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病室にて
静かに幕引きです。
短いですが、お楽しみいただけると嬉しです。
心地良い風がカーテンを揺らす、正午の太陽が北側の窓に柔らかな光を届ける。
明周は執務の合間を縫って、この部屋を訪れる、花を飾るわけでもない、果物を差し入れるわけでもない、ただ部屋に入りほんの少しだけそこに居て、退室するだけの数日。
周は目覚めない......。気を極限まで使い切り、肺まで達する深傷を負ったのだから数日は意識がなくても普通だと医師は言う。
素人の自分が口を挟むのは間違っている、明周はベッド脇の椅子に腰を下ろすと静かに周の様子を伺う......。
口下手な周の口よりも遥かに雄弁な瞳が閉じられてる様はなんともやるせない。
忙しなく動き回ることが普通の周がじっとしているのも......。
「早く戻って来い、周......。」
静かな病室に、優しく閉まるドア音だけが残った。
皆さまお付き合い頂きありがとうございました。
勝手ながら、
次回からの投稿のペースを週一くらいにしようと考えております。残り半分もよろしくお付き合い下さい。




