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RPG風のなにか  作者: チキン南蛮44
もし、より多くの仲間がいれば?
21/27

もし、平和を祈れば?

 …あ、魔法使いです…

 たしか、トイレの個室が出来て、遠征しに行く所…だと思います

 イッチさんが話してくれました


「俺、嫌な予感がする」


「嫌な予感もなにも、ずっとなんか起こってんだろ」


「そうじゃない、あの先たしか…」


 イッチさんが、何かを言いそうになった時、怒声が聞こえます

 怒声の発生源を見ると、ホームセンターとそこから何人かが武器を持ち

 少し離れたところに立つ誰かを攻撃しようとしています


「あいつか!急ぐぞ!」


「てき!なぐる!」


 イッチさんは、走り出します

 それに続いて、カイザー君やハスキーさんも走り出します


「ま、待って、そんなに速く、走れない…」


 残念ながら、僕はそこまで速く走れない

 少し、距離が開いてそこに到着することになった



「近づくな!どこかへ行け!」


「気合で全部躱せ!」


 ホームセンターから飛び出していった人々が

 前イッチさんが言っていた多分奴隷のおじさんに向かって走っていく

 だけど、おじさんはロケット花火をその場で生成して発射している

 すでに何人か倒れているみたいだ


「俺たちが来た!撤退してくれ!」


 イッチさんは、これ以上損失を負わせないよう言うが…


「これは俺たちの戦いだ!」


「帰れ資本主義!」


「やっぱりか」


 …もしかして、彼らは共産主義者なんでしょうか

 あまり、人の思想についてとやかく言いたくないですけど

 危機的状況で協力出来ないのは勿体ないと思いますけど…


「待った、この戦いは彼らに任せよう」


 突然、また別のおじさんが現れ、戦いを止める


「あ、なんとかかんとかトのジジイ」


「私の名前はゲーアハルトだ、それとせめておじさんって言ってくれ」


 どうでもいい所訂正している…


「一度、我々は撤退して、ハンネ様の護衛に回るべきだ」


「一理あるな…」


「命あっての物種…」


「分かったら、今すぐ撤退だ!」


 ゲーアハルトさんの一言で、全員ホームセンターに逃げ込んでいきます

 しかし、その隙を狙うように奴隷さんはロケット花火を撃ち出します


「させるか!」


 カイザー君が飛び出し、奴隷さんのロケット花火をいくつか弾きます

 カイザー君のおかげで、ロケット花火が逃げている人たちに当たりませんでした


「ハスキー!魔法使い!行くぞ!」


「うおおぉぉぉ!!」


 イッチさんもハスキーさんも飛び出し、奴隷さんに向かっていきます

 直後、イッチさんたちに向けてロケット花火が飛んできます


「まずい、魔力シールド!」


 僕はイッチさんたちの前に飛び出し、なぜか使えたシールドを張る魔法を使う

 飛んできたロケット花火を受け止めたシールドは、ロケット花火を防ぐも割れてしまった


「うわ!?、あ、魔法使いか

 ビックリした…でも、ありがとうな

 ところで、それは一体?」


「いえ、なんか使えそうって思ったらなんか…」


 不思議なことに、僕は魔法が使えるみたいだ

 火魔法に氷魔法、魔力シールドに、爆炎魔法というラインナップのようだ


「隙あり!」


 カイザー君が奴隷さんに殴りかかり、一撃与えた


「なぐる!!」


 それに合わせ、ハスキーさんも飛び出し殴りつけた

 奴隷さんはよろめくが、まだ倒れる気配はない

 そして、またロケット花火を生成する

 そのロケット花火は、ハスキーさんに向かって飛び、炸裂する


「うお!あつい!」


「ハスキー!火傷したか!?」


 イッチさんは、ハスキーさんに駆け寄ろうとする、が

 甲高い、何かか飛ぶような音がする

 いくつもののロケット花火がイッチさんに向け、飛んでいく


「うわぁぁぁ!!」


 ロケット花火の炸裂が、イッチさんを襲います

 イッチさんは、大きく吹き飛ばされ、気を失ってしまいます


「畜生!」


 カイザー君も、焦ったか奴隷さんに向かって走っていく

 直後、砂煙があがり、カイザー君を隠してしまいます


「あいつ、地雷を仕掛けやがって…」


「どうする!くろ!」


「僕は魔法使いです、えっと、どうしましょう…」


 ここは、爆炎魔法で畳みかけるべきか?

