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Go high Go! We are MiASYS!  作者: 黒龍
第2章(6年目)
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573:夏らしく花火を上げる

 なんていうか、歌詞の中に『夢見る少女』ってあるけど、その少女が花火に照らされて踊っているんだよね。だから、より大きく見せないと。って思っているところがある。

 まぁ、翔稀たちにそれを伝えると、「それは俺らに任せろや」って言われたけどね。

 とはいえ、やっぱりそれだけだと、私たちの比率よりもダンサーが目立つ比率が高くなるから、頑張りたいところでもあった。

 とはいえ、振り付けを考えるなんてできないから、ダンス講師の山添さんにお願いしようとしたけど、なかなか顔を合わせる機会がなくて、できずじまい。

 まぁ、基本的にダンサーの面倒を見ることが多いから、ボーカル陣のレッスン以外は、ダンサー陣を見ることが多いから仕方ないんだけど。

 そんな〈豪華の華火〉もあっという間に過ぎていく。それと同時に、ワンマンライブも終わりが近づいてくる。

 毎度思うけど、始まる前は、ずっと楽しんでいくよ!とか思ってるのに、それが、ダンだdんと終わりたくない。という気持ちに変化していく。

 ずっとライブが楽しいのは事実。その準備をするのも楽しいし、いざ幕があればなおのこと楽しい。

 それがずっと続けばいいのに。って思うのも事実。なんか、思考回路がぐちゃぐちゃになってきたな。

 それでも今言えること。一切終わりたくない。ただそれだけ。



  今舞え袖をひるがえし

  羽ばたけ夢追う少女

  花火が上がるのと同時に

  華やかに舞い踊れ


  今この瞬間しかないキラキラした瞬間

  花火に負けない輝きを放ち

  夜空を彩る



 基本的にこの曲は女子陣の曲で、男子がいるのもちょっと違和感が残っていたりするけど、なにより違和感なのは、サビでも沙良由佳がボーカルに入っていることかなって思ったりする。

 けど、そんなことを考えている間に、〈豪華の華火〉はあっという間に過ぎ去っていった。

 あと、セットリストの中で残っているのは、男子陣が歌う〈打ち上げ花火〉だけ

 最後にクールな曲で終わるのはミアシスらしくないっちゃミアシスらしくない。それでも、曲を最後までかけ続けて、ライトも曲に合わせてすぼめてほしい。という翔稀の要望を飲んだ田村さんもすごいと思う。できるかどうかは別にして。

 私たちの〈打ち上げ花火〉のアウトロはだんだんと音が小さくなっていくパターンの曲で、ほかの曲たちはアウトロの終わりがはっきりしている曲ばっかりだったから、この〈打ち上げ花火〉もアウトロがはっきりと終わるものも作ってもらい、セットリストに組み込むことは難なく済んでいた。

 だから、正直、アウトロも原曲のものにして最後に組み込む。と言われたときはビックリした。

 正直、振りビデオを撮るときにしか覚えていなかった振り付けを思い出せ。と言われても、アウトロまではもちろん変わらないから問題なかったものの、アウトロは、私も亜稀鑼も忘れていることが多く、動きを思い出すのも少し時間がかかった。

 それがあるから、少し怖いと思ってしまう。けど、もう最後。ミスっても笑ったらいい。そんな思いで直前の〈豪華の華火〉をアウトロまでこなしていく。


 とはいえ、最後までMCな振り付けをしなのは変わらない。

 ワンマンライブラストの曲は、亜稀鑼と翔稀のデュエット曲〈打ち上げ花火〉。

 珍しい編成で挑んだこの曲。少し違和感はあるかもしれないけど、新しいミアシスを見せるには十分すぎるほどだった。

 ボーカルは完全に亜稀鑼と翔稀。私はサンシャイン以来となる完全バックボーカル兼ダンサーという役割に変わる。

 ただこれはこれで、美しいなって思ってしまうのも事実だから、悔しい。

 基本的には男子が前に出て歌い、女子は後ろで振り付けをこなす。立ち位置の変更は一切なく、クールな振り付けをただこなすだけ。

 男子も、サビや、自分の歌唱パートではないところは踊るけど、それでも、やっぱり目立つのは男子。

 ちょっとうらやましく思ったりもしたけど、女子陣にはさっきの〈豪華の華火〉に〈Dress code〉という、女子だけのクール曲があるから何とも言えないって言うのが事実。

 それでも、まぁ、この注目の浴び要はずるい。と思いながら、流れ出した曲に合わせ、少し長い前奏の間にスターティングポジションに移動し、前奏が少し大きくなるところで、女子3人で合わせた振り付けをこなしていく。

 センターポジションには私、私の左に沙良、右に由佳という女子の布陣で、男子は、私の左前に翔稀、右前に亜稀鑼がいるような感じ。

 これだけで最強ポジションみたいな感覚はあるけど、さらに紅潮させるのが亜稀鑼と翔稀が織りなすラップのハーモニー。

 しっかりと声変わりして、低い声が出るようになった亜稀鑼と翔稀の低音ボイスは、今までになかったミアシスを置作り上げていくように感じた。

 場内の雰囲気は、2人のラップで最高潮になりつつある。

 これをまたクールに歌うから嫉妬するのよ。なんて思いつつ、私も必死にクールな振り付けをこなしていく。


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