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明周さま病
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「だからね、我が君はね...「ほーらまた周兄の明周さま病が始まった!」
中庭の井戸端で根菜を洗いながら子供達が耳にタコが出来たと笑う。
周には幼い頃の記憶が無い 肉親も居ない。数年前に起きた王都の火事で身寄りをなくしてしまったらしい。
記憶の無い子が、何故名前を名乗るのか?
本人曰く、あの火事の日に偶然現場に居合わせた。アルカナ王家の明周さまに名付けの儀式で授かったとのことだが....
さすがに、これを真に受ける者は、西の山に居ない。
周が優しく素直な子供である事は、周囲の大人はよく理解している。身勝手な嘘でまわりを騒がせて、悦にいるような子供でも無い。
しかし、このウソだけは、どんなに皆が柔らかく否定しても、周は頑なに持論を曲げないのだ。
師匠の信に問いただそうにも 曖昧に、はぐらかされるばかりだ。
この可愛らしくも頑固な子供にどう接したものか。
困り果てた、西の山の大人たちは、生温かく見守る事と決め込んだ。時がたち夢と現実の境が、はっきりわかるようになれば、自ずと真実に辿り着き、馬鹿な空想も終わりを告げることだろうと。
短い なんというか この説明いる?
みたいな話ですが
お付き合いくださり、ありがとうございました。