 いや、なぜかは知らないけど分かる、爆炎魔法は必殺技だ


 使ったら、気を失う


 …


「ハスキーさん、カイザー君、離れてください」


 次に目を覚ます場所は、コロニーだと信じて


「?わかった」


「けほっ、けほっ、分かった」


 僕は詠唱を始める

 僕の足元には魔法陣が広がっている

 詠唱が進むほど、赤く、白く、熱くなる

 時々、火花も飛び散る、この魔法の威力を物語っている


「…爆炎魔法エクスプロージョン!!」


 直後、奴隷さんの足元に亀裂が入る

 そして、大きな火球が辺りを包む

 熱風が熱い、爆風が強い


 気が付けば、魔法は終わって、辺りに白く細い煙がのぼっている

 足元がおぼつかない、奴隷さんは倒れているのを、ギリギリ視認出来た

 たしか、奴隷さんは死なない、でしたよね


「後は任せました…」


 僕は立つ力も使い果たし、倒れこむ


 ■ 視点:カイザー


 足を怪我しちまって、のそのそ離れていたら、背中に追撃食らっちまって動けねぇ

 でも、本当ギリギリだった、少しでも遅かったら魔法に巻き込まれていた


「ハスキー、動けるか?」


「お、おう」


「俺、イッチ、あの奴隷を3人ともコロニーに運んでくれないか?」


「むり、おまえ、おもい」


「はは、そうか、さて、どうしたもんか」


 最悪イッチが目を覚ますのを待ってもいいけど

 正直痛いから、早くコロニーに帰りたいという気持ちが強い


「やはりここにいたか」


 アサシンが目の前に現れた、多分助けてくれる


「アーチャー!ディフェンダー!ミッション開始だ!」


「「了解」」


 アサシンズの構成メンバーの2人が、イッチと奴隷を担いでいく

 アサシン本人は、魔法使いを担ぎ、帰っていく


「おい、俺は?」


「ハスキー、あいつを持って帰ってくれ」


「…あいつ、ひとり、もてる」


「はは、どうもな」



 コロニーに帰ってきた俺たちは、まずイッチの無事を確認


「治療したから、そろそろ起きるはずだが…」


「うぅん、あれ、ここはコロニー、ですか?」


「ちょうど起きたな、魔法使い」


「あ、おはようございます、今が朝かは分かりませんけど」


 魔法使いが目を覚ましたタイミングで、奴隷になっていたじいさんも目を覚ます


「ここは、どこだ?」


「あ、目を覚ました

 とりあえず、自己紹介をよろしく」


「ワシは宮間 重義!

 世界平和を願う、花火職人じゃ!

 気軽に、花火師って呼んでくれ」


「元気そうだな、俺はカイザー」


「あ、僕は、魔法使いって、呼んでください…」


「俺はイッチ、ここは俺たちのコロニーだ」


「なるほどな」


「そういや、花火師さん

 もしかして異能って持ってたりする?」


「はて、なんのことやら、ワシは持っておらんぞ

 最近の若いもんは、異能がなかったくらいで一喜一憂するからな

 時には異能に頼らず、己の力で困難を乗り越えろってもんよ」


「え、でも、花火をその場で作っていなかったか?」


「はぁぁ?

 そんな能力があんなら、ワシはもっと花火を作っておるぞ

 花火を作るのに、どれだけ危険を伴うか…」


 花火師の手に、ロケット花火が握られてあった


「…ワシ、異能が発現したかもしれんな」

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