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RPG風のなにか  作者: チキン南蛮44
もし、より多くの仲間がいれば?
20/27

もし、資源の管理に困ったら?

 俺、イッチ

 ギャングボコして非常用バッグ取ってきた

 バッグの中には、非常食、水、娯楽用の小説2冊、サバイバル本、サバイバルナイフ、紐、替えの服や下着4着づつ、非常時用トイレ、風邪薬、絆創膏(大、中、小)、軟膏、懐中電灯、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、軍手2組、電池、レインコート、ホイッスル、ペンとノート、と結構色々入ってあった

 どうして最初っから持ってこなかったと後悔するレベルで入っていた


「私は、怒っています」


 そして、バッグの中身を一度しまって後ろに向いたとき、日下が立っていた

 嫌な予感がする…


「これについて、とても怒っています」


 日下が、上が開いている木箱を置く

 これは、一時的なトイレだ

 木箱で排泄して、遠くに捨てる方式だ、正直、こんなゴミみたいなトイレで納得する訳がないって、思っていたが…よりによって日下か


「プライバシーが守られていない!これは重大な問題よ!」


「衛生面については俺も…え?」


 プライバシー?ごめんどういう事?


「なにがえ?よ!私たち女性にとって、デリケートな場面でプライバシーが保護されないのは大問題よ!

 絶対!トイレ中にこちらを見る変態が現れるわよ!これは絶対!」


「あ、あぁ、確かに、保護されていない環境でトイレするのは恥ずかしいもんな」


 大丈夫だ、今回ばかりは日下の言うことはまだ普通だ

 俺だって覗かれる状況でトイレなんか出来ないしな


「そもそも女性がトイレするのに男を気にするのがおかしいのよ

 欲を言えば私たちがトイレをするときは男は全員出て行って欲しいわ!」


 …おかしくなっちまった


「あぁ、分かった、トイレの改善はする

 一応言うが、お前の要求すべてに応えられないって分かってくれ」


「…ふん、いいわ

 私は心がとっても広いからね、許してあげるわ」


 やっと日下が去っていった

 疲れるなぁ、彼女の要求は時に過剰なものが多いからな…


「さて、トイレか、どうするべきだろうか」


「どうしました?日下さんの対応をしていたように見えましたが」


「あぁ、日下から、トイレのプライバシーを守る方法をくれって言ってたから

 どうやって個室みたいなものとか作ろうかって思ってて」


 求められるものは、建設能力

 個室を作る能力が求められる…が

 そこまで資材があるか分からないし、建設出来る奴いるかも分からん


「うーん、ホームセンターか?

 なら、今から行く「その必要はないぜ」


 どこかで聞いたようなセリフを言いながら、カイザーが現れる


「ハンネちゃんとこ行ってきたぜ

 まずもうあそこから物資は無心出来そうにない

 あのなんたらハルトつうジジイ、うるさくてさ」


「なるほど、別のアプローチをする必要があるな

 センス、木は今いくつある?」


「薪が58本あります」


「今から建設を始める、やり方は人に聞く」


「…はぁ」


 センスが溜息をつく

 分かってくれセンス、すぐに動かないと日下がうるさいんだ

 俺のやる気を守るためにも、この問題は速攻すべきなんだ



「さて、誰が教えてくれる?」


「私は知りませんよ」


「俺も、知るわけがない」


「しらん!」


「…どうする?」


「一度深く考えてから動く癖をつけてくれませんか?」


「私が教えよう」


 突然声を掛けられ、俺たちは声のした方を向く

 そこには、少々歳を取ったような印象を感じる男性がいた


「過去、動画で見た組み木というものを少しかじっていてね

 多分ちょっとした建物なら作れると思うよ」


 組み木、たしか、木をうまく噛み合わせる、釘を使わない手法だった…気がする

 説明を受けていたけど、なんか難しくてよくわからなかった


 カイザーとセンスで建設を、俺とハスキーで資材を運ぶことになった

 木を持ってくるたびに、徐々に出来上がっていく



 そして、何度か木を持ってきたら、出来上がっていた


「結構、気を遣う作業でしたね

 少しでもズレたら、噛み合わなくなりますし」


「お疲れ、センス、これでトイレの個室が出来たな」


「日下の奴も黙るだろうな」


 正直トイレ事情は、先に衛生面を改善したかったけど

 まぁ、ゆっくりやればいいか


「あそうだ、建設を指揮してくれた…えーと、なんて言えばいいんだ?」


「私のこと?ここで、物資を管理したいと思っていたし

 いつか店を開きたいとも思っていたし、ショップ屋さんって呼んでほしいかな」


「ショップ屋さん、か…うん、いい、名前だと、思う…多分」


 ネーミングセンスが壊滅的だこいつ

 分かりやすいけど、もっと、なんかあっただろ…


「まぁ、これからよろしく、ショップ屋さん

 俺たちが持ってきた木とかの管理をよろしく頼む」


「き!たべる!」


「食えるか」


 まーたハスキーが馬鹿げたこと言っているよ

 でも、そろそろうまいもんが食いたいという気持ちは共感できる

 これまで食ってきたのは、虫やモンスターの肉

 洗った雑草(センスが毒がなさそうな物を取ってくる)とか…

 …久々にエビチリとか、食いてぇな


「報告がある」


 飯について考えていたら、アサシンが現れた


「西方800m先、強力な奴隷を確認

 ロケット花火を用いた攻撃をする、判断は任せる」


 さっと報告を済ませたアサシンは、どこかへ走り去る

 …あれ、そういやあいつなんで方角とか詳しく分かるんだ?


「センス、アサシンってなんで距離とか方角が分かるんだ?」


「さぁ?」


「俺、最初に気になってアサシンに聞いたんだよ

 そういう異能だって、なんだそれ」


 異能か、久々に聞いたな

 一応説明すると、特殊能力みたいなもので

 先天的に使えたり、なんらかのきっかけで後天的に発現する

 本人の体質によって、異能の種類、強さなどが決まる

 戦闘能力で言えば、異能を持たない人間より、異能を持つ人間の方が強いとされる


「どんな異能なんだ?」


「2つの地点の距離と方角が正確に分かる異能、って言ってたな」


「なるほど、面白いな

 とにかく、奴隷の情報は貰っただろ?

 もしかしたら、能力を持ったまま洗脳が解除されるかもしれないから、行こう」


「イッチさん、魔法使いさんは連れていきますか?」


「もちろんだ、あいつの爆炎魔法は切り札になる

 そして、センスは休んでくれ」


「え、それはどうしてですか?」


「職員さんや勇者たちがいるけど、コロニーが襲われない保証はない

 センスには、コロニーを護衛してほしい」


「分かりました、必ず帰ってきてくださいね」


「あぁ、必ず帰ってくる、じゃあ、魔法使い呼んでくる」



「あの…イッチさん…」


「どうしたー?」


「いくらなんでも、遠くないですか?」


「あぁ、魔法使いって体力がなさそうだったから、ゆっくり歩いてんだ」


「イッチさん、加減を知ってください」


 急かされたので、光速を超える(つもり)速度でセンスらの元へ移動


「ところで、イッチさん…」


「魔法使い、どうした?」


「彼は、誰なんですか?」


「あ、そいつはカイザー、仲良くしてやれよ」


「よろしくお願いします、カイザー君…」


「ういー、よろしくー

 で、今から出発するんだろ?早く行こうぜ」


「OK、じゃあ、行くぞ!」


 俺たちは、センスを置いて奴隷たちの元へ向かった

 …そういえば、西って、どっちだっけ、左?

 だとすると、ホームセンターがあったような…

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