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Go high Go! We are MiASYS!  作者: 黒龍
第2章(6年目)
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577:久しぶりの……

 今年もこの季節が来たって言う感じかなって言うのは大袈裟すぎるかな。なんて思ったりするけど、私の感覚からすると、まさにその通りって感じ。


「今年も呼ばれるか」

「相当気に入られてますね。ミアシス」

「社長としては、ハイアスも推していきたいところやねんけどな。まぁ、それもいつになるか分からんくらいミアシスは贔屓にしてもらってるよな」

「神戸アステルズさんには感謝ですよね。こうやっていろいろ任せてもらえるんですから」


 そう。バレーボールチームの神戸アステルズがホーム開幕戦を開催するのに合わせて、ミアシス今年もスペシャルステージを届けることになった。

 そのための打ち合わせを2ヶ月くらい前から進めていた。

 その中で最初にびっくりしたのは、出場するリーグが下部リーグからトップリーグに変わっていたことだろうか。

 一昨年の下部リーグでは、『サーカスバレー』と称して、盛大にコート上を暴れ回り、リーグでは敵なしでシーズンを終えたみたいで、まさかのトップリーグとの入れ替え戦も2試合あって、両試合とも大差のストレート勝ちを収めて、去年からトップリーグで戦っている。

 とはいうものの、去年は、私たちミアシスが全国ツアーに集中していたこともあって、田村さんがバレーボールのイベントに断りを入れていたから、去年のことは何一つ分かっていないところがあって、少しだけ神戸アステルズのことを知らない自分が情けなくなったよね。

 それでも、打ち合わせの時から、広報でイベント担当の平井さんが一昨年からの流れを一から全部教えてくれ、同級生の加藤望が下部リーグで得点王をとったり、望とコンビを組む中村選手がブロック決定率でトップ3に入ったりと、輝かしい成績を残して、トップリーグに殴り込んだけど、いかんせん、攻撃の時はいいけど、守備の時に崩れたりして、トップリーグとの差を痛感しながら12チーム中8位に沈んだらしい。

 それでも、観客動員数は、下部リーグの時から比べて、かなり増えたらしく、そこから、観客も事務員も増えて、いろいろ手が届くようにはなったらしいし、できることも増えたらしい。

 で、今日は久々に私たちのスケジュールと合って、イベント出演のオファーをした。みたいな感じ。

 もちろん、呼ばれることに関してはありがたいし、私としても、近くでバレーボールを見られるんだから、ありがたい話。


「とりあえず、最後の打ち合わせに行ってきます」

「そんなこと言いながら、一番楽しみなんはお前やろ?」

「それは間違いないかもしれないですね。同級生がまだまだバリバリに現役ですから」

「まぁ、そうやろうな。わからんでもないけど。とりあえず、行ってこいや」

「はーい。翔稀~、準備できてるの?」

「できてるぞ~、車か?」

「どっちでもいいけど、ドライブしたいなら、そっちでもいいけど」


 田村さんに見送られ、翔稀が運転してくれる車で神戸アステルズの事務所に向かうことになる。


 車でだいたい1時間くらいなのかな。翔稀と2人で神戸アステルズさんの事務所に到着。

 さすがに、事務所の中まで車は入れられないから、近くのコインパーキングに止めることになるけど、それでも、意外と近いところにあって、助かったなって思った。


「こんな感じで初めてドライブするとは思えへんかったな」

「一応仕事だからね?わかってると思うけど」

「わかってるって。最後の打ち合わせやろ?当日の細かいところを詰めるんやろ?わかってるって」


 本当にわかっているのかどうか不安なところではあるけど、まぁ、こんなところでいろいろ言っていても仕方ないから、慣れたような足取りで神戸アステルズの事務所に入って行く。


「おはようございます。オリエンタルライムの中川と申します。本日、週末にある大会の打ち合わせの予定を平井さんとお願いしてるんですけど、平井さん、お願いできますでしょうか?」

「平井ですね。かしこまりました。しばらくお待ちください」


 受付嬢とまではいわないけど、近くにいた人に声をかけ、平井さんを呼んでもらう。

 1つ隣のフロアにいた平井さんは、呼ばれたのか、パタパタとエントランスフロアにやってきた。


「中川さん、ようこそいらっしゃいました。こちらへどうぞ」


 いつもより少しテンションの高い平井さん。その姿は30代の女性らしくちょっとテンションが上がったまま、私たちを応接室に連れていく。

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