらく保留ね。保護者権限だから♪」


 僕の贅沢スイーツ計画が……


「心配しなくても美味しいもの食べさせてあげるわよ? あ、食べさせて下さい」

「うわぁ……まぁ努力はします。はい」


 とりあえずスイーツは自力で作る方向で考えましょう。食費分だけなんとか貰えればいけるかな?


「へっへっへ、言質とったからね? もうイヤとか言ってもダメだからね?」

「大丈夫です。僕は約束は守りますから」


 あんまり約束とかする友達いないんですけどね。


「うん♪ 期待してる。楽しみよね~今から退院しない?」

「それは流石に怒られそうです」

「ソウデスヨネ~」


 心底悲しそうです。なんですかこの大人。



----------



 そんな訳で退院です。


「うわぁ……なにこの可愛い子! 何着ても似合う子っていいわねぇ~……」

「え~ちょっとどいてよ見えないんだから。あっ優ちゃ~ん! 調子悪くなくても遊びに来てね~! 前もって教えてくれたら特製お菓子出しちゃう!」

「あんた患者さんの前で何いってんのよ。そんなの出してたら殴るわよ?」

「いいじゃないですかセンパ~イ、いっぺんでいいからこんな子とお茶しないとですよ~」

「ダメです。病院は患者さんのためにあるんですから。貴様らの憩いの場にしないで下さい」

「「「……は~~い」」」

「……先生まで何言ってるんですか。全く」


 僕が昏睡している時に色々とご面倒をおかけした方々だそうです。なんか色々争奪戦が起こったとか。特にソウカン?というのに人気があったそうです。あえて聞かないことにしました。なんだか怖そうなので。


「いやしかし可愛いわねそのかっこ。優ちゃん何でも似合いそうとは思ってたけど、こんだけ映えると着せる方もうれしくなっちゃうわね」

「えへへ、そうでしょ~、優ちゃんは私の専属モデルですからね。これから雑誌とかにドンドン出ますよ~」

「え、ほんと? なに?」

「そこらへんはまぁ色々。今度載ったら見本持ってきますよ」

「ありがと~絶対買うと思うけど楽しみにしてるね~」


 当人不在で会話を続けないでもらいたいものです。


 その当人の格好なのですが、深い紺のベレー帽をちょっと深めに被り、厚めの麻地のシャツ。プリントで英文が書かれているようです。読めないのでわかりません。

 その上に少し大きめのジーンズ生地のジャケットを羽織っています。といっても袖が長いだけで腰から下は隠れないくらいですが。保温性については袖とか襟首にフリフリというかもふもふが付いてて暖ったかです。ちょっと腰はスースーしますがそこはそれ。


 手袋は揃えたジーンズっぽい生地の物をつけています。こっちにはフリフリは無しです。


 そして膝上くらいまである長めのキュロット?スカート。見た感じは短パンですね。これは暗めの茶色い滑らかな生地で、なんでいうんでしょうか? サラリーマンの着ているスーツに使いそうなアレです。斜めに下げたベルトは完全に飾りですね。

 更に下には白地にオレンジの横縞の入ったストッキング。どちらかと言うと靴下なのかもしれません。これがないとかなり寒い気がします。超重要です。


 で、靴はスニーカーでやっぱりジーンズ生地です。今日のは足首が隠れるくらいまで高さがあります。おかげでなんだか変な感じです。横に白くて丸いマークが張ってあって、中にはウサギのシルエットが入っています。ちょっと可愛いです。これはベレー帽に結びつけてある小さなアクセサリと同じ模様です。どうやら何かのブランド?らしいのですが、どこのかはわかりません。グラサンウサギのマークなんて見たことないんですが、案外孝子さんオリジナルだったりして? いやそんなことないか。



 まぁ最初に比べれば普通?にちょっとオシャレが追加されたようなもんだと思います。というかこんな服どこにあったんでしょうか? お店ですよねハイ。


「帽子と手袋は絶対よね。これは外しちゃダメ」

「……そういうものですか」

「オシャレの基本よ? しっかりしましょ」

「わからないのでお任せです」

「うん。任された♪」


 任せていい人だったのかちょっと悩みます。



 結局のところ、服とか色々引っ張られつつも、退院時に花束を頂いたりとちょっと嬉しいサプライズもありました。いいですねお花もらえるのって。少し幸せな気分になれます。

 何故かそのまま記念撮影。花束を抱えたままでと強調されましたが、何か意味があるんでしょうか?

 来院されたであろう叔父さんに入り口付近できゃぁきゃ騒いでいたのをじ~っと見られてしまいました。ちょっと怖かったです。




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