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Go high Go! We are MiASYS!  作者: 黒龍
第2章(6年目)
605/608

578:大会の打ち合わせ

「おはようございます。オリエンタルライムの中川と申します。本日、週末にある大会の打ち合わせの予定を平井さんとお願いしてるんですけど、平井さん、お願いできますでしょうか?」

「平井ですね。かしこまりました。しばらくお待ちください」


 受付嬢とまではいわないけど、近くにいた人に声をかけ、平井さんを呼んでもらう。

 1つ隣のフロアにいた平井さんは、呼ばれたのか、パタパタとエントランスフロアにやってきた。


「中川さん、ようこそいらっしゃいました。こちらへどうぞ」


 いつもより少しテンションの高い平井さん。その姿は30代の女性らしくちょっとテンションが上がったまま、私たちを応接室に連れていく。


「えっと、それじゃあ、この前の話の続きですね。保留にしてた話から行くと、試合後のライブパフォーマンスの時間ですね。そこはヒロインインタビューが終わって5分くらいクーリングタイムをいただいてその間に我々スタッフがステージの準備をさせてもらいます。あと、今回、ノゾムとマリさんから、リクエストがあって、〈シンデレラストーリー〉が見たいって話が合ったんですけど、対応ってできますか?」

「いいですよ。俺らも、ステージをどう彩るか考えてる途中なんで、どういう曲が見たいか聞いてもらえるならありがたい限りっすね。とりあえず、そのリクエストがあるんやったら〈シンデレラストーリー〉は最後に持って来てもおもろいかもな」


 平井さんからのリクエストに翔稀が即答する。

 確かに、私たちの中でも〈シンデレラストーリー〉はセットリストの中には浮かんできていて、どこに入れるか。みたいな話にもなっていたから、この話を聞けば、翔稀の頭の中では、〈シンデレラストーリー〉を一番最後にもってくることは頭に浮かんだらしい。


「あと、前々からお話しさせていただいておりますが、中川さんにはスタジアムDJもお願いしてますが、台本はこちらで準備させていただいてますので、ご確認していただいて、当日、読み合わせができればなと」


 そう言って、当日の流れを書いたプログラム?台本?が渡される。

 翔稀にないところを見ると、私はほとんどほかのメンバーとは別行動になるということなんだろうな。っと思っている。

 それこそ、ハイアスちゃんにバレーボール用の曲があるから、そっちでもいいんじゃないかな。って思ったりもしたけど、……まぁ、私の同級生がいるチームだ。ハイアスよりミアシスのほうが盛り上がると思ったところがあるんだろうな。とは思う。


「わかりました。当日までに流れと台本は読んでおきます」

「ありがとうございます。あと、野村さん、ステージをどういう風に使いたいかって希望はありますか?」

「そうですね……。曲が決まっていない以上、何とも言えないところはありますけど、〈シンデレラストーリー〉をラストに持ってくる手前、〈シンデレラストーリー〉の振り付けを放棄して、場内を回ってもええんかな。って今思ったんで、ステージは全体使えるほうがええんかなって思いましたね。やから、ステージは全体使いたいです」

「わかりました。それではその手はずを整えます。それから……」


 そこから1時間ほどバレーボールの話をしたり、当日の演出を一緒に考えたりと、有意義な話をして、打ち合わせは終わる。


「あっ、もうこんな時間。すいません、こちらの仕事なのに、いろいろと相談に乗ってもらってしまって」

「いえいえ、こちらもライブでも使えそうな演出が出てくるので、有意義な時間でした。週末、またよろしくお願いいたします」

「こちらこそ、よろしくお願いいたします」


 そう言いながら、玄関まで見送ってくれる平井さん。玄関で、深く礼をしてから翔稀とともに、近くの駐車場に向かい、また車で事務所まで戻る。


「まさか、お前がスタジアムDJをすることになるとは思わへんかったな」

「まぁ、あれだけワンマンライブの〈カモンミアシス〉であれだけのことをしてたら、起用したくなるのもあるんじゃない?」

「俺も負けへんと思うんやけどなぁ。まぁ、美桜が一番で俺が二番ってところか?」

「さぁ、どうだろうね。でも、私は私でもらえた仕事をするだけだからさ」

「それは間違いないな。とりあえず、美桜は、車ん中で打ち合わせ内容をまとめるか?」

「そうさせてもらおうかな。どこかでご飯食べに行ってもいいけど」

「……あぁ、そうか。もうそんな時間か。どうする?ドライブスルーにするか?」

「いや、どこか、食べに行っちゃってもいいんじゃない?駐車場があればそこでもいいんじゃない?」

「そうか。ほんならファミレスは言って飯食うか」


 翔稀はそういうと近場にあったファミレスに車を入れると、私も降りて、お店に入る。


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