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Go high Go! We are MiASYS!  作者: 黒龍
第2章(6年目)
603/608

576:ライブ終了!

「それでは、みなさんに特典会引換券はいきわたりましたでしょうか?手元に特典会参加券をお持ちの方で、引換券に換えられてない方がいらっしゃいましたら、お近くのスタッフにお声がけいただけたらと思います。最後に、リーダーの美桜から一言をいただき解散とさせていただきます。また、私から最後となりますが、近隣で大人数で集まって談笑されたりされないようお願い申し上げます」


 田村さんがそういうと、そのまま私にマイクが渡される。


「えっと、少し遅くなり過ぎましたが、みなさん、本日はミアシスのマジックライブのお越しいただきましてありがとうございました!夜道はまだまだ蒸し暑いと思います。ですが、家に帰るまでがライブです!最後まで思い出に浸りながら、気を付けてご自宅まで帰宅していただければ幸いです。そして、最後となりますが、特典会の参加券をご購入いただいたのに、使いきれなかったよ。と方、楽しみにしていただきましたのに、このような形になりまして申し訳ありません。次回もお越しいただき、次回こそ、楽しんでいただけたら幸いです。本日はお越しいただきましてありがとうございました!最後に、いつもの挨拶をしましょうか。以上!」


 あっ、マイク無い。でも、地声で行けるか。そんなことを思ったけど、メンバーも大声を張り上げてくれる。


『We are MiASYS!」

「ありがとうございました!」


 最後にそれだけ言って、客席に手を振りながら、ステージ袖にはけ、そのまま着替えずに控え室へ向かう。


「はい、お疲れさん。思ったより遅くなっちゃったね。もしあれなら、事務所で泊まることを考えてもいいかもね」

「せやな。由佳は美桜の家に泊まるやろ?時間的に変えられへんやろうし」

「まぁ、せやね。それはもうママにも美桜おねえちゃんにも言うてるから、泊めてもらう」

「沙良、お前はどうすんの?」

「まあぁ、タクシーで帰ってもええかなって思ってるで。まぁ、由佳に比べたら断然近いし、それくらいやったら、まったく痛手にならんし」

「そうか。ほんなら、事務所に泊まるんは、亜稀鑼くらいか?」

「まぁ、そうなるやろうな。まぁ、ほかにも小村さんも川田さんも泊まると思うけど」


 それだけ人がいれば問題ないか。それだけ思うと、私も「了解」とだけ声をかける。

 泊まる人がいないなら、由佳と一緒に泊まろうかなって思っていたけど、その必要もないのかなって思う。


「ほんなら、亜稀鑼以外は遅くなりすぎないうちに着替えて帰ろうか」


 私がそう声をかけると、ここは亜稀鑼も含めてだけど、男女別で更衣室に入り、私服に着替えた後、それぞれ、帰路に着く。


「由佳、私の家に泊まるの久々だね。ちょっと楽しみにしているんじゃないの?」

「ちょっとはな。さすがに、こんだけ開くとは思わんかったし、それに、今日もこんなに遅くなるとは思わんかったしな。まぁ、明日が日曜日で助かったわ」


 確かにそうだね。でも、あれかな。田村さんもそれを考えて土曜日にワンマンライブを設定したんだろうな。とは思う。


「由佳も専門学生か。出逢ったころなんて中学生で妹キャラは今もだけど、昔はもっと強かったもんね。ちょっと薄れてきたて感じ」

「そう?由佳はそんな気せんけどな。でも、確かに、高校生になった時、学年が上がった時、高校を卒業するタイミングで、意識は変わったかもしれんな」


 やっぱりそうか。年上3人を呼ぶときの呼び方はさすがに変わらないんだけど、ライブ中とか、練習中にあまえてくることが少なくなったなっていう感覚はある。

 それが成長につながっているのか、自分の成績を保とうと必死になっていたのか、わからないけど、大人になった。そんな気がする。

 それを少し寂しいな。と思ってしまう私がいるのも事実。


「成長したんやな。なんかちょっと寂しいって思ってしまう私もいるし、なんていうか、成長してくれて嬉しいって思っている私もいるんだよね」

「由佳かて、いつまでもおんぶにだっこにされたままって言うのはさすがにパフォーマンス的にも劣化するやろうなって思ってるところはあるやろうな。あと、あれか。学校の成績に怯えてたところはあるかもな」


 まぁ、それもあるか。由佳からすると、過去に成績不振で活動休止した機関もあるから、そこも考えたのかなって思ってしまう。


「とりあえず、帰ろうか。時間も遅いし、タクシー使おうか」

「ええの?電車まだ動いてんで」

「もう疲れた。今日は。ちょっとでも楽しよ」

「は~い」


 ちょっとウキウキしている由佳。私との帰り道も楽しんでいるのかな。って思ったりする。

 由佳も、専門学校を出たら、一人暮らしを始めることもあるだろうし、こういったこともなくなるのかな。って思ったりする。

 そんなことを思いながら、タクシーは私のマンションへと走っていく。

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